パ「Episode3です。なんなりとご覧下さい」
ブ「Episode3を持ってきたブロリーです」
ベ「お前が主人公だな?」
ブ「はい・・・」
次の日
「スー・・・んー」
寝息を立てながら敷布団の上で心地よさそうに寝返りをうつブロリー
しかし、そんな寝心地を阻害するかのようにドタドタと走る音が聞こてくる
次の瞬間、部屋の障子をスパーンと強く開く
「ン〜・・・なんだぁ?」
「朝ご飯だよー!起きろー!」バッ!
「へあっ!?」
その瞬間ブロリーが目にしたのは頭からダイブしてくるフランの姿
そしてそのままブロリーの土手っ腹に激突した
「なぁフラン、なんで起こしに行っただけなのにブロリーはこんなにげっそりしてるんだぜ?」
「うぐぐっ...」
片手で腹を抱えながら苦い顔をしているブロリー
「えーと・・・えへへ」
「全く。そいつは小夜の兄ちゃんじゃあないんだからあまり派手な起こし方するなよ、ていうか絶対誰にもやるなよ」
「はーい」
元気な返事をするフラン
そんなやりとりをしていると遠くからルーの声が聞こえてきた
「3人とも、早くしないと朝ご飯なくなるヨ」
「おっと、それは困るぜ。早く行くか 」
「・・・はい」「はーい」
武闘家にとって大切な事は自身を鍛え上げる事
鍛練にはそれ相応の体力の消費は絶対、故に武闘家にとってエネルギーとなる食事の摂取も大切な事の一つだ
武の総本山として有名である川神院には多くの門下生を抱えている為に朝食からその量は半端ないものだ
ルーの案内の下、ブロリーたちも指定された席に着く
「おはよう。貴方がお姉様が山で拾ってきたっていう人だよね?」
「・・・誰ですか?」
「あ、ごめん。私は川神一子、皆からはワン子って呼ばれててお姉様の妹なの」
「百代の妹、か・・・ブロリーです」
「ブロリーさんね。しばらくの間だけだと思うけどよろしく!」
「・・・」コクッ
ブロリーの右隣に川神一子、その奥には百代が座っており、左隣からはフラン、魔理沙という席順
そして川神院の師範である鉄心も席に着き、朝食は始まる
皆、この後の修行やらの為、体力を付ける為に朝食をがっつく
「・・・」
「ん、どうしたのブロリーさん。無くなっちゃうよ?」
「・・・いや、どれも見たことない食い物だから珍しいと思っただけだ。いただきます」
皆がさっきやったように両手を合わせるブロリー
そしてそのまま自分の前に置いてある箸に手を...伸ばさずほかほかの米が入った茶碗を掴みそのまま口に持っていく
「え、おいブロリー...?」
「・・・」モシャモシャ スッ
「お、おい。そんな大皿持って何を・・・」
「むぐぐ・・・」ガツガツ、モシャモシャ
「「「「えぇーーーー!!?」」」」
テーブルの真ん中に置いてある野菜炒めの盛られた大皿を片手で持ち上げまた自分の口の中に流し込むブロリー
そんな光景に皆が驚愕した
「ちょ、ちょっとブロリーさん!?ここにある料理はみんなのだから独り占めしちゃダメだよ!」
「おいブロリー!やめろって!流石にそれはやばいんだぜ!!てか、箸を使え!」
「ふぁんば、ふぐふぁい(なんだ、うるさい)・・・ゴクッ・・・・・ふぅ」
「すごーい!食べきったー!」パチパチ!
大皿に盛られた野菜炒めはものの数分でブロリーの胃袋に消え去ってしまった
皆が唖然とする中、フランは笑顔でブロリーに拍手していた
「・・・おかわり」スッ
「「「まだ食うの?!」」」
結局、ブロリーの朝食はこれだけでは留まらず追加で何十人分もの料理を出されその全てを自分の胃袋におさめられた
この日、川神院の料理当番たちは両腕筋肉痛となり多大な食費が掛かったという
朝食回でした。サイヤ人の胃袋はブラックホールだ
そろそろなにかと戦わせたい・・・の前に服装やら尻尾やらの話が書きたい