バトルシャトーからショウヨウシティに向かうスバル一行は途中、ポケビジョンを撮影した。スバルはカロスに来ている事を知られたくない為撮影しなかった。またコウジンタウンの水族館で黄金のコイキング像を見て、本物を吊り上げようとした。帰ろうとした夕暮れ時に黄金のコイキングを目撃し、水族館の館長に釣り竿を貰いショウヨウシティに向かった。
そして遂にショウヨウシティに到着した。
「着いたぜショウヨウシティ!!」
「先ずはポケモンセンターで回復だな」
スバルの言葉に全員頷きポケモンセンターに向かった。
ポケモンセンター
「スバルさん。オーキド博士からお電話です」
ジョーイからオーキド博士から電話と聞き受話器を取った。
『久しぶりじゃなスバルよ、サトシとは会えたか?』
「ええ会えましたよ。それで用件は?まさかこの事を聞くために態々連絡して来たんですか?」
『うむ用件とはイーブイの進化の事じゃ』
「イーブイの進化?もしかしてフェアリータイプの進化ですか?」
『話が早くって助かる。スバルにはイーブイのフェアリータイプの調査を頼みたいんじゃよ』
「わかりました。ならアイツを送って下さい」
『分かった、直ぐ転送するぞ』
そう言い、イーブイの入ったモンスターボールが転送されてきた。
「確かに受け取りました。これからジム戦なので、久しぶりにやります」
『検討を祈っておるぞ』
そう言いオーキドは消えた。
「スバル兄さんオーキド博士と何の話をしてたの?」
「イーブイの進化についてと調査だ。出てこいイーブイ!!」
「ブイ!」
ボールからイーブイはスバルの体を登り頭に乗った。
「可愛い!!」
ユリーカは目を輝かせた。
「よし、ショウヨウジムに向かうぞ」
ショウヨウジム
「ようこそショウヨウジムへ。スバル君、サトシ君。君達が来るのを首を長くして待ってましたよ。最初はどちらからですか?」
「スバル兄さんお先にどうぞ」
「いいのか?」
「はい」
「ではザクロさん俺から相手お願いします」
「はい。ではルール説明をします。使用ポケモンはチャレンジャーの手持ち全てですが・・・スバル君今君の手持ちは何体ですか?」
「今は5体ですが、今回はリザードン、ジュカインは使用せず、若手でいきます」
「なら、3対3でいいですか?」
「はい」
そしてザクロとのバトルが始まった。
「行け、ウソッキー!」
「ウソ、ッキー」
「ウソッキーか・・・初陣だケロマツ!!」
「ケロ!」
「先攻はどうぞ」
「ならお言葉に甘えて。ケロマツ【みずのはどう】!」
「【すてみタックル】」
【みずのはどう】を【すてみタックル】で弾きそのままケロマツに当てた。
「特性いしあたまですか。手強いですね」
「スバル君こそ、初陣のケロマツにしては【みずのはどう】の威力は高いですよ」
「ふっもう一度【みずのはどう】!」
「【ウッドハンマー】です」
【みずのはどう】は【ウッドハンマー】で消えた。
「【かげぶんしん】」
「【がんせきふうじ】」
「岩に向かって【みずのはどう】だ」
【かげぶんしん】を消そうと【がんせきふうじ】を指示したのを聞いてスバルは岩に向かって【みずのはどう】を指示し、岩に当たり煙で包まれた。
「ウソッキーあの影に向かって【すてみタックル】です」
煙の中でケロマツの影に向かって【すてみタックル】を指示したが、その影はケロムースだった。
「な!?ケロマツは何処に・・・」
「今だ【みずのはどう】!」
ウソッキーの真上から【みずのはどう】を撃ち、ウソッキーは混乱した。
「ウソッキー【もろはのずつき】です」
「ウソ~ウソ~」
ウソッキーは混乱で自分を攻撃した。その隙を見逃すスバルではなく決着を付けようとした。
「ケロマツ止めの【ねっとう】」
「ケロ!」
近距離で【ねっとう】を受け、ウソッキーは戦闘不能となった。
「戻れウソッキー。お疲れ様でした」
「ケロマツ戻れ。次はお前だヒトツキ初陣!!」
「ヒト」
「なら私は・・・行けイワパレス」
「イハ」
「今度はこちらから行きます。イワパレス【がんせきほう】」
「【てっぺき】だ」
ヒトツキの特性ノーガードによって攻撃は必ず当たるので、スバルは防御力を上げた。
「続けて【シザークロス】」
「【れんぞくぎり】だ」
【シザークロス】と【れんぞくぎり】の猛攻を制したのはイワパレスだった。
「【がんせきほう】」
【がんせきほう】を受け、ヒトツキはボロボロになりながらまだ諦めてなかった。
「よし【つるぎのまい】から【かわらわり】だ」
「イワパレス【がんせきほう】です」
二段階上げた攻撃力の【かわらわり】で【がんせきほう】を割りそのままイワパレスにも当てた。イワパレスは地面に叩きつけられ目を回していた。
「【つるぎのまい】でやられましたね」
「戻れヒトツキ。最後はお前だイーブイ!」
「ブーイ!」
「行きなさいメレシー」
「メレ」
「【パワージェム】」
「【スピードスター】で迎え撃て」
2つの技はぶつかり煙が発生した時にイーブイは動いていた。煙が晴れるといーぶいの姿はなかった。
「イーブイが消えた!?」
「ピィカ~!?」
「どうなっているの!?」
「もしかして・・・」
サトシ達は驚いていたが、シトロンは心当たりがあった」
「今だイーブイ!」
「ブイ!」
「メレ!?」
メレシーの下からイーブイが出て来て、メレシーにダメージを与えた。
「【あなをほる】ですか。ですがいつの間に指示をしたのですか?」
「【スピードスター】を指示した後に目が合い、その時少し頷いたんですよ」
「まさかそれだけで分かったと言うのですか!?」
「ええ、まぁコイツとは長い付き合いなので、これくらいは造作もないですよ。勿論リザードンやジュカインも同じです」
「成程手強い相手ですね。ではこれはどうです【ムーンフォース】」
「【シャドーボール】」
「続けて【ストーンエッジ】」
「かわして【アイアンテール】」
【ムーンフォース】と【シャドーボール】は互角ですぐさまザクロは【ストーンエッジ】を指示したが、イーブイは避けメレシーの頭に【アイアンテール】を当てた。その際急所だったのか戦闘不能となった。
「私の負けですね。ですがいい経験になりました。ありがとうございましたスバル君」
「こちらこそありがとうございました」
スバルとザクロは握手し、スバルは2つ目のバッチウォールバッチを手に入れた。
サトシも【がんせきふうじ】ふうじと【りゅうせいぐん】ふうじで無事ウォールバッチをゲットし、一行はシャラシティジムがあるシャラシティに向かった。