ピピピピピピ...ピタッ。
「...もう朝か」
うるさい目覚まし時計をとめながらまだ半開きの眼を擦りながら体を起こす。ここで睡魔に負けてベットに入ってもいいがそうした場合、いつもの日課が出来ないので我慢して起きる。
転生してはや14年...。
生まれてから今まで苦労の連続だったなぁ...。
生まれてから2年で走れるようになるし、5歳でもう10キロほど走れるようにもなった。10歳になる頃には素手でコンクリートを砕けるようになったりもした。まぁ、日常での力加減に気を使うようになったが…。
Fateの世界には魔力や魔術回路などがあったがそんな物がなかった俺が扱えるかと聞かれれば扱えるはずもないのだが体の中にある変なものが感じられたのでそれが魔力だと思い、魔力放出などもなんとなくだができるようになっていた。
改めて英霊の力は凡才の俺には有り余る力だと改めて感じた。
宝具の方は約束された勝利の剣《エクスカリバー》はもちろん全て遠き理想郷《アヴァロン》や最果てにて輝ける槍《ロンゴミニアド》などもありビックリしたのはまだ記憶に新しい。ちなみに最果てにて輝ける槍《ロンゴミニアド》や全て遠き理想郷《アヴァロン》は
「じゃあ、行ってきます」
誰もいない家に俺はそう言いながら近くの空き地に向かった。ちなみに家族はもういない。俺が5歳の時に事故でなくなってしまった。とても悲しかったが今はもうふっきれている。
「...999、1000」
いつもの日課の素振り1000や体力作り、魔力放出などいつもやっている訓練メニューを1時間程やりとげ近くに座って休んでいた。この空き地は人があまり来ないのと適度な広さそして家から近いのでよく鍛錬の場所に使っている。
いくらステータスが高く経験があってもまだ14歳なので疲れるものは疲れる。
「そういえばシンクとの待ち合わせ場所にそろそろ行かないとな...」
こちらの世界に来てから俺は、この身体能力を使って色々なスポーツなどに手を出していた。しかし、力が強すぎるのであまりしっくり来るものがなかったのだが唯一ハマったのがアスレチックである。自分の力を思いっきり使えるのでとても面白い、楽しいと思った。そしてアスレチックをやる中でシンクやベッキー、七海と出会い友達になった。
そして今年春にシンクに予定がないなら一緒にイギリスに行かない?と誘われていたのだ。シンクは俺の家の事情も知っているし俺もお金はあるから、せっかくだから行ってみようと思ったのだ。
「確かあいつの学校の校門の近くだったか?」
あいつは日本人とイギリス人のハーフだから中高一貫のインターナショナル・スクールに通っている。ちなみにベッキーことレベッカも同じ学校に通っている。俺は近くの中学校だが...。
携帯を開き時間を確認してまだ余裕があるが遅くてもアレなので少し急いで家に戻った。
なるべく早く更新します...。
たぶん...