ULTRAMAN~the other universal story~ 作:アンギラスの息子
それではお楽しみください。
ウルトラ姉弟
長女 ゾフィー
次女 シル
四女 ジャック
登場
ここはM78星雲・光の国。ウルトラマンと呼ばれる正義の戦士がいることは読者の皆様はしっているだろう。だが、この世界のウルトラマンは皆様の知っているウルトラマンとはかなり違う。特にウルトラ6兄弟─いや、ウルトラ
ウルトラ6姉弟─男女比 1:5
男はセブンただ一人という羨ましい─本人は否定するだろうが─状態なのだ。
そのなかで最年長であり、宇宙警備隊の隊長を務めているのは我らがファイヤーヘッド長女のゾフィーである。いざという時は頼りになる心強いお姉さんだ。
そんな彼女は今日もコーヒー片手に隊長として事務をこなしている。
ゾフィー「…砂糖入れすぎたな。」
…頼りになるはず。どうでもいいが、作者はブラック派である。
シル「砂糖と塩を間違えないだけましでしょ。」
そんなゾフィーに辛辣な言葉を投げ掛ける彼女はシル。地球ではウルトラマンと呼ばれていた、初めて我々の前に姿を現したウルトラ戦士だ。 …女性なのにマンとはいかがなものかと思ってはいけない。
ゾフィー「さすがにもうそんな事はしないぞ。」
シル「そう言ってこの前、胡椒と黒砂糖間違えたのは誰よ。」
ゾフィー「…分かりにくい方が悪い。」
シル「キチンとラベルに名前書いてあったんだけど?」
弁護の余地もない。いじけて、ゾフィーは事務を再開する。シルもそろそろ職場に戻ろうとコーヒーを飲み干そうとしたその時─
ジャック「ゾフィー姉さん‼大変です‼」
四女のジャックが勢いよく入ってきた。ブレスレットか本体と言ってはいけない。
いきなり入ってきたジャックに驚き、二人は手に持っていたコーヒーをこぼしてしまう。シルに関しては大惨事そのものだろう。
ゾフィー「うあっっつい!?手が!?」
シル「ああああああ熱うううううう!?」
ジャック「ゾフィー姉さん!?シル姉さん!?大丈夫ですか!?ど、どうすれば…?銀十字ー!銀十字ー!?」
この後めちゃくちゃマザー光線した。
ゾフィー「ふぅ…死ぬかと思った。」
ジャック「あうう…ごめんなさい。」
シル「それより何があったの?あんなに急いで。」
ジャック「その事ですが、まずこれを聞いてください。約一時間前に受け取ったSOS通信の内容です。」
そう言ってジャックは録音機を起動させる。そこに収録されていた音声は以下の通りである。
通信『こちら銀河平和安全維持局!この通信を聞いてる誰かへ‼ 悪魔が…ゴーデスが宇宙を滅ぼそうと…!早く!誰か‼うわあああああああああ!』
シル「…何、今の夢に出そうな通信。」
ゾフィー「ゴーデス…?聞いたことが無いな?何処の宇宙人だ?」
ジャック「それで、発信源らしき惑星へチームUを向かわせました。」
シル「チームU…スコット・チャック・ベスの三人組だったっけ?」
ゾフィー「あぁ。それで、何か分かったのか?」
ジャック「…何もいなかったそうです。」
シル&ゾフィー「…は?」
ジャック「人はおろか、ネズミも、虫も。生命体を1つたりとも発見出来なかったそうです。」
ゾフィー「死体も確認出来なかったのか?」
ジャック「はい。」
シル「そもそも、人が生きていけない環境だったとかじゃなくて?」
ジャック「いえ、環境は昔の
シル「L77のようにウルトラ戦士が…?」
ゾフィー「チームUが到着したのは何時だ?」
ジャック「通信を受け取った30分後です。」
ゾフィー「30分以内に惑星上に存在する全ての生命体を吸収したという事か…」
ジャック「どうしましょう、ゾフィー姉さん?」
ゾフィー「80は地球にいるし、セブンとレオは別任務。シルとジャックには今動かれては困る。となると…」
シル「エースとタロウかー。大丈夫かな?」
ゾフィー「あいつらだって、もう一人前だ……よし!エースとタロウを呼んでくれ。その惑星付近の調査をさせる。」
ジャック「わかりました。」
こうして、エースとタロウはゴーデスの調査に行く事となった。アリアとエース達が出会うまでそう遠くない──
というわけでエースとタロウが客演します。今回、80とUSAことスコット・チャック・ベスを名前だけ出してみました。詳しい設定を作ろうとおもいましたが…三途リバー氏に任せます。特に80はウルトラ兄弟の一員ですし、下手に作って迷惑をかけてしまうのも…
それでは、次回でお会いしましょう!