秀吉のお相手は誰にしよう?アンケートの途中経過は・・・
一位が佐藤さんと玉野さん
そして一歩後ろに清水が・・・
まだまだ投票募集中!
詳しくは活動報告にて!
SIDE 海人
「話って何?木下さん」
Aクラス戦終了後、僕は木下さんに呼ばれて騒ぎを抜けだし、屋上に来ている
話ってなんだろう?
「えっと、その・・・一昨日は本当にごめんなさい!!」
木下さんは僕に向けて頭を下げてきた
一昨日って言うと・・・Bクラス戦の日だね
「もういいよ。木下さんが悪い訳じゃないんだし、それに戦後対談で木下さんの事を許すってことで決まったんだし・・・」
「それでも、島田君には特に迷惑をかけたから、どうしても直接謝りたかったの。本当にごめんなさい」
「気にしないで。全部根本が悪いんだから」
「でも・・・」
木下さんは納得していないようだ
「じゃあさ、今度勉強教えてくれない?それで貸し借り無しのチャラってことで」
「そんなことでいいの?っていうか、島田君、Aクラス並みの成績はあるわよね?」
「・・・古典は未だに二桁なんだ・・・」
「なるほどね・・・わかったわ。今度教えてあげる」
「ありがとう、木下さん」
「そ・れ・と、アンタいつまで『木下さん』なんて他人行儀な呼び方してるのよ。優子でいいわよ」
「ふぇ!?い、いいの?」
「?友達なんだからいいに決まってるじゃない」
「じゃ、じゃあ、ゆ、優子さん///」
「??顔が赤いわよ?熱でもあるの?」
「なな、なんでもないよ!」
「そう?じゃあアタシも海人君って呼ぶわね」
「う、うん///」
海人君か・・・なんかいいな♪
「???ねえ、ホントに大丈夫?顔が真っ赤だけど・・・」
「だ、大丈夫!それよりFクラスのみんなが許してくれてよかったよね」
「そうね・・・Aクラスのみんな、特に北条君には感謝してるわ」
嬉しそうに呟く優子さん
やっぱり優子さんは智也君のことが好きなのかな・・・?
「?どうしたのよ?元気ないけど・・・やっぱりどこか悪いんでしょ?保健室に行くわよ」
「え?ち、ちが・・・待って、ホントに違うんだって・・・わわっ、引っ張らないで」
そして僕は優子さんに引き摺られて保健室まで強制連行された
保健の先生に診てもらったが、異常などあるはずもなく先生は首を傾げていた
すると病院で精密検査をするべきと言い始めたので僕は慌てて保健室を後に・・・
「待ちなさい。今すぐ救急車を呼ぶから」
「ホ、ホントになんでもないですから」
「何言ってんのよ。何かあってからじゃ遅いのよ」
「いや、だから・・・「海人!!」ね、姉さん!?」
姉さん乱入
「よかった・・・海人が保健室に行ったって聞いてホントに心配したんだから」
「あ、いや、これは間違いで・・・『海人!怪我したってホント!?』アキ兄さん!?どこで聞いたのか知らないけどそれはガセ情報で・・・『怪我してるの!?どこ!?見せなさい!』いや、だから・・・『今、救急車を呼んだわ、すぐ来るから安心して』お願いだから人の話を聞いて!!」
その後、本当に救急車が来てしまい、僕達は救急隊員の人たちに頭を下げることとなった
優しい姉さん、優しい友人達、本当に楽しい日常だ
僕はこの時微塵にも思っていなかった
数日後、『あんなこと』が起こるなんて・・・
SIDE OUT
SIDE ???
「くそっ!なんで俺がこんな目に・・・」
友香とは別れる羽目になるし、張り出された写真のせいで全生徒から白い目で見られ、中年ババアには追いかけまわされ、中島や島田には殴られるし、さんざんだ
ん・・?島田・・・
「そうだ・・・そうだよ・・・あいつだ!あいつさえ現れなければこんなことにはならなかったんだ!あいつさえいなければ試召戦争だって負けなかったし、全部うまくいっていたんだ!全部あいつのせいだ!許さねえ・・・このままじゃ済ませねえぞ・・・島田海人!」
誰もいない教室でキノコはそう呟いた
次回は番外編!
『あの人』の過去が明らかに・・・
次回も頑張ります