「ハナビ…可愛いなぁ…。」
妹のハナビが産まれて早1週間。
修行以外の殆どの時間をハナビの下で過ごしている。
だが、そんなハナビ漬けの日々もそろそろ終わるだろう。
何故なら…1週間後、「ハナビ…可愛いなぁ…。」
妹のハナビが産まれて早1週間。
修行以外の殆どの時間をハナビの下で過ごしている。
だが、そんなハナビ漬けの日々もそろそろ終わるだろう。
何故なら…1週間後、
保護されるならば次いでにナルトを
----------------------------------------
「あ、あんときのっ…!あん時はありがとうだってばよ!
オレ、うずまきナルト、宜しくな!」
顔を合わせてコンマ3秒。
うずまきナルトの印象…思った以上に明るすぎてウザい。
太陽は空高く手の届かない場所にあるから恩恵を受けられるのだ。地球のすぐ横にあっても熱い害悪でしかない。
…性格も整えるか。うん、そうしよう。
そんな事を心に刻み、私も自己紹介をする。
「私は日向ヒナタ。こっちの仏頂面が日向ネジ。宜しくね。」
「…誰が仏頂面だ。」
「ごめん、間違えた。仏頂面じゃなくて鉄仮面だったわ。」
「この野郎…!喰らえ!八卦空拳!!」
「ふんっ!八卦空拳!!」
「チッ!」
「舌打ちした!この人舌打ちした、信じられないっ!ふぇえぇん…」
「…出来もしない泣き真似をするな。かなり悲惨だから。」
「俺を置いて行くなってばよ~…。」
「「ごめんなさい。」」
--------------------------------------------------
ナルトを保護してから早一ヶ月。
電光石火の勢いで日向でのナルト信者が増えている。
「これが…主人公補正か…。」
「なん…だと…?」
「茶番は兎も角、ネジ兄さんにお願いがあります。」
「断る!」
「ココにカボチャプリンがあります。」
「だ、だか、だからなんだっ!」
「はい、アーン♡」
「ヒィッ…!受けます、受けますからそれを視界の範囲外へ…。」
「…私達の視界の範囲外なんて木の葉の里内には無いよね?」
「…そうだった…それで、頼みとは?」
「多重影分身のコツを教えなさい。今すぐに。」
「はいはい…。」
----------
〈多重影分身の術!〉ボフンッ
「で、でけたー!」
本体以外に私が3人、ハイタッチをしている。
「で、一応禁術の多重影分身を何に使うつもりですか?」
「1人はナルトの修行に付けて、1人はハナビのお守り、1人は自主練。
本体が父上との修行を行っている間に強くなるべく出来ることを全てやります。」
「…本音は?」
「本体はハナビのそばでいいだろおぉぉおおお!!」
-----------------------------------
〈八卦掌回天!〉
回天が成功したのはいいのだが…思ったよりも目が回る。
私が日向の長老と父上、ヒザシ叔父様の前で回天を披露すると、満足そうな顔をして「次期当主に相応しい実力」とのお墨付きを貰った。
(あ、あれ?当主とか…いらない…。どうしよう…。)
今更落ちこぼれを演じるのは…無理だ。
回天を披露してしまっているし、修行を付けてもらえないのは嫌だ。
何よりめんどくさい。
とりあえず…父上に直談判かな?
「父上、相談がございます。」
「なんだ?」
「私を…アカデミーに入れて下さい。」
「…それが意味することは分かっているのか?」
「はい。
次期当主の座はハナビに譲ります。あの子ならきっと、やってくれます。」
「通常通り、アカデミーから下忍になれば死の危険もあるだろう。それでも…か?」
「はい。」
「…6歳での入学準備を進めよう。」
「ありがとうございます!」
よっしゃぁああぁあ!!!
当主回避できた…!
父上はため息をついてはいるが、クソ頑固な私を柔らかくする事が不可能に近い事が分かっているため、何も言わない。
これで原作通り?アカデミーに通えることになった。