「何も…書かれていませんね。」
「どういうことだ…?」
巻物には何も書かれておらず、真っ白だ。
「<白眼>!
…幻術が掛けられてる。」
「ならば…」
「「「解!」」」
〝親睦を深めよ〟
「は?」
「仲良くしろって事かな?」
「そうですね、仲がいいのはいい事ですし。」
仲良く出来るのは…食べ物だろう。
私はアニメのヒナタと同じくかなり普段から食べている。
と言うより、日向家は全体的に大食いな人が多かった。
「再不斬せんせー!お菓子奢って?」
「再不斬さん、僕はあんみつが食べたいです!」
「俺は…大福。」
こういう時の為の連携プレーだ。
「お前ら…今日1番の笑顔で集ってんじゃねぇっ!」
(コイツら…無駄に顔面偏差値が高けぇからやりづらいな。)
「だめ…?」
「あんみつ…食べたかった…。」
「…。」
「分かった、奢ってやるから連携して泣きそうな顔するのは辞めろ。特にヒナタ。水影にどやされる…。」
精神攻撃(?)にあっさり屈した再不斬。
だが、彼は地獄を見るハメになる。
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「なぁ、ヒナタ。まだ食うのか?」
「まだお団子125本ですよ?」
「いや…帰ってから、その…合格祝に豪華な食事を食べさせて貰えるだろ?」
「えぇ。それの前座です。」
「「「うわぁ…。」」」
「え?何でドン引きするんですか?
日向ではこれが普通…」
「んなわけあるか!これで終わりだ!」
「はーい…。」
「ねぇ、ヒナタさん…ご飯食べれるの?」
「俺も思った。」
「…?いつもより少ない位だよ?流石にお団子ばかりじゃ無いけどね。」
「「…。」」
「お前、太r…痛ってぇ!」
再不斬がすべて言い終える前に、ヒナタの拳が腹筋に突き刺さる。
コンマ単位の動きに、2人は視認出来なかったが。
「せんせー女の子にソレは禁句だと思いまーす!
それに私は全部胸に行くから大丈夫なんですー。」
「胸より身長に回した方がいいと思うぞ、チビ。」
「チビ!?」
「まぁまぁ…ヒナタさんは体術タイプですから…消費カロリーが僕らとは違うんですよ。」
「…そういう問題か?」
「ヒナタさんの体型が答えだと思いますよ?」
「それもそうか。」
「お前ら…誰が金払うと思ってんだ…?」
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おやつも食べ終わり、げっそりした再不斬は演習場へ移動してから話し始めた。
「明日から任務を行う。
っても新人下忍であるお前らはDランク任務が殆どだがな。明日、8時にここの演習場だ。では、解散!」
日本円に換算して150450円也。
※第一部ヒナタの身長148cm
やぐらの身長は143cm
oh......