ストライクウィッチーズ~異世界から舞い降りた翼~ 作:疾風海軍陸戦隊
ED「ユメセカイ」
ネウロイに捕らわれた坂本さんを救うべく疾風は巨大なネウロイのコアへと向かう。そして疾風は坂本さんのいる巨大ネウロイにたどり着いたのだが、彼の行く手を阻むかのようにヤプールが放った最後の刺客、501の必殺技や固有魔法を備えた対ウィッチ用のネウロイ『ウィッチキラー』が現れる。疾風はウィッチキラーを倒すべく刀を抜くのであった。
「行くぞ!ウィッチキラー!!」
そう言い俺はウィッチキラーに向かう。そして俺は一刀流に連撃技「バーチカルアーク」を放つが、ウィッチキラーは左手の甲でその技を受け止める。するとウィッチキラーはニヤッと笑うようなしぐさをし右手の手を開き
「・・・・・シュトゥルム」
「っ!?」
と、ウィッチキラーが機械的な声を出すと同時に奴の腕から竜巻が発射され俺はシールドを張る。こいつ・・・・ハルトマンの必殺技も出せるのか!?するとウィッチキラーは
「・・・・レップウザン」
と、そう言い右手のサーベルを振り払うとそこから赤い衝撃波が出る。俺はそれをよけるがウィッチキラーは瞬間移動で俺の目の前に現れるこれはエミリアの縮地か!?するとウィッチキラーは右手の手に魔法力みたいなのを集め赤く光る。俺の顔面に強力なパンチを繰り出す俺は瞬時に弾道予測で何とか避ける。その瞬間パンチの一つが俺の頬をかすめ大和の側面に当たる数と大和の側面がへこむ。なんるほどさっきの赤い光委の正体は義姉さんの怪力魔法の奴か・・・・これはまともに喰らったらシャレにならない。俺は刀に魔法力を込め
「お返しだウィッチキラー!!」
と、そう言い一刀流4連撃「ホリゾンタル・スクエア」をウィッチキラーに放つ、そんな中ウィッチキラーは俺の攻撃を防ぐ、そして俺は立て続けにもう一つの4連撃技「バーチカル・スクエア」を放つ。さすがの8連撃技にウィッチキラーはひるみ2回ぐらい命中した。そして俺はとどめの4連撃目を喰らわせようとしたときウィッチキラーはシールドを放ち4連撃目を防ぐ。しかもそのシールドは大きく奴の体より大きなシールドであった。
「これは宮藤のシールドか・・・・・」
俺は奴から離れそう言う。するとウィッチキラーは手からビームを放つ。しかもそのビームは正確で俺が弾道予測で避けてもすぐに俺の未来位置を狙って撃っている。今度はリーネの『射撃弾道安定』とエイラの『未来予知』か、厄介だなこれは。
「疾風!!」
と、坂本さんがそう叫ぶと坂本さんを捕らえている巨大なコアから
『言ったはずだ!ウィッチキラーは501のウィッチたちの固有魔法能力を備えた対ウィッチ用のネウロイだとな!!もはや魔法力の少ない貴様が勝てる相手ではないのだ!!』
と、ヤプールの声が響き渡る。すると俺の周りに無数の小型ネウロイが現れ俺を取り囲む
『お遊びは終わりだ疾風村正。ここで我が同志たちの光線を浴び無に帰れ。貴様はもともとこの世界は存在しないものなのだからな!殺れ!!』
と、そう仲間のネウロイに命令すると。ウィッチキラーとともにビームをため俺に放とうとする。今の俺にはもう魔法力が残ってなくシールドも出せないし回避する体力もほとんどない。もはや絶体絶命に思えたが・・・・急に俺を囲んでいた小型ネウロイにロケット弾や機銃弾が降り注ぎそれをまともに喰らった小型ネウロイたちが爆散する。いきなりのことに坂本さんや俺はもちろんウィッチキラーも驚く。俺は後ろを振り向くすると
「疾風さん!大丈夫ですか!?」
「助けにきたゾ!!」
「まったくお前は困った義弟だ」
「そうだ疾風!貴様にはまだ死んでほしくはないからな!お前を殺すのはこのナチス武装親衛隊のエミリア・ハルトマンだけだからな!!」
と、そこには501のみんながいた。
「みんな・・・・」
俺がそう言うとエイラは俺の傍に行き肩に手を置くと
「お前は一人じゃないんだゾ疾風。だからみんなで少佐を助けよう」
と、そう言うと俺は頷き
「ああ、そうだな・・・・そうだよな」
と、そう言うと俺とエイラの首に下げていたアイからもらったクリスタルが光りだす。そしてその光は二人の他にみんなを包む
「な、なんだ!?」
「……んっ!?」
「こ、これは……」
「何だか……力が、みなぎってくる………!?」
「ま、魔力が……回復していく!?」
と、みんなが驚く。するとそれを見たヤプールは
『な、なぜだ!?なぜこいつらの魔法が回復しているんだ?・・・・・ん?あの二人の胸に下げているもの・・・・あれは回復クリスタル『スペースQ』!?なぜ貴様らが持っているんだそれは我が一族のみにしか持っていない物質だぞ!?』
と、驚いた声をあげる。そう二人がアイからもらったお守りのクリスタルの名は「スペースQ」。そのクリスタルはネウロイの体の一部であり彼らが破損した部分を修復させるのに必要なアイテムであった。そのアイテムをなぜアイが持っていたかというとかなり前まだ疾風とアイが504にいたころアイがトライヤヌス作戦で保護した穏健ネウロイのハルに「いつかは必要になる」と言われ貰ったのだ。そしてミーナさんは
「総員フォーメーションヴィクトル!!少佐を助けます!!」
『了解!!』
そう言い501は少佐を助けるべく巨大なコアへと向かう
『死にぞこないの魔女共が・・・・・そんなに死にたいのなら望み通りそうしてやる!ウィッチキラー!!小さな同志よ!こいつらを殺してしまえ!!』
そしてウィッチキラーと小型ネウロイたちはウィッチキラーは俺のほうへ小型ネウロイたちは501の方へ向かう。するとウィッチキラーがビームサーベルで烈風斬を放つ。だがそれを疾風が刀で斬り裂く
「疾風さん!?」
「ミーナさん。ウィッチキラーの相手は俺がする!だからエイラやミーナさんたちは少佐の救出を!!」
「わかったわ!」
「疾風気をつけろ!!」
そう言いエイラたちは坂本さんたちのもとへと向かう。するとエミリアが
「疾風!!」
と、そう言い彼女は愛刀である日本刀を俺に投げ俺はそれをキャッチする
「私の愛刀、コテツをあなたに貸すわ!あの特訓の成果をあいつらに見せてやりな!死ぬんじゃないわよ!!」
そう言いエミリアもミーナさんに続いていくのであった
「ああ、大丈夫だ!もう不覚はとらない!!」
俺はエイラたちが行くのを確認すると再びウィッチキラーを見て
「来い!ウィッチキラー!!今までの俺とは思うなよ!!」
そう言い俺は刀を握りなおし再びウィッチキラーに向かうのであった
一方、宮藤たちも無数の小型ネウロイを撃ち落とし坂本さんのいる巨大コアへと向かう。だが小型ネウロイはまだ数多くいる。いつまでもこの状態のままではいかない。こうしている間にも巨大コアはロマーニャへと向かっているしそれにいつ巨大コアが坂本さんの魔力を吸い尽くすかもわからない
「(いったいどうすいったいどうすれば・・・・・)」
宮藤が戦いながらそう考えると大和の艦首方向になにか光るものが見えた。
「あれって・・・・」
宮藤が目を凝らしてよく見るとそれは坂本さんの愛刀である烈風丸であった
「(烈風丸・・・・・)」
すると宮藤は坂本さんの言葉を思い出す
『真烈風斬・・・・古より扶桑皇国に伝わる秘奥義だ。これを極めることが出来れば、どんなネウロイが来ようとも一撃で粉砕できる』
「(あれさえあれば坂本さんを助けることが出来る!!)」
宮藤は大和の艦首へ向かう。それを見たミーナたちは
「宮藤さん!?」
「どこに行くんだ!?少佐はあっちダゾ!?」
「あ、あそこを見て!」
「あれは少佐の烈風丸ですわ!」
「そうか!宮藤は烈風斬を使って少佐を助ける気か!?」
「そのようだな。ミーナ!」
「ええ、総員全力で、宮藤さんを援護します!!」
「了解!!」
そう言いみんなは宮藤が何をしたいか理解し小型ネウロイから宮藤を守るべく動き始めるのであった。
「行け!宮藤!!」
「宮藤なら楽勝だよ~♪」
バルクホルンとハルトマンが機銃を放ちながらそう言い
「頼みましたわよ宮藤さん・!・・・・トネール!」
「頑張って芳佳ちゃん!!」
と、ペリーヌとリーネが援護射撃しながらそう言う。そしてサーニャやエイラも機銃をやロケット弾を放ち
「芳佳ちゃんなら大丈夫」
「宮藤今日のお前はついているゾ!!」
「宮藤。いっけー!!」
「いけー芳佳!!」
みんなの声援に宮藤は頷き、そして大和まであともう少しのところまで来る。すると彼女の目の前に数体の小型ネウロイが立ちはだかるが、上から機銃弾が降り注ぎ爆散する。そして上からエミリアが降りてくる
「エミリアさん!?」
「道は私たちが開ける!ネウロイなんかに邪魔はさせないわ!行きなさい!あなたにはこの武装親衛隊のエミリアハルトマンが付いているわ!!」
「エミリアさん‥‥ありがとうございます!!」
宮藤はエミリアにそう言い全速力で烈風丸のある大和へ向かうのであった。
一方、俺はウィッチキラーに斬りかかる。奴は他のウィッチの固有魔法をコピーしている無論エイラのも無論俺の技もコピーしている可能性がある。なら俺はその技を見きり、俺の固有魔法である予測線をさらに予測して攻撃するしかない!そう思い俺は表示される予測線をさらに読みウィッチキラーにを攻撃するのであった。
そしてウィッチキラーは今までとは違う疾風の攻撃に怯む。ウィッチキラーはエイラの未来予知、疾風の弾道予測やミーナの三次元空間把握能力を使って疾風を攻撃しようとするが疾風の予測を超えた動きについてこれず、徐々に疾風の攻撃にダメージを負う。するとウィッチキラーは疾風から一歩下がりそしてテレポートで逃げようとする。それを見た疾風は
「逃がすか!!」
そう言い俺は追いかけるがもはやウィッチキラーは消える寸前だった。そして俺は腰のホルスターにしまってあるワルサーP38を取り出し発砲するそして放たれた9㎜パラベラム弾はウィッチキラーの肩に命中しウィッチキラーの姿は消えずそのままの姿に戻る。そしてウィッチキラーはお返しとばかりに右腕のビームサーベルで疾風を攻撃。ビームサーベルの剣筋は疾風の肩をかすめる。それと同時に痛みが彼を襲うが疾風はその痛みを堪え
「ぐっ・・・・・・うおおっー!!喰らえ!ダブルサーキュラー!!」
そう言い片手に持っていた刀に魔法力を込め、ウィッチキラーがシールドを張る寸前に彼の刃がウィッチキラーの胴体を斬り裂く。
「っ!?」
「うおぉー!!!」
と、疾風の刃はそのままウィッチキラーをコアごと胴体を真っ二つにしコアを破壊されたウィッチキラーは白い破片となって消滅するのだった。
「はぁ・・・・はぁ・・・・やったんだな」
俺がそう言うと俺の目の前に何やら怨念みたいな黒いオーラみたいなのが現れる。そして・・・・
『まさかウィッチキラーを倒すとはな疾風村正・・・・・・ある意味予想外だが、それでも貴様は私に勝つことが出来ない!!』
「そうか・・・・・・ヤプールというのはお前か!?」
と、俺がそう言うとしその暗黒のオーラがだんだんと人の形に変わっていき
「そうだ!私がヤプールだ!!」
その声と同時にそのオーラが人型ネウロイに変わる。その姿はまるで蟹と閻魔大王を合体させたようなそんな禍々しい黒い姿であった。
「ヤプール!徹底的にやるぞ!」
「どこからでもかかってこい!!」
そう言いヤプールは右手にビーム上の鎌を出し構えるそして俺も刀を構え
「行くぞ!ヤプール!!」
そう言い俺は最後の力を振り絞り最後の敵であるヤプールと戦うのであった。
次回、ついにストライクウィッチーズ2編完結です!!