最強を従える者   作:マスターM

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時間軸としてはスバルがカロスに着いた時サトシ達はヤヤコマをゲットしてハクダンシティに向かっている時です。


最初の仲間

「遂に着いたぜカロス地方」

 

数時間空の旅を満喫し遂にカロス地方に到着したスバル。

早速プラターヌ博士の研究所に向かおうとしたら声を掛けられた

 

「そこの貴方あたくしとバトルしないかしら?」

声を掛けたのは褐色肌に紫がかかった黒髪でエアリーボブにして白い衣装を着たスバルと同じ歳位の少女だった

 

「いいですよ。カロスでの初バトルお願いします」

 

「あら貴方他の地方の方ですの?」

 

「はい。カントー地方マサラタウン出身のスバルと言います」

 

「麗しいあたくしの麗しい名前はジーナ!ですわ!」

ジーナは麗しいを強調して自己紹介をした

 

「えーとジーナさん何処かバトルが出来る場所はあるのですか?」

 

「敬語は結構ですわ。見た感じあたくしと同じ歳なのですから。それとそこの広場でバトル出来ますわ」

 

「分かった。ルールはどうする?」

 

「1対1でどうでしょう?」

 

「いいぜ」

2人はバトルフィールドで向かい合った

 

「おい来なさい。フリージオ」

 

「オー」

 

「カロスでの初バトルだ行くぞリザードン」

 

「リザァ!」

ジーナはフリージオ。スバルはリザードンを出した

 

「フリージオ【げんしのちから】ですわ!」

 

「【はがねのつばさ】で打ち返せ」

げんしのちからをリザードンは器用にはがねのつばさで打ち返しフリージオに当てた

 

「追撃だ【かえんほうしゃ】!!」

 

「【れいとうビーム】!!」

灼熱の炎と氷点下の冷気がぶつかり白い煙がフィールドに広がった

 

「くっ、これでは手が出せませんわ」

 

「リザードン右下に向かって【かえんほうしゃ】」

ジーナは動けないでいたがスバルは煙が発生する前にリザードンとフリージオの位置を瞬時に記憶していた。

その時フィールド近くの木の上でカエルのようなポケモンがスバルの事を見つめていた

 

「ジオ・・・」

かえんほうしゃが直撃しフリージオはボロボロだった

 

「決めるぞ【ブラストバーン】!!」

ブラストバーンが決まりフリージオは戦闘不能となった

 

「負けましたわ。貴方お強いのですね」

 

「ありがとう。ジーナのフリージオも手強かったぞ」

 

「ありがとうですわ。そう言えばスバルは何処かに向かう途中でしたの?」

 

「ああ。プラターヌ博士の研究所に行って、カロス地方のポケモンのデータを入れてもらおうと思っていたんだ」

 

「あらプラターヌ博士に用があったのですわね。ついていらしゃいプラターヌ研究所まで案内してあげますわ」

 

「ん?ジーナも新人トレーナーなのか?」

 

「あたくしともう一人は2年前にプラターヌ博士に図鑑を託されたのですわ。現在は弟子兼助手をしていますの」

 

「成程。じゃ、案内頼むな」

 

「分かりましたわ」

スバルとジーナが広場から出ようとしたら木の上からカエルのようなポケモンがスバルの前に飛び降りてきた

 

「このポケモンは・・・」

 

「その子はケロマツですわ。カロス地方の新人トレーナー用のポケモンの一体ですわよ」

初めてみるポケモンにジーナはカロス地方の御三家の一体とスバルに教えた

 

「ケロ、ケロケロ!」

 

「何故だ?」

 

「ケロケーロ!」

 

「分かった」

 

「ちょっと何が″分かった″ですの!!スバルはケロマツと話せるのですか!?」

スバルがまるでケロマツと会話している様に見えてジーナは突っ込んだ

 

「ああ生まれつきポケモンの言葉が分かるんだよ。何故かは知らないがな」

 

「驚きですわ・・・まさかポケモンと会話出来る人と出会うとは。それでこの子は何て言っていたのですの?」

 

「簡単にまとめると・・・〈バトルして自分の主に相応しいか見せてみろ〉って所だな。こいつ自分に相応しくないと思ったトレーナーを見限り続けたみたいだな」

 

「スバルはこの子のお眼鏡についたと?」

 

「そういう事だ。さて今度はお前だジュカイン!」

 

「ジュカ!」

 

「スバルはジュカインも持っていたのですね」

 

「ああ、ホウエンの最初の仲間だ」

そう言いケロマツとバトルを始めた

 

ケロマツは先制攻撃としてあわを出してきた

 

「切り裂け【リーフブレード】!」

前に進みながらリーフブレードであわを切り裂きケロマツに接近した。ケロマツはあわを止めいあいぎりでリーフブレードを受け止めた

 

「ジュカ!?」

 

「やるなジュカインのリーフブレードを受け止めるとは。じゃ次は【リーフストーム】」

リーフストームを後ろにジャンプし回避したと思ったケロマツの前にジュカインがリーフブレードを構えていた

 

「予測通りだ!!止めの【リーフブレード】!」

リーフブレードが決まりケロマツは戦闘不能となった

 

「さてプラターヌ研究所に行くか」

スバルはケロマツを抱えジーナに言った

 

「ええこちらですわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数十分歩きプラターヌ研究所に着いたスバルとジーナ。スバルを客間に通してからジーナはプラターヌ博士を呼びに行った。この時にケロマツはソフィに預けた。

数分してプラターヌとジーナが入って来た

 

「やぁ初めまして、カントー、ホウエンチャンピオンのスバル君」

 

「え!?スバルって2地方のチャンピオンだったのですの!?」

 

「ああそうだ。初めましてプラターヌ博士。本日はカロス地方のポケモンのデータを入れて貰おうと尋ねました。これを」

スバルはプラターヌに自分の図鑑を渡した

 

「早速入れてくるよ少し待っててくれるかい?」

 

「大丈夫です」

プラターヌが部屋を出るとジーナが詰め寄って来た

 

「スバル貴方どうしてチャンピオンだと言わなかったのですか!?」

 

「いや、あんな人が多い所でチャンピオンって言ったら次から次へとバトルの申し込みが来ると思ったからあえて言わなかったんだよ」

 

「確かにそうですわね。そう言えばスバルはカントーとホウエン以外の地方には行っていないのですか?」

 

「いいや行ったよ。時間の都合上ジム巡りは出来なかったけど、ポケモンは捕まえることが出来たよ」

2人が話しているとプラターヌがスバルの図鑑とカロスの図鑑そしてモンスターボールを持って入って来た

 

「お待たせスバル君。このカロス地方の図鑑に君の図鑑のデータを全て入れたよ。カロスの図鑑はホログラムメールが出来るよ」

 

「ありがとうございます」

 

「それとこの子を」

プラターヌはスバルにモンスターボールを渡した

 

「これってもしかして・・・」

 

「そうケロマツのモンスターボールだ。ケロマツは君を自分のトレーナーに選んだみたいなんだ」

 

「ありがとうございます。よーし出てこいケロマツ!」

 

「ケロ!」

 

「これからヨロシクな。俺達で最強を目指そうな」

 

「ケロ!!」

 

スバルはカロス最初の仲間、ケロマツを手に入れた。スバルの旅はこれから始まる


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