それゆけ爆弾魔!   作:一摘みの文才

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プロローグです
ゲンスルーの妄想設定です

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一握りの幸運

唐突だが、俺はどうやらHUNTERxHUNTERに登場するゲンスルーに憑依したらしい。

 

憑依前の俺は、地球という星の日本という国でサラリーマンとして生きていた。

ある日、外回りの休憩として立ち寄った寂れた喫煙所で煙草を吸おうとマッチに火をつけた瞬間目の前が真っ赤になり意識が途絶えた。

そして目が覚めるとゲンスルーになっていた。

 

何故かはわからない。

ただ気付いたらゲンスルーになっていた。

 

 

幸いなことに、今まで生きてきたゲンスルーとしての記憶と自覚は残っていたため現状の把握は直ぐにできた。

受け入れることには時間がかかったがな。

地球での一人称は『私』だったが『俺』に変わり、口調も多少変化していることから『私』の記憶をメインとした憑依融合なのかもしれない。

 

 

 

さて、それでは現状の説明を行うとしよう。

 

まず俺の年齢だが『10歳程度』のようだ。

年齢が曖昧にしか把握できていない理由は場所に問題があるためだ。

場所の説明をするにあたり軽く過去も語るとする。

 

俺は4歳の頃に家族を殺された後、殴り飛ばされ気絶し拉致された。

そして薄暗いコンクリ造りの大部屋に10人前後の同年代の子供達と共に放り込まれたのだ。

窓もなく通気口のみの部屋での生活のため正確な年齢の把握が不可能だった。

 

自分以外の子供達も荒っぽい手段で連れてこられたようで、監禁当初は自分の知人らしき名前を呼びながら魘されていた。

そして、薄暗い閉鎖空間というのも相まってか数日の内に気が狂い自殺をした子供が5人程いた。

その後もポツポツと死んでいき、100回ほど前の飯からは俺を含め4人しか生きていなかったようだ。

 

飯は不定期だが腹具合から日に2度程度は与えられているようで餓死をすることはない。

糞尿も水洗トイレが有るため問題はない。

体は時折、水を貼った桶とタオルが与えられる為それを使用し最低限の清潔さは確保されている。

 

とまぁ、そんな環境のため年齢は正確にはわからない。

 

 

さて、次に子供達についてなんだが全員監禁当初から『水蒸気のようなモヤ』つまりオーラを纏っていた。

どうやら、拉致の実行犯が念能力者で洗礼を行い生き残った子供を集めていたと考えるのが妥当のようだ。

 

 

そして7回ほど前の飯のときらしいが、俺は死にかけたらしい。

もしかしたら死んでいたのかもしれない。

 

生き残っていた4人の内の1人が発狂し、他の俺を含めた3人に襲い掛かってきた。

俺達3人はただ怖くて、その1人を殺した。

殺した事で終わったと思い油断した俺達に、死んだ奴から出てきたモヤが覆い被さってきた。

気付いた俺はとっさに残りの2人を突き飛ばしたが、俺自身が逃げることができずそのモヤに覆われた。

そこから記憶はないが、憑依した俺が起き上がりしばらくして気付いた2人が感謝と飯が6回運ばれてきたことを伝えてくれた。

 

その2人の名は『サブ』と『バラ』

この2人こそ物語の中のゲンスルーの生涯の友であると知っていた。

そして俺はこの2人がこの世界での『俺』の生涯の友になると感じていた。

 

 

 

 

 

俺は『俺』としてこの世界で生きていく、この2人と共に生き抜いてやる

 

手始めとしてこの薄暗い狭い世界を破壊して広い世界へ旅立つ計画を練るとしよう。

 

「サブ、バラ、命がけだがこの薄暗く狭い世界を壊す方法を俺は知っている。ついてくるか ? 」

 

 

 

 

 

 

 




雑で申し訳ない。

次から本編です

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