イナズマイレブンの世界に天帝の目貰って転生しました   作:パンナコッタ吹雪

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どうも、パンナコッタ吹雪です。
遅れて申し訳ございません。
通算UAが12000を超えて作者は感無量です。
それでは19話楽しんでいってください。


VS帝国 激闘を制す者

《side???》

私は鬼道のことを見ていた。試合はお互いが攻めきれずに膠着状態に入った。私が思うにこの膠着状態を破れるのは転生者だけだろう。しかし、私の力を使えば違う。語りかけるか。問題を抱えし者に。

 

《sideout》

 

《side鬼道》

 

『やあ、鬼道有人君。』

 

「誰だ?どこにいる?」

 

『君の心に直接語りかけているんだ。名前はルシフェルだ。』

 

「ほーう、そのルシフェル様が何の用だ?」

 

『貴様はこの試合、負けると妹と暮らせなくなるのだろう?』

 

「何故それを!?」

 

『私に忠誠を誓え。そうすれば力を与えてやる。圧倒的な力を。』

 

「...」

 

『どうした?答えろ。』

 

「いらない。そんな力はいらない。」

 

『残念だ。まあ、貴様に拒否権は無かったのだがな。』

 

「何!?やめろォォォ!!」

 

《sideout》

 

鬼道が突然叫び倒れた。しばらく経つと立ち上がり、審判に

 

「大丈夫です。」

 

と言ったので試合が再開された。スローインから寺門、佐久間、鬼道へとボールが渡った。鬼道はボールを受け取ると笑った。

 

「雷門、潰す。」

 

といい、近くにいたマックスにドリブルで突っ込みマックスを吹き飛ばした。更に、俺の方へと向かってくる。"天帝の目"を使い、鬼道からボールを奪おうとしたが、奪えない。仕方ないので抜かれないことを意識してると

 

「おい、転生者!お前ら邪魔なんだよ。」

 

と鬼道が言ってきた。俺は何故鬼道がその事を知ってることに驚いた。しかし、本当に驚かされるのはこれからだった。

 

「お前に見せてやるよ。俺の力を。喰種化!!」

 

と鬼道が叫んだ。東京喰種の喰種のように赫子は出てないのだが、一目で鬼道がパワーアップしてる事に気づいた。喰種化した鬼道に俺は吹き飛ばされた。鬼道はそのまま駆け上がり、ゴール前まできた。

 

「エクステンドゾーン!!」

 

を撃ってきた。しかも喰種化により、化身シュートほどではないが、威力も跳ね上がっている。円堂が

 

「マジン・ザ・ハンドォォ!!」

 

を使ったが、止めることができずボールはポストに当たって跳ね返った。それを鬼道が拾い、もう一度

 

「エクステンドゾーン!!」

 

を撃ってきた。円堂は立ち上がったがボールとともにゴールに突き刺さった。

 

「円堂、平気か?」

 

「ああ、それにしても鬼道のヤツあんな凄い技を隠してるなんて。」

 

「円堂、次は化身を使え。」

 

「えっ、でも体力が」

 

「そしたら俺達がカバーする。」

 

「分かった。」

 

『おい、神。何で鬼道が喰種化を使えるんだ?まさか転生だけでなく憑依とかさせてんのか?』

 

『違うぞ。そんなことはしておらん。じゃが、不味いことになったのう。』

 

『何がだ?』

 

『鬼道とヤラにルシフェルが干渉しておる。』

 

『何だそいつ?』

 

『ワシら神に逆らった天使じゃ。まさかイナズマイレブンの世界に逃げておるとわ。』

 

『で、それと、これがどういう関係なんだ?』

 

『ルシフェルが鬼道を洗脳しておる。』

 

『どうすれば洗脳を解けるんだ?』

 

『洗脳の解き方は洗脳されてる者の記憶を覚醒させない限り洗脳は解けないのじゃ。じゃが、記憶を覚醒させるのは難しいぞ。』

 

『やってやるよ。だからそこで見てな!』

 

雷門のキックオフで試合が再開し、ボールは少林に渡った。少林はディフェンスにきた寺門を

 

「竜巻旋風!!」

 

を使って抜いた。少林は豪炎寺へとパスをだしたが、喰種の力を宿した鬼道にパスカットされてしまった。鬼道はそのままドリブルで突っ込んできた。俺は"天帝の目"を発動して、鬼道の来るルートに待ち構えたが、鬼道に吹き飛ばされてしまった。鬼道はそのまま壁山、風丸を抜き

 

「エクステンドゾーン!!」

 

を撃ってきた。円堂は

 

「おぉぉぉぉぉ、魔神グレイトォォォ!!」

 

を使い

 

「グレイト・ザ・ハンドォォォォ!!」

 

を使った。グレイト・ザ・ハンドはエクステンドゾーンを止めた。円堂は俺にパスをだしてきた。俺は"天帝の目"を発動し、ディフェンスにきた洞面、大野を抜いた。しかし、鬼道が俺の前に立ち塞がった。鬼道が俺のボールを奪おうとしてきたが、俺は"天帝の目"を使ってるため、ボールは奪われなかった。

 

「おっーと、ゴール前で原田と鬼道が激しいボールの奪い合いをしているぞぉぉ!この勝負、どちらに軍配が上がるのか?」

 

と、実況が言っている。まあ、それはいい。俺は

 

「偽・アグレッシブビート!!」

 

を使い、鬼道を抜いた。そのまま

 

「おぉぉぉ、熾天使セラフィム!!フレイムスプレッド!!」

 

と化身シュートを撃った。源田が

 

「フルパワーシールドV3!!」

 

を使って対抗してきたが、フレイムスプレッドはフルパワーシールドを打ち破り、ゴールへと突き刺さった。

 

「ゴールゥゥゥ!!雷門再び突き放したァァ!!5対4です!!」

 

その後帝国のキックオフで試合が再開した。

 

《sideルシフェル》

 

転生者にゴールを奪われた。このままでは負けてしまう。円堂も化身を使い、鬼道のシュートを止めてくるし。プロトコルオメガめ。余計なことをしやがって。この時代でやることをやったら、未来に行き、滅ぼしてやる。まあ、今は転生者をどうにかしないとな。帝国にいる転生者を使うか。

 

《sideout》

 

帝国はキックオフと同時に鬼道が攻めあがってきた。鬼道は染岡、少林、俺、壁山をドリブルで吹き飛ばし、大貫にパスをだした。

 

「決めろ!大貫!!」

 

「ハァァァ、終焉の龍ニーズヘッグ!!ブラックロアー!!」

 

と大貫はブラックロアーを撃ってきた。円堂は

 

「魔神グレイトォォォ!!グレイト・ザ・ハンドォォォ!!」

 

を使ったが、そこに鬼道が

 

「エクステンドゾーン!!」

 

を使ってきて、グレイト・ザ・ハンドは破られてしまった。

 

「ゴールゥゥゥ!!5対5です。円堂、ブラックロアーを止めかけましたが、鬼道のシュートチェインにより、点を許してしまったァァ。残り時間は後5分。果たしてこの試合どちらが勝つのか?」

 

試合が再開しボールが俺に回ってきた。俺は佐久間を"天帝の目"を発動して抜いた。そこに鬼道がディフェンスにきた。

 

「おい、鬼道。いつまでも操られてんじゃねえ。」

 

「黙れ転生者。」

 

(クソ。今の俺じゃ鬼道を洗脳から解放出来ないのか...

 

 

いや、出来る。そのための原作知識だ。)

 

「鬼道、お前はそんなサッカーをしてまで妹を、いや、音無と暮らしたいのか?」

 

「そうだ。いや、違う。春奈は俺がこんなサッカーをしてまで一緒に暮らそうとは思わないはずだ。出ていけ!ルシフェル!!」

 

『何!?』

 

と、鬼道から黒いモヤが飛び出し消えていった。

 

「ありがとう、原田。」

 

「いや、当然のことをしたまでだ。」

 

「だが、試合の勝敗は別だぞ。」

 

「分かってるよ。」

 

と、俺と鬼道は1対1を再開した。俺は"天帝の目"を発動して、更に、ゾーンに入った。鬼道に右、左と強烈な緩急でフェイントを仕掛けたが、鬼道は体制を崩さなかった。

 

「俺に同じ手が通用すると思うなよ!」

 

「さすが天才ゲームメイカーだな。」

 

鬼道はそのまま俺からボールを奪おうとしたが、俺は右足のインサイドでもち、左足の後ろを通してターンした。俗に言うクライフターンだ。それにより鬼道のことを抜いた。そのまま

 

「おぉぉぉぉぉ、熾天使セラフィム!!フレイムスプレッド!!」

 

を撃ったが、そこに大貫が

 

「おぉぉぉぉぉ、終焉の龍ニーズヘッグ!!ブラックロアー!!」

 

を使いシュートブロックをしてきた。フレイムスプレッドはブラックロアーを辛うじで破ったが威力はなくなり源田に止められてしまった。源田はそのまま鬼道にパスをした。鬼道はディフェンスにきた少林を

 

「イリュージョンボール!!」

 

を使って抜いた。更に、大貫とワンツーをしながら壁山、風丸、栗松を抜き去り、そのまま

 

「「ジョーカーレインズ!!!」」

 

を撃ってきた。あれ、それって神童と剣城の2人技じゃないですか?ここで使っちゃダメでしょ。ああ、真・帝国が可愛そうだ。

 

 

そのままジョーカーレインズはゴールへと向かう。円堂は

 

「おぉぉぉぉぉ、マジン・ザ・ハンドォォ!!」

 

を使った。二つの技のぶつかり合いにより、物凄い突風がグランドを駆け巡った。だんだん円堂が押されてきている。やばい。と思った時、マジン・ザ・ハンドが一瞬強烈な光を放ち、視界が光に覆われた。

 

 

目が見えるようになると、円堂はボールを止めていた。そして、円堂はボールを俺にパスしてきた。俺はそのまま駆け上がり、豪炎寺へとボールをパスした。

 

「豪炎寺、今の俺とお前ならアレができるはずだ。」

 

「やってみるか。」

 

「「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ、ファイアトルネードDD!!!」」

 

「ゴールやらん。フルパワーシールドV3!!」

 

を源田は使ってきた。しかし、ファイアトルネードDDはフルパワーシールドを簡単に突き破った。そこに鬼道と大貫がシュートブロックにきたが、ファイアトルネードDDに吹き飛ばされた。

 

「ゴールゥゥゥゥゥ!!そして、ここでホイッスルゥゥゥ!!雷門6対5で帝国に勝ちました。雷門全国大会出場決定です!!」

 

「俺達の勝ち?」

 

「ああ、帝国に勝ったんだ。」

 

「やったッスー!!」

 

と雷門イレブンは心から勝利を喜んだ。そこに

 

「負けたよ。ひとまずおめでとう。」

 

「俺達、帝国の分も全国で戦って優勝してくるからな。」

 

と円堂が言うと鬼道は不思議そうな顔をした。

 

「おい、バカ円堂。帝国は去年のフットボールフロンティア優勝校だから全国大会に出れるぞ。」

 

「「「えっ〜!!」」」

 

と豪炎寺以外の叫び声が響いた。

 

「皆知らなかったのかよ。」

 

「アハハ、じゃあ、鬼道。次は全国で戦おうぜ!!」

 

「当然だ!!次は勝つからな!」

 

となり、俺達は帝国学園から雷門中へと帰った。雷門中に着くと、円堂が

 

「打ち上げだァァ!!」

 

と言い、雷雷軒へと向かった。




どうでしたか?
楽しんで頂けたなら幸いです。
次回からしばらく日常回なので短い予定です。
オリキャラ募集が終わり次第フットボールフロンティア本戦に入っていきます。

上記の通りオリキャラ募集を活動報告にて行っております。
期限は7月一杯なので是非ご応募ください。

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出来れば評価して頂くと、作者の励みになるので評価のほどお願いします。

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