魔法科高校の黒トリガー使い   作:三日月達也

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昨日中き出来ると言っていましたが無理でしたすいません!後、今回ではブランシュ事件終わりません。

1つ言い訳をさせてください。…………完成したプロットを編集完了を押さず閉じてしまったため、およそ5000文字消えました……………………俺の2時間返せぇ! by作者の心

ですので次回でブランシュ事件は終わらせます。このような作者ですが皆様なにとぞよろしくお願いいたします。

それといつの間にかお気に入りが400件越えていることに気がつきました!感謝感激です!本当に皆さんありがとうございます!

これからも頑張っていきます

 それでは「ブランシュ到来」どうぞ!


ブランシュ到来   リメイク済み

 

 

 

 討論会当日の昼休み

 

 

 

 ただいま雫、ほのか、レオ、エリカ、美月の5人と一緒に食事中。それにしてもやっぱり食堂のカレーは旨いわ。

 

「ねぇ、今日の討論会、みんなどうする?」

 

 ふいにエリカがそんなことを聞いてきた。

 

「オレは部活だから行かないぞ」

 

「あんたには聞いてないから」

 

 また痴話喧嘩始まったよ。もう付き合ったら二人とも。

 

「私も部活です。ほのかさんはどうします」

 

「わたしも雫と部活かな。悠一さんは風紀委員で警護にあたってるんですよね」

 

「一応な。人使いが荒い委員長だからこき使われてるの」

 

「ほんっとに嫌な女よね。悠一くん、一回反抗した方がいいわよ」

 

「エリカ、それはさすがにダメだ。仮にも一高で三本の指に入る人だぞ」

 

 まぁ、負けないが。

 

「平気よ悠一くんでも勝てるから」

 

 いくら大好きな兄取られたからって冷たすぎやしませんかね。

 

「とにくかく、意味のない駄々をこねてるだけの討論会の警護頑張ってくるわ」

 

 俺の言葉に皆以外だったようで黙ってしまった。

 

「悠一さんも何気にひどいような」

 

 美月、そういうのは気にしない方がいい。

 

 さてブランシュはどう動くかな………

 

 

 

 

 

 

 

 放課後

 

 

 

 討論会は差別撤廃の人たちが考えなしに一方的に言っていくのを真由美さんが一個一個論破して誰も言い返せなくなったところで真由美さんがすぅ、と軽く深呼吸をして

 

「私はこの学校の生徒会長として、現状に満足はしていません。時にこうして対立による事態を招く形になってしまったのは私の力不足と思っています。ですので私たちに許されるのは制度上の差別を無くすこと、逆差別をしないことの二つだけだと考えています」

 

「ちょうど良い機会ですから皆さんに私の希望を聞いてもらいたいと思います。私たちに生徒会を指名する制度に二科生を差別するような規則がありますが、この規則は生徒会長改選時のみ改定することが可能です。そして私が退任時に撤回することを私の生徒会最後の仕事にするつもりです」

 

 講堂にざわめきが響く、それはそうだ過去今まで変えようとしてなかった事を変えようとしてるんだからな。でもそれが成功すれば差別による意識は変化していくだろう。確実に。

 

「これからも私にできる限り改善策に取り組んでいくつもりです」

 

 真由美さんカッコいいじゃん。だがブランシュはそんなことは端からどうでもいいことだと思ってるだろうな。

 

 

 

 そしてそれを決定づけるように外から爆発音が聞こえてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 講堂に悲鳴や驚きの声が飛び交う中、エガリテのリストバンドをしている生徒が一斉に動き出した。

 

「取り押さえろ!」

 

 委員長の指示により、近くにいた風紀委員に押さえられたが俺は構わず講堂の入り口に向かって走っていた。

 

「おい、悠一、どこに行くんだ!」

 

 達也の呼び声にも振り向かず走る。

 

 するとアサルトライフルを持ったテロリスト数人が入ってきた。

 

「夢月」

 

 俺は手に持っていた夢月専用CADを起動し、瞬く間にテロリストを斬っていく。

 

「ぐはっ!」

 

 お決まりのやられ台詞を吐いて倒れる。しかし本当に夢月便利だな。

 

「悠一!」

 

 達也が近づいてくる。

 

「こいつらが来ることを知っていたのか?」

 

「いや、この間の……深雪から聞いたろ?雫たちのこと」

 

「あぁ、一応な」

 

「それで警戒はしてたんだよ。今のは視覚魔法で入り口の向こう側を見たからなんとかなった」

 

 勿論嘘です。レプリカを介して見てたなんて絶対に言えないからな。

 

「…………そうか」

 

 そんなに疑うなよ。

 

「ところでそのCADについてだが……今度教えてくれ」

 

「そうしてくれ、今は外にいるやつ片付けるぞ」

 

「俺は校舎付近をやる」

 

「じゃ俺は部活やってるところを見てくるわ。雫たちも心配だし」

 

「頼んだぞ」

 

「そっちも取りこぼし無いようにな!」

 

 俺は魔法で加速し、とりあえず雫たちの所へ向かった。

 

 

 

 

 

 途中出会った敵を斬り倒して行きながら向かっていくと

 

「キャー!」

 

 演習林から女子の叫び声が聞こえた。

 

「チッ!間に合え!」

 

 演習林に着くと何人かのテロリストが銃を持って女子を脅していた。

 

「く、!」

 

 建物の端に止まりこっそり覗いた。

 

「(テロリストと女子生徒の距離が近いな…………こうなったら[ドライ・ブリザード]で撃退するか)」

 

 するとテロリストの一人が人質をとるようにほのかに近づいてきた。しかし

 

「ほのかに近ずくな!」

 

 雫が競技用のCADでテロリストを吹っ飛ばした。不味い

 

「キサマ!この女を撃ち殺せ!」

 

 ………は?……殺す?…………誰を?……………………………

 

 

ダメだ…

 

それだけは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………あれ?」

 

 気がついたら目の前にテロリストが倒れていた。そして後ろには地面に座り込んでいる雫がいる。

 

「………雫どうしたんだ?てか何でテロリスト倒れてんの?」

 

「え、……覚えてないの?悠一さんが倒したんだよ」

 

 まじで!意識ないのに倒したのか俺?…………まぁいいや。

 

「大丈夫か雫」

 

「う、うん。けど何故か立てないの」

 

「しょうがないな…………よっ、と」

 

「////?!?!////」

 

 俺は雫を持ち上げて校舎の影に運んだ。

 

 

 

 ちなみにこの時悠一がしたのは所謂お姫さま抱っこである。

 

 

 

「俺は他の所見てくるから。ほのか!雫を頼む」

 

「は、はい!わかりました」

 

「じゃぁ…」

 

「あの…………悠一さん!」

 

「なんだ?」

 

「その……気を付けてね」

 

 上目遣いの気を付けてね、は効果は悠一にばつぐんだ!

 

「っ!お、おう。行ってくる」

 

 悠一の胸には嬉しい、楽しいとは別のドキドキした感情が芽生え始めた。

 

 

 

 

 

 <雫視点>

 

 

 

「雫、大丈夫?」

 

 ほのかが心配して声をかけてくれた。

 

「うん、平気。もう少ししたら立てると思う」

 

「…………悠一さん、すごかったね」

 

「すごいというより……あれは少し怖かった…」

 

 銃を向けられた瞬間、悠一さんが見えない程の速さでテロリストたちを殴り倒していた。その時彼の顔が見えたが、あれは鬼よりも恐ろしい悪魔の顔だった。でも私が救われたのには変わりない事実。それに…………

 

「カッコよかったな…………」

 

 そう、とてつもなく

 

「…………なんかドキドキする」

 

 誰にも聞こえないくらいの声でそう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 <悠一視点>

 

 

 

 一通り敵を片付けて、保健室に向かった。エリカとの戦いで怪我を負った壬生先輩の話を聞くためだ。

 

 壬生先輩が話してくれた内容は原作と同じ、委員長の発言の勘違いのせいで一年間無駄になったと泣いていたがそこは達也の見事なフォローが入り、壬生先輩は達也の胸を借りてまた泣いた。

 

 そして達也がブランシュを叩き潰すと言い始め、十文字先輩が協力し、小野先生(遥ちゃん)からアジトを突き止め、突入メンバーを達也、深雪、レオ、エリカ、十文字先輩、後から桐原先輩になった。ん?俺?一緒には行かないよ。だって…………

 

 

 

 トラウマ植え付けるのに達也がいたら邪魔だからな。

 

 

 

 保健室から出て、達也たちが突入の準備をしている最中俺は誰もいない屋上に来ていた。

 

「レプリカ、やるぞ」

 

「心得た」

 

 指輪からニュッと出てくる。

 

「【(デコイ) 印】」

 

 灰色の印から瓜二つの俺が出てきた。

 

 

 

 (デコイ) 印 

 

 

 

 頭の中で思い浮かべた物をトリオンを使って生み出す。生物を模造したものはコントロールして使うことができる。ただし、物によるが大きさによってトリオンの使用量が変化するためそこは注意。レプリカが(デコイ) 印に入り、レプリカ自身が操作することも可能。

 

 

 

 レプリカには俺が学校にいないと怪しまれることを防ぐためここで動いてもらう。

 

 偽悠一にレプリカが入っていく。目がパチリと動いた。

 

「よし、後は頼んだぞレプリカ」

 

「了解した、ユーイチ」

 

 ちなみに今レプリカがしゃべっているのは俺の声。なんか気味わるいな…………ドッペルゲンガーみたいで。

 

「トリガー、オン!」

 

 遊真の黒トリガーを身に纏い、神様から貰ったマントを着て、レプリカの子機を連れてブランシュのアジトへ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 ~ブランシュのアジト~

 

 

 

 さぁて、…………処刑の時間だ。

 

 扉を蹴飛ばして無理矢理入る。

 

「何者だ!」

 

 おーいたいたブランシュのリーダーの…………あれ一時名前覚えていたんだけど…………いいか別に。

 

 無言で近づいていく。

 

「もしや十師族の回し者か、お前たち!」

 

 リーダーと周りにいた全員が俺に向けてキャスト・ジャミングを発動してくる。…………こんだけのアンティナイトいくらすんだろ?

 

「どうだ?キサマが何者かは知らんがここに来た以上は消させてもらう!」

 

 まったく、……馬鹿にも程がある。

 

 こんなやつらに使うのも勿体無いが、今までのお返しだ。

 

 マントを着けたまま黒トリガーを解除し、風刃を取り出した。

 

「無駄な足掻きを…」

 

 うるさい

 

 風刃をブレード状態(風刃特徴の光の帯のようなものが無い状態)のまま刃を抜き。

 

「消えろ」

 

 リーダー以外の全員の手首、腹、足を一瞬で斬った。

 

「な、な…………!」

 

 工場の錆びた鉄の匂いとは別に、血の海と化した辺り一面から鉄の匂いがした。

 

 コン

 

 一歩ずつ、ゆっくり近づく。

 

 コン

 

「ま、待て!金か?それとも地位か?何だってやる、だから…………

 

「黙れ」

 

「ひっ、」

 

 あっという間に男の目の前に立った。男はペタンと座り込んで震えている。

 

「あんたのやったことは決して許されるものじゃない。だがその罪を裁くのは俺ではない」

 

「が」

 

 風刃のブレードを男の首もとにあてる。

 

「あ、あぁ!」

 

「迷惑したのはこっちもだ。それ相応の対価を払ってもらおう」

 

「何を…………」

 

「決まってるだろ」

 

 夢月を起動し男の右足を斬る。

 

 夢月な魔法のためトリガーではない。というかこの間試しにトリガーとCADを同時に使うことが出来るとわかった。

 

 …………これチート?

 

「ぎゃぁぁぁ!やめろ、やめ「やめない」

 

 続いて、左足、右腕、左腕を斬っていく、気絶させないように加減を考えながらやったけど少しめんどくさかった。けどまだ話もあるからな、慎重にいこう。

 

「おい」 

 

「、!」

 

 もはや声すら出ない状態だが構わず話かける。

 

「俺がお前らにしたことは誰にも言うなよ」

 

 ものすごい勢いで首を縦に振る。

 

「ならいい」

 

 俺はアンティナイトを血の海から回収し、来た道を戻った。

 

 

 

 だが彼は帰らない、何故ならば本当にトラウマを与えるのはここからだ。

 

 

 

 





 それでは次回もお楽しみに!

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