戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第767話 機械獣VS怪獣王(後編)

藤尭「巨大ロボット、リルくんが撃破を確認!ですが…」

 

弦十郎「新手だと!?」

 

ダブラスM2を倒したかと思いきや海から新たな機械獣 ガラダK7が上陸したのを見て驚いていた。

 

ミレニアムゴジラ「グルルルルル!」

 

新たに現れたガラダK7を威嚇する。

 

しかしミレニアムゴジラの威嚇にガラダK7は怖じ気づかず、頭にあるブーメランを外して投げた。

 

ミレニアムゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

向かってくるブーメランにミレニアムゴジラは放射火炎を発射するが、ブーメランは勢いで放射火炎を両断してしまった。

 

ミレニアムゴジラ「グルルルルル!?」

 

放射火炎を両断されたことに驚き、慌てて後ろに体を反らすがブーメランの一閃がミレニアムゴジラの顔の右側を斬り裂いた。

 

ミレニアムゴジラ「ゴギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

顔の右側を斬られてミレニアムゴジラは悲鳴を上げて倒れてしまう。

 

ミレニアムゴジラを斬り裂いたブーメランは一周してガラダK7に戻ってきた。

 

ガラダK7は戻ってきたブーメランを受け止めると頭に戻した。

 

男・女「「いいぞ、ガラダK7!そのままゴジラを血祭りに上げよ!!」」

 

ダブラスM2のレーザー光線すら効かなかったミレニアムゴジラに傷を付けたガラダK7に人物は言う。

 

人物にガラダK7は目からミサイルを発射する。

 

ミレニアムゴジラ「グ、グルルル!ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ガラダK7が目からミサイルを発射してミレニアムゴジラは撃ち落とす。

 

ミサイルを撃ち落とされてガラダK7は両方のブーメランを外すと同時にミレニアムゴジラに向かって投げた。

 

投げられたブーメランをミレニアムゴジラは反応できず胸部に刺さってしまった。

 

ユウコ「リルくん!?」

 

男・女「「ふははははは!怪獣王 ゴジラ、恐るるに足りず!!」」

 

ミレニアムゴジラにブーメランが刺さってしまった瞬間をコックピットで見てしまったユウコは叫び、ビルから見ていた人物は高笑いしていた。

 

男・女「「さあ、ガラダK7よ!目的の者を捕らえるのだ!!」」

 

人物に指示されてガラダK7はブーメランを回収せずにS.O.N.G.本部へ接近する。

 

友里「巨大ロボット、接近してきます!」

 

弦十郎「まだ機関部は直らないのか!?」

 

藤尭「まだ報告は来ていません!」

 

弦十郎「くっ!」

 

機関部がまだ直っていない本部は身動きが出来ないことに弦十郎は自身が出撃してガラダK7に立ち向かう覚悟をした矢先だった。

 

突然ガラダK7の胸部を貫くものがあった。

 

それはガラダK7がミレニアムゴジラに刺さっていたはずのブーメランであった。

 

ガラダK7「!?」

 

自身に刺さったブーメランに驚いて振り向くとそこにはミレニアムゴジラが立っていた。

 

男・女「「なに!?」」

 

立ち上がったミレニアムゴジラを見て人物は驚く。

 

確かにミレニアムゴジラにガラダK7が投げたブーメランは刺さっていた。

 

しかし、刺さったのは胸部ではなく手の平であった。

 

ブーメランが刺さる直前、ミレニアムゴジラは咄嗟に両手の平で受け止めていたのである。

 

そして1本を抜いて自身に背を向けていたガラダK7に投げ返したのである。

 

ミレニアムゴジラ「グルルルルル!グルルッ!」

 

もう片方の手の平に刺さっていたブーメランを痛みに耐えながら引き抜いて構えた。

 

男・女 「「ガラダK7!今貴様を失うわけにはいかん!撤退せよ!!」」

 

ブーメランを構えたミレニアムゴジラを見て人物は慌てて指示するとブーメランが投げられたのと同時にガラダK7は海に飛び込んで回避した。

 

友里「巨大ロボット、戦線から離脱していきます!」

 

弦十郎「何とか退けてくれたか…」

 

離脱していくガラダK7をレーダーで確認しながら弦十郎はひと安心していた。

 

男・女「「おのれ、怪獣王 ゴジラめ…想像以上にやりおるわ…今日は引き上げるとするか」」

 

スペルグフWを助け起こしているミレニアムゴジラを見ながらダブラスM2を破壊し、ガラダK7を大破させた実力を認めた人物はその場から消えたのだった。




男の子「ん…」

戦いが終わった時、医務室にいた男の子が目を開けて起き上がった。

男の子「ここ…どこ?」

起き上がった男の子は辺りを見回して見知らぬ所にいたことで不安な顔をしていた。

すると扉が開く音がして見ると金髪で、白衣を着た少女、エルフナインが入ってきていた。

エルフナイン「あ、起きたんですね。良かったです…ん?」

男の子「ひっ!」

エルフナインが目覚めた男の子を見て嬉しそうにしていると男の子の顔が恐怖に変わったのだった。

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