魔法科高校の黒トリガー使い   作:三日月達也

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先日、この作品の設定や展開について疑問を持たれた方からご指摘をいただきましたが、これはあくまで自分が好きなように書いた物ですので、色々おかしなところがあると思いますが、基本直しません。(誤字や間違った表現は除いて)

あまりにも変だと指摘がある時は直しますが、無ければこのままのつもりでいくつもりです。

それで良ければこれからもお願いします。

後悠一の性格は原作の遊真のようではありません。

それでは「何気にフラグを立てていくスタイル」どうぞ!

 それと今回は短めです、すいません。





何気にフラグを立てていくスタイル   リメイク済み

 

 

 <悠一視点>

 

 

 

 レプリカから雫たちが襲われていると連絡きて走って来たらヘルメットを被った黒いライダースーツを着たやつが雫にナイフを振りかざそうとしていたので蹴飛ばした。そして怒りのあまり名言っぽく言ってしまったがよくよく考えてみると。

 

「(恥ずかしい…………黒歴史確定だな)」

 

 かなり後悔していた。

 

「悠一……さん」

 

「大丈夫か雫、ほのか、明智さん」

 

「え、どうしてあたしを」

 

「あー、風紀委員の資料作成の時で名前見たから」

 

 実は随分前から知ってましたなんてストーカーみたいで言えない。

 

「てか何でお前らこんなところに」

 

「それは……」

 

「くそ!これでもくらえ!」

 

 すると蹴飛ばした男が立ち上がりキャスト・ジャミングを発動した。

 

「う、!」

 

 雫たちは再び倒れてしまう。

 

「(アンティナイト?こいつらブランシュの一員か!)」

 

 たが悠一は効いてる様子もなく立っていた。

 

「なんでキャスト・ジャミングが効かないんだ!?」

 

「おい!出力を上げ「お前らさ」……!」

 

「それいい加減やめてくれないか?こいつらが苦しんでるんで。すぐにやめたら痛い思いしなくてすむよ」

 

「何、を……!今あいつは魔法が使えないんだ!とっとと殺すぞ!」

 

 4人がナイフをこっちに向けて走ってくる。

 

 すると悠一はため息をついて。

 

「仕方がないな……痛い思いしなくてすんだのに」

 

 悠一はポケットから弧月の柄のような物を取り出して

 

夢月(むげつ)

 

 と呟く。

 

 すると柄の先から青く透明な刃が出てきた。

 

「(…………何だろうあれ?)」

 

 雫は痛みに耐えながら夢月を見る。他の二人も同じように見ていた。

 

「(夢月、初の実戦がこれになるとはな…)」

 

 悠一は夢月を片手で構え、男たちを迎え撃つように走り出した。

 

はぁぁぁ!」

 

 一人目は右腕、そして流れるように腹、二人目は太ももと左肩、三人目は右肩から左斜め下に斬り、最後は腹を横一線に斬った。

 

 けれど男たちに傷どころか服も斬れていなかった。

 

 しかし

 

 男たちは声も出さず気絶し、倒れていった。

 

「「「!!!」」」

 

 その光景に雫たちは絶句していた。

 

 

 

 この世界で俺とレプリカが作った魔法のひとつ、[夢月]。

 

 これはサイオンで作り出した刃に触れた箇所にまるで真剣で斬られたような痛みを相手に与えるというものである。これは専用のCADを使わなければならない。いずれは手刀の構えをするだけで使えるようにしたいな。…………睡眠時間がまた減る…………

 

 キャスト・ジャミングの影響は本来受けるはずなのだが、キャスト・ジャミングは無意味なサイオン波を大量に散布する無系統魔法。つまり事象干渉力が強ければ普通に魔法を発動することが出来る。

 

 ちなみにこれは千刃流剣術の裏奥義の[裏の秘剣・切陰(きりかげ)]と効果がほぼ同じなのでエリカにバレたら面倒なことになりそう。

 

「さて、終わったが雫たちは大丈夫か?」

 

 夢月をしまって雫たちを見る。

 

 雫たちは起き上がっていて見た感じなんともなさそうだった。

 

「うん大丈夫」

 

「わたしも大丈夫です」

 

「あたしもだよ」

 

「よかった。それじゃ俺はこいつらを警察に………」

 

「くそ!このことを司様に………!」

 

 すると一人が立ち上がって逃げた。どうやら詰めが少し甘かったらしい。

 

「待て!逃がすか」

 

 悠一は加速して追いかけようとするが

 

「う、うわぁぁ!」

 

 男の足がみるみる凍っていき転んだ。

 

「これって………」

 

 後ろを向くと

 

「逃がしません」

 

 深雪が立っていた。

 

「深雪!」

 

「ナイスタイミング!」

 

 ほのかと明智さんが喜んでいる。

 

「深雪も尾行を?」

 

「いいえ、あなたたちが気になったから」

 

 成る程、雫たちを見つけたのは深雪もだったか。

 

「ありがとな深雪。とりあえずこいつらは………」

 

「…………出来れば私に任せてもらえないかしら……」

 

「(…………あぁ成る程、九重八雲に頼むのか)」

 

「わかった、俺はこいつらを送っていくよ」

 

「えぇ、お願いするわ」

 

 

 

 

 

 

 

 今は雫たちを学校前まで送っている。全員キャビネットを使っているので近い学校に歩くことにした。

 

「悠一さん」

 

「何だ、雫」

 

「さっきはありがとう」

 

「どういたしまして」

 

「本当に助かりました」

 

「いいってほのか。ただ、今後はあまりこういうことに首を突っ込むなよ」

 

「「「はい…………」」」

 

 さすがにみんな反省している。まぁ俺がこなかったら本当に危なかったからな。

 

「ねぇ、空閑くん」

 

「何明智さん、それと悠一でいいよ」

 

「じゃあたしもエイミィって呼んで。悠一くんが使っていたあれは何?」

 

「エイミィ、それは……」

 

「別に大丈夫だ雫。と言っても普通に教えるだけじゃつまらないから考えてみろ。それで答えが近かったらおしえてやる」

 

「えー!悠一くんのいじわる~」

 

「いいじゃんか」

 

「そんなの宿題みたいでなんか嫌だ~」

 

「なんか子供みたいで可愛いぞエイミィ」

 

「、え。可愛い?」

 

「?あぁ、可愛いぞ」

 

 エイミィは顔を真っ赤にして目を反らした。

 

「あれ、エイミィどうした?」

 

「な、なんでもない!」

 

「?」

 

「…………むぅ」

 

 何故かいきなり雫が肘で横腹をつつく。

 

「ちょ、雫?痛いんだけど……って何で拗ねた顔してんの?」

 

「…………別に」

 

 色々鈍感な悠一であった。

 

 

 

 

 

 

 

「またわたし空気?」

 

 ほのか、ドンマイ by作者

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 <エイミィ視点>

 

 

 

「…………うぅ」

 

 家に帰ってからずっとこの調子だ。頭の中から悠一くんの顔が離れない。

 

 彼のことは名前くらいしか知らなくて、会ったのも今日が始めて。なのに…………

 

「……かっこよかったなぁ」

 

「(それにピンチの時に助けに来るとかまるで王子様じゃん!)」

 

 床の上でゴロゴロと左右に寝転がって、ある1つの答えにたどり着くと止まった。

 

「これが恋なのかな…………グランマ……………………」

 

 明日悠一に会って目を合わせることが出来るか心配なエイミィであった。

 

 

 

 

 

 <雫視点>

 

「………………………………むー」

 

家に帰ってご飯も食べてお風呂も入った。けど胸の中のモヤモヤする気持ちがどうも治まらない。

 

頭の中にはエイミィと悠一さんが仲良くしている時のことばかり思い浮かぶ。

 

「……そういえば悠一さん、かっこよかったなぁ」

 

ナイフを持った相手にも屈せず、果敢に立ち向かう悠一を思い出す。

 

「…………あれ?」

 

今度はドキドキしてきた…………なんでだろう。

 

「明日ほのかに聞いてみようかな……」

 

案外自分の恋愛に関しては鈍い雫であった…………

 

 




自分で書いてあれですけどエイミィちょろ!

それと間違ってる解釈あったら教えてください。

 それでは次回もお楽しみに!


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