ストライクウィッチーズ~異世界から舞い降りた翼~ 作:疾風海軍陸戦隊
ED「Fly Away」
皆さんおはようございます。人型ネウロイ「ネウ子」の一人であるアイです。
今日は私の日常についてお話します。
まずは朝。わたしはベッドの上で目を覚ましました。あたりを見るとお父さんとお母さんはまだ寝ています。多分サーニャさんとの夜間哨戒で疲れているんだと思います。私はこっそりベッドから降りその部屋から出ます。廊下を歩いていると何やらおいしそうな匂いがします。基本私はネウロイですから金属で栄養を取ります。え?何を食べているかって?それは廃棄になった空薬莢です。でもお父さんやお母さんは、それだけじゃまずいからっと。人間の料理も食べます。栄養は取れないですが味覚があるためとても美味しいです。特に下原さんや宮藤さんの作る料理は特に・・・
私は美味しい匂いのするところに向かう。向かった先は台所でした。
「あら?アイちゃん。おはよう」
「おはようアイちゃん」
そこには下原さんと、ジョゼさんが料理をしていました。
「おはようございます。下原さん。ジョゼさん」
私は二人にあいさつした。すると・・・・・
「はわ~アイちゃん可愛い幸せ!!」
「!?っ!」ビクッ!
いきなり下原さんに抱き着かれました。
「あ~やっぱりアイちゃん可愛いです!小さいです!私もう我慢できません!!ごめんね最初にあったころからしたかったの♪」
「あ、定ちゃんずるい!私も!!」
「もうちょっと待ってジョゼちゃん!もう少し、もう少しだけこの小さ可愛さを堪能させてください!!!」
下原さん・・・・・なんか性格変わっていませんか?そういえば前にお父さんもクルピンスキーさんに無理やり女装させられた時、抱き着かれましたっけ。・・・・それとこれなんか地味に答えます・・・・・
「次は私の番だよ定ちゃん!!」
そう言うと今度はジョゼさんが抱き着いてきてもみくちゃにされました・・・・
・・・・・数分後・・・・・
「ごめんなさいアイちゃん」
「私も・・・」
しばらくもみくちゃにされた後二人は正気に戻って今に至ります。今私は二人のお手伝いをしています。
「いえ、ちょっとびっくりしただけですから・・・。」
「そう、・・・・あ、アイちゃんそこのお皿取ってくれる?」
「はい」
下原さんに言われて私はお皿を取ります。そして下原さんはお鍋で美味しい朝ご飯を作りジョゼさんはつまみぐ‥‥味見をしています。
「ジョゼ。今日のつまみ食いそれで5杯目だよ」
「違うよ。定ちゃんこれはつまみ食いじゃなくて味見だよ」
「はいはい」
「お皿取ってきました」
「ありがとうアイちゃん」
と、下原さんは私の頭を撫でます。とても気持ちいいです。
そして私は料理の盛り付けや味付けの手伝いをしました。その後、お父さんやお母さんそしてみんな起きて朝食をとりました。私はいつも通りお父さんとお母さんの間にある席で食事をしました。
やっぱり下原さんのご飯は美味しいです。
食事を終えると私は廊下を歩いていました。すると・・・・
「おっ!アイじゃないか」
「あっ!直枝お姉ちゃん」
通路の向こうで直枝お姉ちゃんに会いました。
「おめえ、こんなところで何してんだよ?」
「ちょっと、お散歩」
「そうか・・・・・あ、そうだ結構面白い本があるんだよ。聞きたいか?」
っと直枝お姉ちゃんは言う。
「はい!聞きたいです」
「そうか。じゃあ来いよ」
私は直枝お姉ちゃんについて行って、直枝お姉ちゃんの部屋で直枝お姉ちゃんの膝に乗りが本を聞いていました。これが私の楽しみの一つです。今回のお話は少し近代未来的なお話で女性しか動かせないパワードスーツをある少年が動かしてしまうという少しラブコメ的なお話でした。
「どうだ?面白かったか?」
「はい。とても面白かったです!」
「そうか。俺もそこが面白かったんだよ。次回も面白いやつ聞かせてやるからなアイ。」
「はい!」
私は直枝お姉ちゃんにお礼を言い部屋を後にしました。しばらく歩くと格納庫につきました。朝お父さんは、食事のあと格納庫に行くっと言っていたからです。私はそこに向かう途中・・・・・
「おや?アイ君じゃないか」
「クルピンスキーさん?」
角を曲がろうとしたときにクルピンスキーさんに会いました。しかも片手には花束を持っています。
「アイ君。サーニャちゃんを知らないか?」
「サーニャお姉ちゃんのことですか?多分お母さんと一緒にいると思いますよ?」
お母さんはいつもサーニャお姉ちゃんと一緒に行動することがあるから。
「そうか~サーニャちゃんはアイ君のお母さんと一緒か~」
「サーニャお姉ちゃんになんか用なの?クルピンスキーお姉ちゃん?」
「ん?可愛い女の子をデートに誘うのに理由はあるのかな?」
「デート?女の子同士のデートってあるんですか?」
「そうだよ~いいかいアイ君。別にデートって言うのは男女だけじゃないんだよ。女の子同士のデートだってあるんだよ?私にとっては同性の恋って意外と盛り上がるんだよね」
「じゃあ、男同士のデートもあるんですか?」
「そうだね・・・・・・あるかもしれないし、ないかもしれないね・・・・」
あれ?クルピンスキーお姉さん。なんだか気まずそうな顔しちゃった。するとクルピンスキーお姉ちゃんは
「まあ、その辺のことは置いといて、そうだアイ君。今暇かい?」
「うん。暇だよ?」
「そうか。じゃあ、サーニャちゃんの代わりにアイちゃんを・・・「何をしているのかしら偽伯爵さん?」あ、先生」
と、そこへロスマンお姉ちゃんがやってきました。ロスマンお姉ちゃんはこの基地のウッチの中では最年長でみんなからは先生って呼ばれています。
「ロスマンお姉さん。こんにちわ」
「こんにちわアイちゃん。一人?」
「うん。でもなんかクルピンスキーお姉ちゃんにデートに誘われたの。」
と、そう言うとロスマン先生がクルピンスキーお姉ちゃんの方を流。なぜかわからないけどロスマンお姉ちゃん笑っているんだけど目が笑っていない
「そう・・・・・クルピンスキー?これからアイちゃんとデートをするのかしら?いいですね・・・私も連れってってほしいわね」
「えっと、その・・・これはだね先生・・・・」
「アイちゃん。この伯爵さまを借りてもいいかしら?これからこの人に大事なお話がありますから」
「うん。いいよ」
と私がそう言うとロスマンお姉ちゃんはクルピンスキーお姉ちゃんを連れてどこかへ行ってしまいました。その時クルピンスキーお姉ちゃんは何やら顔を青くしていたけど気のせいかな?そう思っていると
「気にするな。いつものじゃれ合いだアイ」
「あ、エミリアさん」
と、そこへエミリアさんがやってきました。エミリアさんはお父さんと同じ世界の人でお父さんの宿敵といってはいますが私から見るとただのお友達にしか見えません。
「今日は疾風は一緒じゃないのか?」
「はい。今日お父さんは釣りに行ってます」
「そうか・・・じゃあ、今夜は魚だな。ま、それよりアイこれをあげるわ」
「ありがとうございます」
と、そう言うとエミリアさんは胸のポケットからクッキーを取り出して私にくれました。ふと疑問に思ったのですがエミリアさんは私に会うときいつもお菓子とかをくれるんですがエミリアさんの胸ポケットって4次元ポケットなんだろうか?
「さて、私はこれからラル少佐に会わないといけないのよ。なんでも書類偽・・・・・いや整理をするのを手伝ってさ」
今書類偽造って言葉が聞こえたんですけど気のせいかな?
「ま、そう言うことだからじゃあね。あ、あとこれもあげるわ」
と、そう言いエミリアさんは胸ポケットから袋に入った大量のクッキーを私に渡して去っていきました。やっぱりエミリアさんの胸ポケットは4次元ポケットです・・・・・・その後、私が向かった場所は格納庫でした。すると・・・・
「おお、アイ。なんだ一人で散歩かい?」
「あ、アウロラ伯母様」
と、そこにはお母さんのお姉さんであり、私の伯母であるアウロラ伯母様がいました。アウロラ伯母様は私に面白いことを教えてくれます。で、その伯母様はなぜか壊れたストライカーユニットを担いでいた。
「伯母様、なんでユニットを担いでいるの?」
「ああ、これかい?いやな壊れたユニットを回収していたんだ。・・・・ん?アイそのぬいぐるみ」
「はい。伯母様が作ってくれたぬいぐるみのボコです。私にとっては宝物です」
「そうか・・・・」
と、伯母様は微笑んで私の頭を撫でました。アウロラ伯母様はバルクホルン伯母様のように少し厳しい時がありますがとても優しいです。すると・・・・
「さて、私はこれを修理班に持っていくからな。アイ。ここにいるのはかまわないけど他の整備員の邪魔にならないようにね」
「はい」
「よし、いい子だ」
と、そう言って私の頭をもう一度撫でるとアウロラ伯母様は去っていきました。そして私はしばらく格納庫の中を歩いていると
「はあ・・・・・」
と、格納庫の隅で二パさんがため息をつき正座をしていた。どうしたんだろう?
「どうしたの二パさん?」
「え?ああ、アイちゃん。ちょっとユニットを壊しちゃってね。それでサーシャさんにきつく怒られちゃって・・・・・」
と、苦笑してそう言う二パさん。私は向こうを見るとサーシャさんが壊れたユニットを修理していた。あれ?あのユニット手さっきアウロラさんが運んでいた奴と似ているような・・・・・
「二パさん。元気出して。あ、そうだこれあげます」
と、そう言い私は先ほどエミリアさんに貰ったクッキーを出した。
「あ、あのアイちゃん。それは?」
「エミリアさんに貰ったクッキー。美味しいお菓子を食べれば元気出ると思って・・・・」
「ありがとアイちゃん。それじゃあ、一緒に食べよう」
「うん」
その後、私と二パさんは一緒にエミリアさんからもらったクッキーを食べました。途中でサーシャさんに見つかりましたけど私が一緒に食べよって言ったらサーシャさんは頷いて一緒にクッキーを食べました。
その後の夕方、私は部屋に戻る途中、夕日を見るため外にあるあの大きな柱の所に行きましたすると
「あ、お父さん。お母さん」
と、そこには私の大好きな人であるお父さんとお母さんがいました
「やあ、アイ。お前も夕日を見に来たのか?」
「はい」
「そうか~そうだアイ。今日は何していたんダ?」
「はい。今日は基地の中をゆっくり歩いていました」
「そうか。楽しかったかアイ?」
「はい」
と、そう言い私はお父さんとお母さんと一緒に夕日を眺めました。そして日が沈み暗くなると
「さて、そろそろ帰るか」
「ソダナ。アイ行こうか?今日の夕ご飯は疾風が釣った魚だぞ」
「はい!」
と、そう言い私は二人の手を繋ぎ基地に戻りました。私の一番好きなことは大好きな二人と一緒にいることです。そしてこれが私の一日です。
一方その頃、隊長室では・・・・
「・・・・・私の出番は?」
誰もいない部屋でラル少佐がそう呟いたのは別の話です・・・・