最強を従える者   作:マスターM

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スバルがハクダンジム着いた時、サトシはリベンジの最中です。


ハクダンジム戦

カロス最初の仲間ケロマツを手に入れたスバルは現在リザードンに乗ってハクダンシティに向かっていた。何故ハクダンシティ向かっているかと言うと・・・

 

数時間前

 

「そう言えば博士、サトシと言う少年が来ませんでしたか?」

 

「ああ来たよ今はハクダンシティに向かっているよ。サトシ君とは知り合いなのかい?」

 

「ええ、旅に出る前まで共に過ごしました。サトシのママさんからサトシが色んな地方を旅したと聞きました。俺はアイツと勝負がしたいです」

 

「ならハクダンジムに行ってジム戦とサトシ君とバトルをすると良いよ」

 

「ありがとうございます。また来ます」

と言いスバルはリザードンを出し背中に乗ってハクダンシティに向かって飛んだ

 

 

そして現在

 

「お、見えてきたなハクダンシティ。まずジムに向かうか」

スバルがハクダンジムに入るとサトシとジムリーダーのビオラがバトルしていた

 

「【10まんボルト】!」

 

サトシのピカチュウの10まんボルトがビオラのアメタマのシグナルビームを押し切ってアメタマを戦闘不能にしたところだった

 

「早速会うとは、中々運がいいな」

 

「あら?君は?」

スバルの存在に気付いたパンジーが声を掛けた

 

「あ、ジムに挑戦に来たのですが、先客がいたようですね」

 

「だったら僕達と一緒に観戦しませんか?」

スバルの言葉を聞きシトロンはそう提案した

 

「それじゃお言葉に甘えて」

スバルはセレナの横でサトシのバトルを見る事にした

 

(あれ?この子何処かで・・・)

 

(この人なんだかスバルさんに似てるような・・・)

パンジーとセレナはスバルの事を気にしていた

 

サトシとビオラのバトルは最終局面を迎えようとしていた。アメタマを倒した後ビビヨンとヤヤコマと戦ったがヤヤコマは倒れ残りはピカチュウになってしまった。さらにビビヨンの【ねむりごな】で追い詰められた

 

「止めよ!【ソーラービーム】!」

 

「ピカチュウ起きろ!」

サトシはピカチュウに呼びかけ起こそうとしているとセレナが大声で「皆との特訓を思い出して!」と言うとサトシはピカチュウに自分に向かって【エレキボール】を指示した。そのおかげでピカチュウは眠らずに済んだ。そして最後の【10まんボルト】が決まりサトシの勝利となった

 

「おめでとう。私とのバトルに勝ったバグバッチよ。受け取って」

 

「ありがとうございます。バグバッチゲットだぜ!!」

 

「ピ、ピカチュウ!!」

 

「おめでとうサトシ」

 

「あの、貴方は?」

スバルはサトシに称賛の声をかけた

 

「何だ?忘れたのか?俺だよ」

そう言いスバルはサングラスを取った

 

「ス、スバル兄さん!?」

 

「え、サトシのお兄さん!?」

 

「違うよユリーカ、スバル兄さんは俺の実の兄ではなくって兄貴分なんだ」

 

「まぁ積もる話もあるが先にジム戦をお願いしてもいいですか?」

 

「ええ」

スバルとパンジーはバトルフィールドで向かいあった

 

「これよりハクダンジムジム戦を始めます。使用ポケモンは2体、どちらかのポケモンが全て戦闘不能になった時点でバトルは終了します。なおポケモンの交代はチャレンジャーのみ認められます。両者ポケモンを」

 

「シャッターチャンスを狙うように勝利を狙う。行くわよアメタマ!」

 

「アー」

 

「カロス地方最初のジム戦だ。頼むぞジュカイン!!」

 

「ジュカ!」

ビオラはアメタマを、スバルはエースの一体のジュカインを出した

 

「バトル開始!!」

 

「アメタマ【れいとうビーム】」

ビオラは草タイプに効果抜群の氷タイプの【れいとうビーム】を指示した

 

「ジュカイン【リーフブレード】で切り裂け」

ジュカインは指示を受け【れいとうビーム】を切り裂きながらアメタマに近づき【リーフブレード】で切り裂いた

 

「嘘!?【れいとうビーム】を切り裂くなんて・・・アメタマ【れいとうビーム】で氷のスタジオの準備」

アメタマはフィールドに【れいとうビーム】を撃ち地面を凍らせた

 

「氷のスタジオの完成。滑りなさいアメタマ【シグナルビーム】!」

 

「自分の周りに【がんせきふうじ】だ」

迫りくる【シグナルビーム】を【がんせきふうじ】の岩を自分の周りに落として守った

 

「【じしん】でアメタマを空中にあげろ!」

ジュカインの【じしん】でフィールドの氷が割れ、アメタマは空中に飛ばされた

 

「止めの【リーフブレード】!」

空中にいるアメタマに【リーフブレード】が当たり、落下したアメタマは目を回していた

「アメタマ戦闘不能。ジュカインの勝ち」

 

「ご苦労様。休んで頂戴」

ビオラはアメタマを戻し労いの言葉をかけた

 

「スッゲー、アメタマが手も足も出せないなんて・・・」

 

「彼は一体何者なのでしょう?」

サトシは驚きの声をだし、シトロンはスバルの強さに何者なのか考えているとパンジーが思い出したようにその場にいる全員にスバルの正体を言った

 

「思い出したわ、彼は現カントー、ホウエンのチャンピオンよ」

 

「チャンピオン!?スバル兄さんが!!」

 

「まさかチャンピオンだったとは・・・」

 

「ユリーカビックリ・・・」

 

「デ、デネ・・・」

 

「やっぱりスバルさんだったのね・・・」

一同はスバルの正体を知り驚いていた。セレナの呟きは一同の声で誰にも聞こえなかった

 

「まさかチャンピオンだったなんて・・・どうして黙っていたの?」

 

「今の俺は、カントー、ホウエンのチャンピオンではありませんよ。カロスリーグに挑戦する一人のトレーナーです」

 

「そう。でもチャンピオンと知ったら本気で行くわよ。お願いテッカニン」

 

「ニン」

 

「戻れジュカイン。最後は任せたリザードン」

 

「リザッ」

ビオラはテッカニンを、スバルはもう一体のエースリザードンを出した

 

「先ずは【かえんほうしゃ】」

 

「テッカニン【まもる】」

スバルは先制攻撃として【かえんほうしゃ】を指示したが、テッカニンは【まもる】で攻撃を防いだ

 

「【れんぞくぎり】よ」

 

「【ドラゴンクロー】で迎え撃て」

テッカニンは【れんぞくぎり】でリザードンに斬りかかろうとするが、全て【ドラゴンクロー】でふせがれてしまう

 

「距離を取って連続で【シャドーボール】」

 

「回転して【はがねのつばさ】」

テッカニンは距離を取り、リザードンの周りを飛びながら【シャドーボール】を連続で撃つが回転した【はがねのつばさ】ではじき返されてしまう

 

「テッカニンもう一度【れんぞくぎり】」

 

「【ドラゴンクロー】だ」

今度も先程と同じになると思っていると、リザードンの【ドラゴンクロー】が発動する前にテッカニンが【れんぞくぎり】が決まった

 

「どうしてテッカニンの攻撃が早くなったの?」

 

「それはテッカニンの特性です。テッカニンの特性はかそくで、速度が増すのです」

セレナがテッカニンの速さに疑問を感じているとシトロンが説明してくれた

 

「ふむ、早いが1、2撃入れれば行けるな・・・よし行くぞリザードン!」

 

「リザッ!」

スバルのやる事が分かりリザードンは「分かった」とスバルに言った

 

「火炎よ龍の力を得よ!リザードンメガシンカ!!」

スバルのキーストーンとリザードンの体内にある、リザードンナイトXが共鳴し光で結ばれリザードンの姿を変えた

 

「メガシンカ!」

 

「黒いリザードン・・・」

 

「まさかメガシンカを使うとは・・・」

 

「リザードンカッコいい!!」

生で見るメガシンカに観戦しているサトシ達は興奮した

 

「メガシンカしても素早さはこっちが上よ。テッカニン【れんぞくぎり】」

テッカニンは翻弄するかのように動き回り攻撃の機会を窺っていた。スバルとリザードンは目を閉じ集中していた。そして目を見開き指示した。

 

「後ろだ!【ドラゴンクロー】!!」

後ろから攻撃をしようとしたテッカニンに【ドラゴンクロー】が決まり、テッカニンは地面に叩きつけられた

 

「テッカニン!」

 

「最後だ【ブラストバーン】!!」

炎タイプ最強技の【ブラストバーン】が直撃しテッカニンは戦闘不能となった

 

「テッカニン戦闘不能リザードンの勝ち。よって勝者チャレンジャースバル」

 

「ご苦労さんリザードン」

 

「リザッ」

スバルが労いの言葉をかけるとリザードンは元の姿に戻り頷いた

 

「スバル君バグバッチよ受け取って」

 

「ありがとうございます。一つ目バグバッチ貰ったぜ!」

スバルはビオラからバグバッチを受け取った

 

 

こうしてカロス最初のジムバッチをゲットしたスバル。彼の旅は始まったばかり続く・・・


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