すた☆だす   作:雲色の銀

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第14話「新しい関係」

 日付が変わった、少し後ぐらいの時間。

 皆さんが寝静まっている中、私は携帯の振動音に目を覚ましました。

 普段なら、どなたからもメールが来ないような時間帯。それなのに、私の携帯にはメールが来ていました。

 折角起きてしまいましたし、気になったのでメールを確認します。すると、ちょっとだけ寝惚けていた頭がすっかり醒めてしまいました。

 

「みちるさん……!?」

 

 差出人は私の恋い焦がれる方、みちるさんでした。

 しかも、内容は「今、2人きりで話出来ないか」というもの。思わず顔が赤くなってしまいます。

 

「ど、どうしましょう……!」

 

 ドキドキしながら、皆さんを起こさないように部屋を出ます。

 この時、つかささんがいないことには全然気付きませんでした。

 告白されてしまったらどうしましょう、という考えで頭の中がいっぱいだったのです。

 

 そして、呼び出された2階のテラスへ向かうと、みちるさんはビーチチェアに座っていました。

 

 

「やぁ、みゆき。来てくれたね」

 

 

 優しそうな笑みを浮かべて、みちるさんは私を迎えてくれます。

 しかし、私は先程からある違和感を感じていました。

 目の前にいるみちるさんには、普段の潔白な雰囲気を感じません。微笑みには何処か妖艶さすら含んでいるように見えます。

 第一、みちるさんがこんな夜遅くに人を呼び出すでしょうか?

 

「どうしたんだい? 座らないのかい」

 

 彼に言われ、私は彼の隣の椅子に座ります。

 

「今日は星空が綺麗だね」

「えぇ……」

 

 決定的だったのはこの台詞。

 みちるさんが言いそうな言葉でしたが、本人は軽い口調でそう言ったのです。

 まるで「みちるさんの真似」でもしているような。それで、今私の目の前にいるのが誰か分かりました。

 

 

「何のご用でしょうか……うつろさん」

 

 

 みちるさんのもう一人の人格。ですが、みちるさんとは真逆の性格を持つ方。

 名前を呼ぶと彼は目を丸くし、すぐに大笑いしました。

 

「クッハッハッハ! よく分かったな、流石は幼馴染ってところだ」

 

 私の推測は当たっていました。

 ですが、失礼ながらうつろさんに褒めて頂いても嬉しくありません。

 

「何故、貴方が出て来ているのですか?」

 

 みちるさんの身体で傍若無人な態度を取られ、不愉快になりながら私は尋ねました。

 うつろさんは、みちるさんが気絶するか怒ってしまうと出て来てしまうのです。

 先日の大浴場でもみちるさんが石鹸を踏んで転んでしまい、うつろさんになってしまったと聞きました。

 

「さて、何でだろうな? みちるが眠ったから、か」

 

 うつろさんは私の質問に、はぐらかすかのように答えます。

 もしその話が真実なら、みちるさんが眠る度にうつろさんが出て来てしまうことになります。

 

「最近よく目覚めるから、出て来やすくなってるのかもな」

 

 うつろさんはそう続けて、ニヤリと笑いました。

 最初に私達が目覚めさせてしまってから、今日までで何度かうつろさんは出て来ています。

 その所為でうつろさんが表に出て来やすくなっているとしたら……?

 

「いよいよ、俺の身体になる日も近いってことか」

 

 背筋が凍るような思いでした。

 うつろさんが体の主導権を握ってしまったら、主人格のはずのみちるさんはどうなってしまうのか。考えるだけで恐ろしいです。

 

「んなことより、俺はお前に聞きたいことがあって呼んだんだ」

 

 うつろさんは私の不安を余所に、いよいよ本題に入って来ました。

 私をこんな深夜に呼び出した理由。一体何なのでしょうか。

 

「みゆき、お前はコイツの何処に惚れてんだ?」

「え……えぇっ!?」

 

 意外すぎる質問の内容に、私は一瞬何と言われたのか分かりませんでした。

 うつろさんが自分の胸を指差すコイツ、というのは即ちみちるさんのことで……!

 

「はぁ……コイツが鈍感過ぎるだけで、ずっと中から見てた俺は最初っから知ってたっての」

 

 顔を真っ赤にして慌てる私に対し、うつろさんは溜息を吐きます。

 そ、そんなに分かりやすかったでしょうか?

 

「いいからさっさと話せ。俺だってずっと出てられる訳じゃねぇんだ」

 

 うつろさんは欠伸を掻きながら私の言葉を待ちます。

 どうしましょう。うつろさんの記憶はみちるさんには残らないようですので、みちるさんに知られる心配はないみたいなのですが……。

 

「……み、みちるさんは優しくて、人を思いやることの出来る素敵な方です」

 

 昔からそうでした。私やみなみちゃんのことをよく気遣って下さり、虐めや不正を嫌う潔癖な方でした。

 残念ながら引っ越されてしまい、離れ離れになってしまいましたが、再会してからもみちるさんはお変わりなく素敵なままでした。

 

「顔や金、ってだけでもなさそうだな」

「と、当然です!」

 

 確かにみちるさんはお顔も整っていますし、檜山グループの御曹司です。クラスの女子達に人気があるのも分かります。

 でも、幼馴染として過ごしてきた私は、みちるさんがそれだけの人じゃないことをよく知っています。

 

「……本当、こんなのの何処がいいんだか」

「少なくとも、貴方よりは絶対に素敵です」

 

 みちるさんを悪く言われ、思わず言い返してしまいました。

 どんな理由があっても、話し合いで相手を貶してはいけないというのに。

 

「言うようになったね~」

 

 うつろさんはお怒りになるかと思いましたが、何故か逆に拍手をして下さりました。

 けど、褒められているような気はしません。

 

「その幼い愛が何処まで続くのか、見物だな」

「幼い、とは?」

 

 うつろさんは用が済んだと言わんばかりに立ち上がり、その場を去ろうとします。

 

「お前はまだ、みちるの一部分しか知らないって言ってんだよ。本当のコイツを知った時の反応が楽しみだぜ」

 

 うつろさんは私を見下すように笑いながら、男子部屋に帰って行きました。

 

 みちるさんの一部分しか知らない。

 本当のみちるさんを知らない。

 

 うつろさんの言葉はどのような意味が込められているのか。

 そもそも、何故みちるさんの中にうつろさんが生まれてしまったのか。

 

 私は椅子に座り込んだまま、眠くなるまでその意味について考えていました。

 

 

☆★☆

 

 

 あー、眠い。

 眠すぎて布団から出るのが怠い。

 

 昨夜、色々と試行錯誤した甲斐あって、漸くつかさと結ばれた。あの出来事は夢なんじゃないかってぐらい、幸せな時間だった。

 あの後、暫くの間抱いたままじゃれ合っていたのだが、流石に朝までに布団に戻っておかないと皆に怪しまれる、ということで名残惜しくも一旦つかさと別れたのだ。

 布団の中でもつかさの感触が忘れられず、眠れずいたのだが、いざ寝て起きると眠気が抜けきれず、現在に至る。

 

「はやと、いい加減起きろよ」

 

 布団を畳むやなぎの呼び声が聞こえる。

 へいへい、起きりゃいいんだろ。渋々、俺は布団から出る。

 すると、俺の他にもう1人眠っている奴を見つける。

 

「みちる?」

「ん……あ、おはよ……」

 

 寝坊なんてしなさそうなはずのみちるだった。

 みちるは俺に呼ばれて起きると、寝ぼけ眼のまま頭を下げた。

 童顔に綺麗な金髪。こうして見ると女に見えなくもない。

 

「お前等、もうすぐ飯だから顔洗って来い」

 

 やなぎに言われ、俺とみちるは洗面所に向かった。お母さんか、お前は。

 

 

 

 朝飯の席に着いた所で、今日が別荘最終日だということを思い出した。

 はぁ、豪華な朝食もこれで見納めか。

 

「そういえばみゆきさん、何でテラスで寝てたの?」

「ふぇ!? な、何ででしょう?」

 

 こなた曰く、みゆきは今朝布団にいなかったらしく、部屋の外に出ると何故かテラスの椅子で寝ていた所を発見されたらしい。

 無防備にも程があるだろ。

 

「外で読書していたら、寝落ちしていたんでしょ」

 

 なるほど。かがみの予測が一番みゆきらしかった。こう見えて天然ボケっぽいところあるからな。

 

「実はかがみんも寝落ちしたことがあったりして~」

「べ、別にないわよ!」

 

 こなたのからかいにかがみは否定する。が、明らかにやってそうな様子だ。

 かがみの場合は大方、ラノベを読んでて眠くなる頃には日が昇ってそうだけどな。

 

「おはよう~」

 

 みゆきの話が逸れた頃合になると、一番遅く起きて来たつかさがやってくる。

 やっぱ、昨夜のアレが効いたのかもしれないな。

 

「遅いわよ、つかさ」

「まぁまぁ、つかさの寝坊は今に始まったことじゃないからね」

 

 かがみが姉らしく叱るが、こなたの言う通りつかさの場合はいつも通りだから、気にする奴もいない。

 俺達にとっては、都合がいいとも言えるが。

 ふと、つかさと視線が合う。

 

「えへ~」

 

 つかさはふにゃけた笑顔を俺に見せて席に着いた。

 反則的な可愛さに今すぐ抱きしめたくなるが、ここは我慢だ。

 

 

 

 今年最後の海遊び。

 漸くつかさと2人きりになれた俺は、まずは教えてやったクロールを見ることにした。

 

「うし、やってみろ」

「うん!」

 

 つかさは大きく頷き、泳いでみせる。

 確かに運動音痴なところもあるが、つかさは丁寧に教えればちゃんと覚える。クロールについても同じことだ。

 

「あー……うん」

 

 バシャバシャと泳ぐつかさ。

 息継ぎは出来ているようだが、相変わらず水飛沫が立ちまくっている。進みも遅く、何とも微妙な泳ぎ方ではあった。

 ま、まぁ最初の溺れてるようにしか見えない奴よりはマシか。

 

「ぷはっ! ど、どうだった?」

「及第点」

「はうっ」

 

 正直な感想を伝えてやると、つかさはショックを受ける。アレで上手く泳いでいるつもりだったらしい。

 

「……けど、合格は合格だ」

 

 及第点でも合格には変わらない。そう伝えると、つかさは笑顔で海から上がってきた。

 まったく、つかさにとことん甘くなってる気がするな。

 

「あのね、はやと君。ご褒美って訳でもないんだけど……」

 

 つかさは俺の目の前まで来ると、頬を染めてモジモジと何かを言いたそうにする。

 何だ? かき氷でも奢らせようってか?

 

 

「頭、撫でて欲しいなって」

 

 

 上目遣いで何とも可愛い要求をしてくる俺の彼女。

 あまりの可愛らしさに、思わず理性が吹っ飛びそうになった。何だ、この可愛い生き物。

 

「嫌だ」

「えっ」

 

 だが、俺は敢えて断った。

 つかさは一瞬驚き、シュンとしてしまう。

 

「そ、そうだね。及第点だもん、仕方な」

 

 つかさの言葉を遮るように、俺は濡れた体を抱き締めてやる。

 

「頭撫でるだけなんて、嫌だね」

 

 その程度で、俺は満足しない。俺達はもう恋人同士なんだから。

 水着という薄い布のみを隔てて密着する体に、俺達はお互いの心臓の音を感じる程ドキドキしていた。

 

「はやと、君……」

「つかさ」

 

 どっちも顔が茹で蛸のように赤くなっているだろう。

 けど、離れられない。離れたくない。

 

「は、はやと君……その、しないの?」

 

 強く抱き返してくるつかさが、ふと聞いてきたこと。

 その意図は抱き締める以上のこと、即ちキスをしないのかということだろう。

 そりゃ、考えなかった訳じゃない。恋人同士といえば、大抵はキスをする。

 けど、今の状態でキスなんかすれば、頭の中が沸騰して脳みそが溶けてしまう。

 

「つ、つかさはしたいのか?」

 

 ヘタレな自分を隠すように、俺はつかさに問い返した。

 つかさから言ってくるってことは、本人も興味を持っているってことだし。

 

「……うん、はやと君ならいいよ」

 

 つかさの口から出たのは、肯定と許可。

 若干声が強張っているものの、そう返してくれる辺り愛されている実感が湧いてくる。

 こんなに幸せなんだ。好きな奴が、恋人でいてくれることが。

 

 

「それなら、まだ取って置く」

 

 

 俺はつかさを一旦解放し、目を合わせる。

 潤んだ目、そして小さな唇に視線が行く。コイツの全てを俺のものにしたい。

 けど、同時にがっついてはいけないような気がした。

 愛し、愛される関係に甘えるような形にはなってしまうが、コイツとの恋人生活をじっくりと楽しみたいのだ。

 急じゃなくていい。これまで俺達が共に歩んできた道のように。

 

「今はつかさと抱き合えるだけで幸せなんだ。生き急いで、俺のつかさを汚すなんて勿体無い」

 

 少し恥ずかしい台詞を吐き、俺はつかさの濡れた髪を撫で回した。

 すると、つかさは納得してくれたようで、はにかみながら頷いた。

 

「分かった。けど、したくなったら言ってね」

 

 つかさの発言と笑顔に、俺は心打たれて再び抱き締めてしまった。

 本当、こんな可愛い奴が俺の彼女でいいのだろうか。

 高校入学当時からは、考えられないくらいの幸せを噛み締める俺だった。

 

 

 

 

「さて、説明してもらいましょうか」

 

 数分前からは、考えられないくらいの絶望を受ける俺だった。

 熱い砂浜に正座する俺の前には、今まで以上にキツい視線をぶつけて来るかがみの姿。

 

 そう、バレてしまったのだ。

 

 

 あまりにも幸せ過ぎて油断していた。まさか、あき達が呼びに来るまで抱き締め合っていたとは。

 決定的場面を見られてしまってからは、あきとこなたの無双状態だ。

 何せ声のデカい2人だ。残りのメンバーや海崎さんとたけひこさんにまで知られてしまった。

 流石に、この場にいない連中にメールで連絡しようとしたのは阻止したが。

 

「はーやーとーくーん? ちょっといいカナー?」

 

 時既に遅し。鬼の耳に入った以上、俺の地獄行きは決定事項だった。

 

 

「つまり、昨夜に告白してからの付き合いと」

 

 やなぎの分析に頷く俺達。因みに正座しているのは俺だけで、つかさは俺とかがみの間でオロオロしている。

 

「さぁ、地獄を楽しみな!」

「絶望がお前のゴールだ」

 

 こなたとあきは何かのパロディ的な台詞を俺に放つ。

 コイツ等は後でいっぺんシメるとして。

 

「何で言わなかったの?」

 

 仁王立ちするかがみから一言に、空気が重く圧し掛かる。

 つかさはかがみの双子の妹だ。大事にしてるのは分かるし、内緒にしていたことは悪かったと思う。俺に対し怒るのはご尤もだ。

 

「黙ってたのは済まない」

 

 だから、俺は土下座をした。砂に額を付け、深く頭を下げる。

 

「……何で、言い訳しないのよ」

 

 かがみは続けて質問を投げ掛ける。声のトーンは若干上がっていた。

 以前までの俺なら、悪びれもせずに体の良い言い訳で流していただろう。その方がずっと楽だし。

 

「俺は、つかさのことで言い訳すんのは辞めた。それだけだ」

 

 後で言おうと思ったとか、反対されると思ったとか、後から幾らでも言うことが出来る。

 けど、言い訳をすればそれだけつかさを好きだっていう感情が軽くなってしまうんじゃないかと思った。

 俺はつかさという翼を得たんだ。また失くすなんて、ゴメンだ。

 

「……分かったわ。昨日の今日だってのは理解したし」

 

 かがみの台詞に、俺は頭を上げる。

 呆れた風な表情のかがみは、つかさの方に寄っていた。昨日の今日とはいえ、何もしてないっての。

 

「アンタ等が好き合ってたのは、知ってたしね」

 

 苦笑するかがみの言葉に、俺とつかさは目を点にした。

 みちる以外の連中も頷く辺り、どうやら筒抜けだったらしい。うああ、これは恥ずかしい!

 

「良かったわね、つかさ」

「お姉ちゃん」

 

 つかさの頭を撫でるかがみ。意外といい姉してるじゃないか。

 

「その代わり、つかさを泣かせたらタダじゃ済まないからね!」

 

 対して、俺には人差し指を向けて強く注意。分かってたけど扱いの差が酷いな。

 

「精々気を付けることだな」

 

 怖いお姉ちゃんの彼氏が苦笑しながら付け加えた。俺の周りには敵が多いようで。

 

 

 

 こうして、俺達の高校三年の夏旅行は終わりを告げた。

 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうが、同時に掛け替えのない思い出に変わる。

 

「やっとか」

 

 去年と同じように、やなぎから贈られてきた封筒の中身を眺める。

 それは旅行で撮った写真。海を泳ぐあきとこなた。泳ぎ疲れたところを砂浜に埋められたやなぎ。山頂で撮った集合写真等々。

 その中で、俺は1枚だけ取り出して机に置く。

 

「まったく、よく撮れてる」

 

 帰り際、俺とつかさがやなぎに頼んで撮ってもらった写真だ。

 浜辺に並んで、手を繋ぐ俺達。他にポーズも何もない。

 けど、その方がよかった。これは俺達の新しい関係の始まりを写した1枚だからだ。

 派手な要素なんてなくていい。ゆったりと、マイペースに進んでいく。それが俺達の付き合い方だ。

 

「はやと君~!」

 

 外から俺を呼ぶ彼女の声がする。今日は写真立てを選びに行く約束だ。

 

「おぅ」

 

 気の抜けた返事をし、俺は外に出た。

 

 今日は雲1つない晴天。2羽の鳥が何処までも飛んでいくのがよく見える。

 




どうも、雲色の銀です。

第14話、ご覧頂きありがとうございました。

今回は別荘編ラスト、というより告白後の2人の様子でした。
付き合った後のはやとは劇的に変化した、なんてことはなく。つかさLOVEな面以外はそこまで変化してませんでした。
ただ、あの2人は間違いなくバカップル化すると思います。壁がいくつあっても足りませんね、ハイ(笑)。

あと、みちるとうつろの伏線も張ったりしました。彼等の物語はまだまだこれからです。

次回は新学期開始、そして桜藤祭2nd編に入ります!


それと、今回活動報告の方でアンケートといいますか、キャラ人気投票でもしたいと思います!
気になった方は是非見て行ってください!

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