ぬこだって苦労はする   作:葉虎

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リハビリで書いた作品です。


1匹目

 

 

「おら、やきとりとビール。お待ち」

 

「お~ありがとうゲンさん」

 

とある居酒屋の奥まったカウンターで一人、やきとりを頬張り、ビールを流し込む…

 

「―――っ。うんめぇぇ。殺人的だぁ…」

 

「まだ若けぇのに…おっさん化してやがるな。真夜」

 

そんな俺の姿を、昔から色々世話になっている居酒屋の亭主。佐伯源治郎さんが呆れたように見ながら告げる。

 

「いやいや、大学生でありながら、仕事もしていて……うん、過労死するな」

 

「世の中の苦学生に比べたら恵まれたもんだと思うけどなぁ…」

 

言いながら、俺に渡したビールとは別にもう一つ持っていたビールを煽るゲンさん。おいおい。

 

「ゲンさん。仕事は?」

 

「葵がな、折角だから休憩がてら真夜と話して来いってな。それにバイトも居るしよ…」

 

流石、葵さん。

 

ちらっとカウンターの奥で割烹着に身を包んだ美女に視線を向けると、その視線に気が付き、ふりふりと手を振りかえしてくれた。

 

「いいなー。俺も葵さんみたいに優しくて、美人で、おしとやかな奥さんが欲しいなぁ」

 

「……手出したら殺すぞ」

 

「無理っすよ。精々、弟とかそんな程度にしか思われてませんし」

 

下手すりゃペットだ。

 

まっ、仮に葵さんが俺に並々ならぬ好意を持っていたとしても、とある問題のせいで無理なんだけどね。

 

そんな話をしていると。

 

「こんばんわ、真夜君。これ、サービスね」

 

葵さんがやってきた。

 

挨拶と共に、ことりと置かれたソコソコ大き目な皿には、煮物が盛られており。

 

「お肉ばっかり食べてるんでしょ?駄目よ。野菜もちゃんと食べないと」

 

「はい、気を付け…いや……葵さんの煮物が食えるなら別にそれでも…」

 

馬鹿言わないの。とメッと叱りつけ、葵さんはカウンターの奥へと戻っていく…

 

「……あぁ、女神っているんだなぁ」

 

「お前も見つけろよ」

 

そんな日が来るのかねぇ……

 

 

 

 

 

ゲンさんも仕事に戻り、やきとりと煮物をつまみにチビチビ追加で頼んだ日本酒を飲んでいると…

 

「あら、真夜君?」

 

「あ、こんばんは」

 

見知った顔に遭遇した。

 

千川ちひろさん。

 

「なになに、真夜君もいるの?」

 

「こんばんは~真夜君」

 

川島瑞樹さんに高垣楓さん。そして…

 

「あら、さっきぶり」

 

「お疲れ様です。瞳さん」

 

東雲瞳さん。かなりお世話になっている頭の上がらない人。

 

 

女性だけの集まりだからと、オブラートに包みながらも拒否したが、

半ば強引に連れ込まれ……

 

「それじゃ~乾~杯♪」

 

楓さんの音頭で飲み会が開催された。

 

メンバーを見ながら思う。この光景を一般人(男)がみたら俺は妬みで殺されかねないと。

 

何故なら集った全員が美人。

 

最近テレビでよく見かける人気急増中のアイドルである川島瑞樹と高垣楓。

 

事務員とは思えない程のおっとり美人である千川ちひろ。

 

クールビューティーと呼ぶのに抵抗のない美人。敏腕プロデューサーである東雲瞳。

 

みな、美城の関係者であり、この居酒屋の常連であり……

 

俺の裏の顔を知る人達である。

 

「ねぇ、瞳さん。さっきぶりとか言ってたけど、今日何か仕事でもあったの?」

 

「えぇ、新曲のレコーディングが」

 

瑞樹さんの問いに、ビールを飲みながら瞳さんが答える。違和感が半端ない。

 

どう見ても瞳さんにはカクテルとかが似合いそうなもんだ。

 

ちなみにビールは中ジョッキで飲んでいる。

 

「新曲!?新曲が出るんですか!?」

 

「えぇ、発売日は追って発表になるけど……って、楓ちょっと落ち着きなさい。」

 

俺に向かって身を乗り出してきた楓さんを抑える瞳さん。その姿はさながらボディーガードのようだ。ちなみに席順は

 

 

瑞・楓・ち

 

瞳・俺

 

テーブルを挟んでこんな感じ。

 

しかも奥まった座敷だ。他の人の目に触れないようにという配慮。

 

まぁ、有名人が二人いるしね。俺は顔バレしてないからカウントされない。

 

「まぁ、楓さんは真夜君……ううん、SIRONEKOの大ファンですからね」

 

「楓だけじゃないわよ。私だってそうだし、そう言う。ちひろもでしょ」

 

瑞樹さんの指摘にてへっと照れ笑いするちひろさん。何これ可愛い。

 

「はぁ……あなた達にバラしたの失敗だったのかしら」

 

楓さんを宥めやれやれと席に着く瞳さん。

 

そう、この人たちは俺の正体がシンガーソングライターのSIRONEKOであることを知っているメンバーだ。

 

SIRONEKOの担当Pである瞳さんと業務上不都合がある為、ちひろさんはデビュー時から知っていたのだが、この二人には、飲みの席で瞳さんがバラした。

 

バレたのではない。バラしたのだ。

 

このメンバーで飲みに行く機会が多く、正体を隠したまま仕事の愚痴を漏らすのは逆にストレスが溜まるし、何れバレるだろうからと。

 

元々、俺の諸事情で正体を隠しており、その迷惑をダイレクトにこうむっている瞳さんだ。

 

俺的に反対意見もなく、また瞳さんが信用しているならと同意したのだ。

 

「そんなこと言わないでよ瞳ぃ~。」

 

「……冗談よ」

 

ジャレ付く瑞樹さんをあしらう瞳さん。

 

楓さんは今の状態で言っても問題ない内容をちひろさんから聞いている。

 

当事者である俺は、その件に関しては口を噤んでいる。話し過ぎちゃうからな。

 

「……マスター、とっておきのウイスキーを下さ~い♪」

 

内容を聞き終え、にこにことゲンさんに注文をする楓さん。

 

キープしておいたウイスキー(裏メニュー)を嬉々として頼むあたり、機嫌の良さが伺える。

 

「ちょ、ちょっと楓さん。また酔いつぶれちゃいますよ」

 

「ふふ、大丈夫♪ほんのすこっちだけだから♪」

 

「そう言って、いつも飲み過ぎた挙句、潰れちゃうじゃないですかぁ…」

 

止めようとするちひろさん。このやり取りも何回か見た……。

 

「大丈夫よ。楓、明日はオフだから。こうなるのは目に見えてたからね」

 

「……まさか。此処まで読んで……ち、因みに楓がもし仮に明日、仕事だったら」

 

「連れてくるわけないじゃない」

 

きっぱりと宣言する瞳さんに、あまりの先見の明に戦慄する瑞樹さん。

 

「そ、そんな…酷いです。瞳さん」

 

瞳さんの言葉にショックを受け、いじけた様にゲンさんが持ってきたウイスキーをグラスに注ぎ……飲む。

 

その一口で結構な量である事が、口をパクパクさせているちひろさんの表情から伺える。せめてもの救いが、ロックである事か?いや、ほぼノータイムだったし、意味ないんじゃ…

 

もう止めないから時間をかけて少しづつ飲むようにちひろさんが怒れば、分かっているのかただはーい♪と返事をする楓さん。もう機嫌が直ったみたいだ。

 

うん。取りあえず…

 

「ゲンさん、俺…日本酒ね。あと刺身。確かいい鯛を仕入れたって言ってたよね」

 

「…お前も大概だな」

 

周りを気にするのは止め、純粋に楽しむ事にした。

 

各々、好きな物を頼み始め、会話も弾む。

 

まぁ、もっぱら俺は聞き役だ。

 

聞き上手である男は持てるらしい。葵さんと言う実績があるゲンさんが言うのだから信憑性は確かだ。

 

ただ、加減を間違えると無口な暗い人間というレッテルを張られると言うリスクもある……えっ、何それ無理じゃね?

 

 

 

「その辺で止めておきなさい」

 

そこそこ飲んでソコソコ酔ってきたなと思いつつ、最後の一杯と日本酒を注ごうとしたが、見透かしたかのように瞳さんに止められる。

 

この人もそこそこ飲んでいるのに顔色は殆ど変っていない。その強い視線から拒否は認めないと言う意思を感じる。いいや、逆らいませんけどね。勝てる気がしないし。

 

しょうがないので代わりにお茶でも飲もうかと思ったところで…

 

「ちょ、ちょっと大丈夫ですか」

 

「へいきですよ~♪」

 

化粧室へと離席していた楓さんとちひろさんが戻ってくる。

 

やはり飲み過ぎたのだろう。足取りがおぼつかない楓さんを支える様にするちひろさん。そして…

 

「ーーーっ!?」

 

「待ちなさい!!」

 

靴を脱いで、座敷に足を踏みいれた所で…

ガクッと楓さんの膝が折れ掛るのが見えて、咄嗟に飛び出す。

 

瞳さんの制止の声も聞かず。

 

楓さんを抱き止めようとした。

 

 

 

 

 

 

「は?」

 

何が起こったか分からない。

 

酔いで幻覚でも見ているのだろうか……?

 

いや、私は一部始終を確かに見ていた。

 

酔った頭で先ほど起きた事を整理する。

 

化粧室から戻ってきた楓とちひろ。

 

酔いからか、楓の足元がおぼつかず、ちひろが支える様に歩き…

 

座敷に入ってくる際に敷居に足を取られたのか、倒れそうになる楓と

 

それを助けようと飛び出す真夜君。そして何故か真夜君を止めようとする瞳。

 

そして真夜君が確かに楓を抱き止めた所で急に消えたのだ。

 

いや、正確には…

 

「はぁ、あなたは…こうなる事は分かっていたでしょうに…。大丈夫?潰れてないわね?」

 

真夜君が消えた代わりに、何処からともなく現れた真っ白な猫が楓の下敷きになっており、瞳がそれを救い出してきた。

 

急に消えた真夜君と急に現れた白猫。

 

……ありえないとは思うけど。

 

「し、真夜君?」

 

白猫にそう問いかける。傍から見たら猫に話しかけるおかしい人だ。

 

しかし、私の問いに罰が悪そうに顔を背ける白猫。

 

その人間臭い反応を見て、疑念が徐々に確信に変わっていく。

 

「どういうことなのか…説明してくれるわよね?」

 

 

 

 

困惑するちひろさん。

 

真剣な表情の瑞樹さん。

 

その二人に対して事情を知っている瞳さんが話を始める。

 

①異性に抱き着かれる。または抱き着くと猫の姿になる。

②自分の意思で猫から人へ、またその逆に人から猫になる事も可能。

③猫状態でも会話が可能。

 

要点からいうとこんな感じだ。何故瞳さんが説明しているかと言えば、その方が分かりやすく伝えてくれるからだ。出来る女なのだ。

 

俺はと言えば…

 

「……ねぇ、楓。いい加減、真夜君を放してあげて?」

 

「…いいえ。私が押しつぶしてしまったのですから♪きちんと介抱しないと♪」

 

楓さんに猫の姿のまま抱かれて愛でられていたりする。

 

「……すいません。本当に痛い所とかは無いですか?」

 

「平気よ。それより真夜君こそ大丈夫?」

 

「はい、俺は全然…」

 

本当は結構きつかったが…、それよりも楓さんに怪我が無くて良かった。

 

あぁ、女性一人助ける事の出来ないこの身体が憎い。

 

「……取りあえず、話を戻すわよ。楓、ちょっと真夜君を解放して…疑っているわけじゃないけどやっぱり信じられない部分もあるからもう一度だけ見たいの」

 

やっぱり…そうだよね。

 

まぁ、それは分かる。この話をした時、瞳さんには何回検証されたか…。

 

瑞樹さんの言葉に渋々俺を解放する楓さん。そしてようやく元の姿に戻る。

 

「……楓」

 

「えい♪」

 

 

 

 

 

かと思いきや、ぎゅっと抱きしめられ、また猫に戻る。

 

あ、あの楓さん。やる前に一言欲しいです。そしてできれば後ろからで…

正面からはマジ、恥ずかしいので…

 

「これで信じたかしら」

 

「まぁ、目の前で見せられたらね」

 

頭が痛いと言うように手を当てる瑞樹さん。

 

「服とかはどうなってるんでしょうね?猫になると消えて、人になると戻っているなんて…」

 

「それは俺にも分からないです。ただ、裸にならなくてよかったってそこは心底思ってます」

 

猫から戻る度に全裸になってたら、何時か通報される。

 

ちひろさんの言葉に答えつつ、心底そう思う。つか、順応早いね。ちひろさん。

 

「はぁ、それで何でそんな体質?になっちゃったのよ?」

 

「ああ、それは俺の家系の遺伝というか…呪いというか…」

 

俺が猫になる原因は何代か前のご先祖様が発端だ。

 

詳しい経緯は俺も知らないが、何代か前のご先祖様は、地元で妖とか神獣とか…まぁ、そういったファンタジーの生き物である尻尾が二本ある猫に出会ったらしい。

 

「それって…猫又とか呼ばれている?」

 

「えぇ、実際に俺も一本に見せていますが、本来なら二本あるんですよ」

 

まぁ、余談はともかく、話の続きだ。

 

怪我をしていた猫を手当てしたご先祖さま。そんな出会いがきっかけで二人は会云うようになり、猫も徐々に心を開いて行って…

 

「猫じゃなく、人間の状態になった猫又に惚れこんだらしいです」

 

「えっ、じゃ、じゃあもしかして真夜君はその二人の…」

 

「違います。俺の先祖はずっと人間ですよ」

 

仲良くなった二人。ある日、猫又がお礼をしたいとご先祖様に告げる。

その内容は猫又の能力で人とは隔絶した才能を得られるということ…。

 

「その才能って?」

 

「人によって違うみたいです。それに正確には才能を得られるというより、生まれ持っている者が開花されるみたいな感じになるのかな?」

 

ご先祖様は剣の才能が合ったらしく、稽古を重ねるごとにどんどん強くなっていき、城主に見定められ、田舎から街へでることになった。

 

それはその土地を離れられない猫又との別れを意味し、ご先祖様は猫又と再会の約束と次に会った時に、伴侶になって欲しいと告げ、猫又もこれを了承した。

 

「…はぁ……なんかドラマみたいな話ですね」

 

「このまますんなり終れば、いい話だったんですけど」

 

ご先祖様が町から田舎に帰ってきたのは数年後。その理由が…

 

「街で結ばれちゃった娘さんが居て……その子供が出来たようで…」

 

「「………」」

 

あぁ、沈黙が辛い。俺の事じゃねぇよ?

 

一途にご先祖様を待ち続けた猫又はそれを知って…それはもう怒り狂い……。ご先祖様に呪いをかけた。

 

「それが、さっき見た猫になるって奴です。その後、俺の家系では…まぁ、猫憑きって、身内では呼ばれているんですけど……それが生まれるようになって」

 

猫憑きの特徴については

 

①同時に複数人生まれないこと。例えば、兄弟の場合、兄に現れたなら弟には現れない。俺は1人っ子だけども…。

 

②先に説明したとおり、猫になる

 

③理由は定かじゃないが特定分野の才能に優れていること。これは呪いというより、最初にご先祖様が受けた猫又の加護が引き継がれているのではないかと思っている。俺の場合は音楽とかそっち方面に才能があったみたい。

 

「あ、シンガーソングライターのSIRONEKOって…」

 

「今見たままが名の由来です」

 

安直でごめんなさい。

 

「……ねぇ、真夜君がライブとかテレビ出演とかせず、顔出ししないのって、その体質が関係しているの?」

 

「まぁ、そうですね。顔が売れると、どうしてもファンに……特に異性に囲まれる危険性が高まりますし、そうなると猫になるリスクも高まりますから」

 

「曲を出すのも渋ってたのよ?事情を聞いたけど、この子の才能を活かさないのも納得いかなくて…色々考えた挙句、今の形に落ち着いたの」

 

瑞樹さんの質問に、俺と瞳さんで答えつつ、当時を思い出す……うん。聞いたと言うか聞きだしただよあれは……。

 

「……モフモフ♪ふかふか♪肉球…ぷにぷに♪」

 

事情説明から今に至るまでずっと猫状態の俺を抱っこし、マイペースに愛でる楓さん。

 

満足頂けて何より。そして俺も綺麗なお姉さんの愛でられて悪い気はしない。

 

ふむ……これがWin-Winの関係というものか

 

「苦労したわよ……っていうか今でもたまに上からは色々言われるのよ。ライブの一つでもしろって」

 

俺がSIRONEKOである事は、美城では上層部やプロデューサー辺りは知っている。アイドルや事務員などで知っている人は意外と少なかったりする。

 

猫変化する事に関しては…

 

「美城で知っているのは私と今西部長と此処に居るメンバーくらいね」

 

「えぇ、なのでみなさんこのことは絶対に秘密にして下さいね」

 

猫の姿で申し訳ないが精一杯お願いする。

 

楓さんの膝の上からで申し訳ないが真摯にお願いする。

 

楓さんに両手を持たれたまま、にゃんにゃん♪とかされてしまっているが、

誠意をもってお願いする。

 

「……もし、バレたら。ううん、私たちにバレただけで拙いんじゃ…」

 

「そうね。アニメとかでありがちなのはバレたらずっと猫のままとか何かしらペナルティがあったりするわよね」

 

不安そうな瑞樹さんと、ちひろさんだが…

 

「ペナルティとかは特に無いですよ。別に俺が危惧しているのは…」

 

ゴクリと息を呑み、言葉を待つ二人…

 

「科学者とかそっち関連にバレたら、人体実験とか解剖とかされそうじゃないですか」

 

いいや、ヤバそうな仕事をしている人達なら何処かに売られてしまうという事もありうる…

 

「ま、それは真夜君の被害妄想というか……そこまでは行かないとは私も思うけど、可能性がゼロと言われると断言も出来ないし、隠していた方が都合がいいもの」

 

瞳さんが呆れたように言うが、甘いよ。あれだよ、この世で一番怖いのは人間なんだぞ!

 

「なでなで♪」

 

………ただし、楓さんを除く!!

 

 

 




主人公(人間)のステ

ボーカル:カンスト
ビジュアル:中の上
ダンス:これは酷い…


主人公(ぬこ)のステ
ボーカル:ふつう(ネコ化の影響)
ビジュアル:カンスト
ダンス:これは酷い…

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