GATE 幻想郷防衛軍彼の地にて斯く戦えり   作:にょろ35106

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注・グロシーンありです。

前話前書きで二分割と書きましたが二分割じゃ足りない・・・・。
なので三分割か四分割に変更します。




期待に答えられるかなぁ・・・・・。


八雲紫と工作員達

 

 

「総理、米国のディレル大統領よりホットラインが・・・・」

 

「わかった、繋いでくれ・・・・・」

 

本位総理は米国大使館員が機密扱いの荷物として置いていった書類の山を見ながら答えた。

 

「やぁ、モトイ。私からのプレゼントは見てくれたかね?」

 

「だ、大統領、これをどうやって・・・・」

 

「なに、優秀な部下が働いてくれたおかげだ。ああ、私の手元にはそれの原本があるよ。ちょっと用心深くしてみただけだがね。でだ、私は日本語が不得手なので良くわからないのだが・・・この書類には大臣や官僚の不正や汚職、裏献金の情報が書かれているそうじゃないか。ああ、私の部下が新聞社に持ち込まれる前に気付いて本当に良かったよ。友がスキャンダルで失脚する様など見たくはないからね」

 

本位総理はディレルがどんな要求をしてくるのか気が気ではなかった。

 

「ところで、友として頼みがあるのだがね。今そちらに特地の高貴な来賓と幻想郷からの来賓がいるそうだが、是非彼女達にも我がアメリカを見て頂きたいのだよ。送迎員を既に送っているのだがね、ガードが固くてなかなか会えないらしい。友としての頼みだ、なんとかならないかね?」

 

「そ、送迎員ですか・・・。ずいぶんとせっかちなことで・・・・・」

 

「私も別世界の人間と会って見たい気持ちが逸ってしまっていてね。なんとかならないかね?」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

「モトイ?」

 

「が、ガードには面会希望の方々がいると伝えましょう。で、ですが、その招待を受けるかどうかの選択権は招待を受ける側である彼女達にあります。彼女達が拒否してもこちらに責任は問わないで頂きたい・・・・」

 

「ああ、もちろんだとも。ありがとう、感謝するよモトイ、では、また直に会う時を楽しみにしているよ。はははははは」

 

ホットラインが切れ、受話器を置く。

 

 

 

 

「作戦中止!?どう言うことです総理!!」

 

嘉納の驚愕の声が作戦司令室で作業をしている全員の耳に届いた。

 

「ディレルの野郎に何か言われたのか!?本位総理!?」

 

「米国は・・・内閣のスキャンダルを掴んでいます・・・・。ホワイトハウスにはその原本が・・・・。でも、私はガードを解くといっただけです。引き渡すとは一言も言っていません。明日の朝、辞任を発表します・・・・。それで米国の野望は全てご破算・・・・。これが打てる最善の手です・・・・。後を・・・お願いします・・・・」

 

「・・・・・・・・・・あの野郎、最後だけカッコつけやがって・・・・・」

 

嘉納大臣は受話器を置く。

 

「だ、大臣・・・・・」

 

「聞こえたな、作戦中止だ・・・」

 

「りょ、了解・・・。作戦中止を通達します・・・・・」

 

オペレーターの悲痛な声がした。

 

 

 

「妖夢」

 

「幽々子様・・・・」

 

窓辺で外を眺めながら酒を飲んでいたロゥリィと妖夢の所に幽々子が歩み寄ってきた。

 

「妖夢、貴女も気付いてるわね?」

 

「ええ・・・このみょんな・・・・・コホンッ・・・妙な気配、恐らくいくつかの魂が外界の冥界に向かっています」

 

「こちらに世界の魂は私達の管轄外・・・。でも、魂が向かっていくのは分かるのね、大発見だわ・・・。もしかしてロゥリィさんも気付いていて?」

 

「ええ・・・そぅよぉ・・・。エムロイは戦いの神・・・こちらの世界の戦いで散って行く魂もわかるわぁ・・・・」

 

 

 

パスパスッ!シュカカカカカッ!

 

サプレッサーで減音された発砲音がいくつかある。。

 

森の中で戦闘を繰り広げる特殊作戦群と各国工作員達。

 

だが突如として特殊作戦群の妨害が止まる。

 

「上と話がついたらしい。予定通り護衛の自衛隊員を排除してエスコートに行くぞ」

 

「こ、ここまでやられたのも予定通りだっていうのかよ!?」

 

「日本の特殊部隊がいたのは想定外だが、任務は任務だ。行くぞ」

 

「ちっ!!分かった・・・・」

 

妨害が無くなり旅館に接近する米国兵。

 

しかし彼らは想像すらしていなかった。

 

自分達以外にも旅館に向かっている集団がいる事に。

 

 

 

 

都内。

 

紫は次第に人気のない場所へ歩いて行く。

 

米国工作員達は地図を確認し行動を起こすべく部隊を二つに分ける。

 

コツコツコツコツ・・・・。

 

紫の足音が喧騒から離れた道に響く。

 

紫がある小さな交差点を通り過ぎると同時にそばに止まっていたトラックの荷台から作業服を着た男が二人降りてくる。

 

男二人はガチャガチャと通行止バリケードをトラックから下ろし道路に広げる。

 

偶然紫の数十メートル後ろを歩いていた二人の中年サラリーマンがいた。

 

二人は出来上がっており千鳥足で歩いている。

 

「部長、次の店はこっちなんですかぁ?ヒック」

 

「ああ、そうだとも。ヒック、少し寂れた所にあるんだけどな・・・ヒック、綺麗所が揃ってる穴場なんだよ。ヒック。あれぇ・・・・?」

 

目の前に広げられて行きく黒とオレンジのシマシマの入った金属のバリケード。

 

「スミマセン、工事中デス」

 

片言で通行止だと告げる。

 

「工事ぃ?ヒック・・・」

 

「おかしいなぁ・・・ヒック、そんな予告どこにも・・・ヒック。まぁいいじゃないかぁ、まだ始まってないんだろ・・・?ヒック」

 

「そうそう、ヒック。あのお姉ちゃんも通ってるんだし、通っていいだろ・・・?ヒック」

 

「スミマセン、工事中デス」

 

「堅いこというなよぉ〜ヒック」

 

「ドウカシマシタカ?」

 

もう一人の作業員がサラリーマン達に声を掛ける。

 

ガタイのいい白人と黒人の二人。

 

「モウシワケナイデス、工事中デス・・・!」

 

少し低い声で二人のガタイのいい外国人に少し凄まれて一般的なサラリーマンが耐えられるだろうか?

 

「あ、あぁ〜、工事中じゃ、し、仕方ないですよね〜。ね、ねぇ、部長・・・・?」

 

「あ、あぁ、そ、そうだとも。ヒック。お、お仕事ご苦労様です・・・・!!」

 

二人のサラリーマンは回れ右して逃げ出す。

 

足を縺れさせながら逃げるサラリーマン達の姿を見送る二人の工作員。

 

「ああいうのは片言で脅せば一発だ」

 

「だな」

 

無線機を取ると通行止にしたと合図をする。

 

その合図を受け、紫の進行方向にもバリケードが築かれる。

 

 

 

「あらあら、この道路は工事中になるのね?」

 

進行方向のバリケードを見て紫が言う。

 

「こんな工作までして、いじらしいわね」

 

その言葉に工作員達がぞろぞろと姿を表す。

 

前後に五人ずつ。

 

合計十人。

 

「八雲紫さんですね?」

 

「ええ、そちらは?」

 

「私達はアメリカ合衆国ディレル大統領の命を受けて貴女を合衆国に招待しに参りました」

 

「あら、そうなの。でも、それにしては少し物々しくはなくて?」

 

「いえ、これはエスコートを妨害する輩を排除するために必要な物です」

 

ジリジリと紫を囲む範囲を狭めて行く工作員達。

 

「合衆国は貴女を丁寧におもてなしします。さぁ、我々と同行を」

 

「もしお断りしたら?」

 

「不本意ですが、力尽くでも」

 

「・・・・・・・・・」

 

「貴女を尾行させていただきましたがお食事やショッピングがお好きなようで。合衆国の誇りにかけて貴女のお好きな物をご用意しましょう」

 

「あら、本当に?」

 

「ええ、お好きな物を。我がステイツの誇りにかけて」

 

「本当に、“好きな物”を?」

 

「もちろんです」

 

クスッっと紫が笑う様を見て工作員達は作戦の成功を半ば確信し警戒を緩める。

 

「では、少し味見しましょう」

 

「え?」

 

紫はトンッと軽く地面を蹴る。

 

一人の工作員の真横を突風が駆け抜け、紫の姿が消えていた。

 

反対側の工作員達の視線を頼りに全員が一斉に後ろを見る。

 

そこに先程まで正反対の位置にいた紫の姿があった。

 

銃を持っている。

 

いや、“銃を持った手”を持っていた。

 

「ぎゃあああああああああああああっ!!?」

 

一人の工作員が絶叫を上げる。

 

何事かと全員が仲間を見た。

 

腕が無くなり血が吹き出していた。

 

バリバリと言う嫌な音がして全員が音のする方向を見る。

 

「やっぱり・・・ボリッボリッ・・・・合成繊維は・・・・バキッ・・・・不味いわねぇ・・・・」

 

紫は腕を食べていた。

 

「それに・・・・モグモグ・・・・合成着色料・・・・ボリッ・・・・のおかげで・・・ボキッボキッ・・・・最近の外界の・・・・むしゃむしゃ・・・・ごくん・・・・人間は不味いったらありゃしないんですもの」

 

腕を一本食べ終え口元に付いた血を拭き取る紫。

 

「腕ぇぇぇぇぇぇっ!!俺の腕えぇぇぇぇっ!?」

 

錯乱する腕を捥がれた工作員の一人。

 

「な、何をする!?」

 

「だって、好きな物を用意してくれるって仰ったでしょ?だから私が満足するか味見しただけよ?」

 

「な・・・・・」

 

「ラーメンもカレーライスもステーキもお寿司も大好きだけど・・・・私の主食、人間ですもの(はぁと)」

 

にこりと邪気の一切ない本当の笑顔を見せる紫。

 

「くそおおぉぉぉぉぉっ!!このバケモノがあああぁぁぁぁっ!!」

 

激昂した一人がアサルトライフルを乱射する。

 

「あら、危ない」

 

傘を開き銃弾を全て弾き落とす。

 

「か、傘で銃を防いだ!?」

 

「催涙弾!催涙弾を使え!総員ガスマスク装着!!」

 

ポンッポンッ。

 

そんな軽い音と共に催涙弾が発射される。

 

紫はそれを同じく傘で落とす。

 

カラカラカラ・・・・。

 

紫の足元に転がる催涙弾からは催涙ガスが吹き出し周囲を覆う。

 

「あら?見えないわね?」

 

困惑するような感じの紫の声。

 

移動する気配を感じ警戒を高める。

 

だがしばらくしてゲホゲホと咳の音が聞こえ始めた。

 

男の咳では無く女の咳だ。

 

「効いてるぞ!」

 

「はっ!科学の勝利だ!!」

 

「げほげほっ・・・」

 

咳の音を頼りに工作員達が紫を囲む。

 

地面に蹲るようにして苦しそうに咳をし涙を流している紫の姿が工作員達の目に入る。

 

「あいつの仇だ!!」

 

ガッ!

 

うずくまる紫を蹴飛ばす。

 

「手間かけさせやがって!何が妖怪だ!!」

 

ドカッ!ガスッ!

 

足で蹴飛ばし、銃床で殴る。

 

「い、いた、や、やめ・・・・」

 

弱々しい悲鳴が上がる。

 

「ふんっ!!」

 

工作員達のリーダーは紫を思い切り蹴飛ばすと部下に命じて縛り上げさせる。

 

「このっ!抵抗するな!!」

 

「ビッチが!!」

 

縛られた紫が地面に転がされている姿を確認する。

 

催涙ガスが風に流され薄くなっているのを確認すると全員がマスクを外す。

 

工作員のリーダーは無線機を手に取る。

 

「来賓、ヤクモユカリの招待に成功。少し強引な招待になった。負傷者有り。オーバー」

 

「あら?私は招待に応じた覚えはなくてよ?」

 

唐突に聞こえた聞き覚えのある女の声。

 

全員が一斉に地面に転がっている紫を見る。

 

一人が足で蹴飛ばし仰向けにさせる。

 

だが紫は気絶している。

 

「どこを見ているの?私はここよ?」

 

声ははっきりと頭上から聞こえた。

 

全員がその方向を見る。

 

街灯の上に無傷の紫が立っている。

 

扇子で口元を隠しているが相変わらずの微笑みを浮かべていた。

 

「ば、馬鹿な!?」

 

反射的に全員が地面に転がされている紫を見る。

 

そこに転がっているのは紫のはずだった。

 

全員が紫の顔を確認していた。

 

だが、今そこに縛り上げられて転がっているのは工作員の一人の黒人の姿。

 

殴られ蹴られ、顔の一部は腫れている。

 

「少し認識の境界をいじってそちらの方が私と認識されるようにしてみましたの」

 

ストンッと紫が街灯の上から降り立つ。

 

「ば、バケモノ・・・・」

 

「よく言われるわ」

 

「か、構わない!殺っちまえ!こいつは危険だ!!」

 

リーダーの命令下、一斉に紫に向けて銃口が向けられ銃弾がばら撒かれる。

 

それを先程と同じく傘で防ぐ紫。

 

「回り込め!!防いでいるって事は弾に当たりたくないって事だ!!」

 

傘での直線上から左右、扇状の位置に移動する。

 

紫の姿は丸見えだ。

 

「ふわぁ・・・・」

 

「あ、あくびだと!?」

 

「な、舐め腐りやがって!!」

 

退屈そうにあくびをする紫の姿に激昂。

 

左右から銃弾のシャワーを浴びせる。

 

傘で防いだとしてもどちらかの弾は紫に当たる。

 

「あ、当たってるのにどうして倒れねぇんだ!!?」

 

だがそんな弾丸のシャワーを紫は意に介さない。

 

当たっているがダメージが通らない。

 

「お肌の境界をいじってみましたの」

 

にこりと笑う紫。

 

「先程は腕でしたが、脚はどうかしら?」

 

逃げる間も無く目の前にまで接近され紫を攻撃していた男が驚きたたらを踏んで転ぶ。

 

そんな男の足を紫は軽く掴むとあっさりと捥ぎ取る。

 

「あぎゃあああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」

 

絶叫が上がる。

 

紫は一口脚を齧るが表情を歪めるとその脚をポイッと苦痛に悶え地面でのたうち回る持ち主のところに捨てる。

 

「・・・・・・胸焼けしそうなほど不味いわ・・・・・。何を食べていたらこんな不味い人間が出来上がるのかしら・・・・」

 

その光景を見てまだ無事な工作員達は自分達が相手にしているのがとんでもない怪物だという事を思い知る。

 

「む、無理だ・・・・こんなバケモノ相手に出来るか!!」

 

「に、逃げろ!!」

 

作戦の遂行どころか皆殺しにされる。

 

我先にと逃げ出す工作員達。

 

自分達が設置したバリケードが目の前に迫る。

 

あれを突破すれば・・・。

 

 

ぶにょんっ。

 

 

「・・・・・・・・え?」

 

突破できなかった。

 

まるで空間に弾力があるかの様に突破を阻まれる。

 

押しても見える景色が引き延ばされるだけで手を離せばすぐに元通りに。

 

「な、なんだこれ・・・・・なんだよこれえええぇぇぇぇぇっ!!?」

 

殴り、ナイフで突き、銃弾を撃ち込む。

 

その全てが無駄に終わる。

 

「無駄よ?貴方達は最初に私と会話した時から私の結界に囚われていたの。おかしいと思わなかったの?あんな大騒ぎをしたのにサイレン一つ聞こえていなかった事に」

 

「バラけるな!各個撃破される!固まって集中攻撃すればまだ勝機は・・・・・!!」

 

「や、やってやる!死んでたまるか!!」

 

「む、昔のジャップ達がこいつらを追い詰められて俺達にできないはずがねぇ!!」

 

指示に従い固まる工作員達。

 

「あら?手間が省けましたわ」

 

クスリと笑う紫。

 

何が来るかと警戒を高める。

 

カッ!

 

背後から凄まじい光が差し込む。

 

何事かと振り向く工作員達。

 

プアアアアアァァァァァァァァンッ・・・・・!

 

「は・・・・・?」

 

ガタンゴトン・・・ガタンゴトンガタンゴトンガタンゴトン!!

 

プアアアアアァァァァァァァァンッ!!

 

開いた巨大なスキマ。

 

その中から突き進んで来るライトを点灯させた電車の姿。

 

グシャッ!グシャグシャグシャグシャッ!!

 

ガタンゴトン!ガタンゴトン!

 

プアアアアアァァァァァァァァンッ!!

 

もしこの場に鉄道ファンがいたら涙を流しただろう。

 

何十年も前に廃線となり車両自体も現存していない幻のローカル廃線電車が電気もないのに走っている姿を。

 

「人生の途中下車ね」

 

もう一つの巨大スキマに電車は走りながら姿を消す。

 

残ったのは血に塗れた肉の塊となった工作員達だった物。

 

「あら?」

 

もぞっと動くものが視界に入る

 

工作員の一人が生き延びていた。

 

腕を捥がれた工作員と脚を捥がれた工作員は失血死、リーダーと運悪く電車の進路上に転がされていた縛られた黒人工作員を含めた七人は轢死。

 

この一人は僅かな怪我。

 

「感心するわ。咄嗟に進路上から逃げたのね」

 

「うひっ・・・うひひっ・・・・」

 

「あらあら・・・・?」

 

「あひっ!あひゃひゃははははははっ!」

 

ケタケタと笑い出す工作員の生き残り。

 

だが余りの恐怖に発狂していた。

 

「えひっ!ひひひひひひひひっ!」

 

ニタニタと笑いながら小便も漏らしている。

 

「・・・・・・どうしようかしらコレ・・・・。あ、そうだ。いいこと思いついちゃったわ」

 

悪巧みする時の笑みを浮かべ紫はスキマを開き結界内の死体を全て回収する。

 

狂った工作員もスキマに飲み込む。

 

結界が消え、微かな喧騒が戻る。

 

紫が立ち去った後には血痕の一つも残ってはいなかった。

 




総理は原作通りに辞任を覚悟します。
え?
幸運設定どこ行ったのかって?
幸運を実感するには一度不幸になりかけなきゃいけないでしょ?(ゲス顔

まず先に紫対工作員達を書きました。
旅館戦闘は次回の予定。


そしてスキマに飲み込まれた紫を襲撃した工作員達の死体の山と発狂してしまった唯一の生き残り。
洗脳とか妖怪の食料にとかではありません。
ちゃんと有効利用します。
では、続きをご期待ください。

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