賢者な英霊(仮)はとにかくヤりたい(真顔)   作:おき太さんかわゆい

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前回、後編を投稿すると言ったな、アレは嘘だ

はいそんな訳でまさかの第四特異点『ロンドン』(中編)です
なんで中編? 
……また二万字超えたんですよ。察して下さい(泣)

ですが安心してください
前回よりも汚いことは保証します(何も安心できない)
ですので色々とお覚悟下さい(マジで)



あと最初に謝っておきます
Mさんと魔神柱さん、本当にごめんなさい


魔神柱になる、だと……(絶句)

 俺はつい最近P、B、Mは全員ともに男だという現実に直面した。

 

 なんて夢も希望もない世界なんだ(レ○プ目)

 

 

 現実は非情なり(落涙)

 やっぱり故人が残してくれた情報を一切信じず現実逃避すんのはアカンね……でもよりによって野郎が3人とか……。

 酷い特異点(合コン)もあったもんだぜ。

 

 

 

 

 まずPだが、奴がジャックちゃんを言葉巧みに操っていた男だった。

 

 

 即ちPとはペドフィリアのPだったんだよ(断言)

 

 

 そんな変態には興味の欠片も湧かなかったので即刻ジャックちゃんをオカズに宝具解放!

 白濁光線を連射して撃破。

 

 その後、ジャックちゃんは俺が考えていた策によりあの手この手で篭絡(ぶっちゃけPとやってること変わらない)し、カルデアのジャックちゃんと一つになってもらった。

 

 あ、同一人物で百合って意味じゃないぜ?

 

 マジレスするとジャックちゃんの宝具強化に成功しました。

 これにはマスターもにっこり。

 ただしマスター以外は、マシュも含めて俺のことを非常識なことをする奴って感じで見てたわ(遠い目)

 そんなに変かね? 特異点で出会ったサーヴァントを、そのままカルデアにお持ち帰りするのって、理にかなってると思うんだがなー(変態の発想)

 

 

 

 

 

 

 

 

 次、B。

 

 ぶっちゃけサーヴァントユニヴァースのコスモカルデア学園で教授やってた賢人・バベジン……とは別世界の同一人物だった。

 

 コイツについては完全にロボだコレー!? って感想と、道中で襲ってきたヘルタースケルターを見て既視感を覚えた理由でもあった。

 

 バベッジについては外見あんなんだから、中身は可愛い女の子だけど恥ずかしがりやで、声も鎧のせいでこもってるか、ボイスチェンジャー使ってるって思い込むことにした(上級者)

 

 

 蒸気機関な鎧少女・モクモク☆バベッジ、みたいな。

 

 

 Pがあんなので俺の期待を裏切りやがったから、脳内妄想に頼るはめになったんだよ! 察しろよ!(ヤケクソ)

 ニューフェイスな女の子を求めてやって来たのに、三幹部的ポジションに一人も女子がいないとか……こんなの絶対おかしいよ……(血涙)

 

 いや、魔本ことナーサリーちゃんと出会ったこと自体は良かったんだけどさ……(当然カルデアにお持ち帰り済み)

 やっぱボスキャラポジションに女の子成分欲しいやん?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最後、M。

 

 なんか勝手にイメージしていた妖怪爺ではなかった。

 P、Bと期待外れだったので、二度あることは三度あるの精神から。

 

 M=虫ジジィ。

 

 だと予測していたのだが、予想は外れた。

 しかし、やはり女の子ではなかった(死んだ魚の目)

 

 現れたのは若干陰気臭いイケメンだった。

 ふざけんな死ね!

 思わず感情に身を任せて性剣を全力投擲。

 

 目と目が合った瞬間の殺意溢れる攻撃に、澄ました顔したイケMeンも流石に大慌てで姿を変えやがった。

 そして、現れたのは……。

 

 

 

 

 

 

 

 

「七十二柱の魔神が一柱。高貴なる四つの魂を以って、バルバトス現界せん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Mは魔神柱のM。

 

 そんなことは思わなかった。

 

 その異様な見た目に俺は言葉を失った。

 

 なんておぞましく醜悪な姿をしているのか、と。

 

 内心で軽口すら出てこない程の威圧感と圧迫感。

 

 

 しかし、最初に頭に流れ込んできたのは訳がわからない言語の数々だった。

 

 

 

 

 

 

 狩らなきゃ(使命感)

 

 もっとだ……もっとよこせバルバトス!

 

 殺したかっただけで死んでほしくはなかった。

 

 採集決戦だ!

 

 ちくわ大明神。

 

 これが真のソロモンの悪夢か……。

 

 誰だ今の。

 

 

 

 

 

 

 

 本当に意味がわからない。

 

 

 そういう謎の意思を抜きにした場合、俺の頭を過るのは1つの名前と、思い出される見慣れたあの姿。

 

 魔神柱を見て誰も俺のようには思わなかったのだろうか?

 

 アレに似てる、と。

 いやアレそのものではないのか、と。

 

 

 

 

 

 

 

 マスターから話だけは聞いていたが、実物を見て俺自身が最初に思ったのは────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 紛れもなく魔神柱(チンコ)やん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────という感想だった。

 

 

 

 

 今まで直接的な言葉にするのは避けてきたのに、あんなあからさまなビジュアルで出現されたから、思わず出ちゃったよ(上も下も)

 

 いやだって、ねぇ?

 隆起した棒状のあのデザインって、チンコでしかなくない?

 それともあのたくさんある目らしき部分をイボのような物と仮定するなら、張形(こけし)でも参考にしたのか?

 いやー、実に前衛的なデザインですね(嘲笑)

 

 この旅路のラスボス的ポジションにいそうな存在の外見がチンコて……。

 

 

 失望したよ(自分の本性については棚上げ)

 

 

 何? これから特異点巡る度に色んな見た目の魔神柱(チンコ)と戦わなきゃならんの?

 ハァーン? やる気駄々下がりなんですが!

 

 

 どうせならアワビにしろよ! そしたら俺の宝具(こかん)から迸る熱いリビドー全力で注ぎ込むから! 最悪魔神柱(アワビ)で童貞卒業まである!(異空間に帰れ変態)

 

 

 それなのに現実は魔神柱(チンコ)……。

 せめてモザイクかけろよ。……あれ? なんかさらに卑猥になっちゃうか?

 うん、こりゃどう考えたってソロモンの仕業じゃねーわ。ソロモンの名を騙る変態だ。

 

 堂々と魔神柱(チンコ)を晒す狂った精神、とてもじゃないが並みの変態じゃない! 露出狂の超弩級な変態だ!(風評被害)

 これなら女性を見て人知れずイクだけで留めてる、俺の方が幾分か健全じゃねーか?(どっちもどっち)

 

 それとあんな極太を見せびらかして、短小な奴らを嘲笑ってるのか?

 デカイことが男のステータスってのはわからんでもないが、でかすぎるってレベルじゃねーぞ!?

 あんなデカブツ、女の子に突っ込んだら膜が破れるどころか女体が破裂するわ!!

 適度な大きさが一番だってのに、コイツ頭おかしいんじゃねーの!?(ブーメラン)

 

 

 いや待てよ? 巨人の女の子専用って考えればおかしくもないのか……?

 

 

 いやダメだ、毒されるな。この魔神柱(チンコ)とは相容れない。

 当然これをポロリしている偽ソロモン(変態露出魔)ともだ(同族嫌悪)

 

 

 

 つーか、MってマラのMだったのか?

 

 俺が、俺自身が魔神柱(チンコ)になることだ! ってか?

 

 ヤバイよ完全に変態だよ……ないわー(棒)

 

 

 

 

 

 

 まあ、エックスさんが側面から斬りまくり、モーさんが父上絶対殺すサンダービームをぶっぱなした後、頭上から降ってきた槍ニキに刺しボルグをお見舞いされてあっさりトドメさされたのは、自ら魔神柱(チンコ)にまでなったMを哀れに思ったけども。

 

 ん? 俺? いつものように連射ブッカケしてみんなの宝具発動速度の引き上げをしてましたが何か?

 

 

 にしても、真上からの刺しボルグ見た時は思わず股間が縮んだね。

 だって、魔神柱を自分の股間として考えてみ?

 バキバキにいきり立った息子の頭の入口めがけて朱槍をグサリ……想像しただけで恐ろしいだろ?

 

 真面目な話。兄貴はさ、男性相手の時に『その股間もらい受ける』って口にしながら槍を放ってれば、心臓にヒットする確率上げれると思うんだよな。

 絶対に兄貴は言わないだろうけど。あと幸運が高ければどちらにしろ当たらないんだがな。

 

 

 

 

 そうやってMを撃破したと思ったら、野郎は悪足掻きで新たな英霊を召喚しやがった!

 アーチャー、ニコラ・テスラ。

 俺は思った。

 

 

 

 

 ま た オ ト コ か !

 

 

 

 

 この特異点(合コン)マジクソだわ。

 やつあたりなのはわかっている! だがそんなのは関係ない! 特異点(合コン)に野郎ばっかり呼んでんじゃねーよ!!

 

 

 俺はマスターに許可をもらい、みんなより一足早くロンドンの空に向かった。

 実際切羽詰まってる状況だから、一刻も早く止めねば的なそれっぽいことを言うだけで、信用してくれた。

 今まで築いてきた絆が役に立ったぜ。

 

 

 追いついた直後、何故か召喚されていた坂田金時。

 オイ、もう男はいらないって。野郎の席空いてないから帰ってくれよ。

 

 まあ一応、セットで玉藻の前が召喚された分、プラマイゼロではあるんだが。

 

 玉藻の前は女性だけど、彼女を見ると俺の股間が警報を鳴らすんだ。

 オカズとしては優秀だが、お近づきになるのは危険だと股間が言っていた。

 つーかカルデアにいるタマモちゃんサマーの元の存在って時点で、危機感半端ない。

 

 あと俺のスキル・二次元シミュレーションによると、彼女は彼氏持ちっぽい。

 それも魂がイケメンな。

 生憎、俺にはNTR属性はないし、互いに幸せそうなら何も言わん。

 あ、もちろん相手がクズ過ぎるならNTR上等で、その関係をぶっ壊すぜ!

 

 それに今更女性が一人増えた程度では、この合コン会場のバランスは保てない。

 

 

 

 このままでは野郎同士でカップル成立なんて悲惨な事態になりかねない! もちろん男の娘や女顔、元男は例外だがな!

 

(※そもそも特異点はそういう場ではありません)

 

 

 

 ならば、男性参加者を物理的に消せばいい(極論)

 

 

 即ち、間引きの時間だオラァァァああああああああああああああああ!!!!

 

 合コンの男性用の席はいっぱいいっぱいだ! だから大人しく座に帰ってもらうぜキャプテン☆ニコラさんよぉ!?

 

 直流? 交流? どっちでもええわそんなもん!

 さぁ! 終わりにしようぜ!!

 金時と玉藻の前と一緒にフルボッコだドン!!!!

 活性魔霧も何のその! まとめて吹き飛ばしてやらぁ! 金時が!

 

 

 …………テスラを無事消したら、恨みはないけど金時にも消えてもらうとするか(ゲス顔)

 男はご退場願うぜ!

 

 

 さぁて行くぞ俺! 子種の準備は充分か?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オレはモードレッド。

 父上の土地をオレ以外の人間が荒らすことを許せず、ここロンディウムを守るためサーヴァントとして召喚に応じた。

 

 この街を蝕む魔霧の元凶三人を蹴散らしたのまでは良かったんだが、最後の一人がしぶとく悪あがきをして面倒なサーヴァントを召喚しやがった。

 

 そして、今まさにロンディウムに危機が迫ってやがる。

 

 直ぐにでも追いつかねぇと、ロンディウムがオレ以外の奴に蹂躙されちまう。

 だが雑魚を蹴散らさないことには先に進めねぇ!

 

 そんな状況下であの賢者とかいうアヴェンジャーは、白濁の光の粒子を放ちながら上空に舞い上がり、一人で追いかけて行きやがった。

 

 あの野郎! 空も飛べるとか万能にも程があんぞ!?

 

 なんなんだアイツ?

 白濁の光を自在に操って、複数の弾丸や槍へと変化させ遠距離から攻撃したり、かと思えば白濁の光で構成された伸縮自在な上、鞭のようにしなる剣で前衛もこなしやがる。

 

 宝具も白濁の光線をぶちかまして敵を撃滅しつつ、味方のサポートまでやってのける。

 

 しかもあの白濁の光、オレの魔力放出と似た使い方ができるらしく、高速移動に使ってやがった。

 小回りも利くのか俊敏な動きでオレの獲物全部かっさらわれた時は、柄にもなく驚いて奴を凝視しちまったぜ……。

 

 それでいて白濁の光で自由に空も飛ぶ。

 

 

 

 その、色々となんか、おかしいだろ!?

 本当にどこの英霊だよ。

 いくらサーヴァントだからってやれることの幅が広過ぎんだろうが。

 

 オレだって魔力放出を使えば、スッゲー跳躍くらいは可能っちゃ可能だが……賢者の奴は普通にふわっと滞空した挙げ句、そのままニコラ・テスラが向かった方角に飛んで行きやがったからなー……それに小刻みな方向転換なんて芸当はオレの魔力放出じゃ難しい。

 

 

 強い上、場所を選ばず戦えるとか訳がわかんねェ……。

 

 

 カルデアから来たマスターがアイツを当てにしてたり、マフラーな父上が実力を認めてるのは、流石のオレも納得はしたっつーの。

 まあ、それでもオレと賢者がやり合ったらオレが絶対勝つけどな!

 

 それを証明する為にも今は目の前の雑兵共を蹴散らす!

 何せ今もなお賢者の奴との戦いは続いてんだ。

 

 どちらがより多くの敵を屠れるかって競争がな。

 

 アイツが素通りした分をオレが尽く薙ぎ払えば、それだけオレの勝ちは不動のものになる!

 その上でさっさと追い付き、雷野郎もオレが最後に仕留めれば問題ねェ!

 

 

 

 そんな思惑を浮かべながら、オレはマスターや盾ヤロウ……じゃねー、マシュと青タイツの槍兵、そしてマフラーな父上と共に目的地に駆け付けた。

 

 そこで目にしたのは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 残像が残るほどの速さで飛び回りながら、雷野郎を滅多斬りにした挙げ句、離脱と同時に事前にかき集めておいた白濁の光の粒子を、四方八方からガトリングガンの如く解き放ち、ニコラ・テスラの全身に容赦なく炸裂させる賢者のアヴェンジャーの姿だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 赤雷を纏わせて剣を振るうオレが言うのもなんだが、アイツえげつねーな!? 蜂の巣どころか肉片一つ残さない勢いじゃねーか!?

 

 チッ、にしても遅かった!

 賢者の野郎、オレ達が駆け付けるまでもなく一人で片付けちまいやがって…………いや、ありゃ新しいサーヴァントか?

 男と女、二人いるな。

 三人で戦ってたのか? ……なら、まあ倒すまでに間に合わなかったのも仕方ねェか。

 

 

 これでオレの役目も……ッ!?

 

 

 

 上空の魔霧が集まって、まだ何か来る……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 その姿を見た瞬間、オレは喉が干上がったのを感じた。

 

 

 

 渦巻く、漆黒の長槍。

 忘れるはずもないオレを殺した槍。

 

 賢者の奴は言っていた。

 マフラーの父上は同じであって、別世界の父上だと。

 

 だとしたら今まさに現界を果たしたあのサーヴァントこそ、オレの本当の────

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうして……今更、貴方は現れるんだ。アーサー王……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 性剣で斬りまくり、事前に待機させておいたオタマジャクシ絨毯ホーミング爆撃で、見事に爆☆散を果たしたアーチャー、ニコラ・テスラ。

 

 …………会話全無視でブッパしたのは正直悪いことしたかな……?

 

 まあ、今回は合コンの席に無理矢理割り込む形で召喚された自身の境遇を呪ってくれ!

 

 だから俺は悪くねぇ!

 手を下したのは俺だが、何もかも全てにおいてあのMとかいう変態が悪い!(責任転嫁)

 

 

 

 

 さてと、じゃあここまで活性魔霧を吹き飛ばすのとかに貢献してくれてた、ミスターゴールデンにも退場していただこ……ッ!?

 

 

 

 クンカクンカ……こ、この匂いは!? 女性の香り!!

 

 

 

 

 それはつまりつまりつまりつまり!?

 

 

 

 

 

 

 

「賢者さん!! まだ警戒を解かないで! 何か来るってドクターが!」

 

 

 お! マスター共々追い付いたか。注意を促してくれてるようだが、安心してくれ。

 匂いで新たな女性サーヴァントが来てるのはわかってるから!

 

 

「マスター大丈夫だ。わかっている。キミたちこそ、ニコラ・テスラが生み出した魔術的な階段はいつまで持つかわからない。気を付けろよ」

 

「あ、うん。私の方が気を付けなきゃだったね」

 

 

 ニコラ・テスラを生け贄にしたのは無駄じゃなかったんだな!

 この特異点(合コン)ラ ス ボ ス(メインディッシュ)が女性ってのはわかってるゥ!!

 

 さて誰だ! 出でませ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お胸の大きなオルタなアルトリアさんが降臨しました。

 

 

 

 

 

 イヤッフゥゥゥうううううううううううううううううううううううううう!!!!

 

 乳上キター!!!!!!!!!!!!!!!!(テンション爆上げ)

 

 やっぱりこの特異点(合コン)は最ッ高だね!!(熱い手の平返し)

 

 P、B、Mなんて前座に過ぎなかったんや! あれだ! 顔がそこそこイケメンだから人数合わせで席に呼ばれるも、合コンの場で女子共にアピールし出すと残念さが滲み出て、あえなく撃沈する残念なイケメン三人衆ってとこだな奴らは。次回からは呼ばれない連中だ。間違いない!

 

 

 

 うん? てか本命ではないけど、次点は当たってないかこれ?

 

 

 

 

 P。

 パイパイが。

 

 B。

 バインバインな。

 

 M。

 マダム。

 

 

 

 

 正解やんけ! 俺の推理力も馬鹿に出来ないな!

 

 これならあの有名な探偵ホームズとも張り合えるかも!?(驕り過ぎです)

 

 

 

 

 おっと! 忘れちゃいけない大事なことがあったんだった!

 

 

 

 うっ!! ………………………………………………………………ふぅ。

 

 

 

 感謝の見イキもバッチリ決めてやったぞ! あー、やっぱり宝具としてじゃなく、ただ女の子を見て出すのって素晴らしい!

 

 

 

 

 

 これだけ内心狂喜乱舞してんのに俺の表情変わってないんだから俺のスキルは本当に有能だよなー。

 

 

 

 

 

 なんかモーさんがシリアスな空気を醸し出しているところ悪いが、ランサーなアルトリアを俺は大歓迎だ!

 

 ここはやはりそのご立派なお胸で顔面パフパフしてもらいたいぜ! 我が性剣(マイサン)を挟んでもらうのもありだよなー。ウーム、悩ましい────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「────ってやるさ! 貴方が英霊となってまでオレを憎むなら! オレは、何度でも貴方に叛逆するまでだ! アーサー・ペンドラゴン!」

 

『駄目だ、モードレッドは止められない! このまま戦闘するしかないか……頼む、みんな!』

 

「了解! みんな力を貸して!」

 

「はい。マスター! ……戦闘を開始します!」

 

「オレと同じ槍使いのアーサー王か。なかなか楽しめそうじゃねぇか」

 

「ランサーであろうと、私と同じセイバーです! キャプテン☆ニコラを斬れなかった分、思う存分斬らせてもらいます!」

 

「……ああ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────…………………………………………って、ちょっと待ってェェェええええええええええええええええ!?

 

 アカン! 思わず返答しちゃったが、妄想に花を咲かせすぎて話聞いてなかったせいで、いつの間にか乳上と戦うことに!?

 待って! まだパフパフどころかひとモミも、パイタッチさえ済ませてないんだ。

 というかお持ち帰りコースでお願いしたいんだけど……!

 

 

 

 

 

 あー、皆さん武器構え出しちゃったよ。わーい、乳上も殺気全開の殺る気満々だー(現実逃避)

 

 

 

 

 

 せっかく来てくれたのにこんなのあんまりだ。

 こうなりゃ、意地でもこの手で掴み取ってやる!

 どうせここで彼女とはお別れなら、ヤりたいようにヤるだけだ!

 

 チャンスが来るまで、支援に専念する!

 

 

 

 

 

 

 俺は待った。

 乳上に完全に直撃はしないように細心の注意を払いながら、彼女より下の方から宝具(こかん)を解き放つ。

 

 待って、解き放ち、待って、解き放ち、待った。

 そして、

 

 

 

「突き立て! 喰らえ! 十三の牙!」

 

 

 黒い聖槍を中心に渦巻く暴風。

 

 

「まずい! あれをまともにくらえば十中八九消し飛ぶぞ!」

 

「我に任せておけ。マシュは念のため宝具の準備を」

 

「賢者さん!?」

 

「は、はい! 真名、偽装登録──行けます」

 

 

 時は来た! 俺は乳上よりもさらに上空へと飛ぶ。

 ずっと待ってたんだ! アンタが宝具を使ってくるのを!

 

 

 

最果てにて輝ける槍(ロ ン ゴ ミ ニ ア ド)!!」

 

「これこそが我が光の柱なり!!」

 

 

 

 下から撃ってたのには訳があったんだぜ? 上に向けて放った濁りきった白き極光を上空にてキープしておき、柱状に束ねて待機させておいたのさ。

 アンタの聖槍に、程よく拮抗させるなら『光の柱』を選択するのが妥当だと、様々なゲーム知識も含まれる固有スキル・二次元シミュレーションで算出した結果、そう判断した。

 

 

 荒れ狂う黒い竜巻と、白濁の光の柱が衝突する。

 

 両者は暫し拮抗し爆発した。

 周囲に吹き荒れる凄まじい衝撃波。

 目も眩むような飛び散る白濁の光の奔流。

 

 それらを前にマシュは盾を構えた。

 

 

「宝具、展開します……!」

 

「うっ……! 目を開けてられないよ! いったいどうなってるの!?」

 

『こっちも映像がまるで見えず真っ白だから状況がわからない! バイタル上はキミ達が無事だってことは確認できてるんだけど……!』

 

「チッ、賢者の奴。無茶苦茶しやがって!」

 

 

 よし、仮想宝具疑似展開/人理の礎(ロ ー ド ・ カ ル デ ア ス)のおかげでみんな無事みたいだな?

 みんなに姿が見えていないうちに、俺の目的を果たさせてもらうか!

 

 

 

 俺は加速する。我が宝具(マイサン)から漏れ出す白濁の光を全身に纏いながら。

 

 我が五体が崩れ去っても構わねぇ! 限界を超えた出力を叩き出す。

 濁りきった白き極光を応用し、ジェット噴射の要領で全力稼働。

 その荒業が恐るべき加速を実現する。

 無茶ぶりな超加速は当然痛みを伴うが、あの宝を手にするためならそんなものは些細なことだ。

 そう、俺の股間(ファルス)も言っている!

 

 

 

 

 全てはこの手で男の夢の集積体、O π(おっぱい)を掴み取るために!

 それを成すまでは死んでも死にきれねぇ……!

 

 

 

 

 

 残像を置き去りにする程の速度で、俺は乳上の懐に潜り込む。

 今まさに放った体勢のままの乳上が反応し、瞬時に槍で迎撃をしようとするが、ここまで急接近した状況では遅い!

 

 

 

 手を伸ばせば届くんだ! いい加減に揉みしだこうぜ! 脳内フレンズ(我 が 同 胞)

 

 

 

 

 揉むのは俺だけどな!!

 

 俺は十中八九果てるだろう。

 そうなれば宝具(こかん)も今日1日は使用不能になる。

 しかしそれでも構わない!

 

 もう期待で主砲は最大仰角済みなんだ。今更あとには引けない。

 ここで生殺しなんて事態になれば、俺はバーサーカー(ケ ダ モ ノ)に成り果てる自信がある(狂化EX)

 

 

 今まで以上にギンギンの硬さでバッキバキに直立している暴れん棒。

 

 

 肉体制御は何とかなってるが、肉棒制御は至難の技だったのだ。

 それでも出さずに耐えているのは、偏に乳上の下乳をどうしても掴みたいという願いを持ち続けているからに他ならない。

 

 夢にまで見たボインボインをこの手に収められるのなら、我が生涯に……は言い過ぎか、童貞卒業してないし。

 でも、この特異点においては一片の悔い無し!!

 

 白く濁った極光が右手に集約され、とんでもない光量を発する。

 

 白濁の光の粒子が手の平の上で激しく蠢くが、それら全てを掌握し右手と一体化させた。

 

 

 

 

 さぁ! 掴め! 掴み取れ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺の股間がもっこりビンビン! 巨乳を揉めと怒張しボロン! おっっっっっっっぷぁあい……バストフィンガアアアアアアアアアアアアアッ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ふにゅ。

 

 触れた指が沈む。

 

 

「ヴッ……!!!!!!!」

 

 

 刹那、俺は宇宙の誕生を見た気がした。

 

 

 全身を走り抜ける熱。

 

 

 膨張した分身がビュクッと大噴火を起こす感覚。

 

 

 視界が明滅する。

 

 

 ドクンドクンと脈打つのが止まらない。

 

 

 聖域が崩壊の危機に晒されかける程、ビュルビュルと流れ出る溶岩。

 

 

 沸き上がる感情はたった一つ。

 

 

 

 

 

 

 ただひたすらに柔らかい。やらかい。やうわぁらくぁあい(三段活用)

 

 

 

 

 

 

「………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………ふぅ」

 

 

 

 ……ブウウウト・エンドッ!!

 

 残弾ゼロ、作戦を終了する。

 

 

 余は満足じゃ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 よって、俺は大賢者モードになった。

 

 

 

 

 

 

 

「王の動きは封じた。長くは持たんがお膳立てはしたぞ、決着(ケリ)をつけろモードレッド」

 

「……礼は言わねぇぞ」

 

「構わない。我が好きでやったことだ」

 

「ふん。それじゃあ、蹂躙するか!」

 

 

 

 彼女が持つ聖剣のギミックが起動し今まで以上の赤雷を放出する。

 その様を見ていた二人のサーヴァント。

 

 

「仕方ないですね……今回は馬鹿息子の顔を立ててあげますか。私も甘くなったものです」

 

「アンタが引くなら、ここででしゃばるのは無粋だわな。しゃーねぇか、トドメは譲ってやるから決めろよ叛逆の騎士」

 

「ハッ! 言われなくてもそのつもりだ!」

 

 

 

 俺のブッカケで彼らの宝具発動は万全だ。

 宝具、宝具、宝具の三連撃をお見舞いするようだな。

 

 

 それにしても。

 

 

 

 

 

 いつから俺がパイタッチをするためだけに行動していたと錯覚していた?

 

 

 

 

 

 

 胸を触ったのはあくまでランサーアルトリアの霊基の中心だったからに過ぎない。

 

 そこに白濁の光を纏った右手を炸裂させた。

 その瞬間、彼女の霊基に白濁の光の粒子を流し込んだのだ。

 

 だから、中心から全身の霊基に行き渡るよう、位置取り的に心臓付近を触ったのだ。

 彼女の場合そこに胸があったそれだけの話。

 

 

 そう最初から目的はランサーアルトリアの霊基全体に、俺の白濁の(しもべ)を配置し、動きを抑制する。

 それが狙いだったのだ(ぶっちゃけ大賢者モードになって思い付いた)

 

 

 

 

 決して胸を揉みたかった、とかそんな邪な気持ちでやった訳じゃないんだぞ? 本当に失礼しちゃうぜ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「星光の剣よ! 赤とか白とか黒とか消し去るべし!」

 

「その心臓貰い受ける!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 以上、見苦しい言い訳でした(知 っ て た)

 

 

 

 本当の理由?

 

 ただ揉んで出したかった、それだけだ(キリッ

 

 

 

 先程までの俺はそれしか頭に無かった。

 ただし今の俺は性欲が死んでいる。

 

 そんな感情は露程もなくなっているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ミンナニハナイショダヨ! 無名勝利剣(エックス・カリバー)!」

 

刺し穿つ死棘の槍(ゲイボルグ)!」

 

 

 あっ、まともに動けないランサーアルトリアを2本のアレと1本のアレで挟み撃ちにしてるな。

 まあ、女性には穴が3つあるし大丈夫か。

 

 

「これこそは、我が父を滅ぼし邪剣」

 

 

 モーさんってば、そんな状況の乳上目掛けて四本目を繰り出す気だね。鬼畜ですわ。

 

 

我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)!!」

 

 

 おー、盛大にブッカケましたよ。

 親に向かって子がブッカケを行うとか、やっぱりブリテン親子は歪んでるなー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうやって暇をもて余していた俺が、歪曲脳内実況をしているうちにこの戦いは終結を迎えた。

 

 さようなら乳上。

 

 キミの胸の感触は決して忘れないよ!

 

 

『みんなお疲れ様! よくやってくれたよ。後はゆっくり聖杯を回収してきてくれ』

 

「了解しました。でも急いでこの階段は降りなきゃね」

 

「そうですね。いつ崩れてもおかしくないですし」

 

「雷野郎は消えちまってるからな。さっさとずらかるぞ」

 

 

 ズラ刈るぞ? また髪の話してる……。

 性欲もミートボールの中身まで空っぽだが、俺は充足感に満たされていたからか、そんなふわふわした思考をしていた。

 

 それでも流石は大賢者モード。

 

 

「あっ」

 

「先輩!?」

 

 

 急ぎ足だった藤丸立香ちゃんが躓きかけたのを、見逃さなかった俺は大賢者モード時特有の移動能力である瞬間移動をし、彼女を抱き止めた。

 

 

「急ぐのは良いが足許には気を付けた方が良いぞ」

 

「……ぅえっ!? あ、あれ? いつの間に……あ、ありがとう。ごごごごめんね賢者さん、迷惑かけて」

 

「我はマスターのサーヴァントだ。これくらいは迷惑のうちに入らんよ。……それよりも怪我はないか?」

 

「だ、大丈夫、です」

 

「そうか。キミが無事ならそれで良い」

 

「…………ぁぅ……」

 

 

 通常時の俺ならまず不可能な女性との接触をなんなくこなし、歯の浮いたような台詞を平然と吐く。

 その上、普段仏頂面なのに今は表情筋がかなり緩んでるのが鏡を見ずとも手に取るようにわかる。

 

 当然アレも出るどころかたちぬ。

 性欲が死んでるから、彼女を抱き止めた時に胸が腕に触れたりもしたが何とも思わない。

 

 大賢者モードになると、意識はちゃんとあるんだが言動やら行動がだいぶ思った通りではなくなるのが厄介なんだよな。

 

 って、なんか間近の立香ちゃんの顔がりんごのように真っ赤になってるんだが……何故?

 

 通常時ならスキル・二次元シミュレーションをフル活用して察するのも朝飯前なんだが、大賢者モードの時は上手く働かないことが多々あるんだよなー。

 今もそう。

 

 うん? つーか後ろにいた女性陣三人も顔を赤らめて固まってんだけど、どうなってんだ?

 

 

「どうした? 顔が皆赤いが……」

 

「い、いえ別に! な、なんでもないです」

 

「ズルいんですよねあの顔……一瞬、私以外のセイバー死ねって気持ちが消し飛ぶくらいには」

 

「…………あんな顔できんのかおまえ」

 

「エックスは何を……? というかあんな顔とは?」

 

「な、なんでもねぇよ! バーカ!」

 

 

 急にプンスカし出してモーさんが階段をかけ下りていく。

 まったく、訳がわからないよ。

 首を傾げていると、兄貴が肩にポンと手を置いてきた。

 

 

「お前はたまにいきなり天然かますよな……」

 

「…………天然?」

 

「鈍感野郎ってこったよ」

 

 

 やれやれ顔で先に階段を降りていくランサー。

 なんか腑に落ちないんだが……まあ、良いか。

 

 立香ちゃんが真っ赤になったまま固まってしまっていたので、抱きかかえて階段を下りることにした。

 

 

「…………………………はぇっ!? えっこれお姫様だっ……って顔ちか、ぅゎ……~~~~~~~~~~!!??」

 

 

 なんか途中で気が付いたマスターが熱に当てられたような顔で、わたわた慌てながら意味のない言葉をボソボソ口にしたと思いきや、顔から湯気がボッと噴き出し、声のない悲鳴をあげて顔を伏せてしまった。

 

 耳まで真っ赤なんだが……風邪でも引いてしまったのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 約一時間後の未来、正常に戻った俺は後悔することになる。

 完全にフラグ建ってたやん! 雰囲気も良かったし押せ押せの展開だったじゃねーか!?

 童貞卒業はいきなり無理でも、強引に攻めて恋人になるチャンスだっただろ! と。

 

 だが全ては後の祭り、通常時では接触はままならない。

 一日中性欲が湧かなかろうと、残弾ゼロだとしても、大賢者モードが解ければ、体質は元に戻る。

 その状態で女性に触れるとどうなるのか……性欲があろうがなかろうが、肉体は勝手に反応し空っぽにもかかわらずフルバーストしようとする。

 

 

 つまり100%テクノブレイクするのだ。

 

 

 股間は永久にお陀仏と化し、永遠の究極童貞────前人未到の童 帝 神 王(ザ・ヴァージナル・ゴッド)(仮名)へとランクアップするはめになり、童貞卒業の道は完全に途絶える。

 

 そこまでのリスクはかけられない。

 すると弾の回復する明日以降になってしまうため、作り上げた雰囲気もなくゴリ押しで恋人を目指すのは、仏頂面の通常時では難易度が高過ぎるのだ。

 言葉だって大賢者モード時みたいにうまいこと出てこないし、股間もスタンドアップしたままだ。

 その上、一回触れたら全弾発射は治っていない。

 即ち悲しいことに玉砕コースしか見えない。

 

 世の中そんなに甘くないのだった。

 甘くないのだった(念押し)

 

 

 

 

 

 いや、つーか童貞を捨てるってだけなはずなのに、なんでこんなに苦戦してんの? 俺限定でハードモードどころかナイトメアモードになってない?

 

 

 

 

 

 

 …………誰でも良いから誰か俺の体質と替わってくれ(嘆願)




賢者な彼「読者のみんな、替わってくれ」


はい、何も言わなくて良いです
もうこの作品のテーマはとにかく『汚い』ことだと、再認識したので突き抜けることにしました(ダメだコイツ)


次回、真の後編もいつも通り汚いです
そう遠くないうちに投稿で(ry

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