ありさあやが尊すぎて書いてしまいました。
基本的に沙綾一人称で書いていきます!
本編どうぞ
朝、私は有咲が起きる少し前に起きる。理由は簡単で可愛い可愛い恋人の寝顔を見るためだ。あまり朝が強くない有咲は私が起きたのに気付かずにぐっすり寝ている。いつものようにきれいな金髪に軽くさわってみる。なんでこんなにつやつやしてるの?同じシャンプーとリンス使ってるのよね?と疑問に思うくらい有咲の髪はさわり心地がいい。
「う~ん」
「有咲?」
返事がない。あぶないあぶない有咲を起こしちゃうとこだった。前にさわりすぎて有咲が起きたときなだめるのに苦労したのだ。寝てる間はずるいだろだの私だって沙綾の髪さわりたいのにとか言ってた。後者は小声だったけど私の耳にしっかり聞こえていた。そのときの顔が本当に可愛くて素直じゃない有咲可愛いって言ったらまた拗ねちゃって大変だったのだ。その態度ですら可愛いと思う私はもう末期だろう。私は有咲が居なくなったら生きていけるのだろうか。いやいやなんで朝からそんなこと考えててんの私。だめだなんか頭の中がよくわからない状態になってしまったので朝食を作ろうと布団を出ようとした。
「あれ?」
いつの間にか有咲が私の手を握っていた。
「沙綾~」
有咲のかわいい寝言が聞こえてきた。寝ながら手を握るなんてどんだけ私のこと好きなのと思ったがどう考えても私の有咲への思いの方が強いと分かっているのでなんか笑ってしまった。
「幸せだな~私」
有咲から手を繋ぐことはほとんどないからとても嬉しかった。有咲が寝ていて無意識だとしても、いや無意識だからこそ嬉しいのかな。
有咲が起きたらこのことでからかってあげよう。どんな反応するかな~?顔を真っ赤にしながら言い訳を言ってる姿が目に浮かぶ。
「起きてないしいいよね」
ちょっと我慢できなくなった私は有咲の頬に軽くキスをして顔を赤くしていた。
そろそろ朝食を作らないとまずい時間なので名残惜しいが有咲の手をほどいてキッチンに向かう。朝からいいことがあったから朝食は少し豪華にしようかな。
「有咲~朝だよ~起きて~」
「お、おう」
「あれ?起きてたの珍しいね」
「まあたまにはな」
私が起こすか朝のスキンシップ(一方的)をやり過ぎるかのどちらかでしか起きないのに珍しく有咲が起きていた。顔を真っ赤にしていたが何故だろう?
「朝御飯できたから一緒に食べよ~」
「そ、そうだな。今行くわ」
あれ?いよいよおかしい。いつもなら、いつもすまんな沙綾。それは言わない約束だよ有咲。なんてくだらないやり取りをするんだけど。もしかしてあのとき起きてた?だとしたら顔が真っ赤なこともつじつま合うし。
「有咲~いつ起きたの~?」
「え~?いやさっきだよさっき」
やや上ずった声でごまかそうとする有咲。なるほど~、そういうことか。
「寝ぼけた振りして甘えてくるなんて有咲かわいい~」
「違うっつーのー!!」
私の恋人は本当にかわいい。
感想評価待ってま~す!!