DOG DAYS 勇者の友人は騎士王!?   作:プププ大王

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第7話

 「駆け抜けるぞ!ドーマ」

 「「させるかぁぁぁぁぁ」」

 

 レオ閣下が愛騎ドーマにまたがりすべすべ床のすり鉢エリアを飛び越えようとするが、ギリギリ間に合ったシンクとエクレールがそのまま後ろから切りかかろうとする。だがレオ閣下はそれは読んでいたのか素早くドーマから離れシンクとエクレールを同士討ちさせそのすきをついて紋章砲を二人に撃ち込み地面に叩きつけた。

 ちなみに地面に叩きつけられたシンクはエクレールの上に倒れていた。あれ?これに似た光景をどこかで見たことがあるような...。

 

 「勇者!お前は何なんだ!戦いの邪魔をしに来たのか?」

 「そっちこそ」

 

 二人が言い争っている隙にレオ閣下は自身の武器を地面に叩きつけた。

 

 「獅子王炎陣大・爆・破ぁぁぁぁぁ」

 

 次の瞬間地面から火柱がいくつも上がりそして大爆発を起こした。その威力はすさまじく城にいたミルヒオーレ姫のところにまで爆風が来るほどだ。もちろんすべすべ床のすり鉢エリアにいたビスコッティ、ガレット両国の選手はシンクとエクレールを除いて全員ノックアウトしていた。

 しかしシンクとエクレールもダメージが大きく、動けないでいた。

 

 「多少は楽しめたがどうやらここまでのようじゃのぅ。大人しく死ね!」

 

 そうして手に持つ片手斧を振り下ろし勇者にとどめを刺そうとする。

 が...

 

 「ちょっと待ってもらおうか」

 

 そんな声とともに空から極光がふりそそぎレオ閣下を吹き飛ばした。

 

 これがのちに騎士王と呼ばれる勇者の友人の初戦となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 『いったい何がおこったのかよくわかりませんが空から極光がふってきたと思ったらレオ閣下が吹っ飛ばされた!いったい彼は誰なのでしょうか!』

 「いったい誰じゃ!」

 「初めましてレオ閣下。私そこにいる勇者の友人の神崎蓮というものです。レンとよんでください」

 

 シンク達と合流する少し前...

 俺は、風王結界《インビジブルエア》をまとい全速力で向かっていたがシンクがピンチなのと距離があったため紋章砲を試してみることにした。

 

 「えーと、たしか紋章を発動させてそのまま紋章を強化しフロニャ力を輝力に変えて自分の武器から放つかんじ、だったか」

 

 俺は風を利用して全力でジャンプをしてそのまま紋章を浮かび上がらせた。ちなみに俺の紋章はやはりというかエクスカリバーが目立つようなデザインだった。そのまま魔力となった輝力を前方に打ち出した。そしてそのままシンク達と合流し今に至る。

 

 「ほう、勇者の友人とはまた面白いものがでてきたのぅ」

 「シンクが閣下と戦っているのを見ていてもたってもいられなくて」

 「ならばそこの勇者よりは楽しませてみよ!」

 

 そういって閣下は猛スピードでこちらに突っ込んできた。俺は風をまとい迫りくる武器をギリギリのところで避けてそのまま手に持つ剣でを斬ろうとした。だが閣下は体をひねり反対の手にもつ盾で防いでいた

 

 「なかなかやるのぅ、お主」

 「そっちこそ、簡単にはとらせてくれませんね」

 

 そうして今度は俺から閣下にしかけた。しかも加速するときにアルトリアもよく使っていた魔力放出も使い一瞬で近づき斬りかかった。

 しかし

 

 「あまい!」

 

 うまく盾でふせぎガードしたばかりかそのまま反撃してきた。まぁ今の攻防で盾を壊せたのはよかった。それにそろそろあいつらもいけるだろ。

 

 「これで決めさせてもらいます、閣下!」

 「こい!」

 

 俺は先ほどと同じように閣下に向かって駆け出した。しかし、先ほどと違い俺は閣下本人とみせかけ手にもつ片手斧を下からおもいきり斬り上げた。

 

 「いまだ!二人とも」

 「「はあぁぁぁぁぁぁ」」

 

 俺は武器を吹き飛ばしてあとはダメージから回復したシンクとエクレールにとどめをまかせた。

 二人見事、閣下の防具を破壊してくれたが防具とマントが取れたレオ閣下の格好に俺は目のやり場に困ってしまった。

 

 「うむ、少々油断したか。このまま続けてやってもいいがそれではちと、両国民へのサービスが過ぎてしまうからのぅ」

 「レオ閣下、それでは...」

 「ん、わしはここで降参じゃ」

 

 そういってレオ閣下は小さな白旗をあげた。

 

 




何とか間に合った...



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