ULTRAMAN~the other universal story~   作:アンギラスの息子

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ゴーデス対グレートもクライマックスに近づいてきました。スタンレー対ジャクリーン…愛する人との戦いにジャクリーンはなにを思うのか…

ゼアス「ひどい事になっちゃった…」

自分でも少し反省してる。グレート、ジャクリーン。正直すまんかった。

ゼアス「自覚はあるんですね…」

オリジナルのフォームが今回でますので、原作重視の人にはおすすめしないです…

ゼアス「では、どうぞ!」


どうでもいいけど、帰ってきたウルトラマン最終回のバット星人の「変身しろ!ウルトラマン!」が「妊娠しろ!ウルトラマン!」にしか聞こえなくなってしまった。

ゼアス「下ネタはダメです~!」


第十八話「G×G」

グレート「ウルトラマン…G(ゴーデス)…!?」

 

スタンレーとバランガス、そしてウルトラマンのデータが融合してできた怪獣――いや、融合超人ウルトラマンGがグレートとジャクリーンの前に立ちはだかる。グレートもデルタプラズマを拾い、ウルトラマングレートに変身する。

 

グレート「姿を模した敵は経験済みよ!」

 

スタンレー「前の奴…たしか、イアンとかいうのか。あんなものと一緒にされては困る!」

 

二人はぶつかり合う。グレートの右ストレートをはじき、ウルトラマンGが左手でチョップをだす。それをしゃがんで避けてバク転をしつつ蹴りを繰り出す。バックステップでかわすと、ウルトラマンGは右手から光線を数発放つが、グレートは難なく素手ではじいて接近する。

 

スタンレー「このっ!」

 

グレート「はあああっ!」

 

グレートに向かって殴りかかるが、飛び蹴りをくらい、吹き飛んでいく。立ち上がり、素早く殴りかかる。はじめは拮抗していたが、だんだんとグレートが不利になっていった。その原因はジャクリーンだった。

 

グレート「ジャック!しっかりして!今は力を合わせないと…!」

 

ジャクリーン『だけど…スタンレーは…』

 

グレート「言いたいことはわかる!私も嫌よ… だけど、今私達が負けたら…!」

 

スタンレー「何をおしゃべりしている!」

 

ジャクリーンはスタンレーに恋心を寄せていたため、戦う事をためらっている。そのせいでグレートのジャクリーンとの憑依レベルが下がり、グレートの動きにジャクリーンの体がついてこなくなっているのだ。その隙をつかれ、グレートは殴り飛ばされてしまう。倒れたところにウルトラマンGはマウントをとり、殴り続ける。

 

グレート「くぅっ…このっ…」

 

ジャクリーン『うあっ…もう…もうやめて…!』

 

カラータイマーもなり始め、もはやこれまでと思ったその時、工事現場付近のビルのガラスから銀色の戦士が飛び出した。

 

ミラーマン「ミラーシュート!」

 

スタンレー「ぐああああ!?」

 

そう、ミラーマンこと鏡 京子だ。飛び出た瞬間にミラーシュートを放ち、ウルトラマンGを怯ませ、蹴り飛ばした。

 

ミラーマン「グレート!ジャクリーン!大丈夫!?」

 

グレート「ミラーマン! 私は良いんだけれど、ジャクリーンが…」

 

ミラーマン「わかった。あれの相手は私がする。しばらく休んでて。」

 

ジャクリーン『京子さん…待って…』

 

ミラーマン「大丈夫、勝ってくるから。」

 

ジャクリーンの言いたいこととは違う返答をし、ミラーマンはウルトラマンGと対峙する。ミラーマンはアクロバティックな動きで翻弄し、蹴りやパンチを繰り出す。対してウルトラマンGは何とかしてミラーマンをとらえようとあてずっぽうに殴り続けている。

 

ミラーマンとウルトラマンGが戦っている間、グレートはジャクリーンの事を説得していた。

 

グレート「ジャック、お願い!戦って!彼はもう…」

 

ジャクリーン「やめて!私は…スタンレーと戦うなんて…できない…っ!」

 

グレート「気持ちはわかるわ…私だって、好きな人と戦うなんてしたくない。だけど、彼はゴーデスに囚われてる…彼を、助けてあげて。」

 

ジャクリーン「私に、そんな権利はないわよ…あの人を見捨てた私に、スタンレーを助ける権利なんて…」

 

グレート「…そしたら、私はみんなの仇をとる権利も無いのかしら?」

 

ジャクリーン「どういうこと…?」

 

グレート「お父さんはゴーデスに取り込まれた…グレートの名前もお父さんの物。お父さんだけじゃない。お母さんも、教官も…みんなゴーデスに取り込まれた。なのに私はゴーデスに立ち向かっては良いように弄ばれてばかりで… そんな私にみんなの仇をとる権利はないの?」

 

ジャクリーン「それは…」

 

その時、この真相心理世界に二人以外の声が響いた

 

???『ジャクリーンさん…』

 

ジャクリーン「! その声…スタンレー!?」

 

スタンレー?『ジャクリーンさん…助けてください…ジャクリーンさん…』

 

ジャクリーン「この声は、一体…」

 

グレート「スタンレーの善の心の声…彼もゴーデスと戦ってる。ゴーデスの呪縛から逃れようと必死に…」

 

ジャクリーン「スタンレー…」

 

スタンレーはゴーデスに抗っている。なのに自分は何を燻ぶっているのか…彼女は覚悟を決めた。ジャクリーンとグレートは再び憑依する!

 

 

 

 

ミラーマンは劣勢どころか、息も絶え絶えの状態まで追い込まれていた。最初は攻撃を避けていたが、マグレで当たった攻撃以来、激しい攻撃にさらされていたのだ。膝は折れ、もう立つことも辛くなっていた。

 

スタンレー「ふん…これで終わりだ。」

 

ミラーマン「くそ…ジャクリーン、グレート、ごめん…」

 

ウルトラマンGが必殺光線、ダークネスプラズマを撃とうとしたとき、動きをとめていたウルトラマングレートが輝き始めた。

 

スタンレー「なんだあれはっ…聞いてない!」

 

ミラーマン「これは…?」

 

輝きが収まったとき、そこには普段とは違う姿をしたウルトラマングレートが立っていた。胸の部分に電の装飾が追加された新たな姿(フォーム)――ウルトラマングレート・サンダー グレートとジャクリーンの絆が高まった今、彼女に新たな力を与えたのだ。

 

スタンレー「姿が変わったところで!」

 

グレート「行こう、ジャック!」

 

ジャクリーン『ええ!必ず救ってみせる!』

 

グレートが稲妻を纏った拳で殴りかかる。対するウルトラマンGも攻撃するが、強化された拳にはじかれ、打ち合うことすらかなわない。

 

スタンレー「貴様ぁ!これで死ねぇ!」

 

腕をX字にクロスし、ダークネスプラズマを放とうとした瞬間、後ろからハマーが現れた。

 

ロイド「ウルトラマンを援護するぞ!」

 

チャールズ「出番なしで終われないしな!」

 

ミサイルを発射して発射を阻止する。

 

ミラーマン「シルバークロス!」

 

スタンレー「ぐああああああああ!」

 

さらにミラーマンのシルバークロスも直撃する。

 

ジャクリーン『必殺技いこう! 技名は…バーニングサンダーアローで!』

 

グレート「わかった!いくよ!」

 

グレートは弓を引く動作をする。そして、一気に右腕を突き出した。

 

グレート&ジャクリーン「『バーニングサンダーアロー!』」

 

スタンレー「うわあああああああ!」

 

青白い雷を纏った矢の形の光線がウルトラマンGを貫き、これをついに倒した。

 

 

 

 

 

ロイド「ジャクリーン!ジーン!どこだー!」

 

チャールズ「おーい!出てこーい!」

 

二人はハマーを近くに着陸させて二人を捜索している。ゴーデス細胞のプールのあった場所に出ると、二人はいた。だが、ジーンの様子がおかしかった。

 

ロイド「ジャクリーン、ジーンはどうしたんだ?」

 

ジャクリーン「…ゴーデス細胞に冒された。」

 

チャールズ「何だって!?」

 

ジャクリーン「まだ間に合う!彼女は…私が治してみせる!」

 

だが、まだ知らない。これもゴーデスの計略のうちだという事が。ゴーデス細胞の呪縛を解き放つにはゴーデスを倒すしかない。決戦の日は近い――




今回はまず、キャラ紹介から始めます。

ザラブ星人イアン
:女性

男勝りでサバサバした性格。恩はきちっと返す主義。

ウルトラマンことシルに戦いを挑んだザラブ星人の妹。知性的な姉に対して武闘派。ただし、脳筋というわけではなく普通に頭はいい。もともとウルトラマンと戦うことに反対だったが、姉が倒されたことを知り、シルを倒すべく姉が開発したウルトラマンを模したアーマーを纏う。姉妹そろって胸が大きいため、別の意味でシルから恨まれる。ゴーデスに操られた後に惑星イズーで死亡したようだが…



では、ウルトラ怪獣講座~!

ゼアス「今回はオリジナルですね。」

融合超人ウルトラマンG(ゴーデス)

ウルトラ兄弟…もとい姉弟のデータを盗んだスタンレーとバランガスが融合してできた偽ウルトラマン。スペックはグレートよりも上で、防御力もウルトラ姉弟の誰よりも上です。

ゼアス「バランガスがかわいく見える設定の敵がきちゃった…シルさんより強いなんて。」

ただ、戦闘センスはスタンレー任せなので、あまり強くはないです。スタンレーはジャクリーンに見捨てられたと思い、そこにつけ入れられてゴーデスに支配されてしまっています。つまり、本編のスタンレーは本心では無いのです。

ゼアス「だから戦い方が滅茶苦茶だったんですか?」

それ以外にもスタンレー自身が戦闘に関して素人だったからのもあります。スタンレーの本心がジャクリーンたちに聞こえたため覚醒し、パワーアップしたグレートに対抗しきれず、やられました。

ゼアス「ついでに、新フォームの説明お願いします。」

ウルトラマングレート・サンダー
ジャクリーンとグレートの思いが重なったことで新たに得た力。胸に金色の雷の装飾が追加されたのが特徴で、メビウスのバーニングブレイブみたいな中間強化フォームの存在。
名前の通り電気を纏った攻撃をするのが特徴。

詳しいことは本編終了スペシャルで書きます。設定全部あるけどここじゃ尺がなさすぎる…



ゼアス「次回から最終決戦でしたっけ?」

そ、ゴーデスとの直接対決になります。ジーンを助けるため、故郷に人達の仇をとるため、二人はゴーデスに立ち向かいます。では、次回またお会いしましょう!

ゼアス「ではでは~、です!」

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