ヒナテンッ!~落ちこぼれ脱却で原作ブレイク~   作:ココスケ

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アカデミー~下忍編
いざ!アカデミーへ!


遂に迎えた、忍者学校(アカデミー)への入学初日の日。

忍者学校(アカデミー)のくノ一クラス。

 

普通ならば女の子が集まればワイワイガヤガヤするのだろう。

現に、初日にも関わらず教室内は騒がしい。

 

これが当たり前(普通)だと言わんばかりの空気感に耐えきれず、ヒナタはトイレに行く為に廊下へと出た。

 

 

「よう、ヒナタ!朝振りってばよ!」

 

「声でかいしなんかウザい。20点。」

 

「ひでぇってばよ!せめて50点は欲しいってば。」

 

「ハイハイガンバッテネー。」

 

 

5歳の時にナルトを保護し、引き取ってからと言うもの、私達は一緒に遊び一緒に出掛け一緒に忍者学校(アカデミー)に通う仲になった。

日向家の者達もナルトを受け入れて修行を付けたり、お菓子での餌付けをしたり可愛がっている。

素直に感情を態度に出すナルトを弟の様に見ている者も多いため、外で暴行されそうになったとしても、日向家の誰かが白眼で確認しているため駆けつけて助け出している。

 

 

ナルトにとっても、ご飯と寝る場所と安全を確保してくれて、可愛がってくれて修行まで付けてくれる日向家は、暖かい家族のような存在である。

 

原作の様に分身も使えない…訳でもなく、九尾チャクラのコントロールを教えて基礎から教え込んだ。

体術も、白眼が無くともつかえる技術を教えて、身を守る術をとことん仕込んだ。

恐らく、体術だけで言えば中忍クラスだろう。

 

そんな生活も忍者学校(アカデミー)卒業後…下忍になるまでなのだが。

 

そんな生活を続け、ネジとヒナタ、ナルトは仲良くなった。

兄弟だと言ってもいい。

 

…そんなナルト()の性格矯正はあまり上手くいってはいないのだが。

 

そんな手のかかる(ナルト)と雑談後、チャイムがなる前に教室に戻っていった。

 

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「くノ一クラスの担任の夕日紅よ。

宜しくね。」

 

(紅先生ってくノ一クラスの担任なのか…。)

 

現在、原作知識は英語で書き留めて保存している。

全て原作通りに行く訳でも無いし、そもそもヒバナの時代から着々と原作破壊は始まっている。

勿論、私やネジ兄さんも原作通りには行かせない。…特に、ネジ死亡フラグはへし折るし、次いでにサスケの里抜けも阻止だ。

 

 

「次の人、前へ。」

 

って、次の人って私か。

自己紹介か…何言おう。

 

「日向ヒナタ、好きな物は修行です。宜しくお願いします。」

 

 

 

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「ヒナタ様、忍者学校(アカデミー)は楽しいですか?」

 

「うん、とっても楽しいわ。

コウ、私…友達が出来たの。サクラちゃんっていう子。」

 

「ヒナタ様…良かったですね。

ナルト君やネジ以外の同世代の子達とは余り知り合いは居ませんでしたから。」

 

「うん。」

 

入学から1週間。

 

いじめられていたサクラを助け出してリボンイベントを起こしたり、男女共同の授業である体術の授業で調子に乗ってるサスケをボコボコのコテンパンにしたり、新技の修行をしたりなどかなり濃い1週間だった。

 

その後、コウには下がってもらい、疲れもあった事からスグに寝付くのであった。


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