魔法少女リリカルなのは〜〜魔法?NO!常識人?NO!変態&キチガイ?YESYESYES!   作:パッチェ

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どうもパッチェです。

前回の設定で、刀藤キリンは刀藤綺凛でした。修正しました。
そしてメンバーが見づらいとの声があったので書き方を変えます。

ご指摘ありがとうございます。


今回はこの作品初めての戦闘回…………パッチェは戦闘シーンが一番苦手なので駄文であります。
適当な戦闘シーンなのでダメだしはやめて!アドバイスは頂戴(懇願)

後、オリ設定があるかも知れない。特に御神流は意味が分からんのだよ!


22話 知ってるか?マスターはチートなんだぜ!byソラ

ジャンケンと言う名の殴り合い斬り合いをしていた剣士科の生徒達はボロボロになってしまい最終的に残ったのは2人だった。

 

 

銀さん「刀藤と月夜しか残ってねぇーな。よしどっちがする?」

 

 

月夜「私は辞退しますよ。綺凛ちゃんが戦いたそうですし」

 

 

綺凛「へ?いやそんな事は『なら剣を納めなさい』……うぅ」

 

 

完全に本心を月夜に当てられ模擬戦を譲ってもらう。

 

これ程好戦的なのに何故生き残れたかと言うと、綺凛は剣を持っていない時は穏やかでドジっ子な女の子なのだ。いつも戦闘や剣の事しか頭に無い原作のシグナムの様な考えは無いのだ。

 

彼女にとってジャンケンはジャンケン。殴り合いにはならないのだから。

 

ただし剣を持つと好戦的になってしまうのが綺凛なのである。

 

月夜に関しては『ガキ』の一言で終わる。

 

 

 

正式に模擬戦相手が決まり綺凛はフランの元へ向かう。

 

 

綺凛「えーと、フランさんで宜しかったですか?相手をさせて頂く"刀藤綺凛と申します」

 

 

フラン「高町フランだよ!よろしくね"()()()()()()()!」

 

 

綺凛「………ッ!?」

 

 

この瞬間、綺凛に衝撃が走る。

 

(綺凛お姉ちゃん………良いですね)

 

うへへへ、とフランの純粋な笑顔に女として見せてはいけない表情になってしまう。

 

 

 

 

 

 

月夜「あの顔はアウト……ですね」

 

 

自分の友人の残念な部分にため息を吐く月夜であった。

 

 

 

 

 

☆☆☆☆

 

 

第一体育館のリングの中心綺凛とフランが対峙している。

 

 

銀さん『おーし、それじゃあルール説明な。お互いの胸に付いている校章を斬られたり破壊されたら終了だからな。要するにアスタリスク方式だ』

 

 

観客席からマイクでルール説明とメタイ事を喋る銀さんは綺凛とフランが頷く姿を見ると、

 

 

『そんじゃあ模擬戦開始!』

 

 

途端、両者己の愛刀を抜き斬りにかかる。

お互いの剣撃がぶつかり合い武器がギチギチと音を立てる。

 

 

 

綺凛「…ッ!フランさんは二刀流なんですね」

 

 

フラン「…うん。ウチの……流派だからね!」

 

 

綺凛「フランさんも…でも私も刀藤流として愛刀【千羽切】で斬らせてもらいます!」

 

 

フラン「フランも父様から御神流を教えてもらったの!ニ振りの【レーヴァテイン】で斬っちゃうのさ!」

 

 

 

二人は一旦後方に下がり、フランは剣先が地面に付くぐらいにダラーンと力を抜き、綺凛は正眼の構えを取る。

 

 

お互いにジリジリと間合いを計りながら距離を取る。

 

 

二人の間に沈黙が流れるが、先に動いたのは綺凛だった。

 

 

 

一瞬でフランの間合いに詰めると無数の斬撃がフランを襲う。

 

 

フラン「む…うぅ」

 

 

何とか二振りの真紅の小太刀で捌くが終わることの無い斬撃に一方的な展開だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

観客席side

 

 

 

 

観客席の生徒達は綺凛とフランの模擬戦を解説していた。

 

 

ステラ「やっぱり綺凛の【連鶴】はエグイわね……」

 

 

一輝「あははは…ステラが一番苦手だもんね」

 

 

彼氏である一輝は連鶴に軽いトラウマがあるステラの複雑な表情にフォローを入れる。

 

妖夢「ステラ先輩の気持ちは分かります………うぅ……アレは嫌ですよ」

 

 

九兵衛「僕も連鶴には嫌な思い出しか無い…」

 

 

トラウマがあるのはステラだけでは無く何人か頭を抱えて唸っている。

 

 

明日菜「和人君は連鶴捌ける?」

 

 

和人「無理かな……スピードも手数が足りないから」

 

 

ジャンヌ「まぁ、アレを捌けるのは内の中では教師を除けば一輝だけだからな。純粋な剣術では大体が無理だ」

 

 

 

それぞれの連鶴に対するトラウマの感想を言っている中、教師陣はフランの剣術に感心していた。

 

 

 

銀さん「フラン奴スゲーな!刀藤の連鶴を的確に流してるな」

 

 

神裂「確かに……あの年で基礎がほぼ完璧ですね。エーデさん的にはどうなんですか?」

 

 

この中で唯一フランと剣を交えたエーデルワイスに神裂は聞く。

 

 

エーデ「そうですね……剣士としては経験不足ですね。まぁ6歳ですし当たり前ですが………ただ」

 

 

『『ただ?』』

 

 

エーデ「その経験不足を才能でカバーしてますね。そしてフー君は……『フー君!?』………一輝や妖夢みたいな純粋な剣士と言うより魔法剣士、ユリスや刹那…ステラに近いですね。しかしステラより剣術はフー君の方が上です」

 

 

『ガハッ』

 

 

エーデの話が聞こえていたステラが吐血をする。

 

 

銀さん「確かにステラは脳筋だしな『ゲバッ』」

 

 

神裂「あいつは剣技と言うよりも『え?魔力で潰せば良いじゃない?』とか言うしな。もはや剣士の考えでは無いな』

 

 

ステラ「グボッ……(バタリンコ」

 

 

6歳児と比較され自分の方に罵倒が飛んでくる声に耐え切れず血を吐き続け遂に倒れる。

 

 

一輝や近くに居た黛が介抱をするがこの時、この場にいる生徒達はみんな心が一つとなった。

 

 

((うん。先生達は何も間違った事は言ってない))

 

 

そんな光景をエーデは無視して、

 

 

エーデ「ほら、そんな脳筋剣士もどきは後にしてフー君と綺凛の試合を見なさい。面白い事が起きますから」

 

 

エーデの意味深な発言に生徒達は剣士もどきをほったらかしにして試合に集中するのであった。

 

 

 

 

 

観客席sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

連鶴で攻める綺凛は少し焦っていた。

 

(……全くミスが無い)

 

 

綺凛の剣技"連鶴は49にも及ぶ繋ぎ手をランダムに組み合わせて使い、相手の精神力を削り、ミスを誘発させるが目的でもある剣技。

一試合であれば同じパターンは無いと言っても良いぐらいに手数は持っている。普通初見であれば防げるものでは無い。

 

確かにフランからの攻めは無いが、先程からフランは的確にミス無く最小限の動きで連鶴を捌いている。

 

 

(少しキツイ…)

 

 

綺凛が連鶴を出せる体力もそろそろ限界なので一度、攻撃を辞め後ろに下がる。

 

 

防戦一歩だったフランは此処で綺凛に問いかける。

 

 

フラン「ねぇ、綺凛お姉ちゃん……反則技出して良い?」

 

 

綺凛「反則技……ですか?是非やって下さい!試合に反則などありませんから。それに私はフランさんの本気を見たい」

 

 

綺凛は……剣士科の人間は戦闘での卑怯反則は言わない。逆にそれを潰してこそ強者、という事をエーデが教えているので綺凛は肯定する。

 

 

 

フランは綺凛の言葉を聞いて、腰からかけていた本モードのソラに声をかける。

 

 

フラン「それじゃあ使うよ、ソラ」

 

 

ソラ《おーおーマスター、やっと私の出番だな!》

 

 

このやり取りの最中綺凛は攻撃をしない。嫌な予感がしてもそれ以上にどんな事が起こるのかドキドキしているから。

 

 

フラン「いくよソラ」

 

 

ソラ《おうよ!久しぶりのマスターとシンクロでい!》

 

 

『『"嫉妬の書庫に接続ーーーー

 

 

 

 

ーーーーテーマを実行だよ!』』

 

 

すると、ジャージ姿だったフランの服装が変わる。

 

 

赤いミニスカートに背中には一対の枝七色の結晶がぶら下がった翼が生えて、セミロングだった濃い黄色髪はサイドテールになりその上からナイトキャップと呼ばれるドアノブカバーに似たZUN帽を被っている。(要するに東方のフランの姿)

 

 

綺凛「………(ポカーン」( ゚д゚)

 

 

この変化に綺凛は思考が付いていけない。

 

 

フラン「これがフランのメイガスモードだよ!」

 

 

ソラ《よっ!マスター、カワイイ!ポージングポージング!》

 

パシャパシャと目には見えないカメラでソラは撮影をする。

 

 

フラン「それじゃあ綺凛お姉ちゃん……イクヨ、貫!」

 

 

綺凛「ッ!?」

 

 

先程よりも速い詰めに綺凛は驚き防御を使用としたが、フランの二刀の斬撃はすり抜ける。

 

 

(消えた!?)

 

 

何とかギリギリで避ける。

直ぐに体制を立て直してもう一度連鶴を使用するが、

 

 

フラン「モウそれはワカッタヨ"禁忌【フォーオブアカインド】」

 

 

綺凛「んな!?」

 

 

綺凛が驚くのは無理はない。

 

 

何故なら……

 

 

フラン「フフフ……」

 

分身A『フランは……』

 

分身B『四人に……』

 

分身C『増えるのさ!』

 

 

綺凛(増えた!?しかも実体があるタイプの!?)

 

 

いきなり四人に増えたフランに連鶴の発動をやめる。というより連鶴は一対一の対人戦は無類の力を発揮するが複数戦には余り向いてはいない。

 

 

だからこそ四人に増えたフランに戸惑いを隠せず

 

 

フラン四人『『「此処から、コンティニューできないのさ!』』

 

 

流石の綺凛も四方から貫をしてくるフランの斬撃を対応する事が出来ずにパキンと胸の校章が割れて

 

 

『は〜い終了。勝者フラン』

 

 

 

銀さんの声が響くのであった。

 

 

 

 

 

 

____________________

 

 

 

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_________

 

 

 

 

模擬戦が終了して観客席のメンバーは唖然としていた中、ただ一人エーデだけは、

 

 

エーデ「ふむ、良い試合でした。やはりフー君が勝ちましたね」

 

 

クロメ「あれ?エーデ先生はフランが勝つの予想してたの?」

 

 

エーデ「いえ、綺凛が素早く仕留めていれば勝機がありましたよ。時間をかけ過ぎですね。しかしフー君の連鶴に対する対応は見事でした」

 

 

剣士科の生徒はエーデが余り人を、特に剣士を褒めることは少ないのにフランを褒めた事にびっくりする。

 

 

天霧「それにしてもフラン君が増えた事にはビビったね。いきなりスカートになるし……」

 

 

ソラ《マスターの力、気になるかい?》

 

 

『『!?』』

 

そう言った瞬間全員の頭に声が響く。

 

 

ソラ《おっとそう言えば私の事は言ってないな。マスターの腰に付いている魔導書ソラだぜ!宜しくな!ちなみにこれは念話だ》

 

 

『『えーと…よろしく』』

 

 

ソラ《それでマスターの力だったな。アレは魔法でもあり魔術でもあり概念でもあるのさ!》

 

 

『『??』』

 

 

ソラの説明にほとんどが分からない。

 

 

和人『それは魔力で出来た物であり、考えて出来た物でもある、と言うことか?』

 

 

ソラ《YES!大体あってるぜ。私としての魔導書を使うには『テーマ』が必要なんだ。それでテーマは本人の本質でもあり一番遠いものである。マスターのテーマは【普通】……それを核として魔術を使っているんだ。"マスターが普通と思っているものは全て【具現化】し【現実化】し【物体化】し【実体化】しそれを従える、と言うのがマスターの魔法、魔術の根本だな。簡単に言うとな、普通と思えばなんでも出来る!》

 

 

『『何それ!?チートじゃないですか!?』』

 

 

ソラ《だからサブタイに書いてるだろ?マスターはチートだって》

 

 

刹那『ですが簡単に普通だと思うと言うのは無理ではないですか?人間が分身したり、背中から羽?が生えたり…』

 

 

ソラ《それが簡単なんだよ。マスターは生まれた時から人外達に囲まれて育ってな、親は生身で天井を歩いたり、姉は破壊を振りまく魔砲を撃っていたり、変態と奴隷やヤンデレはマスターの為なら次元や時間さえ飛び越えてくるのよ。それがマスターにとって()()なんだから。羽が生えたのは【吸血鬼化】の影響だな。まぁ真祖の吸血鬼と言う概念を取り込んだだけだから太陽とか十字架とかは効かないが……》

 

 

黛『あ、あの〜〜吸血鬼なんてそう簡単に近くにはいないと思うのですが……』

 

 

ソラ《………それがいるんだよ。別にそいつじゃ無いが昔………マスターが影響を受けた……金髪ロリ吸血鬼が……》

 

 

刹那(ん?金髪ロリ吸血鬼?うちのクラスに似た様な人がいた様な……)

 

 

 

ソラ《これでお前達も読者も分かったろ。マスターは…

 

 

 

 

 

ーーーーチートだって事がな!》

 

 

 

 

 

 

 

 




【あとがき】


パッチェ「し、死ぬぅ〜。なんで四千文字も掛かるのさぁ……もう戦闘シーンは書きたくねぇー。てか、リリなの要素ゼロな件!

フランの力については矛盾が多分ある。でもそこは突っ込まない!だってご都合主義だもの。今回ハガキ返信は無し!疲れたからね

そんじゃあ、感想、評価、ネタ、アンケートよろしくお願いします。



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