元傭兵が転生してヒーローを目指す話   作:マインスイーパー

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※結構胸糞回な気がします。ご注意ください。


第四話 崩壊

 

 side壊斗

 

 

 

 あれからまたかなりの月日が経った。

 困惑はまだ大きい。生まれ変わりという出来事自体がまず非現実過ぎて困りものだが、それ以上に悩まされたのは前と180度変わった生活内容についてだった。

 

 銃を握っていた手には鉛筆があり、歩くのは戦場ではなく通学路で、目の前にいる人間は敵ではなく同級生。慣れるのに一苦労した。

 

 まず対人関係。そもそも俺は元からコミュニケーションが余り得意ではない。挙句相手は子供であり、その年齢にそぐう会話が求められるとなればその難易度は敵兵の眉間を正確に撃ち抜く以上に悪質だ。

 結局耐えられるわけもなく、読書を積極的に行う事で大人しい子供を演じて切り抜けた。

 

 まあ、初めから書物には興味があったのだ。学校というものに通ったことが無い俺からすれば知識を蓄えるというのは新鮮なものだった。例え子供が習うような事でも、活字を目に入れる行為に興味を覚えた為に自然と自分の意思で小説を手に取っていた。

 

 そうしてひたすら様々な分野の知識を取り込みつつ、この世界と個性についてある程度の情報収集が終わった時点でやる事が無くなり、元傭兵の癖からかトレーニングを日常的に行うようになった。

 

 だがスポーツ云々に興味を示していない子供が重度な筋力トレーニングを始めるというのも中々不自然なように思えたから家の近くにある森林で自然相手に子供要素を取り入れた運動方、所謂とにかく遊んでみた。

 

 木と木の間を蹴って飛び上がり高所に張り付いていた二本の角を持った昆虫を捕まえてみたり、大木の最上まで登って降りてを繰り返してみたりなど色々試した。結論を言うとまあ面白かった。

 初心に帰ったといえばいいのか身体と精神が微妙なマッチングをしているのか、特にあの昆虫を捕まえる時は妙な高揚感が生まれたのを覚えている。

 

 正直この異常な身体能力、というか身体操作術は前世の対人戦闘術の経験のお陰もあるが、身体の使い方も赤子の頃よりずっとマシになった事も一因として挙げられるのではないか。

 

 

 

(俺、結構遊んでるな)

 

 

 そう思いながらズルズルと引き摺る事早九年。俺は十歳の誕生日を迎える直前となっている。

 

 

 

 

 

 

「壊斗は今日何が食べたい?」

 

 母が笑顔で語りかけてくる。両親曰く誕生日を迎える者はその日の主役らしい為、食卓メニューの権限を握る権利を得るらしい。日本のルールの一つと捉えている。

 

「……ハンバーグがいい」

 

 なんと言えばいいか少し迷ったが、ここは無難なところにしておく。何にしろ母は料理上手であり普通に外食するよりも作ってもらう方が美味い。しかもレパートリーが豊富と来ているため基本何が来てもハズレ無しだ。

 

「分かった、じゃあケーキを買いに行きましょう」

 

 そう身支度をするために別の部屋へと消えた母を目で負いながら聞こえない程度の溜息をついた。

 

 

 あまりにも平和過ぎる。

 戦争を生業としてきた者にとってはあまりにも刺激の無さすぎる日常。贅沢を言っているのは分かるのだが、それは一種の苦痛になっていた。

 

 人間の本能上どうしても湧き上がる死への恐怖を塗り潰す為、戦場で生き残る上で分泌されていた興奮作用はある意味麻薬のようなものだと俺は考えている。言わばアドレナリンだ。

 生死の境を走り抜ける事で湧き上がるそれに一度でも満たされると、強烈な刺激として記憶にこびり付く。またあの世界に踏み込みたくて戦慄く自分が何処かにいる。

 

 とんだ戦闘狂だ。生きる為の仕事だと考えていたというのに、いつの間にか自分の中で手放せないものとして確立してたらしい。

 しかし制御しなければ。もう前世のような血腥い世界ではないのだから。

 

 

 そんな葛藤などお構い無しに、風鈴の音が穏やかに谺響した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「壊斗、誕生日おめでとう!」

 

 

 満面の笑みを浮かべた二人がクラッカーを引いて、盛大な破裂音が室内に響き渡った。

 

 毎年思うが凄い食卓である。俺はハンバーグと確かに言ったはずだが、そのハンバーグの他にエビフライやら唐揚げやらが色とりどりに並べられている。十歳の子供が食べられる量ではないというのは母に通じるわけもなく。

 

「ふふ、作り過ぎた気もするけどたくさん食べてね」

「ユーリヤの料理なら幾らでも食べられるよ! ね、壊斗」

 

 

 無茶振りをするな我が父よ。息子の胃袋を破裂させる気か。自分だってそんなに大食いでは無いというのにビックマウスもいい所である。

 

 いや単に夫婦仲良くしているだけか。この二人はなんというか、他の事例よりも仲が良すぎると思う。毎度のことながらよく自分の眉間に皺が寄ってないものだ。

 

 もう考えるのも面倒になって「いただきます」と手を合わせてから唐揚げに箸を伸ばそうとして、

 

 

 

 

 

 ドン

 

 

 

 玄関のドアを強く叩く音。

 

 俺の手が止まる。両親の動きが止まる。

 

 誰だろうか。時刻は八時半、来客の予定は無いはずだ。届け物の類だろうか。しかしそうならばインターホンを使うだろう。しかも二人の顔を見るにその様子は見られない。

 

「……悪戯かな」

 

 父のいつも通り穏やかな声色。裏腹にその顔は、今まで一度も見た事無い程強ばった表情をしていた。

 

 

 突如フッと室内の明かりが消える。ブレイカーが落ちたのか冷蔵庫の稼働音も、全ての音が消えて、静寂が降りる。決して安らぎなど感じられない暗闇の中。月明かりの為に、家具の配置が少し分かる程度の心許ない状況。

 

 

 ドン、ドン!

 

 

 今度は二度音がした。二度目は何か硬いものをぶつけたような激しい衝突音だった。若干の振動で身が揺れる。

 

 なんだ、何もわからないが、どこかからとても嫌な気配がする。久しくてすっかり忘れていた感覚。

 

 これは濃密な悪意だ。

 

 

 

 それを理解した瞬間、俺の視界に映っているカーテンに遮られた窓の向こうに、月光によって浮かび上がった何かの影が横切る。

 

 

 

 その影が人のものだとすぐ気付く事が出来なかったのは、俺の落ち度だろう。

 

 

「ユーリヤ、壊斗を連れて部屋に戻、」

 

 

 

 父が言い終わる前に、玄関の方で何か硬いものが無理矢理破壊される音が轟いた。壁が、床が、天井が、テーブルが揺れる。

 父が叫んだ。

 

「ユーリヤッ!早く!」

 

 

 聞いたことの無い程切羽詰まった声と共に母が立ち上がり、俺の手を掴んで椅子から降りるように催促する。そのままいつものゆっくりした動作とは違い、素早く奥の部屋に入り内側から鍵をかけた。小さな窓が天井にあるだけの暗い部屋。

 

 そしてポケットからスマホを取り出してどこかへ手短に電話をし終えると、母が室内の隅にあるタンスの引き出しから黒い何かを取り出した。

 

 徐々に暗闇に慣れてきた目に映ったそれは確かにスタンガンだった。何故そんなものが家にあるのだろう。

 どう見ても物騒で不釣り合いな武器を持った母は覚悟を決めたような、決意に満ちた表情で、鍵を掛けた扉の近くで構えをとっている。

 

 

 俺の身体は、口は、まだ動かない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 side破谷

 

 

 

 

 近くの窓が割れた。その穴から見知らぬ男達がゾロゾロと土足で家に踏み入ってくる。盛大に破壊されたであろう玄関の方面からも同じく、下卑た笑みを浮かべる男が押し入ってきた。

 汗が滲む手を強く握る。

 

 ()()()()()()()なのは分かっていた。だがいざ目の前にするとここまで尻込みしてしまうとは、とんだ腑抜けだ。

 

 怖い。ユーリヤと壊斗が彼等の手に掛かってしまう可能性を考えると目の前が真っ白になりそうなくらい頭に血が上ってしまう。

 

 

「ハハ、どこに消えたかと思えば、まさかあのヒーロー"ルーイン"がパパやってるなんてよォ! お笑いもいいところだなァ」

 

 

 その声に合わせて数十の汚い笑い声が重なって響く。耳障りだ。僕は何も言うことなく、その声の主達を睥睨する。

 笑い声が止んだところで、集団の中央にいた男の一人が口を開いた。

 

()()の命令だ。一緒に来てもらうぞ」

「……知らないな。誰だソイツは」

「"最大悪"、こう言えば理解出来るか?」

 

 

 やはりか。ギリ、と強く歯噛みする。

 

 僕がまだ()()()()()()に身を置いていた時に奴をそう呼んでいたのだ。あのオールマイト最大の敵とされるヴィラン、オールフォーワンを。

 

 今更この個性に執拗に干渉してくるとすればその辺りだろう。だがまさかここまで大胆な行動に出てくるとは思わなかったけれど。

 本当に胸糞悪い奴だ。

 

 

「断ると言ったら?」

「遠慮なくブッ殺していいとよ。テメェの女とガキもまとめてな」

 

 

 

 

 何かが切れる音。どこから、自分の頭の中。

 怒りにより理性が崩れる音ではない。留めていた糸がの最後の一本が切れる音だ。もう二度と使わないと押しとどめていた凶器に対する、恐怖の霧散。

 意図せず声が低くなる。

 

「……そうか」

 

 ザワリと髪が、服が靡いたのが分かる。恐らく目も緑色に光っていることだろう。相澤家の個性は、必ずと言っていいほどこの特徴を含んでいた。

 ユーリヤの目の色と近いというのはとても嬉しいけれどね。

 

 なんて場違いな思考は、一種の逃避だったのかもしれない。仕方が無かった。もう戻れない。

 

 僕はこれから、

 

「───なら、壊れてくれ」

 

 またロクデナシになってしまうから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 side壊斗

 

 

 

 リビングから内容の聞こえない、知らない男の笑い声と話し声が一通り聞こえて一瞬だけ静かになった後、突然始まった破壊音と怒声、絶叫。

 

 この状況について何一つ分かっていないのは、この場で恐らく俺だけだ。だが俺の身体を護るように抱いている母の鬼気迫る表情と、大きい音が立つ度に眉を悲しそうに歪めて、扉を開けそうになる腕をもう片方の手で止める姿を見ると何も言えなかった。

 

 説明できるような時じゃないと、悟ってしまった。

 

 

 今父は、扉の向こうでこの襲撃者と戦っているのか。全く想像がつかない。あのオロオロしていた父が、困ったように笑う父が、俺の為に泣いてくれる父が?

 

 そういえば俺は、父の個性を見たことも聞いたこともない。

 母が無個性なことは知っている。だが確かに父の個性について、話題さえ上げたことが無かった。何故なのかと思うが今まで一切疑問にさえしたことが無かったのだ。

 いや、それだけじゃない。

 

 

 俺は両親の事を何も知らないんだ。

 

 

 

 

 

 そう暗い思考が漏れだしたと思ったすぐ後、騒音が織り交ざっていた扉の向こうが急に静かになる。

 母が息を呑んだ音。だが収まったと思った刹那に一際大きな破壊音が一つ振動と共に谺響して、再び何も聞こえなくなった。

 

 時計の秒針しか聞こえない。何秒、何分か分からない時間、母が扉の前で固まっている。向こうで何がどうなったのか全くわからない。

 

 母は徐に自分でかけた扉の鍵を外して、一つ震える息を吐くとゆっくり戸を開けた。

 

 

 

 

 

 

 

 初めに見えたのは腕だった。

 見間違えようもない人の腕だ。転がっていたのだ、まるでただのマネキンみたいに。一つおかしな点を挙げるならば、本来続く肩に続くはずの肘関節から先が破裂を起こした後のように無残な様になっている事か。

 

 悲鳴や恐怖は無かった。というか、こういうのは久々だ。十年間遠ざかっていた記憶の一つと言える。

 

 母が部屋から出ていく。俺もそれに続いた。

 

 

 リビングに入るとその惨状は苛烈さを増していた。

 

 簡単に言えば、人間の()()の山。

 手、腕、足。それらが無造作に打ち捨てられている。

 

 普通の人が見れば発狂してしまいそうな光景の中で、母の悲鳴と部屋の中央に血塗れで倒れ伏す父の姿が、耳と目を通して頭の中に飛び込んできた。

 

「破谷さんッ!!」

 

 

 呆然。

 

 さっきまで、ほんの数分まで穏やかな笑みを浮かべていた父が、今血塗れで倒れている。料理や飾り付けがあったリビングは、体の一部が破裂したかのように欠けて死にそうな顔をした男達が転がっている。

 

 これを、父が一人でやったのか。

 

 動けない俺の目の前で、母に抱きかかえられた父が微かに目を開けた。

 

「……ュー、リヤ?」

「もう少しすれば救急車もヒーローも来ます! しっかりしてくださ、」

「逃げろ、ユーリヤ」

「、大丈夫です。もう終わったんですよ破谷さん」

「違う、」

 

 父が母の肩を掴む。何が言いたいのか分からないがひたすら逃げろと呟く弱った父の、

 

 その背後。

 

 もう動ける侵入者なんて一人もいないと高を括ってしまったのだ。父がその存在を警告するにはあまりにも生命を消費しすぎていた。

 

 

「ッ後ろ!!!」

 

 反射的な叫びだった。同時に地蔵となっていた足が呪縛から解かれたように動き出す。

 

 やめろ、やめてくれ。俺にそれを言う資格がないのは分かっている。だがその人達を奪わないでくれ。こんな俺に愛情をくれた両親を殺さないでくれ。

 

 だがそんな俺の都合の良い懇願は、

 

 馬鹿みたいに大きい刃物が両親の胸元へ突き刺さる光景によって地面へと叩きつけられた。

 

「……母さん? 父さん?」

 

 血飛沫が勢いよく散り、俺の顔に掛かった。懐かしい鉄の臭いと生温い液体の感覚。

 

 父とその身を抱く母ごと貫いた剣の元凶。まるで腕から無数の刃物が生えたような、というかそいつ自体が剣のような鉛色をした男。

 隠れていたのだ、最後の一人になるまで。父が弱っている所を奇襲する為に。

 

「っハハハァざまぁみやがれルーイン! 隠れといて正解だったぜ。お前の女ごと処理できたしなァ! ガキもすぐそっちに送ってやるから安心しろ!」

 

 下卑た笑い声。自分の思い描いた光景が難なく実現した事に悦に浸る不愉快な音。

 

 そのクソ野郎は突き刺した刃を、両親の身体を吹き飛ばすように抜いた。二人の身体が壁に激突する。母の顔がこちらに向いている。もう生気のない光を失った翠色の瞳が、俺を映している。

 

 

 ブチン。

 

 

 分からない。この腹の底から湧き上がるドス黒い色をした感情を俺は知らない。

 

「っつうかやっぱ異形型めんどくせぇ。んな狭いとこになると尚更動きづれぇな。あああ何かイライラするぜ、おいガキ、さっさと殺させろ」

 

 

 男の戯言を頭に入れながら、俺は俯いた顔に自嘲の笑みを浮かべた。

 

 ほら、チャンスじゃないか。お前がずっと悩んで引き摺っていた自分の個性への最大の謎を解ける的が、目の前にぶら下がっているぞ。さっさと試せよ(殺せよ)

 

 頭の中で声がする。自分の声だ。自分の中の悪魔の声だ。最初からそうすれば良かったんじゃないか。俺があの瞬間迷わず後ろに迫るアイツに個性を使えられれば両親は死ななかったんだ。本当に心の底から使えねぇ奴だな、俺は。

 

「坊ちゃん、怖くて震えが止まらねぇの? 心配するなよちゃんと一瞬で終わらせてやるから。……おお? 個性で抵抗してやるぅ! ってか? 勇敢なガキだな」

 

 馬鹿にした全く似てない声真似をする男を他所に、俺の髪が浮かぶように靡く。黄色に侵食されていく瞳を、ゆっくりと男の方へ持ち上げる。

 

 そういえば、この個性について研究していた時期があったな。その時ぶつかった壁は俺の個性が異形型に対してどういう作用を齎すかだった。

 結局個性ごとその持ち主の身体が崩壊するのが怖くて試すのをやめたんだったな。

 

 なのに俺は確かにこの瞬間、視界に捉える刃物男がそうなってくれる事を望んでしまった。

 

 

 

 

 

 

「……あ、」

 

 

 呆けた、間抜けな声。

 

 それは男の刃物と化した左腕に細かな罅が走り、間を入れず崩壊して破片が地面に落ちるとほぼ同時に聞こえた。

 何が起きたのか理解出来ていない刃物男の右脚に、再び躊躇なく個性を使う。

 

 その右脚も同様に老朽化した建物が何かの衝撃で崩れ去るように散った。

 

 

「あっあああア゙ア゙ア゙!! なんだこれェ! お前か? お前がやったのか!?」

 

 

 家畜の様な悲鳴を挙げて、残った腕と脚でなんとか自分から離れようとする男を滑稽に思いながら俺はその場に立ち尽くしていた。

 

 その姿がおかしくてしょうがないというのに、少しも笑えない。

 ずっと抱えてきた己の個性への謎が解けたというのに、気分は少しも晴れない。

 

 あるのはただひたすらの虚無感だけ。

 

 

 

 

 

 パトカーの音が近づいてきている。大勢の誰かの騒めきが聞こえる。

 

 

 刃物男が居なくなった阿鼻叫喚の痕を残した室内で、父と母の横たわる姿を一瞥して、俺はゆっくりと意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





破谷の破壊は破壊痕から出血する事はありません。破壊された部位は一瞬でその裂け目裂け目の皮膚が統合するような形になります。
ただし血液の循環を考えると危険な行為には変わりなくほっとけば死人は幾らでも出ます。

ちなみに壊斗の崩壊も出血しません。そのまま無機物のように崩れます。そして使い用によっては同じく死人は普通に出ます

また彼がヒーローだった件については設定ページかどこかで回想ができればいいなぁ…と。


次回遂に相澤先生がやってきます。


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