ULTRAMAN~the other universal story~ 作:アンギラスの息子
ゼアス「ひどい事になっちゃった…」
自分でも少し反省してる。グレート、ジャクリーン。正直すまんかった。
ゼアス「自覚はあるんですね…」
オリジナルのフォームが今回でますので、原作重視の人にはおすすめしないです…
ゼアス「では、どうぞ!」
どうでもいいけど、帰ってきたウルトラマン最終回のバット星人の「変身しろ!ウルトラマン!」が「妊娠しろ!ウルトラマン!」にしか聞こえなくなってしまった。
ゼアス「下ネタはダメです~!」
グレート「ウルトラマン…
スタンレーとバランガス、そしてウルトラマンのデータが融合してできた怪獣――いや、融合超人ウルトラマンGがグレートとジャクリーンの前に立ちはだかる。グレートもデルタプラズマを拾い、ウルトラマングレートに変身する。
グレート「姿を模した敵は経験済みよ!」
スタンレー「前の奴…たしか、イアンとかいうのか。あんなものと一緒にされては困る!」
二人はぶつかり合う。グレートの右ストレートをはじき、ウルトラマンGが左手でチョップをだす。それをしゃがんで避けてバク転をしつつ蹴りを繰り出す。バックステップでかわすと、ウルトラマンGは右手から光線を数発放つが、グレートは難なく素手ではじいて接近する。
スタンレー「このっ!」
グレート「はあああっ!」
グレートに向かって殴りかかるが、飛び蹴りをくらい、吹き飛んでいく。立ち上がり、素早く殴りかかる。はじめは拮抗していたが、だんだんとグレートが不利になっていった。その原因はジャクリーンだった。
グレート「ジャック!しっかりして!今は力を合わせないと…!」
ジャクリーン『だけど…スタンレーは…』
グレート「言いたいことはわかる!私も嫌よ… だけど、今私達が負けたら…!」
スタンレー「何をおしゃべりしている!」
ジャクリーンはスタンレーに恋心を寄せていたため、戦う事をためらっている。そのせいでグレートのジャクリーンとの憑依レベルが下がり、グレートの動きにジャクリーンの体がついてこなくなっているのだ。その隙をつかれ、グレートは殴り飛ばされてしまう。倒れたところにウルトラマンGはマウントをとり、殴り続ける。
グレート「くぅっ…このっ…」
ジャクリーン『うあっ…もう…もうやめて…!』
カラータイマーもなり始め、もはやこれまでと思ったその時、工事現場付近のビルのガラスから銀色の戦士が飛び出した。
ミラーマン「ミラーシュート!」
スタンレー「ぐああああ!?」
そう、ミラーマンこと鏡 京子だ。飛び出た瞬間にミラーシュートを放ち、ウルトラマンGを怯ませ、蹴り飛ばした。
ミラーマン「グレート!ジャクリーン!大丈夫!?」
グレート「ミラーマン! 私は良いんだけれど、ジャクリーンが…」
ミラーマン「わかった。あれの相手は私がする。しばらく休んでて。」
ジャクリーン『京子さん…待って…』
ミラーマン「大丈夫、勝ってくるから。」
ジャクリーンの言いたいこととは違う返答をし、ミラーマンはウルトラマンGと対峙する。ミラーマンはアクロバティックな動きで翻弄し、蹴りやパンチを繰り出す。対してウルトラマンGは何とかしてミラーマンをとらえようとあてずっぽうに殴り続けている。
ミラーマンとウルトラマンGが戦っている間、グレートはジャクリーンの事を説得していた。
グレート「ジャック、お願い!戦って!彼はもう…」
ジャクリーン「やめて!私は…スタンレーと戦うなんて…できない…っ!」
グレート「気持ちはわかるわ…私だって、好きな人と戦うなんてしたくない。だけど、彼はゴーデスに囚われてる…彼を、助けてあげて。」
ジャクリーン「私に、そんな権利はないわよ…あの人を見捨てた私に、スタンレーを助ける権利なんて…」
グレート「…そしたら、私はみんなの仇をとる権利も無いのかしら?」
ジャクリーン「どういうこと…?」
グレート「お父さんはゴーデスに取り込まれた…グレートの名前もお父さんの物。お父さんだけじゃない。お母さんも、教官も…みんなゴーデスに取り込まれた。なのに私はゴーデスに立ち向かっては良いように弄ばれてばかりで… そんな私にみんなの仇をとる権利はないの?」
ジャクリーン「それは…」
その時、この真相心理世界に二人以外の声が響いた
???『ジャクリーンさん…』
ジャクリーン「! その声…スタンレー!?」
スタンレー?『ジャクリーンさん…助けてください…ジャクリーンさん…』
ジャクリーン「この声は、一体…」
グレート「スタンレーの善の心の声…彼もゴーデスと戦ってる。ゴーデスの呪縛から逃れようと必死に…」
ジャクリーン「スタンレー…」
スタンレーはゴーデスに抗っている。なのに自分は何を燻ぶっているのか…彼女は覚悟を決めた。ジャクリーンとグレートは再び憑依する!
ミラーマンは劣勢どころか、息も絶え絶えの状態まで追い込まれていた。最初は攻撃を避けていたが、マグレで当たった攻撃以来、激しい攻撃にさらされていたのだ。膝は折れ、もう立つことも辛くなっていた。
スタンレー「ふん…これで終わりだ。」
ミラーマン「くそ…ジャクリーン、グレート、ごめん…」
ウルトラマンGが必殺光線、ダークネスプラズマを撃とうとしたとき、動きをとめていたウルトラマングレートが輝き始めた。
スタンレー「なんだあれはっ…聞いてない!」
ミラーマン「これは…?」
輝きが収まったとき、そこには普段とは違う姿をしたウルトラマングレートが立っていた。胸の部分に電の装飾が追加された新たな
スタンレー「姿が変わったところで!」
グレート「行こう、ジャック!」
ジャクリーン『ええ!必ず救ってみせる!』
グレートが稲妻を纏った拳で殴りかかる。対するウルトラマンGも攻撃するが、強化された拳にはじかれ、打ち合うことすらかなわない。
スタンレー「貴様ぁ!これで死ねぇ!」
腕をX字にクロスし、ダークネスプラズマを放とうとした瞬間、後ろからハマーが現れた。
ロイド「ウルトラマンを援護するぞ!」
チャールズ「出番なしで終われないしな!」
ミサイルを発射して発射を阻止する。
ミラーマン「シルバークロス!」
スタンレー「ぐああああああああ!」
さらにミラーマンのシルバークロスも直撃する。
ジャクリーン『必殺技いこう! 技名は…バーニングサンダーアローで!』
グレート「わかった!いくよ!」
グレートは弓を引く動作をする。そして、一気に右腕を突き出した。
グレート&ジャクリーン「『バーニングサンダーアロー!』」
スタンレー「うわあああああああ!」
青白い雷を纏った矢の形の光線がウルトラマンGを貫き、これをついに倒した。
ロイド「ジャクリーン!ジーン!どこだー!」
チャールズ「おーい!出てこーい!」
二人はハマーを近くに着陸させて二人を捜索している。ゴーデス細胞のプールのあった場所に出ると、二人はいた。だが、ジーンの様子がおかしかった。
ロイド「ジャクリーン、ジーンはどうしたんだ?」
ジャクリーン「…ゴーデス細胞に冒された。」
チャールズ「何だって!?」
ジャクリーン「まだ間に合う!彼女は…私が治してみせる!」
だが、まだ知らない。これもゴーデスの計略のうちだという事が。ゴーデス細胞の呪縛を解き放つにはゴーデスを倒すしかない。決戦の日は近い――
今回はまず、キャラ紹介から始めます。
ザラブ星人イアン
:女性
男勝りでサバサバした性格。恩はきちっと返す主義。
ウルトラマンことシルに戦いを挑んだザラブ星人の妹。知性的な姉に対して武闘派。ただし、脳筋というわけではなく普通に頭はいい。もともとウルトラマンと戦うことに反対だったが、姉が倒されたことを知り、シルを倒すべく姉が開発したウルトラマンを模したアーマーを纏う。姉妹そろって胸が大きいため、別の意味でシルから恨まれる。ゴーデスに操られた後に惑星イズーで死亡したようだが…
では、ウルトラ怪獣講座~!
ゼアス「今回はオリジナルですね。」
融合超人ウルトラマンG(ゴーデス)
ウルトラ兄弟…もとい姉弟のデータを盗んだスタンレーとバランガスが融合してできた偽ウルトラマン。スペックはグレートよりも上で、防御力もウルトラ姉弟の誰よりも上です。
ゼアス「バランガスがかわいく見える設定の敵がきちゃった…シルさんより強いなんて。」
ただ、戦闘センスはスタンレー任せなので、あまり強くはないです。スタンレーはジャクリーンに見捨てられたと思い、そこにつけ入れられてゴーデスに支配されてしまっています。つまり、本編のスタンレーは本心では無いのです。
ゼアス「だから戦い方が滅茶苦茶だったんですか?」
それ以外にもスタンレー自身が戦闘に関して素人だったからのもあります。スタンレーの本心がジャクリーンたちに聞こえたため覚醒し、パワーアップしたグレートに対抗しきれず、やられました。
ゼアス「ついでに、新フォームの説明お願いします。」
ウルトラマングレート・サンダー
ジャクリーンとグレートの思いが重なったことで新たに得た力。胸に金色の雷の装飾が追加されたのが特徴で、メビウスのバーニングブレイブみたいな中間強化フォームの存在。
名前の通り電気を纏った攻撃をするのが特徴。
詳しいことは本編終了スペシャルで書きます。設定全部あるけどここじゃ尺がなさすぎる…
ゼアス「次回から最終決戦でしたっけ?」
そ、ゴーデスとの直接対決になります。ジーンを助けるため、故郷に人達の仇をとるため、二人はゴーデスに立ち向かいます。では、次回またお会いしましょう!
ゼアス「ではでは~、です!」