シャラシティに向かい旅をするスバル一行はある町の掲示板でカロスチャンピオンカルネがバトルすると分かりスタジアムに向かった。
「悪いが先にポケモンセンターに寄ってもいいか?」
とスバルが言いポケモンセンターに向かった。
「オーキド博士。サーナイトを送って下さい」
『分かった。直ぐに送る』
スバルはシトロン達からカルネのパートナーがサーナイトと知り、同じサーナイトにも試合を見せようと思い、サーナイトを送ってもらったのだ。
そして会場に向かった。
カルネに会おうとカルネの控室に向かったのだが多くの報道陣がいて、マネージャーが今回は面会も取材も出来ないと言っていて、スバル達は諦め客席に向かおうとしたらカルネの隣の控室からプラターヌ博士が顔をだしスバル達はプラターヌ博士の控室に入った。
サトシが隣の部屋にカルネが居ると聞き早速バトルを申し込もうとしてドアノブに触れようとした瞬間に扉が開きカルネが入って来た。
「博士お待たせ。あら?他にもお客さんがいるのね」
「本物のカルネさんだ」
「綺麗~」
「ふふふ。ありがとう。あら?」
ユリーカの言葉にお礼を言って、サングラスをかけたスバルと目が合った。
「初めまして。スバルと言います」
「スバルって、カントー・ホウエンチャンピオンのスバル君?」
「自分の事を知っているのですか?」
「勿論よ。会えて光栄だわ」
「自分もです」
そう言いスバルとカルネは握手した。
その後少し話をしてスバル達は観客席に向かった。
カルネのバトルは圧倒的だった。サーナイトとアイコンタクトだけで相手のアブソルの攻撃を避け勝利したのだ。
因みにスバルのサーナイトは色違いの為モンスターボールの中から見ていた。
バトル後カルネは女優の仕事の為既に出ていた。
スバル達はセレナの提案でガトーショコラの美味しい店に向かった。
その店は人が大勢並んでいてセレナとユリーカは2人で並ぼうとしたが、スバルも並ぶと言い3人はガトーショコラ2個を持ってサトシとシトロンが座っている席に向かった。
「お待たせ」
「疲れた・・・」
「お。早速いただきます」
サトシが1個に手を出そうとしたらセレナに止められた。
「この2個を5人で分けるのよ」
「そ、そんな」
「我儘言わない。スバルさんがいなかったら1個だけだったんだから」
「スバル兄さんがいなかったら?」
「そう。スバルさん凄いんだよ!お店の人に交渉して私達に2個売ってくれたんだから」
「何をしたんですか?」
「スバルさんと握手とサインと記念撮影よ。お店の人スバルさんのファンでスバルさんの事を見破ったんだから」
そうスバルがいたからこそ2個ゲットできたのだ。スバル達が食べようとしたら正体を隠したカルネも来て6人で2個を分け食べた。
その後サトシがカルネにバトルを申し込み、カルネがガトーショコラのお礼として非公式のバトルをする事になった。
プラターヌ博士も合流し、カルネのサーナイトVSサトシのピカチュウのバトルが始まった。
ピカチュウは【アイアンテール】【でんこうせっか】【エレキボール】【10万ボルト】で攻撃するが全てアイコンタクトだけで避けられてしまう。
バトル最中にロケット団が乱入しカルネのサーナイトを奪って行った。
カルネはサーナイトの居場所が分かっているのかスバル達を案内すると言い走り出した。
「何でカルネさんはサーナイトの場所が分かるんだろ?」
「それは2人が強い絆で結ばれているからだ。俺もリザードンやジュカインが離れた場所にいても、居る場所が分かるんだ。それと同じですよねカルネさん?」
「ええそうよ」
そして遂にサーナイトを見つけた。最初はカルネ1人で行こうとしたがスバルも同行する事になり2人でロケット団の前に現れた。
「サーナイト、私達の絆の力見せてあげましょ」
「サーナ」
カルネは胸のペンダントに触れサーナイトをメガシンカさせ【シャードボール】数発で檻を破壊した。
「流石チャンピオンのポケモンだ。俺達も行くぞサーナイト!」
「サナ!」
スバルは色違いで黒いサーナイトを出した。
「黒き念力を解き放て!サーナイト、メガシンカ!」
スバルのサーナイトもメガシンカし、白と黒のメガサーナイトが並んだ。
「カルネさん合わせます」
「分かったわ。チェックメイトよ」
「「サーナイト、【ムーンフォース】!」」
2体の【ムーンフォース】を受けロケット団は空のかなたに飛んで行った。
結局サトシとのバトルは中途半端で終わってしまった。サトシはカルネにカロスリーグで優勝してカルネとバトルすると宣言し別れた。