詳しくは活動報告にて!
ご協力、よろしくお願いします
SIDE 海人
「いたぞ!坂本だ!」
「クソっ!もう追いついてきやがったか・・・」
後ろから追ってくるBクラス生は・・・3、4人ってところか・・・
「はぁ・・・はぁ・・・」
マズイな・・・僕達はともかく姫路さんの体力がもたない
このままじゃ追いつかれる
・・・仕方ない・・・
「雄二君!ここは僕が食い止める!雄二君達は先に・・・」
「ウチも残る!可愛い弟を置いて逃げるなんてできないわ!」
「二人が残るなら僕が逃げるわけにはいかないね。三人は今のうちに逃げて!」
「・・・仕方ない・・・わかった!戦死するんじゃねえぞ!」
雄二君、康太君、姫路さんは教室に向かって再び走り出した
そしてBクラスの人達に追いつかれた
「さて、姉さん、アキ兄さん、迎え撃つよ!」
「「うん!」」
「やっと追いついたわ」
「あっ!海人、あいつ、四天王の一人、尾賀間稔二だ」
・・・え、えーと・・・
「あ、あの・・・尾賀間君?」
「んん?なにかしら?」
「その・・・男だよね?」
「そうよぉ~残念だけど、まだ『アレ』はついてるの♪」
えっと・・・性同一性障害ってやつかな?
「違うわ海人、あれはただのオカマよ!」
「んまーっ!失礼しちゃうわ!」
推定180cmの巨漢がクネクネしている
・・・こう言っちゃぁ失礼だけど、気持ち悪い・・・
「あらあら怯えちゃって、食べちゃいたい♪」
「!!」(ビクッ!)
「ウチの弟を虐めるんじゃないわよ!」
姉さんが僕の前で両手を広げて立ちはだかる
「なんてね。冗談よ。あなたは可愛いけどアタシのタイプじゃないもの。アタシはもっとガッチリした人が好みなの。そうねぇ・・・おたくの代表の坂本君なんてなかなかいいわ♪勝ったら彼の貞操でも頂こうかしら♪」
ど、どうしよう・・・本気で気持ち悪い・・・
「さて、おしゃべりはこれ位にしましょうか。遠藤先生、召喚許可を・・・」
「はい!承認します!」
「さぁアナタ達!やっておしまい!」
「「「試獣召喚!!」」」
Bモブ 116点
Bモブ 151点
Bモブ 140点
「なんなのその貧相な点数は!!」
「し、仕方ねえだろ!あの須川って奴に削られたんだから!」
「まぁいいわ!アタシは英語は得意なの。Fクラスごとき、アタシ一人で充分よ!試獣召喚!!」
尾賀間稔二 305点
「かかってきなさい。三人まとめて叩き潰してあげるわ!」
「たしかに高いね・・・でも・・・」
「「「試獣召喚!!」」」
島田海人 412点
島田美波 221点
吉井明久 195点
「僕も英語は得意なんだよ!」
「なっ!島田海人はともかく他の二人まで・・・」
「まだ海人には遠く及ばないけどね」
「さすがウチの自慢の弟だわ♪」
数学と英語は得意なんだよね♪
え?古典?・・・聞かないで・・・
「お、おい、どうする?」
「あんなの勝てるわけないじゃない!」
「ちょっと何やってるのアナタ達!早く行きなさい!」
渋々と言った表情でBクラス生はこっちに向かって来た
「アキ兄さんと姉さんは周りの三人をお願い!僕は尾賀間君を・・・って、え?」
僕が二人に指示を出して尾賀間君の方に目を向けると・・・彼は踵を返し逃げようとしていた
まさか・・・味方を盾にして見捨てて自分一人だけ・・・?
そんなの許せない!
「逃がさない!ぶち抜け!『超電磁砲』」
僕は腕輪を発動し、彼の召喚獣を狙った
「そ、そんな・・・このアタシが・・・イヤアアァァァ!!」
尾賀間稔二 305点→0点
「お疲れ、海人」
「あっ、そっちも終わった?」
「うん、それにしてもよく間に合ったね」
「僕の腕輪の最大の魅力は『雷と同じ速さ』だからね。躱せるのは教師かアキ兄さん位じゃないかな?」
「・・・チートだね」
「チートとか言わないでよ。コレ消耗激しいんだよ」
「でも一撃なんて凄い威力ね」
「彼は鎧を着ていたからね。電気だから金属製の防具に有効なんだよ」
「やっぱりチートだね」
「それより早く戻りましょ。また追手が来たら厄介だし」
「そうだね」
そう言って僕達は教室へと向かった
SIDE OUT
SIDE ???
「ちっ、尾賀間の奴、やられやがったか・・・」
「どうする?島田姉弟に姫路に吉井、それに坂本もAクラス並みだ。このままだと勝てねえぞ」
「心配するな。俺に策がある。俺の計算通りことが運べば五人中三人は無効化でき、さらに強力な戦力が手に入る。クククッ、そろそろ『アイツ』に働いてもらうとするか」
Bクラス代表、根本恭二と四天王最後の一人、北内は気味の悪い笑みを浮かべていた
よろしくお願いします