フラン「魔法が何か失敗して娘出来ちゃった。テヘッ☆」紅魔館一同「ファッ!?」   作:鋭利な刃

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あけおめことよろ&お久しぶりです。←遅せーよ
今年ものんびり自重せずに行こうと思います。


そうだ、スキーしよう

「マー。メーリンねてるー」

「またね。……そろそろお仕置きの時期かな」

 

ズブッ

「ああぁぁーー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

季節は冬。幻想郷にも、勿論冬は訪れていた。

雪は幻想郷中に降り積もり、人間も妖怪も関係なく、雪かきに徹しなければならなかった。

そんな雪は、勿論紅魔館のエントランス前も中庭も裏庭もどっさりと降り積もっていた。

 

 

さて、冬の遊びといえばなんだろうか。冬のみに出来る遊びで、現代日本の一部の地域では、それが無いことを子供たちが嘆き、大人達は安堵する。冬の風物詩とも言えるもの。

そう、雪だ。雪である。

真っ白な雪。冷たい雪。

やはり冬は、雪がないと冬らしくない。

 

 

話は変わるが、幻想郷には妖怪の山、と呼ばれる山がある。

その名の通り、多数の妖怪が数多く生息している山で、天狗と呼ばれる妖怪達の本拠地だ。そんな妖怪の山には、外の世界からやってきた神社、守屋神社がある。

……あー! 説明が面倒くさい! ここから箇条書き!

 

・外の世界からやってきた守屋神社組が、スキーをやりたいと思いつく。

・いい感じに妖怪の山に雪が積もっていたので、スキーができるように神様パワー発動! スキーができる環境に!

・せっかくなので一般にも解放して、金&信仰もゲット!

・スキーがなかなかに面白いという話を聞き、紅魔館一同もLets go!←今ココ。

 

そんな訳である。では、天の声でしたー。

 

 

 

 

 

 

 

「マー。今の声誰ー?」

 

「……気にしたら負けだと思う」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ! やって来ました守屋スキー場! て訳で私は幽香さんとかと滑ってきますねー」

 

「あ! こら美鈴! 待ちなさい! ……行っちゃった」

 

「まったく、最初は皆で滑ろうって言ったのに……とりあえず私達はスキー板とか借りに行きましょうか。……レナちゃんサイズのってちゃんとあるのかしら?」

 

「無ければ私がレナちゃん様を肩車しながら滑ります」

 

「それは咲夜。あなたが危ないでしょうに」

 

「レナちゃん様パワーがあれば私は無敵です。ネブュラガスだろうと私は止まりません」

 

「その時不思議な事でも起こったのかしら」

 

「必然です」

 

「ハイハイ」

 

「マー。さむい…」

 

「だからもっと防寒着着なさいって言ったのに…咲夜。レナの防寒着、取ってきてあげて」

 

「1秒で戻ります。……お待たせしました。懐で温めておきました」

 

「それはしなくてもいいわよ……ほらレナ。お礼は?」

 

「ありがとう。サーさん」

 

「!?…( *˙ω˙*)و グッ!」

 

「なんて顔してるのよ…」

 

そんな感じに話しながら、私達はスキー用具の貸し出し所

へとやって来た。幸いな事にレナサイズのもちゃんとあるようで、そこに関しての問題はなかった。……そこに関しては。

 

「えっと、レナが滑るときはこの紐を付けて後ろで支えてあげなきゃいけないの?」

 

「はい。身長100cm以下の方はそうしていただくのがルールとなっております」

 

「分かったわ」

 

「あと、この紐を付けている方は中級以上のコースで滑るのはなるべくやめた方がよいかと」

 

「ええ」

 

 

 

 

 

 

さて、準備ができた私たちは、早速リフトへ乗って上に行く。……飛んだ方が早いのだが、そこは気分だ。

 

リフトに乗る時に、お姉様が転けてリフトに頭ぶつけて少しリフトが止まったり、途中でレナがはしゃいでリフトから落ちかけ、それを助けようとしたお姉様が滑ってリフトから落ちたり、上で待っててもなかなかお姉様が来ないから咲夜を向かわせてみたら、リフトにうまく乗れずにまたもやリフトを止めて立ち往生していたし、やっと上に来たと思ったら、降りるのに失敗してもう一周してきたりとか、まぁそんなこんながあったものの、無事に全員初心者コースへとたどり着いた。

 

……ここまででどっと疲れたのだが、これでまだリフトに乗っただけというのが疲労ポイントだ。でも、お姉様はまだまだ元気な模様。勿論レナと咲夜も。

 

「「「((o(。>ω<。)o))」」」

 

みたいな感じで、早く滑りたくてうずうずしていた。

 

「さて、誰がレナちゃんの紐を持つ?」

「とりあえずお姉様は無しね」

 

「何故!?」

 

何故って……ねぇ?

「リフトの時、あんなにドジってたから?」

 

「そんな!? あれは不可抗力で!」

 

「あ、お嬢様にも紐を付けてくださいってさっき係の方が」

 

「なんで!? 私100cm以上有るわよ!」

 

(さっきのリフトでしょうね)

 

「さっきのリフトです」

 

はっきり言ったよこの従者。

あ、お姉様がちょっと拗ねてる。可愛い。

 

「それじゃあ咲夜。お姉様をよろしく」

 

「……|)彡 サッ」

 

「……はいはい」

 

撮っておけばいいんでしょ。分かったわよ。

そんなこんなで、お姉様と分かれてスキーを楽しんでた。

レナはとてもはしゃいでてグングン前に進むので、後ろの私がバランスを取るのは大変だったが、 楽しんでいたからいいと思う。

 

お姉様は……まぁうん。楽しかったらしい。ただ、後日に『文々。新聞』にて『守屋スキー場に吸血鬼襲来! 溢れ出るカリスマ(笑)』って書かれてたけど。

まぁでも、楽しかったしいいと思う。

 

 

イライラは、一切感じなかったし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケ

その頃の美鈴

 

「大丈夫ですか? 幽香さん。頭から思いっきり行ってましたけど」

 

「……ええ、大丈夫よ。大丈夫。ええ……」

 

……どうやら、こっちはこっちで楽しんでいたらしい。

幽鈴……ありかも。

 

 

 

 

オマケ2

その頃のパチュリーたち

 

「パチュリー様ぁ!! お願いですから止まってくださいぃぃぃーー!」

 

「……ダメね、死んだわこれ」

 

……どうやらパチュリーたちもスキー場へとやって来ていたようです。

……いや、流石に本を詠みながら滑るのはちょっと……

 

 

 

 

 

後に、全身を雪で真っ白にしたパチュリーと小悪魔が係員に保護されました。

 




スキー行きたいなぁ。
あ、レミリアの下りは紐以外実体験です。

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