この話で第一章を終わらせたいです。
正義「外の世界では、荘助さんは不思議な人として扱われていました」
文「不思議な人?」
正義「口調や性格がよく変わっているからです」
文「性格が変わる?」
妹紅「性格ってころころ変わるものなのか?」
慧音「いや、あり得ないだろ」
三人は正義の言っている事が理解出来なかった
正義「自分自身の事が分からなくて探してるというか、なんというか、分からないんです」
文「そうですか、…他に分かる事はありますか?」
正義「…、荘助さんは人が死ぬ事に興味がないんです」
正義以外「「「えっ?」」」
三人は驚きの声を出すしか出来なかった
正義「実際に殺した事があるそうですし、本当だと思います」
文「…、何で人を殺したか知ってますか?」
正義「何も言ってませんでしたが、テレビで会見を見たのですが、悲しそうな表情でした」
慧音「理由が分からないのか、本人に聞いても教えてくれないだろうな」
正義「荘助さんは有名になる前何をしてたのかが謎という事でも有名でしたね、荘助さんは一体何者かがSNSとかで話題になった程です」
文「その、えすえぬえす?では荘助さんは何者だと言われてますか?」
正義「荘助さんは宇宙人だとか、未来から来ただとか、色々出ていますが、全部違うそうです」
文「そうですか…」
慧音「荘助が嘘をついているかもしれないだろ」
文「それもあり得ますよね」
文は落ち込み気味だが、慧音の一言で立ち直った
正義「暗所恐怖症だとも言ってました」
妹紅「それは何かの病気か何かか?」
正義「暗いところが極端に苦手な人のことです、とは言っても荘助さんの場合は暗くて狭いところがだめなんですけど」
文「もし、そういうところに閉じこめたらどうなるのですか?」
正義「最初は発狂して、近くにいた人を襲います、前にテレビ番組のコーナーでやった事があったんですよ…」
文「それでどうなったのですか?」
正義「最初は楽しい感じの雰囲気だったのですが、荘助が近くの人を襲い始めてからパニック状態でした」
文「そ、そうですか」
正義「結果、遠くに いた人以外は死にました」
正義以外「「「…」」」
正義の言葉で三人は失ってなにも言えなかった
正義「その時は、テレビ会社に責任があったから裁判で有罪にはなりませんでした」
しばらくの間、風の音だけで辺りは静かになる
正義「じゃあ、僕博麗神社に行ってきます」
文「あっ、取材に協力していただきありがとうございます」
正義「そういえば、博麗神社ってどこ?」
文「私が案内します」
正義「ありがとうございます」
文「空飛びますので手を掴んでください」
文は手を差し出した
正義「えっ?あっ、分かりました」
正義は戸惑いながらも、文の手を握った
文「じゃあ、行きますよ」
文は空を飛んだ
慧音「暗所恐怖症か、いい情報が手に入ったが、まだ分からないな」
妹紅「そうだな、それに加えて荘助は人を殺した事があったのか、分からない事だらけだな」
妹紅「考えて分からないんだから、考えても無駄か」
妹紅は考えるのをやめた
慧音「もう少しは頑張れよ、…まぁ私も考えるのをやめるか」
慧音は妹紅に呆れながらも考えるのをやめた
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文「着きました、ここが博麗神社です」
正義「博麗神社か、大きいですね」
文「お賽銭をしてくださいよ、あと、お賽銭のお金は出来る限りたくさん賽銭箱に入れてください、では私はこれで」
正義「何で?」
正義の問いに答えず飛んで行ってしまった
文「泊めてくれる確率が高くなるからです」
正義「嘘ですよね」
正義は信じてないものの、出来る限りのお金を賽銭箱に入れた
霊夢「お賽銭の音❗️」
神社から、霊夢が出てくる
正義「こんにちは、俺は正義です」
霊夢「そう、私は博麗霊夢よ、ここに来た用事は?」
正義「住むところを探していたら、荘助さんに博麗神社に泊まれと言われたのでお願いしに来ました」
霊夢「断る」
正義「ですよね…」
正義は見ず知らずの人を自分の家に泊めてくれないのは分かっていた
正義「荘助さんから霊夢さんに手紙を渡してと言われました」
手紙を霊夢に渡す
霊夢「分かったわよ、泊めてあげればいいのでしょう」
手紙を読み終えた霊夢が言いすてるように言った
正義「ありがとうございます」
霊夢「そのかわり、家事とか手伝って貰うからね」
正義「分かりました」
霊夢「とりあえず、神社に入って」
正義「あの、手紙に何が書いてあったのですか?」
霊夢「内緒よ」
正義は手紙の内容を教えてくれない事で、残念そうな顔をしていた
霊夢「何で面倒くさい事ばかり起きるのかしら」
霊夢はため息をついた
手紙の内容
「
霊夢へ
正義が幻想入りしたんだけど博麗神社に泊め
てあげてくれない?
泊めてくれれば定期的に賽銭とかしてあげる
し、外の料理とか作ってあげるよ。じゃ、期待してるよ
」
第九話終わりました。
無理やりな感じですが、第一章はこれでおわりです。
次の章は紅霧異変です。