GATE 幻想郷防衛軍彼の地にて斯く戦えり   作:にょろ35106

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吸血鬼の夜のレミリアがカリスママックスでは無くかりちゅまだったり瀟洒な従者である咲夜さんが実は忠誠心は鼻から出る場合バージョンの番外編です。

勢いとノリだけで書いた、後悔もしていないし反省もしていない。

ついて来られる奴だけついてこい(ヲイ)


尚、重複部は大分はしょりますと言うか省略します。


吸血鬼の夜 かりちゅまおぜうさまと瀟洒な従者の忠誠心は鼻から出るver

紅茶を飲み終わり、レミリアが就寝する。

 

だが、時を止めれば簡単に侵入でき咲夜はビデオカメラを構えながらレミリアの寝顔を撮影し続ける。

 

「はぁ・・・はぁ・・・お嬢様・・・」

 

眠る幼女を息を荒くしながら撮影する咲夜。

 

そこにいたのは瀟洒な従者ではなくただの変態であった。

 

 

 

夜。

 

帝国兵が動き出したがレミリアが起きて来る気配がなく咲夜は主人を起こしに来た。

 

「お嬢様、敵が動き出しました」

 

「う~ん・・・咲夜ぁ・・・あと5分・・・」

 

ズッキューーーンッ!

 

咲夜にクリティカルヒット!

 

咲夜は動けない!

 

結局待っているのに飽きたフランが呼びに来てくれたので事なきを得た紅魔館勢であった。

 

 

 

 

戦闘前の吸血。

 

主人の意図を理解し空を仰ぎ見る。

 

主人姉妹が動く気配がし・・・。

 

ゴチンッ!

 

そんな音がして思わず下を見る。

 

レミリアとフランが額を手で押さえながら涙目で蹲っていた。

 

「痛いわ・・・咲夜ぁ・・・」

 

「お姉様・・・おでこ痛い・・・」

 

ああもう!可愛いなぁ!と身悶える咲夜さんであった。

 

 

 

戦闘。

 

レミリアが跳躍し、その手に魔力を集める。

 

「神槍!しゅピア・ザ!」

 

レミリアは顔を真っ赤にしながら涙目になっていた。

 

「グングニーりゅっ!!」

 

帝国兵が爆散していくのを背にしながらレミリアは咲夜を見上げた。

 

「しゃくや・・・ひたはんひゃった・・・・」(咲夜・・・、舌噛んじゃった・・・・」

 

涙目で咲夜を見上げるレミリア。

 

「だ、大丈夫ですかお嬢様っ!!」

 

「いひゃい・・・」

 

ぼふっと咲夜に抱きつくレミリア。

 

(ふ、ふおおおおおおおっ!!?お、お、お、お嬢様が私に抱き付いて!?)

 

「うう・・・・しゃくやぁ・・・」

 

「だ、大丈夫ですよお嬢様・・・」

 

あやすように頭を撫でる。

 

「えへへ・・・・」

 

まだ涙目だが笑顔を見せるレミリア。

 

(な、な、なんですかこの可愛い生き物は!?永久保存!永久保存しないと!)

 

時間を止めそのレミリアの表情をブン屋以上の集中力とシャッター速度で撮影する咲夜であった。

 

鼻血を出しながら静止した時間の中で様々なアングルからシャッターを切りまくる変態淑女の姿がそこにあった。

 

 

戦いを終え。

 

「じゃあ、こたつを出してすき焼きにしましょう。伊丹も呼んで、咲夜も一緒に四人で食べましょうか」

 

(お、お、お、お嬢様と一緒に食事ですって!!?あの男も同席には納得できませんが、さ、さ、最高です・・・・!!)

 

 

 

おまけ

 

すき焼きを囲む4人。

 

「咲夜!食べさせて!」

 

「はい、妹様」

 

溶き卵に漬けた具材をフランに食べさせる咲夜。

 

「まだフランはお子様ね」

 

そう言いながらもチラッチラッと羨ましそうに見るレミリア。

 

「ほら、お嬢様も意地はってないで・・・ほら、あーん・・・」

 

伊丹が別の皿で卵を溶き、予備の箸で具材を掴みレミリアの口に持って行く。

 

ぱぁっと嬉しそうに笑いそれを頬張るレミリア。

 

ぴしぃっ!!

 

咲夜の中で謎の効果音が鳴り、能力を発動してもいないのに時が止まった。

 

Q・この男は何をしている?

 

A・レミリアお嬢様にあーんしてあげている。

 

「咲夜、次はお肉食べたい!」

 

フランの声にハッとして肉を取り、フランの口に運ぶ。

 

「伊丹、私もお肉を食べたいわ」

 

「はいお嬢様、仰せのままに」

 

軽口を聞くように返事をする伊丹。

 

(こ、こ、こ、この男は・・・私の!お嬢様にまた!)

 

主人の手前ニコニコしているが心の中の咲夜は般若の表情をして血涙を滂沱の如く流していた。

 

「え、ええと・・・咲夜・・・さん・・・?」

 

「はい、なんでしょうか伊丹さん」

 

いつもと変わらない口調。

 

「い、いえ、気のせいみたいでした・・・すみません・・・」

 

気のせいだと思い込み再び伊丹はレミリアが要求する具材を食べさせる。

 

また空気が気のせいか凍りつくような感覚がした。

 

なんだろう、なんかぱるぱるっぱるぱるぱるぱるって聞こえる気がする・・・。

 

おかしいな・・・パルスィはこっち来ていないはずなのに・・・。

 

咲夜の嫉妬心が伊丹にパルスィの幻聴を聞かせ続けた食事会であった。

 

 




最後の方におまけエピソード入れてみました。

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