ベ「カカロット、お前もバカ主の小説を見に来たのか?」
孫「ベジータは主役じゃなかったんだってなー」
ベ「ふん。ブロリーをぶっ殺して俺が主役になる!出しゃばるんじゃない」
ブ「ハッ?」
ベ「フォ!?」
岩盤送り
変態橋での出来事から数時間後
川神院
「この、馬鹿者が!!」
「いだっ!!」
「へあっ!?」
「うわー、痛そう・・・」
川神院に帰った後に鉄心から呼ばれた百代とブロリーを呼び出し、変態橋であったことを途中帰りで急いで合流した一子と一緒に説明した
それから2人だけに鉄心の拳骨が放たれた
「っ〜〜〜!!じじぃ!少しは手加減しろ!!」
「何が手加減じゃ!ブロリーとの勝負は儂が許可出すまではならんと言ったはずじゃろうが」
「鉄心、俺はなにもしてない」
「門限は日が落ちる"前に"帰ってくるようにと言ったはずじゃ。お主はどのくらいで帰って来たか覚えておるか?」
「・・・あ」
ブロリーは鉄心の言葉を聞いて思い出す
確かに日が落ちる前に帰るように言われていたが、実際あのあとしつこく百代に戦うように迫まれながら帰ってきたのはもう夜になり始め位だった
「いや、俺はちゃんと帰ろうとしたけど百代がうざく絡んでくるから」
「黙らっしゃい!」
「アァイ!?」
もう一度鉄心の拳骨をくらって頭を抱えるブロリーに鉄心はブロリーの前に座って肩に手を当てながら言った
「良いかブロリー、約束を破る事は悪い事じゃ。しかしなだからと言ってそれを誰かの性で破ってしまったことにするのはもっといかんぞ。どんな事でも自分が約束した事はちゃんと守り、破ってもそれを誰かの性にせず、ちゃんと反省することが大事なのじゃ」
「反省ですか?」
「そうじゃ。自分が悪かった事は素直に認め、次には大丈夫なように改善していけば良いだけじゃ、分かったな?」
「・・・」
ブロリーは少し視線を下に向けながら黙った
誰かに怒られ、説教をされるこの感覚はどこか懐かしく感じた
記憶はないはずなのだがこんな気持ちになるのはきっと記憶を失う前にも誰かに怒られた事があるからなのだろうか
「・・・はい」
「うむ、よろしい。では、今日はお主らに話があるんじゃ」
「話?じじぃが私たちにか?」
「まぁ、正確にはブロリーたちに話をするんじゃが百代と一子にも関係ある話故についでに聞いておいて欲しい」
「ブロリーたちって事は魔理沙やフランちゃんにも関係あるの?」
「うむ、そういう事じゃ」
「鉄心様、二人を連れてきましたヨ」
障子を開けて入ってきたルーに続いて魔理沙とフランも中に入ってきた
「よ、おかえりブロリー」
「おかえりー♪」
「ただいまフランちゃーん♪」
「・・・貴女には言ってない」トトトッ
「・・・?」
「えへへ」
両手を広げ、フランが来るのを待つ百代であったがフランはスルーして胡座をかいていたブロリーの膝の上に乗る
「うう、何故だ。何故私よりブロリーなんだ・・・」
「さぁ、日頃の行いか最初の印象が悪すぎたんじゃないか?」
「そんなことないもん!美女、美少女には私は優しいもん!」
「・・・だーめだこりゃ」
百代の言葉に呆れしか出てこない魔理沙
「フランちゃんってブロリーさんの事が好きなんだね」
「うん!お兄さまに似てるから私は好き」
「・・・兄?」
「うん。見た目が似てるわけじゃないけど、高身長であまり喋らないとことかあとたくさん食べるとことか!」
(そこはブロリーに一番負けてるけどな兄ちゃん・・・)
「・・・そうか」
「話を戻すが良いかの?」
「・・・はい」「いいぜ」「はーい♪」
「ぐっー。ブロリーが羨ましい・・・」
鉄心の言葉に返事をする3人
一度咳き込んでから鉄心は続けた
「とりあえずお主ら3人は帰る場所が未だに分からず今はこの川神院に住んで貰っておる」
(まぁ、幻想郷から来たっていっても誰も信じないし簡単に見つかるわけじゃないしな)
「そこでお主らを今後どうするかっという事なんじゃが・・・3人とも川神学園に通ってみぬかな?」
魔理沙は何となく察し、フランとブロリーは頭に?を浮かべる
「川神学園ってなんだぁ?」
「儂が学園長を務めている学校、言わば学び場じゃ」
「でもお爺ちゃん、ブロリーさんや魔理沙はとにかくフランちゃんは小学校とかじゃないの?」
「ふむ、実はのブロリーが外にぶらついておった時にの二人にちょっとしたテストをしてもらったんじゃが魔理沙は社会や歴史以外は平均的。フランに関して同じなんじゃがそれ以外に関してはなかなかの点数を叩き出しての」
「えー?!フランちゃんってすごく勉強出来るんだ!!」
「ふむ、儂とルーも驚いたがフランに関しては飛び級で1年、しかもS組にも問題なく入れられるわい」
「フランちゃんすごーい!」
「えへへ。パチュリーやお兄さまにも色々教えてくれたし、こう見えてもちゃんと寺子屋だって通ってるんだよ」
「まぁ、私は出来る程度だがな(歴史に関しては駄目駄目なのは仕方ないだろうけどな。しかし、まさかフランに負けるとは・・・もうちょっと真面目に勉学に励めばよかったか)」
「まぁ、あとはブロリーなんじゃが。どうじゃ、川神学園に入って学生生活とやらを思い出してみればなにか記憶を思い出すかもしれんぞ、歳は分からんが見た目に問題は無さそうだしの」
「・・・」
話を振られ、ブロリーは視線を少し下げる
確かに失った記憶を探すのがブロリーの目的ではある
しかし、もう1つの目的でもあるカカロットという者を探し出すこともまた目的の1つだ
果たしてそんな学園とやらに入ったところで俺の目的は果たせるのか?ただブロリーはそんな疑問ばかりを浮かべるばかりだった
「ねーねーブロリー。一緒に行こうよーきっと楽しいよ!」
「まぁずっと記憶探しだけじゃいつか退屈になるし新しい刺激ってのも記憶を思い出すいいきっかけになるかもだぜ」
「そうだよブロリーさん!分からないことがあったら私たちが教えるよ!」
「一応私は3年だからな。もし後輩だったらちゃんと先輩として世話してやるぞ?こんな美少女が一緒に案内とかしてやるんだ、羨ましいだろ〜?」
「・・・はい。俺も川神学園に入ります」
「わーい!」
ブロリーの答えに満足したようにブロリーに抱きつくフラン
ブロリーは特に意に関せず、鉄心の方を見た
「ふむ。では魔理沙とフランの転校の準備は儂らがしておこう。ブロリーも同時に進めておくが二人と同じように小テストを受けて貰うぞ」
「はい」
こうして3人は川神学園に入学することが決まった
ブロリーのこの選択は彼の記憶を取り戻すきっかけになるか、それとももっと別の波乱に巻き込まれるのか
どちらにしても彼は進むだろう
失った記憶を取り戻し、己が何者かを知るために
おまけ
「鉄心様、結果がでました」
「フフフ、俺の点数は何点だぁ?」
ルーから紙を受け取り、鉄心はその結果を書き記した紙を見て呟く
「ほとんどの教科が10点以下、最高点数は英語の26点」
「へあっ?!」
「ブロリーくんはF組決定じゃな」
「バァカァなー!!」
学園入る前からこの始末
はてさてこの先どうなりますことやら
いよいよブロリー達が学園に転校です