ストライクウィッチーズ~異世界から舞い降りた翼~   作:疾風海軍陸戦隊

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久しぶりの更新です

OP「private wing 」

ed「シルシ」


第109話「疾風、疾子ちゃんになる」

「へ~スマホって、電話になるんじゃなくてカメラにもなるんですかエミリアさん?」

 

「ええ、そうよ」

 

と、談話室ではみんながエミリアの持つスマホに興味を持っていた。そして今ひかりが見ているのはエミリアの撮った写真であった。

 

「へえ、白黒じゃなくてカラーなのね流石未来の・・・・いえ異世界の技術ね」

 

と、ロスマンさんも感心してそう言う。すると、エイラが

 

「そう言えば疾風、お前もそれ持っていたよナ?」

 

「ああ、持っているぞ。まあ俺は連絡用ぐらいにしか使っていなかったけどな。あ、あと写真撮るぐらいかな」

 

「じゃ、、疾風の子供のころの写真とかあるのカ?」

 

「たしか・・・・・」

 

と、そう言いうと疾風はスマホを取り出し。何か操作する。そして・・・・

 

「お、あった、あった。これだな士官学校にはいたころの写真だよ」

 

と、そう言いエイラたちに見せた。その写真には不適の笑みで海軍士官服を着た金髪のツインドリルをした女性とその横に同じく海軍士官服を着て直立不動をし笑顔で写っている髪の長い少女がいた。それを見た二パや菅野が首をかしげる。無論その写真を見たみんなもだ。

 

「・・・・・・ね、ねえ、疾風さん。この女性って・・・・・」

 

「え?ああ、この金髪の人?俺の剣の師匠であり育ての親である北郷華琳さんだよ」

 

「いや、そいつじゃねえよ。そのの隣にいる女の子のことだよ。この写真、お前が写っている写真じゃねえのかよ?」

 

「いや、だから写っているじゃないかよ、堂々と」

 

「え?どこですか?」

 

「だから、これ、この髪の長い奴が俺だよ」

 

と、そう言い俺はその髪の長い少女を指さすと・・・・・・

 

『ええぇーーーーー!!!???』

 

と、驚きの声をあげる。そして

 

「こ、これが小さい頃の疾風さん!?」

 

「う、嘘だ・・・・・」

 

「どう見ても女の子にしか見えない・・・・・」

 

「性別って何だろう・・・・・・」

 

と、みんなが目を丸くし、信じられないというような顔をする

 

「な、なあ、これ本当に疾風か?妹じゃなくて?」

 

「いいや、俺には姉がいたけど妹はいないよ。それにその写真に写っているのは正真正銘、俺だよ。あの時は俺、髪とか伸ばしていたしな・・・・・」

 

「そ、そうなのか・・・・」

 

と、俺は頭を掻きながらそう言う。実際、俺は幼い頃髪とかが切るのが面倒で腰の位置まで伸ばしていた時があった。まあ、士官学校もとい飛行機学校に入った時は飛行機の操縦に支障が出るため今の髪型に切ったんだけどな。まあ、今の髪型も気に入っているから別に問題ないけど・・・・そんなことを考えていると急に基地から敵襲を知らせるサイレンが上がった。

 

「なっ!?ネウロイ!?」

 

「この頃大人しかったのに~」

 

と、そう言いながら、出撃する。因みに今回出撃したのは、クルピンスキー、サーシャ、菅野、ひかり、下原、ジョゼ、そしてリハビリも兼ねて疾風が出撃するのであった。

 

「おい、疾風、もう体の方は大丈夫なのか?」

 

「ああ、菅野。おかげでこの通りさ、なんならアクロバット飛行でもするか?」

 

「いや、遠慮しとく。まあ、おめえが元気で何よりだよ。でもあんま無茶するんじゃねえぞ。特にユニットとか体壊したらしたらサーシャがうるさいからな」

 

「ユニットを壊しているお前に言われたくないよ。菅野こそユニットを壊すなよ」

 

「わかっているって」

 

と、菅野とそんな話をしていると

 

「見えたわ!右翼上部に中型ネウロイ!!」

 

と、下原さんがネウロイを発見する。

 

「了解。目標、前方の中型ネウロイの撃墜! 疾風さんと菅野さんがまず突撃して牽制、それを下原さんとジョゼさんが援護、そして私とクルピンスキーさんでコアを出し叩きます!」

 

「よっしゃ!菅野一番出る!!」

 

「了解!!疾風、行くぜ!!」

 

そう言い俺と完夫は急降下して中型ネウロイに銃弾を叩きつける。そしてそれに続いて後方から下原さんとジョゼさんが援護射撃をし、ネウロイの装甲を削る。この時、俺は妙な違和感を覚えた。

 

「(なぜだ・・・・なぜ反撃してこない?)」

 

そう、あれだけの攻撃を受け、中型ネウロイはビームで応戦してこなかった。そのことに俺は妙な違和感を覚えていたのだ。だが、そんなことを考える中、仲間たちがどんどんそのネウロイに銃弾を叩き込み、そしてクルピンスキーの放った一発の銃弾がネウロイの装甲をはがしそこから赤い結晶、コアが見えるのであった。

 

「見えたコアよ!」

 

そう言いサーシャさんがとどめの銃弾を放ち放たれた弾丸はコアを撃ち抜き、中型ネウロイは粉々に砕け散るのであった。

 

「やったわね」

 

「ああ、でもあいつなんで撃ち返さなかったんだ?」

 

「確かにそうですね」

 

「恥ずかしがり屋だったんじゃないかな?」

 

と、撃破した後俺たちはそう話す。俺もそれがさっきから気になっていた。なぜ奴は撃ち返してこなかったのだろう。何か別の目的があって撃ち返してこなかったのだろうか・・・・・と、そんなことを考えた瞬間。俺の固有魔法である弾道予測線があるところに表示される。その表示された場所はクルピンスキーの頭上でその表示である線は彼女をすっぽり包んでいた

 

「まずい!!クルピンスキー避けろ!!」

 

「え?」

 

俺はクルピンスキーにそう叫ぶと彼女の上から赤い光が落ちようとしていた。このままでは間に合わない。

 

「えいっ!!」

 

「え?うわっ!?」

 

俺はすぐさまクルピンスキーの所に向かい彼女の襟をつかみ引っ張る。クルピンスキーはいきなりのことに驚くが疾風の頭上から赤い閃光が降り注ぎ疾風はそれをもろに喰らい、ビームの光に包まれる

 

「疾風さん!?」

 

とひかりがそう叫ぶんだが・・・・

 

「・・・・・あれ?」

 

赤い光りが消えるとそこには無傷の疾風がいた。そのことにみんな驚き疾風自身も驚いて言うのか自分の体を見る

 

「・・・・あれ?なんともない」

 

と、不思議に思っていると雲の上から一体の小型ネウロイが現れる

 

「くそ!あいつか!よくも疾風を!」

 

とそう言い菅野はそのネウロイに突進し銃撃を加え、その銃撃を受けた小型ネウロイは粉々になって撃破されるのであった。

 

「疾風さん大丈夫ですか?」

 

と、下原が心配そうに言うと

 

「いや、それがさ。痛くもないし、かゆくもない。熱くもないし……とにかく何もないんだ」

 

と頭を掻きながらそう言う。実際に疾風の体は傷はおろか火傷の後すらなかったのだ

 

「それは逆に心配ですね・・・・」

 

「一度、健康診断をしてみる必要がありますね。基地に帰ってから医務室に行きましょう」

 

と、サーシャさんにそう言われ俺たちは基地へと戻るのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・で、どうだったんだ大尉?」

 

「ああ、別に体に異常はありませんでしたよ」

 

基地に戻った後俺はすぐに医務室で診察を受けたが結果がなんも異常はなかった。そして今俺はラル少佐の部屋にいた

 

「そうか・・・だが、なんの街もないビームを放つ小型ネウロイ・・・・・果たしてそんな奴がいるのか?」

 

「わかりません。アイちゃんにも相談してみたのですがわからないと言っていました」

 

「そうか・・・・・・大尉。万が一、後から症状が出るかもしれないし今日は休め」

 

「そうね。その方がいいかもしれませんね。いいですね疾風さん?」

 

「はい。わかりました」

 

俺はラル少佐やロスマンさんにそう言われ今日一日は部屋で安静することになった。そして部屋に着くと

 

「お父さん!!」

 

と、アイが俺に飛びついてきた

 

「お父さん。体は大丈夫なの?」

 

「ああ、アイ。なんともないぞこの通り元気だ」

 

「そう、良かった」

 

とアイは安心した顔でそう言うと、部屋からエイラが入ってきて

 

「疾風、被弾したんだって!大丈夫カ!?」

 

と、少し慌てて入って来た。

 

「ああ、エイラ。俺は大丈夫だよ」

 

「ほ、本当か?本当に大丈夫なのか?」

 

「ああ、大丈夫だよ。ま、今日は一日中部屋で安静にしなければならないんだけどな」

 

「そ、そうか・・・・・・」

 

と、そう言うとエイラは先ほどのアイの時と同じように安心したのかほっと息をつく。そしてエイラは立ち上がり

 

「じゃあ、そろそろ私は行くゾ」

 

「ああ、そう言えば今日はサーニャと夜間哨戒の日だったっけ?」

 

「うん。出発前に疾風の様子を見に来たんだけど、疾風が無事で本当に良かった」

 

と、エイラは笑顔でそういうと部屋を後にするのであった。そして俺はなぜだか急に眠気に襲われる

 

「お父さん?どうしたの?」

 

「い、いや、なんだか急に眠くなって・・・・な」

 

と、そう言い俺は布団の中で倒れてそのまま熟睡してしまうのであった。そしてそれを見たアイはにこっと笑い毛布を俺に掛けて

 

「お休み、お父さん」

 

と、そう言いアイも疾風の隣に横になって寝るのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その翌日の朝、食堂では・・・・・・

 

「おはようございます!」

 

と、ひかりが元気よく挨拶するとみんなも挨拶をする。すると・・・・

 

「あれ?疾風さんは?それにエイラさん、サーニャさんの姿が見えませんけど?」

 

「ああ、ユーティライネン中尉とリトヴャク中尉は昨日夜間哨戒だったからまだ寝ているわよ」

 

「あ、そうか。じゃ、疾風さんは?」

 

「お父さんなら、もうそろそろ起きてくると思います」

 

と、そんなことを話しているいる一方、疾風の部屋では・・・・・

 

「ん・・・・・もう朝か」

 

ベットで寝ていた疾風はゆっくり目を開け体を起こす

 

「あれ?なんか体が軽いな・・・・・・ぐっすり寝たおかげなのか?」

 

と、そう呟くとなんだか妙な違和感を覚えた。すると何かが自分の首筋にかかる感覚がし疾風はそれを掴むと

 

「あれ?これは俺の髪か?なんでこんなに伸びているんだ?それになんで俺の声少し高くなっているし、それに背も少し縮んだような・・・・・」

 

と、そう呟き、顔を洗おうと洗面器に近づく。そして疾風は洗面器にある鏡で自分の姿を見た瞬間、目を丸くし

 

『何だこりゃぁーーーーーーー!!!????』

 

と、大声をあげるのであった

 

『っ!?』

 

無論その大声は食堂にいるみんなにも聞こえみんな驚く

 

「なんだあの声!?」

 

「疾風さんの部屋からよ!?」

 

と、そう言いみんな食堂を飛び出し疾風の部屋の前に着き、そして部屋の中に入ると・・・・・

 

「疾風さん大丈夫?・・・・・・・・・・ってあれ?」

 

そこには疾風の姿はなく。そこにいたのは髪の長いまるでモデルのようにすらっとした体形の美少女がいた。

 

「あ・・・・・・おはようサーシャさん」

 

「なんで私の名前を?あなたは誰ですか?」

 

と、そう訊くとその少女は

 

「あ、あの・・・・・俺です疾風です・・・・」

 

「「「「え?・・・・えええーーーーーーー!!!??」」」」

 




ネウロイのビームを浴びて性転換した疾風・・・・果たしてこの後どうなることやら・・・・・

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