ガラクタと呼ばれた少女達   作:湊音

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川内姉さんはあの人の何処に惹かれたのでしょうか?

急に任務について行きたいと言い出した時は私と那珂ちゃんとで止めても無駄になってしまいました。

川内姉さんに聞いても、分からないとしか教えてもらえなかった。

那珂ちゃんに聞いても一目惚れなど冗談しか返って来なかった。

駆逐艦の子達が無事に帰ってくるようにと必死で願っていましたが、それに川内姉さんも無事に帰ってきますようと付け加える。

それにしても、私がこれだけ心配しているのにどうして那珂ちゃんはいつも通りにしていられるのでしょう?

少し相談に乗ってもらう事にしましょう……。


呉から鹿屋へ!(2)

「少し寄せすぎじゃないかな? 座礁したら大変だよ」

 

「分かっている、それでも少しでも安全なルートを進みたいんだ」

 

 空になったペットボトルを持った川内が操舵室へと戻ってきた。操縦自体はある程度は自動で行ってくれるのだが、細かい操舵装置の調整はどうしても人が行う必要がある。小さい船であれば経験はあったがこのサイズの輸送船を動かすというのはそれだけで緊張してしまう。

 

「……夕立は気付いてそうだったか?」

 

「大丈夫じゃないかな? 何か楽しそうにはしゃいでるようだったよ」

 

 夕立は薄々気付いてそうだったが、無事に誤魔化せていると分かってほっとした。いざとなれば輸送船は破棄して近くの陸地へと撤退する。しかし俺がこの船に乗っていると分かれば無茶をしてしまう少女が出てしまうのでは無いかと思っての行動だった。

 

「なら良い、少しの間操縦を任せた。 俺は積み荷に挨拶してくる」

 

「ちょっと! 私操縦なんてした事無いよ!?」

 

 騒ぐ川内を置いて操舵室から出ると、呉に所属していた艦娘が乗る客室へと向かう。細い通路を何度か曲がり、目的地に到着すると扉を軽くノックする。

 

「入るぞ」

 

 扉を開けると目の前には1人の女性が椅子に腰かけていた。こちらを見る冷たい視線には敵意が込められているのが十分に伝わってくる。

 

「俺は湊だ、階級は少佐。 名前を聞きたいんだが良いかな?」

 

「あら~、わざわざ確認しなくても命令したらいいじゃない。 そんな聞き方をされたら教えたくなくなっちゃうもの」

 

「……なら教えなくても良い。 他の艦娘はどうした?」

 

 薙刀のような得物を持って立ち上がった女性の言葉を無視して話を続ける。確かにあれで切りかかられたら少し問題があると思ったが、この狭い客室で長物の相手をするのであれば対処はできると判断する。

 

「おじ様もそうだったけど、貴方も随分と余裕があるのね。 私の質問に答えてくれるなら教えてあげるわよ?」

 

「内容にもよるが、言ってみろ」

 

 こちらの対応に不満があったのか、彼女は壁に得物を立てかけるとこちらに質問があると言い出した。

 

「天龍ちゃんは元気にしてるのかしら?」

 

「元気にしてるよ、会って早々切り付けられたけどな」

 

 俺は未だに右手に巻かれている包帯を取ると、右手を開いて女性に見せてやる。彼女はゆっくりとこちらに近づくと、傷口をなぞる様に触ってきた。

 

「……これくらいの傷で切り付けられたって大げさねぇ」

 

「質問には答えたぞ、俺の質問にも答えろ」

 

 俺は手を払いのけると再び右手に包帯を巻く。これ以上勿体つけるようであれば本意では無いが命令をしてでも答えさせる必要があるだろう。

 

「貴方、まさか船を1人で動かせると思ってるのかなぁ? 他の子達は一生懸命設備と睨めっこしてると思うわよ?」

 

「そうか、適当に探す事にするよ」

 

 俺はこれ以上話をしていても仕方が無いと判断して女性に背を向ける。

 

「龍田だよ……。 生きて帰れたら天龍ちゃん共々よろしくねぇ」

 

 龍田と名乗った女性は呟くようにして俺の背中に声をかけてきた。呉の提督の言葉を思い出せば彼女が天龍の妹なのだろうか。俺は他の艦娘を探すついでに運搬する資材を確認するために移動する。

 

「何をやってるんだ……?」

 

「積み荷が崩れないように見てるにゃ」

 

 貨物室と思われる場所に到着すると、何故か隅で体育座りをしている少女を見つけてしまった。そんな事よりも語尾に妙な違和感を感じる。

 

「……その、名前を聞いても大丈夫か?」

 

「多摩です、猫じゃないにゃ」

 

 なんだろう、あまり関わらないほうが良いのだろうか?先ほどから資材をじっと見たままこちらを見ようともしない態度も気に入らないが、自分の事をタマだとか猫じゃないとかまったく意味が分からない。

 

「ほ、他の子がどこに居るか知らないかな?」

 

「球磨姉がエンジンルームに居るはずにゃ、他は知らないにゃ」

 

 俺はとりあえず礼を言って足早に貨物室から出ていく。自分は猫で姉は熊と来たか、龍田もそうだったが呉の艦娘はストレスでおかしくなってしまっているんじゃないかと心配になってきた。

 

「でだ、お前が熊か」

 

「呼んだクマ? ここは暑いクマー」

 

 できればいい加減にして欲しいのだが、ストレスが原因でこうなってしまったのであれば下手に刺激をする訳にもいかないだろう。

 

「哀れむような眼でこっちを見るのは止めるクマ!」

 

「いや、すまない……。 良いんだ、熊って可愛いよな。 これから向かう先にも熊が有名な場所があるから楽しみにしておくと良い……」

 

「なんか知らないけど楽しみにしてるクマ」

 

 俺は涙を堪えながらエンジンルームを後にする。あの男は俺に対して少女達を守るためとか偉そうな事を言っていたが、こんな状態になるまで放置して居た以上やはり海の人間は信用できないと思う。

 

「おかえり、どうだった?」

 

「あぁ、思った以上に大変な事になっているらしい」

 

 俺は操舵室に戻ると何やら楽しそうに舵を握りしめている川内に報告した。俺の報告に表情を暗くしてしまった川内と操縦を変わる。

 

「……どんな感じだったの?」

 

「龍田はまだマシだと思うが、自分の事をタマだとかクマだとか言っている子達が居たな。 恐らく極度のストレスで……」

 

 俺の言葉の途中で川内は笑いが堪えきれなくなったのか大声で笑い始めてしまった。仲間の悲惨な状態にコイツまでおかしくなってしまったのだろうか?

 

「球磨と多摩もこの船に乗ってるんだ、龍田もって考えると軽巡ばかり船に乗ってるみたいだね」

 

「……もしかしてクマもタマも艦の名前なのか?」

 

「球磨型軽巡洋艦の1番艦と2番艦だね、たしかに知らない人からすると動物の方を思い浮かべるのかも」

 

 俺が盛大に勘違いをしているという事を川内が訂正してくれた。なんというか、心配して損をしてしまったようだ、再びここには居ない呉の提督に心の中で謝罪する。

 

「そろそろ昼時か、一度船を止めるから阿武隈達を引き上げて食事を取らせろ。 間違ってもここには近づけないようにな」

 

「了解、教官のご飯は後で持ってくるから待っててね」

 

 貨物室に資材と一緒に見慣れた缶詰が置いてあったのを見ている俺は、別に食べなくても良いかななんて考えながらも、説明書を見ながら船の速度を落としていった───。

 

 

 

 

「お腹すいたっぽいぃ!」

 

「海の上で食事ってのもなかなかレディらしくて素敵ね!」

 

 暁ちゃんも夕立ちゃんも元気そうで羨ましいのです、電は輸送船にぶつからないように必死で頑張っていたせいか喉がカラカラなのです。

 

「みんなお疲れ様ー、飲み物と食べ物を持ってきたよ」

 

「ありがとうなのです!」

 

 受け取ったペットボトルの蓋を開けると急いで中身を口に含む。あまり冷えてはいなかったけど、それでもとても美味しく感じます。

 

「もしかして今日の食事はソレなのかな?」

 

「……あたし的には一食ぐらい抜いても大丈夫かなぁって」

 

 阿武隈さんと響ちゃんが川内さんから缶詰を受け取っているようなので、気になって見てみるととても見慣れた缶詰がそこにはありました。

 

「最近は普通のご飯ばかりだったからちょっと味気ないわね……」

 

 なんだか辛そうな表情で乾パンをかじっている雷ちゃんを見て、自分のペットボトルが半分ほど無くなってしまっている事に気付きました。

 

「あの……、川内さん。 お水のおかわりはもらえるのでしょうか?」

 

「あまり水ばかり飲んでると航行中に気持ち悪くなっちゃうよ?」

 

 それはまずいのです。でも残りの水の量を考えると乾パンを食べるのはすごく厳しいのです……。

 

「あんまりモタモタしてると帰るのが遅くなっちゃうよ、私は他の子達にも食事を配ってくるから準備ができたら無線で教えてね」

 

 川内さんはそう言って船の中に戻って行きました。ちょっと厳しいかもしれないけど、強くなるって決めたのです!口の中に乾パンを詰め込むと頑張って噛み締める。

 

「電ちゃんコレ、あたしはそこまで乾パン苦手じゃないので」

 

 電のお水が残り少なくなってるのに気づいたのか、阿武隈さんが自分のペットボトルをこちらに差し出してくれたのです。それでも受け取る訳にはいかないのです。

 

「大丈夫なのです! それは阿武隈さんのお水なのです!」

 

 それから電達はみんなで頑張って乾パンを食べ終えると再び海の上へと戻る、船から縄梯子を垂らして上り下りをしているのですが、降りるのは上がるよりもずっと怖いと思ったのです。

 

「教官、川内さん。 こちら準備できました、出発しましょう」

 

 《分かった、徐々に速度を上げるから合わせてくれ》

 

 阿武隈さんが教官さんに無線で連絡をしているのを見て少しだけ憧れてしまうのです、電もいつか素敵な女性になったらあんな風にみんなをまとめてみたいのです。

 

「教官さん!」

 

 《この声は電か、どうした?》

 

「そ、その異常無しなのです!」

 

 《……了解、引き続き警戒頼んだぞ》

 

 後ろ姿だから顔は見えないけど、間違いなく響ちゃんが笑いを堪えているのです、電だって少しくらいかっこいい所を教官さんに見てもらいたいのです!

 

 《急で悪いんだが、電はどれくらい艦の記憶を持ってるんだ?》

 

「き、昨日の話を聞いてたのですか……?」

 

 《盗み聞きをするつもりは無かったんだけどな、それで電は自分の事をダメな艦だって言ってたけど、もう少し良い記憶についても知っておいた方が良いんじゃないかなと思ったんだ》

 

 誰かにぶつかってばかりの電に良い所なんてあるかな、電は教官さんに教えて欲しいと頼んでみるのです。

 

 《これは雷にも言える事なんだが、2人は多くの人命を救ったって今でも美談として残るくらい優しい艦だったんだ。 それだけじゃない、昔地震の被害を受けて困っている人達の元へいち早く駆け付けたって資料もあったな》

 

「優しい艦……」

 

 《あぁ、輸送船には川内も乗っているし、呉に居た艦娘も乗っている。 海上護衛に自信が無いって思っているようだけど人を助ける事に関しては電にとっては得意な作戦だと思うんだ》

 

 教官さんの言葉を聞いて少しずつだけど昔の事を思い出したのです、例え敵の艦であっても困っている人は放っておけないのです。今輸送船に乗っている子達はきっと呉で酷い目にあっていたと思うのです、だから鹿屋基地に連れて帰っていっぱい笑えるようになって欲しいのです!

 

「電が、電達がみんなを助けるのです!」

 

 《あぁそうだな、だからしっかり鹿屋まで送り届けてやろうぜ》

 

 教官さんと話をしたら身体が軽くなったような気がする、確かに何度もぶつかったり失敗もしてしまったけど、もう大丈夫だって思えるのです!

 

「話を遮るようで悪いけど、何か聞こえたっぽい……?」

 

「妖精さんも何か見えた気がするって言ってます!」

 

 《方角を教えてくれ!》

 

 さっきまでの楽しそうな雰囲気が嘘だったかのように教官さんは声を荒げて方角を尋ねている、電も必死で何かを見つけようと目を凝らすのです!

 

「妖精さんは南東の方角を指差しているようですが……」

 

 《川内も甲板に出て索敵を手伝ってやってくれ》

 

「まったく、艦娘使いが荒いねぇ」

 

 川内さんが双眼鏡を持って駆け足で甲板に出てくると、南東の方角を必死で見渡しているのです、電も頑張ってみんなを助けるのです!

 

「響ちゃん、電も索敵に参加するので場所を変わって欲しいのです!」

 

「場所を……?」

 

 確かに響ちゃんは電よりも上手く海を走れるけど、妖精さんを連れている電の方が索敵だけなら役に立てるはずなのです!

 

「響ちゃん聞いてるのです?」

 

「い、嫌だ……」

 

 何かおかしい事を言ってしまったのかな、響ちゃんの様子が少しおかしいような気がするのです。

 

「教官さん! 響の様子がおかしいっぽい!」

 

「何でも無いよ……。 今は索敵に集中しよう」

 

 電達に比べて肌の白い響ちゃんだけど、今は白を通り越して青ざめているように見えるのです。徐々に響ちゃんの速度が落ちているのに気付いて慌てて響ちゃんの横に並ぶ。

 

「響ちゃんは少し休んだ方が良いのです!」

 

 響ちゃんの居た位置まで移動しようとしたけど、響ちゃんに腕を掴まれて進むことができなかったのです。

 

「ダ、ダメ……」

 

「どうしたのです……?」

 

「敵雷跡確認! 教官取り舵一杯!!」

 

 川内さんの叫び声を聞いて輸送船の進む方角が変わる、慌ててその動きについて行こうとするけれど、響ちゃんは電の腕を離してくれなかった。

 

「電! 響をそのままこっちに引っ張ってくるっぽい!!」

 

 咄嗟の事で状況が全く分からないのです、それでも電は夕立ちゃんの言葉を信じて主機の回転数を落として後ろの夕立ちゃんと合流する。夕立ちゃんと並んだ所で大きな音と共に海に水柱が上がったのです。

 

「陣形の維持を心がけてくださいー! このままではT字不利になってしまいますー!」

 

「で、でも響ちゃんが!」

 

「電! 急いで響を船に上がらせて!」

 

 川内さんがこちらに向かってロープ付の浮き輪を投げてきたので、電はそれを拾い上げると響ちゃんの艤装に括り付ける。その後は川内さんが響ちゃんを引っ張り、電は背中を押しました。

 

 《敵の数を教えてくれ!》

 

「確認できるのは1隻っぽい! 阿武隈さんこれ以上魚雷を撃たれるのはまずいっぽい!」

 

「そんな事わかってますー!」

 

 周りのみんなが慌てているけど、電は必死で響ちゃんを押していく。いつも冷静な響ちゃんがどうしてしまったのだろうか。そんな事を考えていると不気味な叫び声が聞こえてきたのです。

 

「な、何よ! 脅かそうとしても暁には効かないんだから……」

 

「暁! 針路が逸れてる!」

 

「き、気持ち悪いっぽい……」

 

「えっ……やだっ……」

 

 耳を塞いでしまいたくなるような声だけど、今は響ちゃんを助ける事を優先するのです。背筋が凍り付くような不気味な声に負けないように頑張っていると、川内さんが無事に響ちゃんを引き上げてくれました。

 

 《落ち着け! 輸送船の針路を深海棲艦と逆に向ける。 阿武隈達は単縦に陣形を切り替えて敵を迎撃!》

 

「わ、分かりました! みなさん教官の指示に従ってくださいー!」

 

 教官の声を聞いて歯を食いしばると、阿武隈さんの背中に必死についていく。次第に深海棲艦に近づいていくと、イルカと魚雷を合体させたような不気味な姿が視界に入る。必死で歯を食いしばろうとしても奥歯がカチカチと嫌な音を鳴らす。

 

「砲撃を開始してくださいー!」

 

 阿武隈さんの指示に従って電達は震える手を押さえながら必死で砲撃を行うけど、砲弾は明後日の方向に飛んで行き、深海棲艦に当たりません。

 

「みなさん落ち着いてくださいー!」

 

「1度砲撃を止めるっぽい! 水柱で見えないっぽい!」

 

 阿武隈さんや夕立ちゃんの声を無視して電は必死で砲撃を続ける。怖い、沈みたくないのです、もう守れなかったなんて言わせたくないのです……。

 

「「危ないっ!」」

 

 暁ちゃんと雷ちゃんが急に横から抱き着くようにしてぶつかってきました、電は必死で砲口を深海棲艦に向けようとするけど、そのまま2人に引きずられてしまうのです。次の瞬間には電の居た位置に大きな音と共に水柱が上がりました。

 

「2人はそのまま電ちゃんを連れて輸送船まで撤退を! 夕立ちゃん行きますよ!」

 

「分かったっぽい!」

 

 暁ちゃんと雷ちゃんに引きずられながらも、真っ直ぐ深海棲艦へと走って行く2人の後ろ姿を見守る。どうか無事に帰ってきますように、そんな事を考えるしかできない電自身の弱さが辛いのです……。

 

「阿武隈さん砲撃でアイツの注意を逸らして欲しいっぽい!」

 

「分かりましたー!」

 

 阿武隈さんの撃った砲弾は真直ぐに深海棲艦に向かって飛んで行き、爆発音と共に煙を上げた、それでも沈めるまでのダメージを与える事はできなかったのか、深海棲艦は口を開けると不気味な声を発して阿武隈さんの方を向きました。

 

「これでど~お!?」

 

 夕立ちゃんは以前神通さんから教えてもらった通りに真直ぐ進むと、すれ違いざまに開いた口の中に魚雷を放り込んだようでした、少しして大きな音と水柱が上がったのを確認すると、電達は阿武隈さんの指示に従い1度船に戻る事にしました。

 

 《怪我人は居ないか!?》

 

「みんな無事ですぅ……」

 

「こらこら、旗艦はもっとしっかりしないと」

 

 教官さんの質問にだらしなく返事をした阿武隈さんが川内さんに注意されているようだったけど、先ほどから響ちゃんの姿が見えない事が気になります。

 

「あぁ、響なら中で休ませてるから安心して」

 

「良かったのです……」

 

 《やはり四国から離れる前に少しだけ休憩を挟もう。 1、2時間くらいなら雨が降る前に目的地に到着できるだろうしな》

 

 教官さんの言葉に阿武隈さんと川内さんは賛成したようでした。暁ちゃんや雷ちゃんも疲れ切った顔をしているし、夕立ちゃんは初めて深海棲艦を撃破したのが嬉しいのかさっきからはしゃいでいるのです。たった1匹でこれだけ大変な思いをするのなら、本当に電達は無事に基地に帰る事ができるのでしょうか───。


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