ULTRAMAN~the other universal story~ 作:アンギラスの息子
ゼアス「復活してくれて嬉しいです!」
ほんと、最終回だけ長編アニメみたいになっちゃって…計算するとあと二~三話最終回が続くんだよね。
ゼアス「春のアニメ一時間スペシャルじゃ無いんですから…」
今回の成分はこちら!
・戦闘ほとんど無い
・っていうか一方的
・情報過多で作者が死にそう
・スカルゴモラ擬人化おめでとう
ゼアス「最後の絶対にいりませんよね!?」
まぁまぁ…では、本編どうぞ!
ブリューワー「ついに出てきたな…空軍の大型爆撃機を呼べ!」
アーサー「何をする気です?」
ブリューワー「あの一帯ごと奴を吹き飛ばす!」
アーサー「正気ですか!?」
ブリューワーの言ってることはアーサーにとって――いや、彼の部下のアイク達も驚愕させた。ブリューワーは核を使ってゴーデスを倒そうと言うのだ。そのような事をすればジャクリーン達は確実に死亡する。それだけでは無い。一般市民にも危険が及ぶ可能性があった。火山のある地域は南向きに強い風が吹いており、その風にのって死の灰が街に降り注ぐ可能性があったのだ。が
アーサー「そのような事はしてはいけません!おやめなさい!」
ブリューワー「聞く耳を持たん!奴は必ず倒す!いかなる犠牲をはらってもな!」
ブリューワーが空軍に連絡しようとした時、後ろから銃を構えられた。振り返ると、そこにはリボルバーを構えたアイクと部下の兵士達がいた。
ブリューワー「身内から裏切られるとはな…」
アイク「私の任務は市民の命を守ることです。危険にさらすわけにはいきません。」
そう言うとアイクはブリューワーを司令官の席からどかし、そこにアーサーが座る。再び発電機を稼働させる。
アーサー「富士山麓支部に連絡を。」
ロイド「了解!」
富士山麓支部――ここは旧ウルトラ警備隊基地を利用した巨大な施設が存在する。施設の旧式化はあるものの、十分に稼働している。その指令室、ここで三人が作戦指揮をとっていた。内容はオーストラリアからの救援要請。相手はゴーデスという怪獣。ウルトラマンが戦ってきた相手だそうだ。指揮をしている三人とは…
ムラマツ「ジェットビートル、ウルトラホーク、マットアローの発進準備を急げ!」
キリヤマ「新兵器の積み込み終了しました!」
伊吹「地上部隊のウルトラホーク3号への乗り込み終了!」
かつて科学特捜隊、ウルトラ警備隊、MATを指揮し、ウルトラマンとともに怪獣や宇宙人と戦ってきた隊長達だった。
ムラマツ「…頑張ってくれよ。」
キリヤマ「ええ。戦えない我々の分も。」
伊吹「大丈夫ですよ。しっかり訓練を積んできたんですから。」
そこにさらに二人、イデ隊員とアマギ隊員が入ってくる。
イデ「そうそう。それに俺達特製の新兵器やウルトラマン用のサポート兵器がありますよ!」
アマギ「弾がいた時に完成させたかったですね…」
弾──諸星 弾 ウルトラセブンであり、キリヤマやアマギ達と共にウルトラ警備隊に所属していた。
ムラマツ「そうだな…我々も、ペンシル爆弾を作るのに手間取った結果、早田を…ウルトラマンを助けられなかった。」
伊吹「ああ…郷には無茶を強要させてしまった…メイツ星人、ナックル星人、スノーゴン…言い出したらキリがない。」
早田 真美と郷 美樹 ウルトラマンとウルトラマンジャックと呼ばれた彼女らもまた、科特隊やMATに所属していた。だが──
イデ「全員行方不明…ですからね。」
アマギ「全く…地球にきたなら顔くらい出せと言いたいよ。」
キリヤマ「弾は円盤生物の件以来、本当に行方不明だ…昔から変わらず無茶を自分からしに行く奴だ。」
ムラマツ「ウルトラマンが死ぬはずがない。きっと生きてるさ。」
伊吹「だが、会った時は謝罪しなければな。」
キリヤマ「ああ…そうだな。」
今まで地球を守ってくれていた事を――
オーストラリアから離れたどこか、空を高速で飛行する怪獣──ゲルカドンがいた。彼の見据える先にはオーストラリアのゴーデスのいる火山がある。そこに向かって一直線に飛んでいた。すべてはあの人を守るため。
宇宙、地球に向かう円盤――いや、円盤生物がいた。甲殻類のような胴体にカニのようなハサミ。以前にUMAを襲ったUF-0だ。そんな円盤生物もウルトラマンへの恩返しのために、ゴーデスを倒すために地球に向かっていた。
冥王星付近、三つの人影が地球に向かって猛スピードで飛行していた。二人は非常によく似た見た目の銀と赤のスーツを着ており、一人は全身赤色で頭部にブーメランをつけている。そう、ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャックことシル、セブン、ジャックだ。三人はジャンボーグAの乗り手のナオから、ゴーデス出現の報告を受けて、急いで地球に向かっていた。
シル「セブン!急ぎすぎよ!」
この中で最年長のシルがセブンを諫める。だが、シルも焦っていた。
ジャック「だけど、シル姉さん。早くいかないと地球が危ないんです…多少の無理は通しましょう!」
セブン「ジャックの言う通りだ!ぐずぐずしてられない!」
シル「もう…」
悪態をつくも、二人に合わせて高速で飛行する。ゴーデスの好きには絶対にさせないために…
京子「ナオ!早く!」
ナオ「急かすな!気持ちはわかるが落ち着け!」
京子とナオは飛行場に向かってジャンカーZを走らせていた。街中に避難命令が出された事からゴーデスの出現を察してジャンセスナで現場に向かうためだ。
京子「早くしないと!グレート、死ぬ気よ!」
ナオ「わかってる!あいつの顔は昔の俺と同じ顔をしてた…」
かつてナオも復讐に身を任せて戦っていた。故にグレートが何をおもって戦っているのか察していたのだ。
ナオ「よし、ついた!行くぞ!」
ジャクリーン「グレート、今まで一緒に戦ってくれてありがとう。」
グレート『なんで今、それを言うの?』
ジャクリーン「戦いが終わったら、そのまま帰っちゃいそうだったから。」
グレート『…ねえ、ジャック。この戦いが終わったら…』
ジャクリーン「?」
グレート『…いえ、何でもないわ。いきましょう。』
そう言うとウルトラマングレートに変身し、ゴーデスの前に立ちはだかった。
ゴーデス「久しぶりだな…アリア。」
グレート「グレートと名乗ったはずよ。」
ゴーデス「名前はどうでもいい。貴様は今から私に吸収されるのだからな!」
グレート「そうはいかない!ここで必ず倒す!」
そして一気に接近して殴りかかる。だが、
ゴーデス「その程度か!」
グレート「ガッ…!?」
ジャクリーン『ウアァっ!』
グレートのパンチをものともせず、触手で殴り飛ばされた。見た目だけでなく、パワーも以前からかなり上がっている。だが、ここで倒れるわけにはいかない。すぐに起き上がり、再び接近する。触手をはじきつつゴーデスを殴打し、ゼロ距離で手のひらから光線を放つ。それに合わせ、上空のハマーからもレーザーが降り注ぐ。それでも効いている様子がない。
ゴーデス「無様な…」
グレート「かっ…はっ…!?」
ジャクリーン『い…息が…』
ゴーデスはグレートに触手を絡めて、全身を締め上げた。さらに、ジーンの治療のためにエネルギーを使っていたため、もうカラータイマーがなり始めた。逃れようと必死にもがくが、触手はさらに力を強める。ついにグレートは意識を放してしまう。
ゴーデス「地球人!これが貴様らの絶望の始まりだ!」
そう高らかに宣言すると、ゴーデスはグレートを見せつけるように、ゆっくりと吸収し始めた。ハマーが妨害しようとミサイルを発射するが、気にも留めない。そこに一機のセスナ機が飛んできた。そして――
ナオ「ジャンファイト!」
京子「ミラースパーク!」
セスナは宙返りをすると発光し、ジャンボーグAに変形する。さらに、その右目からミラーマンが現れた。そこにUF-0、ゲルカドンも飛来する。
ロイド「隊長!富士山麓支部の機体が現場に到着!」
アーサー「ついに来たか…!」
日本から飛んできたジェットビートル、ウルトラホーク1号、3号、マットアロー1号が到着する。さらに、ウルトラマン達も到着した。
シル「ナオ!状況はどうなってるの!?」
ナオ「シルか!ゴーデスにウルトラマングレートが吸収されてしまった…彼女を助けないといけないが…」
セブン「まずはこいつからってわけか。」
ミラーマン「ええ。強敵よ、気をつけて!」
ジャック「わかりました。いきましょう!」
シル達が一斉に戦闘体制をとる。
ゴーデス「貴様らの相手は私ではない…こいつ等だ!」
すると、ゴーデスの周りが発光し、八人のウルトラマンに非常に似た敵が現れた。
ゴーデス「紹介しよう!私の忠実な
Gゾフィー、ウルトラマンG、ウルトラGセブン、ウルトラマンジャックG、ウルトラマンエースG、ウルトラマンタロウG、ウルトラマンレオG、ウルトラマン80Gがシル達の前に立ちはだかった!
ウルトラ怪獣講座~!
ゼアス「今回もオリジナルですね。」
G(ゴーデス)ウルトラ兄弟
質素完結に言うと、前のウルトラマンGの発展、グレートダウン版です。ウルトラマンGが情報過多で中の人間がどの技を使用するか、どう動くかで混乱する事を反省し、生贄一人につきウルトラマン一人の能力を埋め込んだタイプの物となります。
ゼアス「僕の尊敬するシルさんまで…」
戦闘能力はデータ上はウルトラ姉弟と一緒です。ですが、スーパータロウやスペースQなど、確認されてない技やウルトラブレスレットのような再現不能だった物は省かれています。ですが、スペックは本人の二割増しほどなので、いかに相手がレジェンドなヒーローでも苦戦は必須でしょう。
ゼアス「でも、その苦難を地球の人達との絆で乗り越えるのがウルトラマンですよね!」
そうだな…って半ばネタバレだからやめなさい。
次回はグレートが復活するまでかな?とりあえず、みんな出したいし…
ゼアス「まだまだ長くなりますが、お付き合いください。」
では、次回またお会いしましょう!
ゼアス「ではでは~、です!」