Outsider of Wizard   作:joker BISHOP

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第二章 場違いな四人、近づく一人

時計を見た時にはすでに午前6時を過ぎていた。ベッドに寝てからあっという間に数時間が経っていた。

 

いつもはまだ寝ている時間だが今日は自然と目が覚めた。そしてもう眠くはない。

とりあえず制服に着替え、杖をポケットに忍ばせて部屋を出た。

 

廊下を歩いている生徒は少なく、いつもと比べると早朝は静かなものだった。それは寮室もそうだった。

昨日の夕方とは真逆の状況だ。人が少なく、落ち着いた部屋はいつもより更に広く見える。

 

そんな広々としたした部屋の窓際に座り、外を眺めている見馴れた男子が一人いた。

マックスはそっと近づき、肩を叩いた。

 

「早いな。」

「マックスか、びっくりした。」

 

一瞬飛び上がりそうになって振り向いた彼はジャック・メイリール。マックスと一番親しい人物だ。

物静かで落ち着いている性格が合うのだ。だが秘密の活動を共にする時は目が輝き、すばしっこくなるやつだ。

 

「いつもこんな早く起きてるのか?」

マックスが言う。

「朝は早いほうだが、今日はいつもより早く起きてな。お前こそ早かったな。」

「俺も同じだ。勝手に早く目が覚めてしまった。それにしても早朝はここまで静かなんだな。」

マックスはテーブル周りで本を読んだり勉強している生徒達を見ながら言った。

 

「この時間帯は基本こんな感じだ。何かに集中したいやつらしか居ないから静かだ。でもあと一時間すると人が増えてざわつき始めるぞ。」

ジャックが言った。

 

「食堂もそうなるだろうな。俺はそうなる前に飯を食いに行くが、お前はまだか?」

「ああ、でも食う気しないから朝は食わないつもりだ。」

「そうか。じゃあまた後でな。」

そしてマックスは一人で寮室を出ていった。

 

吊り橋を渡った先の扉を開け、本校舎の廊下に出た。

夜に歩いた廊下と同じ場所とは思えないほど雰囲気が違った。

大きく開いた窓から光が差し込み、古城の廊下を端から端まで明るく照らしている。

だが、ほとんど人気のない早朝の廊下はどこか寂しさを感じさせた。

 

マックスは一階まで階段をのろのろと下り、食堂を目指した。

周りには、同じく食堂に向かっているであろう生徒が複数人いるだけで、大勢で固まってバカみたいに騒いでいる日頃の連中は全く見ない。

マックスは常にこれほど静かな環境であるならどれだけありがたいかと思った。

 

そして歩いているうちに、これまた広い長方形の空間が見えてきた。食堂だ。

新しく建築された食堂の白いコンクリートの壁が古い城壁に囲まれ、浮き出て目立つ。

 

そんな食堂内に足を踏み入れ見渡すと、早速二人目の見馴れた顔と体型がそこにあった。

近づいていくが相手はまだ気づかないようだ。だがジャックみたいにボーッとしているわけではなかった。

マックスは、プレートを持って急ぎ足で食器置き場を歩いているその男の肩を強めに叩いて声をかけた。

 

「おはようディル。」

彼はジャックの時より明らかに驚いたようだ。

「おい!お前かマックス。心臓に悪いぜ。」

天然パーマ気味の短髪に小太りな体型の彼はディル・グレイクだ。

 

マックス達の中で誰よりも陽気で魔法を使ったイタズラが大好きな憎めない性格のやつで、チームのムードメーカー的な存在でもあるのだ。

 

「今日はずいぶん早起きしたな。さてはお前もスープが欲しくなったか?」

ディルがプレートに食器を乗せながら言う。

「お前じゃないんだからスープ目的ではないよ。今日は勝手に早く目が覚めただけだ。眠くもないし、飯でも食っとくかと思って来たんだ。」

「ならばついてるな。まだスープは沢山あるみたいだからお前もいっぺん飲んでみろ。まさに美味の極みだ。」

 

ディルの言う特製スープは生徒達の大人気のメニューで、すぐに無くなってしまうのだ。たっぷり味わいたければ朝早くに食堂を訪れる必要がある。

ディルはスープを欲張るために毎朝早く食堂に通っている。

恐らくこの学校の人間の誰よりもこのスープが気に入っているのだろう。

 

料理人が生徒の早起きをうながすために考えたメニューであるならば、彼は見事に作戦にはまっていると言える。

もっとも、マックスとジャックには興味がないし、マックスに至ってはこの高校生活2年間で一度も食したことがない。

 

「せっかくだから、今回は味見するか。」

マックスもプレートを取ってそれに皿を一枚起き、ディルの後ろに並んだ。

 

その前には既に何人かの生徒がスープをなみなみについでいるのが見えた。更にマックスの後ろにも次々とプレートを持ってくる生徒が現れだした。

 

「この学校の特製スープの影響力は伊達では無いかもな。」

「今更か。」

いよいよスープの大鍋に手が届く距離まできた。

マックスは妥当な量を注いだ。ディルは思った通りなみなみだ。

 

スープの後はパンとサラダを多少皿に取り、テーブルに向かった。

ディルはまだ色々とプレートに取っているようだ。バイキング方式は食欲旺盛なディルにとっては有り難いことこの上無いのだ。

 

しばらくするとディルが隣のイスに座った。プレートには肉類も盛られていた。

「よく朝から食えるな。」

マックスが言った。

「なにもせずとも腹は減るさ。そうだ、スープの感想は?」

「ああ、確かにうまいのはわかったよ。」

「だろうが。」

「ただこれのために毎朝早起きする気にはなれんな。」

マックスは率直に言った。

「まだお前は始めて飲んだからわからんのだろうな。」

 

ディルは続けた。

「なぁ、ところで今夜もまた行くのか?」

「そのつもりだ。やっぱりかなり気になるからな。一人でも行きたいところだよ。」

「俺はいくぞ。こんなわくわくするのは始めてだ。きっとジャックもそうだ。」

「ジェイリーズはどうかな?最近俺達と夜中行動することが続いているせいか、くまができてるだろ。」

「ああ、そうだな。でもくまが有ろうが無かろうが美人に変わりはなしだがな。」

「そういうことじゃない。本人が気にするかもしれないってことだよ。」

「それもそうか、女子だしな……」

「一応誘いはするさ。ただ俺らは危険なこともやってきてる。女子を無理やりは引き込めない。」

 

マックスは朝食を食べ終わると空の皿を乗せたプレートを持って立ち上がった。

「動くときはまた連絡する。それまでは魔法が使えるからってあんまり騒ぐなよ。」

「わかってるって。」

 

その後、校内は徐々に生徒達で溢れることとなった。

マックスは今個室にいる。バッグに教材を詰めているのだった。

 

「授業かぁ、つまらんな。」

マックスは自然とため息がもれる。

「少し時間があるな……」

授業の用意が終わると、ベッドの下から一冊の小さな本を取り出して開いた。

「本来ならこっちをまともに学習すべきなのに。」

 

その本の表紙にはかすれた文字で『魔術ワード集』と書いてある。

それを読み始めて三十分たった頃だろうか、生徒達の授業に向かう足音が響いてきてマックスは本を閉じた。

「そろそろか。」

 

再びため息を軽くつくとバッグを持って立ち上がり個室を出た。

そのままゆっくりとマックスが選択している一時間目の理科の教室へと歩いている時だった。

 

「あら、マックス。」

不意に後ろから声をかけられ立ち止まる。

「ジェイリーズか。廊下を歩いていて出くわすとは珍しいな。」

 

後ろから歩いてくる茶色いウェーブのきいた髪、スタイルは抜群、しかし目の下のくまが少し気になる容姿端麗な彼女はジェイリーズ・ローアン。マックスのチーム中、唯一の女子生徒だ。

 

「朝から冴えない表情ね。」

「これでも眠くはないんだけどね。君こそ、近頃連日夜更かしでろくに眠てないんじゃないか?」

マックスはうっすらくまのできた顔を見て言った。

「まあね。でも楽しいからいいじゃない。学校にいる全員の人間をあざむいて本を盗むとか。」

 

可愛い顔して恐ろしいことを言う彼女は、いつになっても本性が見えないものだ。

ただ、寝不足でもマックス達の危険なミッションに参加する彼女の性格は普通ではないことは間違いないだろう。特に昨日のミッションはなかなかヤバい内容だったから、正直彼女が参加するとは思ってなかったが。

本人は、実はかなりやる気だったというのだから……

 

「そう言えば、前からちょっと気になってたんだけど……」

「何だ?」

「マックスの呪文の本、あれどこで手に入れたの?なかなかの年代物みたいだけど。」

「『魔術ワード集』か。あれは俺が幼いときに親から与えられた物だ。あれで魔術について勉強しなさいと言われていた……」

そしてマックスは独り言のように続ける。

 

「その肝心な親はもう居ない……」

「えっ?……ああ、悪いことを聞いてしまった……」

ジェイリーズは一瞬驚き、そして申し訳なさそうに言った。

 

「いや、気にすることはない。」

「実は、あたしも両親を失っているの。」

これには驚くことしかできなかった。

「初耳だ。そうだったのか……」

「父親は事故で死んで、母親は行方不明だと聞いてるの。」

「俺の親は両方とも何者かに殺されたんだ。その時に誰かが俺の前に立って、守ってくれたことを覚えている。」

マックスは今から14年前の三歳の頃の記憶をたどった。

 

燃える部屋に一人、屋根は崩れ落ち、壁は砕かれていた……両親は見渡してもどこにも見えない。ただ熱く、何かと周りが騒がしかった。

その時に突然、自分の前に立ちはだかって必死で何かから守ってくれていたような人物は何者なのか。

今となっては永遠の謎だ……

 

「この話は終わりだ。早く授業に行かないと。」

マックスはそう言うと、他の生徒達の波に乗るように理科の教室の方へ歩きだした。

 

しかし数歩歩いたところで再び立ち止まる。

「あれ、ジェイリーズもこっちだったのか?」

「あたしも理科を受けてるんだけど、今まで気づいてなかったの?」

 

マックスは前を向いたまま言った。

「ああ、全然知らなかった……いつも教室で君の姿は見えなかったからかな……」

「あなたって友達のことも関心がないのね。」

ジェイリーズは信じられないという表情だった。

 

「関心がないは言いすぎだよ。」

そして二人は並んで歩きだした。

 

「そうだ、丁度会ったから聞いておくが、今夜も俺とディルは地下へ行って色々調べることが決まっている。君はどうする?」

「あなたはどうしてほしいの?」

ジェイリーズは逆に聞いてきた。

 

「ん?俺が決めるのか?」

「あなたがリーダーよ。まずリーダーの意思を聞かせて。」

「ああ、なるほどな。まあ俺としては、できるだけ仲間は集まってほしいが……あくまで個人的にだ。」

「なんかはっきりしない感じ。人がほしい時は来いって言っていいんじゃない?それとも、あたしの睡眠を気づかってる?」

 

彼女はいつも穏やかに、そして鋭く人の心を見抜いたようなしゃべり方をする。

 

「全部お見通しか。わかってるなら何も言わないよ。」

「じゃあ、今日の行動にも参加させてもらうわ。」

 

軽く微笑むと、その先の理科教室へ入っていったのだった。

 

間も無くチャイムが鳴り、授業は始まったのだった。

マックスは窓際の席に座り、外を眺めながら考えていた。

 

昨夜見た魔法使いと思われる生徒が気になる……

ほとんど見えなかったが、シルエットからは高身長であることがわかる。

俺達より上級な魔法を使えたら、チームに取り込むことができれば……いや、危険でもあるな。

 

奴が俺達より上手なら、俺達の魔力の気配に気づいていたかもしれない。それを言うなら、俺達が魔法使いであることをとっくに知ってた可能性も……

 

そもそも、なぜこのセントロールス高校に魔法使いが五人も……

 

考えれば答えの出ない疑問ばかりが浮かぶ。

マックスは一旦、強制的に思考を授業に向けた。

 

一時間目の授業後はジェイリーズとは分かれ、別の教室へ移動し、それから午前中の授業まで誰とも会話することなく時は経過した。

そして昼休みになり……

 

「ようし、集まったな。」

マックスら四人は寮室にいた。角の目立たない所で、丸テーブルを囲むように椅子に座っている。

 

「今後、例の魔法使いについても調べることにした。人影のサイズからして、まず一年ではないと思う。同学年、もしくは三年か教師……いや、教師はないか。」

マックスが言った。

 

「わからないぞ。そもそもこれだけの数の魔法使いがマグルの学校に、それもセントロールスに集まっていること事態、既に異常だと思うからね。」

 

ジャックが言ったことは確かにうなずけることであった。

 

「そうだな。万が一あの魔法使いが大人だとしたら、間違いなく俺達の魔力を越えている。呪文も知ってることだろう。だから俺達の敵にまわったら厄介でしかない。」

「だな。俺達の行動もバレちまうぜ。校長にチクるのも時間の問題かもよ。」

ディルが言った。

 

「その前にこっちが手を打たなければ。そうだな……襲ってきたら確保しないと。そして奴の弱味を握ったら勝ちだ。上手くいけばチームの新メンバーにという考えもある。」

マックスは立ち上がった。

 

「必要なら襲えということだ。」

「でも、なるべくそれは避けたいな。」

ディルが言う。

 

「わかっている。そのためにも今後はより、周りに警戒して動かないといけない。地下の件がある以上、今後は今までより共に行動することが増えそうだ。一人一人、十分注意するんだ。」

 

ここで昼休みは終了し、皆は散らばった。

 

マックスは次の世界史の授業が最後だ。そしてジャックもまた世界史を受けている。

 

「今日は魔法界について学べるならありがたいな。」

窓際の席についたジャックが言う。

 

「マグルの学校で言うなよ。」

マックスはジャックの後ろの席に座りなが言った。

この二人は実に窓際が好きらしい。

 

「しかし俺達は変だな。魔法学校とかいう所に行ったたことすらないとは。」

ジャックが後ろを振り向いて言う。

 

「魔法界にだってほとんど居たことはない。三歳の時の事件の後は、親戚に引き取られて一緒にこのバースシティーに来たから。あれから一度も魔法界に戻ってない。」

「俺も同じくあの時の被害者だから、家族ですぐにここへ引っ越した。」

ジャックが言う。

 

「そうか、確かあの時に兄弟を亡くしたんだったな。両親も辛かっただろう。」

「だろうね。まあ、今はあのうるさい兄たちがいないから、ずいぶん静かでいいさ。」

「ジャック……」

 

彼の涼しげな物言いは男版ジェイリーズと言ったところだ。いつも感情をあまり表に出さない彼は人にクールな印象を植え付けてきた。

 

しかしマックスにはわかる。そんな彼の瞳の奥には、今でも兄弟を失った事への悲しさ、寂しさそして得体の知れない憎しみの感情が隠れていることが……

 

「あの事件が何だったのかはわからないな。」

「大災害としか言いようがないな。さあ、授業が始まる。」

ジャックはそう言い、前を向いた。

教室の前の扉から教師が入ってきたのだった。

 

それから世界史の授業は開始され、マックスは今夜の行動のことを考えながらこの時間をのりきった。

 

授業終了後、生徒達は一斉に立ち上がった。

マックスはジャックに話しかける。

 

「そうだ、放課後に旧校舎のあの場所に来てくれないか。用がある。」

「わかったよ。じゃあ、俺はあと一時間授業があるから待っててくれ。」

 

そう言ったあと彼は一人、別の教室へと向かったのだった。

 

世界史の教室を出た後、マックスは生徒達の波から外れ、一人廊下を歩いていた。

 

綺麗な床のタイルは徐々に灰色になり、壁の汚れも目立つような廊下をひたすら行く……

ここから先は旧校舎だ。今は授業ではほとんど使われなくなった部屋ばかりで、普段ほとんど人は来ない。

 

マックスは旧校舎への、少々さびついた入口をくぐった。

 

「やはり今日も誰もいないな。」

 

誰の声も聞こえず、古びた床を歩く足音がコツコツと響くだけだ。

 

マックスは旧校舎の廊下を歩き進む。

そこにある光景といえば、薄汚れた灰色の壁に、ドアがない教室の数々だった。

中は机や椅子が積み上げられていたり、何も無かったり、あらゆる物の物置場になっている教室ばかりが連なっている。

 

マックスは尚も奥へ進んでいった。

 

時刻は午後6時近くになった。本校舎では最後の授業を終えた生徒達が食堂や寮塔へと足を運ばせている頃だろう。

 

そんな中、一人の男子がマックスの元へと近づいていた。

 

マックスはこちらへ近づく足音を聞いて振り向く。

 

「待たせたなマックス。それで、用というのは?」

「来たかジャック。丁度いいタイミングだったな。」

 

そこにはジャックが一人、薄暗い旧校舎の廊下を歩いてくる姿があった。

 

「素晴らしいと思わないか。この光景は。」

マックスは廊下の窓をスライドさせて、そこから先の景色を眺めているのだった。

 

それは夕焼けの始まりだった。

夕日が少しずつ空をオレンジに染めていく……

ジャックはマックスの隣に立ち、同じく外を見た。

 

「ああ、そんなことはとっくに知ってるよ。何せ俺が先にこの場所を見つけたんだからな。」

「そうだったかな?」

 

やがて夕日は旧校舎全体を光り照した。

暗い、薄気味悪い廊下が深いオレンジ色に変わり、二人の長い影を床に写す。

 

「確かにここからの夕日は見ものだ……それで、用というのはこの事ではないだろ?」

 

「そうだとも。こいつを見てくれ。」

マックスはポケットから何かを掴んで手を出した。

 

「これは・・・そういうことなのか。」

ジャックはマックスの手に握られた物を見るなり言った。

「そういうことだ。誰かが俺達に接触しようとしている。そして誰かは検討がついている。」

マックスは小声で言うのだった。

 

マックスはすぐさま手に持つ物をポケットにしまい、夕焼けの空を見たまま話した。

 

「さっそく動こうと思う。二人にも伝える。これはディルとジェイリーズにも付き合ってもらわざるを得ないことだ。」

「だな。こうなると、昨夜見た魔法使いの仕業だということに間違いなさそうだね。」

ジャックも外を眺めながら言う。

 

「さてと、どうする。まだここで夕日を味わうか?」

「それもいいな。趣味の合うもの同士、楽しもう。」

 

二人はそのまま、夕日に照らされながら旧校舎の廊下に立っているのだった。

 

その光景を、何者かが見ていることには気づきもせずに……

 

 

 




ジェイリーズ・ローアン肖像


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ジェイリーズ専用杖


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