大きな爆発音と揺れがS.O.N.G.本部に襲い掛かる。
弦十郎「状況は?」
爆発音と揺れを感じて、弦十郎は状況を聞いた。
藤尭「本部前に機械獣軍団出現!」
友里「機械獣に交じって、魔導機兵の反応も検知!数は未知数です!」
機械獣と魔導機兵が本部に襲い掛かっていること藤尭と友里が報告しながら外部カメラの映像をメインスクリーンに映し出した。
弦十郎「予想通り攻めて来たか!」
メインスクリーンに映し出された無数のガラセクトV2とダブラスM2、ガラダK7のDr.ヘル製の機械獣、四肢型の戦車とティラノサウルス型の魔導機兵が本部に向かって来ていた。
リンディ「みなさん、お願いします!」
攻めてきた軍勢を見てリンディが響たちに言うと頷いた。
ブロッケン伯爵「行け、機械獣軍団!マジンガーとその協力者たちを血祭りにあげるのだ!!」
ブロケーンT9に乗り、ブロッケン伯爵は機械獣と魔導機兵に指示する。
甲児「待ちやがれ、ブロッケン!!」
機械獣と魔導機兵たちの前にダブルマジンガー、響たちシンフォギア、なのはたち魔導師、カゲチヨたちカレコレ屋、リルが立ち塞がった。
ブロッケン伯爵「来たか、マジンガーども!」
現れたダブルマジンガーたちを見てブロッケン伯爵は構える。
鉄也「今度こそ、決着を着けてやる!」
ブロッケン伯爵「それはどうかな?」
甲児「なに!」
ブロッケン伯爵が鉄也に言い返した瞬間だった。
?「ロケット連射砲!」
聞き覚えのある男性の声と共にロケット弾がマジンガーZに降り注いできた。
甲児「うおっ!?」
降り注いできたロケット弾にマジンガーZは急いで回避する。
なのは「今のは!?」
ロケット弾が放たれた方を見ると1体の人型ロボットがいた。
右側が女性、左側が男性になっており、右側の腕は数本の鞭、左側の腕には杖のようなものを持っていた。
ヒサメ「あれって、あしゅら男爵!?」
ロボットを見てあしゅら男爵と同じ姿であると驚く。
あしゅら男爵「「その通り!これこそ、最強の機械獣 アシュラーP1だ!!」」
あしゅら男爵自身を模様した機械獣『アシュラーP1』であると言う。
シロー「あしゅらも機械獣に乗ってきたか、まとめて相手してやるぜ!」
あしゅら男爵「「慌てるな、兜 シロー。貴様らの相手は我々でない!」」
シロー「なんだ…うお!?」
臨戦態勢を取るシローにあしゅら男爵が言うと熱線が飛んで来て本部の側面に命中、爆発が起きて黒煙と炎が上がる。
響「本部が!!」
突然放たれた熱線により被弾した本部を見て驚く。
カゲチヨ「おいおい、今のってブレストファイヤーじゃなかったか!?」
今放たれた熱線がマジンガーZのブレストファイヤーではないかとカゲチヨは驚いて聞いてきた。
ヒサメ「そんな、だってマジンガーはまだ攻撃してないよ!」
シディ「それに今のは機械獣の後ろから飛んできたぞ!」
マジンガーZは全く動いていない上に機械獣側から放たれたことに驚く。
はやて「なにがどうなってるんや!?」
マジンガーZは動いていないのにブレストファイヤーが放たれた事にはやては混乱して驚く。
ブロッケン伯爵「こうなっているのだ!」
驚いている面々にブロッケン伯爵が言うと機械獣軍団の後ろから1体のロボットが現れた。
フェイト「あれは!?」
翼「マ、マジンガー…Zだと!?」
確かに姿はマジンガーZに類似するが、全身に鋲が打ってあり、異様なペイントを施された放熱板、ルストハリケーン噴射口の左右や頭部から伸びるトゲが付いた化け物じみた外見をしていた。
あしゅら男爵「「違う!これは悪魔神『あしゅらマジンガー』だ!!」」
悪のマジンガー『あしゅらマジンガー』であるとあしゅら男爵が叫んだのだった。