1人の男と武士娘の川神学園   作:龍仁

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しばらく書けない状態が続いてました
誠に申し訳ないm(_ _)m

続きをどうぞ


7話 覇気修得と川神百代

覇気について教えてもらう為に龍樹、ヒューム、犬は再び森の中に来ていた

 

先ほどの一件で白い犬とともに強くなろうと決意した龍樹は犬の名前を考えていた

 

「お前の名前、どうしようか?」

 

名前を考えるのは結構頭を使うものだ

 

「適当でいいだろう、そんなの」

 

 

「じゃあ、ヒュームさんはいい名前あるんですか?」

 

「そうだな、白いから'シロ'でいいんじゃないか?」

 

1番マイナーな考え方、多分誰もが考えたことのある名前だと思う

 

(ブンブン!〕

 

そんな名前イヤっ!とでも言うように首を降っている

 

「相当嫌だったんですよ」

 

「………」

 

そんなに嫌だったんだ

龍樹は苦笑いしながら答えヒュームは黙ったままだった

 

「なら、お前が考えてやれ」

 

ヒュームがそう言い

 

「うーん、何がいいかな?」

 

どうしようか?やっぱり印象が大事だよな、とても綺麗な毛並みもしてるしフカフカ何よりとっても白い

 

「じゃあ、”ユキ”って言うのはどう?」

 

龍樹はユキという名前を提案する

 

 

犬は少し考え、そして

 

 

フルフル

 

 

首を横に振った

 

イマイチ気に入らなかったらしい、先程のヒュームさんが付けた名前よりは良かったらしい っと考えているとヒュームさんが睨みつけてくる

 

 

怖い!怖い!

 

 

「じゃあ、’メレンゲ‘なんt(ブンブン!)そうですか...」

 

速攻拒否された

結構難しいもんだな名前を決めるの

 

 

「うーん………」

 

やっぱりカッコいい名前とかがいいのか?

なら、

 

 

 

「じゃぁ、”ハク”なんてどうだ?」

 

 

「!!!」

 

その名前に反応して行きよいよく龍樹を見る

 

気に入ったかな?

 

「ハク、どうだ気に入ったか?」

 

俺の言葉に子犬は

 

「ワオン!」

 

っと大きな声で答えてくれたどうやら気に入ってくれたようだ

 

「ハク、これからよろしくな」

 

「ワン!」

 

龍樹はハクを優しく頭をなでた

 

その微笑ましい光景を見ていたヒュームは笑みを浮かべていた

 

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「さて、お前に覇気を教えるが、覇気は簡単に修得できるものではない」

 

龍樹はヒューム説明をよく聞いていた

 

覇気にはそれぞれ3つあるらしい1つは「見聞色」2つ目は「武装色」そして最後の「覇王色」系の3つだ

 

「では、実際に見てもらおう、丁度いい相手もきたことだしな」

 

 

 

丁度いい相手?

 

"ガサガサ"という音がなりそこには巨大な熊が現れる。熊は大きな声を上げ威嚇をしている

 

「ふん」

 

ヒュームは熊を挑発するように石を投げる

 

見事に石は熊に当たる

 

熊はその一撃に切れたのか、熊はヒュームに物凄いスピードで迫る

 

ヒュームは龍樹に向き直り

 

「小僧、よく見ておけ」

 

 

熊はその隙を見逃さなかった、熊はヒュームに迫り大きな腕を振るう

 

 

 

 

 

 

 

スカッ!

 

 

 

 

 

 

熊の一撃はヒュームに当たらなかったヒュームは熊の動きを見ずによけた、まるで相手の動きがわかるように

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「相手の”気配"をより強く感じる力これが"見聞色"の覇気‼︎」

 

 

ヒュームは熊の動きをヒョイヒョイ、避けながら説明する

 

 

「これを高めれば、視界に入らない敵の位置その数……更には次の瞬間に相手が何をしようか読み取れる」

 

 

そしてヒュームは熊に向き直り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「次に"武装色"の覇気ーーーこれは見えない鎧を着る様なイメージを持て……」

 

 

ヒュームは熊に向かって手をかざす、ヒュームの手が黒くなり

 

 

すると……

 

 

 

 

ドオオオン!っという音がなり熊を吹き飛ばした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「武装色の覇気を使える様になれば相手に強烈な攻撃を加える事が出来る、これを"武装硬化"と言うまた、更に熟練した使い手になると身体や手に持った武器を武装出来る」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そしてこれが……」

 

 

ヒュームは熊を威圧する

 

そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

ドサッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熊は気絶し倒れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「相手を威圧する力……"覇王色"の覇気……‼︎この世で大きく名を上げる人物はこの力を秘めているものが多い、ただしこの"覇王色"だけはコントロールは出来ても鍛え上げる事は出来ない」

 

 

 

「数百万人に1人の[王の資質]を持つ者しか身につけることしか出来ない覇気だ、先程見せた様に周囲を威圧ができ、圧倒的な実力差がある相手つまり"戦うまでもない相手"を気絶させれる」

 

 

「さて……お前にはこの3つの基礎を叩き込む」

 

「はい」

 

 

 

「まずお前には武装色と見聞色を覚えてもらう」

 

 

「お前は筋がいい、この2つは直ぐに修得できるだろう」

 

 

 

 

 

 

こうして、ヒュームと龍樹のワンツーマンで覇気を覚える修行が始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二ヶ月後……

 

 

 

 

 

 

 

龍樹はゴリラと対立していた

 

 

 

『ウホオオオオオー!』

 

 

 

「武装‼︎」

 

 

 

龍樹は腕を武装し構える

 

 

「ほら…かかってきな」

 

 

『ウホオオ!』

 

 

ゴリラは龍樹に腕を振り上げ

ラリアットの様に腕をふりわましてくる

 

 

だか、その攻撃は当たる事はない

 

 

「おらよ!」

 

 

龍樹はゴリラの攻撃を回避しながら

腹に一撃を与える

 

 

 

ドゴォ!っという音がなりゴリラの動きが止まる

 

 

 

『………』

 

 

 

 

 

ドサッーーー

 

 

 

 

ゴリラはそのまま動かなくなった

 

 

 

 

「よし…完璧だ!」

 

 

 

 

あれから二ヶ月がたった

 

 

 

ヒュームさんから覇気を教えてもらい、武装色、見聞色はほぼ使える様になった

 

 

 

 

 

 

「武装色と見聞色はもう完璧の様だな、小僧」

 

 

「ヒュームさん」

 

 

 

ヒュームさんが俺の後ろに現れる

 

 

「でも、覇王色だけが上手く行かないんです」

 

 

 

「………」

 

 

 

この二ヶ月で見聞色、武装色はほぼ完璧と言えるほど使いこなせる様になったが覇王色だけが上手く使えない

 

 

 

 

「でも、一回だけ…覇王色の覇気……だと思うんですけど発動した事があるんです…」

 

 

「ほお…どんなときだ?」

 

 

 

龍樹はハクと出会った日の事を説明する

 

 

「二ヶ月前にハクと出会った時に恐竜にめがけて発動したんです」

 

 

ヒュームはある質問をする

 

 

 

「発動した時、お前はどんな気持ちだったんだ」

 

 

「え?」

 

 

「発動した時どんな気持ちだった?」

 

 

「とても…怒りに満ち溢れてました…自分に力がないことに…」

 

 

あの日の事を思い出し怒りが湧きて出てくる

 

 

「………」

 

 

ヒュームは何かを考える様に龍樹を見ている

 

 

 

「おそらく……その時覇王色が発動したのはお前が怒りに満ち溢れたからだろう」

 

 

 

「怒り…ですか?」

 

 

「ああ、今お前から怒りが感じられる身体が震える程の威圧がお前から出ている」

 

 

 

確かに俺はあの時俺は怒りが湧き出ていた...そして覇王色が発動した...今もあの時の感覚とよく似ている

 

 

 

集中……あの時と同じ様に……

 

 

集中していると不思議な感覚に包まれる

 

 

まただ!この感じ…あの時とよく似ている…

 

 

龍樹が集中しているとそこに一匹の虎が出てくる……虎はよだれを出し牙を向けてくる

 

 

『試してみるか………』

 

 

龍樹は集中していた感覚を保ち虎を威圧する様に覇気をぶつける

 

 

 

「!!!」

 

 

 

辺りに突風の様な風が巻き起こる

 

 

 

そして……

 

 

 

 

ドサッー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

虎は気絶をし、倒れた……出来た……この感じだ!

 

 

 

「どうやら上手く行ったみたいだな」

 

 

ヒュームは龍樹に歩み寄り肩を叩く

 

 

「はい!」

 

「今の感じを忘れなければ覇王色も使える様になるだろう」

 

 

ヒュームの言葉に嬉しくなる龍樹だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

覇気を修得してしばらく経ったある日、龍樹は家の庭でハクと遊んで居ると

 

 

 

「龍樹君、久しぶりじゃのう」

 

 

鉄心が久しぶりに家に来た

 

「鉄心さん!お久しぶりです」

「わん!」

 

龍樹は鉄心に元気よく挨拶をする

 

 

「刃は今居るかの?」

 

「ちょっと待ってて下さいね」

 

 

龍樹は家の中に入り刃を呼ぶ

 

 

「親父!鉄心さんが来たよ!」

 

 

家の中から「おー」という声が聞こえ刃が家から出てくる

 

 

「鉄心、どうしたんだよ」

 

「実はの…頼みがあるのじゃが…」

 

「頼み?なんだよ」

 

「龍樹君を……貸してもらえんか?」

 

「龍樹を?なんでだ?」

 

「実は……」

 

 

話によると鉄心の孫、川神 百代(ももよ)と手合わせをしてほしいという話だ。百代は戦いが大好きで修行僧を相手をしても満足が行かないと駄々を捏ねているらしい。

 

 

「成る程、それで龍樹を貸して欲しいと」

 

刃の問いに頷く鉄心

 

 

「龍樹〜!今の話聞いてただろ〜」

 

 

龍樹はハクを撫でていた手を止め立ち上がる

 

 

「俺は別に構わないよ」

 

 

「だそうだ鉄心」

 

 

「龍樹君、ありがとうのぅそれじゃあ、川神院に案内しよう」

 

 

「じゃぁ、ハク、父さん行ってきます」

 

 

「行ってこい」

「ワン!」

 

 

龍樹はハクと刃に見送られ鉄心と川神院に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが川神院じゃ」

 

 

龍樹と鉄心は川神院に到着し門を潜る、中から修行僧の声が聞こえてくる

 

 

「総代、おえりなさいイ」

 

 

中から全身緑色のジャージを来た男が出迎えてきた

なんかロック・◯ーみたい…

 

 

 

「総代、ソの子が?」

 

 

龍樹は少し前に出て挨拶をする

 

 

「初めまして、神道龍樹と申します、今日はよろしくお願いします!」

 

 

「初めまして、私の名前はルー・イーというネ、今日はわざわざすまないネ」

 

 

うん、とてもいい人そうで安心した

 

 

「いえ、気にしないでください

俺、一回川神院に来てみたかったんです」

 

 

「そうかい、ありがとネじゃぁ、中を案内するヨ」

 

 

 

龍樹はリーに案内され中に入って行った

 

 

 

 

 

中に入ると修行僧が修行している風景が目に映る

 

その中でも一際目立っていたのはある女の子だ、女の子は男と戦っているが、その戦いは誰が見ても目立つ物だった

 

女の子の身体から繰り出されることのない突きや蹴りを男に向かって繰り出している、男の方も同じ様に蹴りや突きを繰り出している

 

あの2人だけは周りと違うのが明らかだ…

実力はこの川神院の中でもトップクラスだろう

 

 

しばらく戦いを見ていると

男が此方に気づき戦いを止める

 

 

「おっ!モモ来たみたいだぜ」

 

 

此方に気づいた女の子は龍樹に近づく

 

 

「オイ!じじい、そいつが私の対戦相手か?」

 

 

「コラ!百代!客人に対してなんて口の聞き方をするんじゃ!」

 

 

 

「うるさいなぁ………私は川神百代だ」

 

 

百代が龍樹を観察する様にずっと見ている

 

 

 

「なーんだ、ただのガキじゃないか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カチン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「初対面なのに失礼な奴だなぁ……

お前だって餓鬼じゃねえかよ、この戦闘狂女が!」

 

 

その言葉に百代の眉がピクリと動くのがわかった

 

 

「美少女の私に向かってそんな言葉を使うなんていい度胸だな……!」

 

 

バチバチバチ!!!

 

2人の間で火花が散っている

 

 

 

 

「鉄心さん…直ぐに試合を始めましょう…」

 

 

今、自分でもビックリする位低い声が出てたな…

 

 

「わ、わかったわい…ルー!釈迦堂!直ぐに準備するぞ!」

 

 

 

『ハイ・あいよーー』

 

 

 

「ボコボコにしてやるからな!!!」

 

「されるの間違いだろ…」

 

 

と言葉を言い2人は決闘場所まで移動した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




セリフの前に名前をつけないほうがいいという意見を頂いたので、今回はこういうふうに書かせてもらいました

もし、此方の方が良かったら感想お願いします

最後に何回も変えて申し訳ないですm(_ _)m

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