戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「今回はガウが頑張るよー!」

クリス「じゃ、ちゃんと見てくれよ?」


第85話 龍の怒り

ミズノエノリュウが地上に現れる少し前、ガウは響たちの元へ急いでいた。

 

ガウ「がう?」

 

向かって行る途中ガウはある場所で立ち止まった。

 

ガウ立ち止まった場所…それは地下鉄工事の作業車などが入る出入口であった。

 

ガウ「がう…」

 

入口の奥から感じるただならぬ感じにガウは少し怯える。

 

だが意を決して地下に入るガウ。

 

 

 

少し進んでいくと神殿のような広いエリアに行き着いた。

 

神殿の奥に行こうとしたその時だった。

 

ミズノエノリュウ「リャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

突如神殿の中央からミズノエノリュウは咆哮を上げて出現した。

 

ミズノエノリュウ「リャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

額の宝石―『龍玉』が光ったかと思いきや辺りから大量の地下水がガウに襲い掛かってきた。

 

ガウ「がう!?」

 

襲い掛かってきた地下水に飲まれながらもガウは雄たけびを上げた。

 

 

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

水中の中で何とかゴジラになったはいいが地下水の勢いに押されて地上に押し出されて叩き付けられた。

 

ゴジラ「グルルルル……」

 

叩き付けられてはいるが大したダメージには至ってはいなかったので立ち上がって入口を睨む。

 

ミズノエノリュウ「リャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

入口を破壊して地面からミズノエノリュウが怒りの咆哮を上げて出現した。

 

響「り、龍!?」

 

翼「ノイズ怪獣…ではない、あの龍はいったい…」

 

現れたミズノエノリュウに驚く響たち。

 

ミズノエノリュウ「リャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

現れたミズノエノリュウは響たちを見ると尻尾の方の首、8本の口から電撃―『八頭激衝光』を繰り出してきた。

 

クリス「うわっ!?」

 

切歌「デデデ!?」

 

いきなり攻撃されて響たちは慌てて回避する。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

響たちが攻撃されたのを見たゴジラは放射火炎を放った。

 

ミズノエノリュウ「リャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

だがミズノエノリュウは8本の首に攻撃をさせつつ本体は龍玉を光らせて放射火炎の起動をずらしてゴジラに跳ね返した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

跳ね返された放射火炎を喰らいゴジラは後退する。

 

ミズノエノリュウ「リャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

後退したゴジラに今度は本体が青い光線を放ち追い討ちをかける。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

追い討ちをかけられたゴジラだが後退しながら放射火炎を放つ。

 

ミズノエノリュウ「リャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

だがミズノエノリュウは放射火炎が効かないのか光線をゴジラに向かって出し続ける。

 

ミズノエノリュウ「リャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

続けてミズノエノリュウは龍玉を光らせるとゴジラの体を浮かび上がらせた。

 

ミズノエノリュウ「リャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ゴジラの身動きを封じたミズノエノリュウは尻尾の方の8本の首の内4本がゴジラに八頭激衝光を喰らわせながら残りの4本が装者たちを襲う。

 

 

 

藤尭「なんて強さだ…」

 

友里「シンフォギア装者とガウくんの両方を同時に圧倒しているなんて…」

 

シンフォギア装者とゴジラの両方を圧倒するミズノエノリュウを見て驚いている。

 

緒川「司令、あの怪獣…まさか」

 

弦十郎「そうだとするとガウたちでは勝てない」

 

ミズノエノリュウを知っている風に言う。

 

 

 

ミズノエノリュウ「リャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

浮かび上がらせたゴジラをミズノエノリュウは地面に叩き付ける。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

地面に叩き付けられたゴジラだが直ぐに立ち上がりミズノエノリュウに向かっていく。

 

ミズノエノリュウ「リャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

接近してくるゴジラにミズノエノリュウは再び龍玉を光らせる。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

だがゴジラは待ってましたとばかりに地面を思いっきり片足で踏むと忍法畳返えしの術のような技を繰り出して龍玉から放たれる念動力の身代わりにした。

 

ミズノエノリュウ「リャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

念動力を解除して身代わりにされた地面を直ぐに落とす。

 

しかしそれがゴジラの狙いであった。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ミズノエノリュウが念動力を解除した隙に地面を貫通するほどの威力がある放射火炎を放った。

 

ミズノエノリュウ「リャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!?」

 

放射火炎を喰らいミズノエノリュウはダメージを負うのと同時に額の龍玉にヒビが入り怯む。

 

翼「よし、私たちも一気に…」

 

怯んだミズノエノリュウを攻撃しようとした時、ゴジラがミズノエノリュウを庇うように装者たちの前に出てきた。

 

響「ガウくん?」

 

ゴジラの行動に響は不思議に思っていた。

 

ゴジラ「グルルルル……」

 

そんな響たちからミズノエノリュウの方に向き直る。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ミズノエノリュウに呼び掛けるようにゴジラは鳴く。

 

ミズノエノリュウ「リャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ゴジラの呼び掛けに答えるようにミズノエノリュウは鳴く。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ミズノエノリュウ「リャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

会話をするように互いに鳴き合う。

 

クリス「一体何してるんだ?」

 

切歌「まるで会話をしてるみたいデース」

 

調「うん、そんな感じがする」

 

互いに鳴き合うゴジラとミズノエノリュウを見て言う。

 

ミズノエノリュウ「リャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ミズノエノリュウと話してゴジラはミズノエノリュウが現れた地下鉄の工事の出入り口に向かう。

 

ゴジラ「グルルルル……!!」

 

出入り口に近づいたゴジラは咆哮を上げると出入り口を破壊し始めた。

 

「「「「「「は…………」」」」」」

 

ゴジラの行動に装者たちは唖然とする。

 

ミズノエノリュウ「リャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

出入り口を破壊したゴジラを見てミズノエノリュウは満足したように鳴くと姿を消した。

 

ゴジラ「グルルルル……」

 

姿を消したミズノエノリュウを見てゴジラも姿をガウに戻した。

 

響「ガ〜ウくん」

 

ガウ「がう!がうがう〜!!」

 

響に呼ばれてガウは嬉しそうに近寄ってきた。

 

近寄ってきたガウを響はガッシリと掴んだ。

 

ガウ「が、がう……?」

 

自身を掴む響と凄く怖い顔をしている翼たちを見てガウは冷や汗をかいていた。

 

響「とりあえずガウくん、あとでお仕置きね」

 

黒笑みでそう言う響。

 

ガウ「がう!?がうーーーーーーーー!?」

 

ガウの悲鳴が辺りに轟いた。




エルフナイン「緒川さん、いつガウくんに忍術を…」

緒川「どうやら一回見せただけで覚えたようです」

弦十郎「忍術は一回見せただけ覚えられるのか?」

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