尖閣諸島決戦 VS中国軍【空母いぶき】 作:カカシ
20XY年4月30日
午前4時30分
与那国島沖
コスモアイ<<こちら空中管制機「コスモアイ」、敵艦隊を補足>>
コスモアイ<<方位280、遼寧・天津率いる敵機動艦隊及び戦闘機隊です!>>
コスモアイ<<航空隊、発進急げ!>>
いぶき管制<<アルバトロス隊、発艦せよ!続いてターキー隊・ビーコック隊、発艦準備!>>
下地島管制<<304、207、303離陸!続いて6、204も離陸!>>
ボーンアロー2<<おっしゃあ!待ってたぜ!>>
ガルーダ2<<これが最後の戦い・・・か>>
ガルーダのマークを持つF-15E、死神マークを持つF-35A
そして
ガルム2<<やはりこの機体が一番良いな相棒>>
ガルム1<<・・・・・>>
ガルムのマークを持つF-15Cが飛び立つ・・・・
第5護衛隊群旗艦 護衛艦「いぶき」艦橋
「第一次攻撃隊、発進完了!」
「各護衛艦も迎撃態勢を取れ!」
新波「いよいよですか・・・」
秋津「・・・最後の戦いだな」
護衛艦「はるな」
「敵航空隊、接近!我が艦隊に攻撃を仕掛ける模様!」
沼田「全艦、対空戦闘用意!」
「対空戦闘用意!」
ブザーが鳴り響く
中国航空機パイロット<<相手はエースがわんさかいるようだが…数では我々には勝てん!数で押しつぶすのだ!>>
コスモアイ<<相手は数で我々を押しつぶそうとしているようだ、迎撃は冷静にやれ、惑わされるな!>>
コスモアイ<<敵の機種はJ-8Ⅱ、J-10、J-11、J-15、J-16、J-20、J-31だ!旧型まで引っ張り出しているが残らず撃墜せよ!>>
ガルム2<<了解だ>>
ガルム2<<ガルム2、エンゲージ!>>
ボーンアロー2<<ボーンアロー2、エンゲージ!>>
ガルーダ2<<ガルーダ2、エンゲージ!>>
ブレイド2<<ブレイド2、エンゲージ!>>
エコー2<<エコー2、エンゲージ>>
アーチャー3<<アーチャー3、エンゲージ!>>
コスモアイ<<ガルーダ1エンゲージ、ガルム1エンゲージ、ボーンアロー1エンゲージ>>
エース達が空を行く……
そして海では
第2護衛隊群旗艦「はるな」艦橋
「早期警戒機からの報告!空母護衛の駆逐艦を確認!052D型及び055型などの多数の艦船です!」
「敵、対艦ミサイル発射!対空戦闘始め!」
沼田「一発も撃ち漏らすな!ここでやられたら空の英雄に顔を向けられん!」
「「あしがら」「あすか」、SM-2発射!」
「続いて「たかなみ」「おおなみ」「てるづき」、ESSM発射!」
「第4・第5護衛隊群も迎撃態勢に入りました!」
海中
潜水艦「たつなみ」内
深町「どうだ、敵はいるか?」
南波「ええ、元級11隻、キロ級4隻が確認できます」
深町「向こうもご苦労なこった・・・・」
速水「まあ海江田がいるとわかってますからね、敵は」
深町「へっ!海江田ばかりに気を取られているうちに俺たちもやるぞ!」
原子力潜水艦「やまと」内
溝口「よく聞こえます、元級8、キロ級4……」
山中「向こうは真っ向から勝負をつけるつもりです」
海江田「うむ・・・・各員、魚雷発射用意」
潜水艦「けんりゅう」内
滝「いいか!敵の潜水艦は「けんりゅう」が沈める気で行け!」
滝「「たつなみ」や「やまと」に横取りさせるわけにはいかん!」
副長「は、はっ!」
ソナーマン(ノリノリだなぁ・・・艦長)
滝「今までのことを全て倍返してやる!」
ソナーマン「敵、魚雷発射管開口!」
滝「魚雷発射用意!一番二番は前方のキロ級のデータを入れろ!」
潜水艦達も交戦を開始する
第5護衛隊群旗艦「いぶき」艦橋
「ガルム1・2、敵を6つほど撃墜したとのこと!」
「アルバトロスも3機をすでに撃墜!」
「ですが敵の数も多すぎます!」
涌井「空中給油で空軍機まで引っ張ってきたか・・・相手も必死のようだな」
秋津「はい・・・・ですがここまで出してくるということは・・・・なにかあるのでは?」
涌井「何れにせよ、これを突破しなければ尖閣にはたどり着けん」
護衛艦「みらい」CIC
青梅「対艦ミサイル、接近!」
菊池「よし!シースパロー発射初め!サルボー!」
菊池「主砲撃ち方始め!てーっ!」
「みらい」も艦隊防空の役目を果たすため、次々と敵を迎撃する。
梅津「順調のようだが………胸騒ぎがするな」
菊池「はっ?」
梅津「最後まで気を抜いていかんぞ、最後の最後までな」
菊池「は!」
空域
ガルム2<<ハエのように動き回るな……>>
ボーンアロー2<<ハエならハエらしく叩き落とされてくれよ!>>
ガルーダ2<<FOX2!FOX2!>>
ガルム2<<チッ、これじゃあ敵空母にも近づけないと来る>>
ボーンアロー2<<とにかく撃ち落とすしかねえ!隊長!頼むぜ>>
ボーンアロー1<<FOX2、FOX2>>
ガルーダ1<<FOX3、FOX3>>
ガルム1<<FOX2、FOX2>>
中国航空機パイロット<<敵はエースだ!注意しろ!>>
中国航空機パイロット<<くそ!エンジンが!>>ピーッピーッピーッ
中国航空機パイロット<<うわああああああああああっ!>>
数はあるがやはり落とされていく中国航空機
ミサイルの性能や機体の性能、パイロットの腕も僅差ながら日本側が上回っている
さらにエースたちの存在により士気も上がっているためさらに有利な方向に進んでいっているのである
中国海軍北海艦隊暫定旗艦「遼寧」
「すでに我が航空隊は23機、撃墜されました!」
「我が空母群への対艦誘導弾攻撃も激しくなりました!」
司令「良いから持たせろ!「あれ」が来るまでな!」
「「西寧」「斉斉哈爾」対艦誘導弾発射!」
「「南昌」「長春」巡航誘導弾発射!」
司令「「アレ」さえ来れば……」
中国航空機パイロット<<畜生、こうなったら……>>
中国航空機パイロット<<俺が………!>>
コスモアイ<<敵航空機、第5艦隊のほうに突っ込んでいく!?>>
中国航空機パイロット<<命と引き換えに……共産党バンザイ!>>
ボーンアロー2<<あのバカ!?特攻する気だ!>>
青梅「敵航空機、突っ込んできます!」
菊池「主砲攻撃初め!CIWSAAWオート!」
みらいが迎撃し……
中国航空機パイロット<<ぐ、グアアアアアアアアアアアア!?>>
もちろん撃墜されてしまった
ガルム2<<たく、今の世の中で特攻するバカもいるとはな……>>
ガルム2<<どの時代も変わりはしない………か>>
コスモアイ<<敵の半数の撃墜を確認!任務を続行せよ>>
エコー2<<これより対艦攻撃を開始する!>>
エコー2<<FOX1、Fire!>>
F-2より発射されたのは新型超音速対艦ミサイル「ASM-3」
防空性能が上がりつつある現代の艦船を確実に撃破出来るようになっている
マッハ3以上の超音速で飛ぶため敵の迎撃対応時間が極端に短くすることが出来る
エコー3<<FOX1、Fire!>>
エコー4<<FOX1、Fire!>>
エコー7<<FOX1、Fire!>>
駆逐艦「石家荘」
電探員「敵超音速誘導弾接近!」
砲雷長「迎撃せよ!」
砲術員「だ、駄目です!こちらのシステムが!」
館長「か、回避!」
そう回避も許してくれるはずもなく………
「う、うわあああああああああああああ!」
空母「天津」内
「「石家荘」「大連」「広州」撃沈!」
「「昭通」「滄州」もです!」
艦長「ええい!艦載機の超音速誘導弾の鷹擊-91は!?搭載して出撃させたはずだ!」
通信員「それが……搭載機は全て撃墜されたとのこと!」
艦長「なに!?」
艦長「日本空軍は……化け物か!?」
すでに半数も撃墜されてしまい唖然とする艦長
大勢は決していた……としか思えなかった
艦長(我々は……悪魔を蘇らせてしまったのか……?)
「対艦弾接近!近接火器用意!」
そして海中でも
キロ級「遠征79号」内
ソナー員「203号、250号、122号、163号がやられました!」
艦長「なんだと!?」
ソナー員「魚雷接近中!」
艦長「囮を発射しろ!」
ソナー員「ダメです!間に合いません!」
溝口「艦体亀裂音、エンジン停止音確認」
海江田「キロ級はこれで全てか・・・・」
溝口「はい、残りは元級10隻です」
海江田「魚雷三番から五番発射用意」
山中「三番から五番、発射用意!」
深町「こっちも二隻ほどやったな…」
南波「魚雷2本こっちに向かってきます!」
深町「デコイと魚雷発射!」
潜水艦戦も日本側有利と見えていた
というよりは艦隊・人員は大きくなっているが
経験が全く追いついてないといえる。
ボーンアロー2<<だいぶ道が開いたな>>
ガルーダ2<<空母に攻撃をしかける、援護頼む>>
ガルム2<<なら俺が行く>>
ガルーダ2<<了解>>
ガルム1<<FOX3>>
ガルーダ1<<FOX3、FOX3>>
ガルーダ2<<・・・よし、FOX3!>>
エコー2<<FOX1、Fire!>>
エコー7<<FOX1、Fire!>>
エコー8<<FOX1、Fire!>>
次々と対艦ミサイルが発射される。勿論標的は「遼寧」だ
電探員「!?」
司令「どうした!」
電探員「こちらに対艦ミサイル複数接近!」
司令「近接火器を使用しろ!」
ソナー員「魚雷接近!左舷より!」
司令「なに!?各員衝撃に備えろ!」
魚雷と対艦ミサイルをまともに食らう「遼寧」
司令「ぐ・・・応急修理急げ!」
通信「隔壁ごとやられた!」
通信「し、しまった!木の家具に燃え移った!」
通信「機関部と連絡が取れません!」
司令「ば、馬鹿な……!?」
コスモアイ<<遼寧の撃沈を確認>>
元々旧式な空母であり中国としては初の空母ということで未熟な面々も多々あり
撃沈も当然であった
ガルム2<<中国が最初に持った空母がこの結末か……>>
空母「天津」
電探員「遼寧がやられました!」
艦長「後退しろ!」
副長「同胞がすでに多数やられてるんですよ!?我々も突撃して……」
艦長「「やつ」がやっと到着した!我々は広東に交代するのだ!」
艦長「そしてこの最新空母を沈めることこそ、同志に顔向けできないことだ!」
艦長「突撃だけが弔いだと思うな!「奴」に弔いを任せるんだ!」
副長「………は!」
コスモアイ<<空母「天津」以下残りの5隻の護衛駆逐艦含む艦隊、後退を開始した模様!>>
ボーンアロー2<<潰すのか?>>
コスモアイ<<いや、我々の任務は殺戮ではない。後退するなら我々に追う理由はない>>
ガルム2<<そうだな>>
アルバトロス1<<これで作戦は完了したのか?>>
ガルーダ2<<だと良いけどね……>>
ガルーダ2<<長年の勘だけどこういう時はきっと……>>
その時
ブレイド9<<ぐあああああああああ!>>
ブレイド5<<主翼が!ベイルアウトする!>>
トム5<<な、なんだ!?>>
ブルーム3<<ブレイドの5機が落とされたぞ!>>
コスモアイ<<方位291より5機の編隊を確認!これは……>>
ガルム2<<・・・・!>>
ガルム2<<お前ら、後ろに下がれ!>>
ビーコック2<<ですが!>>
ガルム2<<いいから下がれ、お前らじゃ相手にならない敵だ!>>
コスモアイ<<ピクシー、その通りだ!機影はSu-37の5機……「黄色」だ!>>
スパロウ3<<なんだって!?>>
イエロー13<<流石は「片羽の妖精」だ……相手は犬と鳥と死神だ。気を抜くな>>
イエロー4<<了解>>
新波「「黄色」!?」
秋津「ロシア空軍第156戦術戦闘航空団「アクィラ」……」
秋津「かつてのとある紛争においてNATOより派遣された「F-15E」12機とその護衛の「F-15C」12機の精鋭をたったの5機でほぼ撃墜したエースだ」
秋津「その隊長のイエロー13はメビウス1、ガルム1、ガルーダ1、ボーンアロー1、ブレイズに並ぶと言われている」
涌井「つまり…我々の航空隊では歯が立たない…か」
秋津「黄色との戦いは傭兵に任せたほうが良いかと」
涌井「うむ」
イエロー4<<敵の空軍機はどうします?>>
イエロー13<<手を出すな、我々はあくまでもエースが目標だ>
イエロー4<<了解>>
ガルム2<<久しぶりに本気を出せそうだな、相棒>>
ガルム1<<…………>>
ガルーダ2<<僕もこういうの慣れたものじゃないんだけどね…仕方ない>>
ガルーダ1<<……>>
ボーンアロー2<<隊長!やろうぜ!>>
ボーンアロー1<<………>>
コスモアイ<<後方より接近する広東艦隊及び戦闘機も確認した!警戒せよ!>>
本当に最後の戦いが始まる………
空と海
制するのはどちらか?
続く
本誌見てて思ったけど
なんで下地島空港普通にやられてんの!?
AWACSどこ行った……SAMどこ行った……
ツッコミどころ満載でした……
まあ仕方がないと言うか…物語上は……うん
この小説だと中国軍可哀想ですがね……黄色出してやっと対等です。