2日目の今日は湯隠れでの会談らしく、混浴会談となっている。(バスタオル着用)
脱衣場は男女で別かれているものの、入るのは同じところ。
女性の人柱力が3人しかいないため、こうするしか無かったのだが…
「うぅ…」
「ヒナタちゃん…何唸ってるのよ。」
脱衣場で話しかけて来たのは、素晴らしいメロンをお持ちのユギト姉様だ。
「その…お風呂にはやぐらさんがいると思うと…恥ずかしくて…。」
「…嫌味?ねえ、この歳で恋人さえいない私に対する嫌味なの?爆発すればいいのに…」
「二人共〜先に行ってるっすよ〜!」
脱衣場で立ち止まっている私達を尻目に
、フウちゃんは羽根を出して低空飛行のまま会談会場の方へ向かっていってしまった。
…あの羽根は何処から生えているのか、今日中に確かめたい衝動に駆られてしまう。
「速いですね…」
「落ち着きが無いわね…」
「…行きましょうか。」
「…そうね。」
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扉を開けると、そこには私達2人以外の人柱力、五影と護衛達が浸かっていた。
やぐらさん、細く見えるけど…意外と筋肉付いてるな…。
まぁ、あの大きい棍棒?を振り回す力があるから当然か。
「皆、待たせたわね。
ヒナタ…いつまで隠れてるの?」
「いや、でも…」
「…背中に大きなマシュマロが当たってるのよっ!それは恋人にするべき事よっ!」
「ふにゃっ!?」
今にも尾獣化しそうな剣幕のユギトさんの圧に負け、ユギトさんの隣に立つ。
「…早く入ったらどうだ?寒いだろ?」
老紫さんの言葉に甘え、私達は温泉に入ったのだが…。
「ヒナタちゃん?肩まで浸からないの?」
お風呂に入れば視覚的にアレな胸を原作と同じ様に抑えながら入っていたのだが…これはフリ?
原作と同じ回答をせよっていう試験なの?
「なんか…浮いて来ちゃって…」
「グフォッウッ!」
「や、やぐらさんっ!?」
私がフリに返すと、やぐらさんが突然鼻血を出しながらむせてしまった。
タオルで抑えてはいるが、顔が赤い。
どうせなら女湯での試練にして欲しかったと思いつつ、やぐらさんの近くへ移動する。
「やぐらさん…大丈夫?」
「待って、ヒナタちゃん!トドメを刺すな!」
「ヒナタ…可愛い…可愛すぎて…俺の息子が…やばい…」
「…手遅れか。青、脱衣場へ連れて行ってやれ。」
「ダメだ!俺がヒナタの裸を見られないだろ!?それなのに…他の男に見せられるか!」
「あーハイハイ、脱衣場はコチラです。」
「ダメだぁ〜!ヒナタ〜!」
色々と壊れて頭のネジがぶっ飛んだやぐらさんは、対応が雑になっている青に強制連行されていく。
一時騒然となったものの、引き締まらない会談は水影抜きで続けられた。
罪悪感はあるが、反省も後悔もしていない。
(鼻血を垂らしながら)