弦十郎「つまり、我々が小型機械獣と呼称している機械は、君たちの世界にいた研究員である"アーテル"という人物が操る"魔導機兵"という四肢を持った戦車っということか?」
翼たちとやってきたなのはたちから小型機械獣こと『魔導機兵』についての情報提供を浮けていた。
フェイト「はい。一度はアーテルを逮捕寸前まで追い込んだんですけど…」
はやて「そのあと、見たこともない巨大ロボットの襲撃を受けてしもうて…」
弦十郎「その巨大ロボットというのは、これの事か?」
魔導機兵を操っていると目される『アーテル』なる人物を逮捕寸前まで迫った時に謎の巨大ロボットの奇襲を受けたと聞いた弦十郎が言うと友里がメインスクリーンに2体の巨大機械獣『ダブラスM2』と『ガラダK7』の画像を映し出した。
なのは「あ!これです!」
はやて「どこでこれを!?」
ダブラスM2とガラダK7の2体を見て、なのはたちは言う。
弦十郎「小型機械獣がこの世界に現れるようになってから同時期に現れだしたものだ。便宜上、巨大機械獣と呼称している」
リイン「巨大機械獣…」
弦十郎「まだ2体しか確認はされていないが、リルの体に傷跡を残すほどの性能は持ていると考えていいだろう」
なのは「えっと…王様に傷を付けるって、凄い事なんですか?」
リルに傷付けることが、そんなに凄いことかと正体を知らないなのはたちは聞いてきた。
弦十郎「リルのこの姿は仮の姿だ。本来は体長50Mはある怪獣だ」
はやて「なんやどこかの光の巨人みたやな…」
今は背鰭と尻尾がある子供だが、実際の姿は体長50Mを誇る大怪獣であり、自由自在に変身することが出来ると聞いてはやては言う。
リル「かうかうー、かうかう。かう、かうかうかうー」
訳&メモ:まあ、そんなとこ。あと、普通にリルって呼んでいいよ
フェイト「王様にそんな…」
リルの要望を聞いて、戸惑いを見せる。
響「気にしなくていいよ」
未来「リルくんは肩書とかあまり気にしなし、堅苦しいのは好きじゃない子だったからね」
戸惑いを見せる3人に、響と未来は言う。
この事は先代であり、父であるガウの教えで、例え王と呼ばれ、周囲の者が持ち上げても親しき者たちとの関係は変えてはならないということをリルは今も守り、協力するなのはたちにも言っているのだ。
なのは「じゃあ、お言葉に甘えまして。よろしくお願いします、リルくん」
響と未来に言われて、リルの要望を聞いてあげる3人。
リル「かう!」
訳&メモ:こちらこそ!
要望が通って、リルは嬉しそうにする。
すると発令室の扉が開き、1人の男の子が入ってきた。
リュイ「つばさ!」
発令室にリュイが入ってくるなり、翼に抱きついた。
翼たちが帰って来る時、S.O.N.G.のスタッフによりリュイを連れてきてもらったのだ。
翼「リュイ…すまない、少し遅くなった」
抱きついてきたリュイに翼は言う。
リュイ「だれかいるの…!」
気配を感じて、ひょっこりと顔を覗かせると1人の人物に注目した。
リュイ「はやぱぱ…!」
何とリュイははやてをパパと呼ぶだのである。
響「はやてちゃんが、リュイくんの…」
『パパァッ!?』
リュイの爆弾発言に、全員が驚いてしまった。
はやて「え、えぇ!?!?」
中でも、はやては皆が驚く中で一番驚いて、口をあんぐりさせていたのだった。