異世界召喚〜聖女なのに、性女と勘違いされました   作:混沌の青魚
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ポークビッツは、魔王の証

私はゲイズと別れ、帝国を目指していた。道中、暴漢や暴漢、そして暴漢に襲われたが。全て玉潰しの術で、見事に撃退することに成功するのだった。

脳筋派である帝国には、きっと私のような癒やしの聖女が必要だろう。性女ではなく、聖女が。
王国のように、そう勘違いされたならば。私には行くあてがなくなってしまうだろう。

……勘違い、されないよね?

猛烈に不安になったが、頭を全力で振って雑念を取り除く。

「お腹、空いたな……」

そこで私は、しばらくなにも口にしていないことに気がついた。
よく考えてもみれば。最後に口にしたのは、召喚前に食べた五円チョコなのだから。腹が減るのも、当たり前だろう。

「HAHAHA!ヘイ、嬢チャン。腹が減ったんだろう?」

「なんで、それが……?」

突如現れた、金髪碧眼。ガングロボーイ。
長身、イケメン。
そしてなによりも特徴的なのが、天を向くように尖った耳。

魔族の証だ。

「私の魔法は、読心。君が腹を空かせ、困っているのもお見通しさ」

不器用にウインクをしてみせ、私へと歩み寄る魔族。

「さあ、私のご飯を分け与えよう。名は、BIGフランクフルトさ!」

魔族はズボンを下へとおろして、汚物を外気へと晒し出した。
なにに興奮したのか、すでにビンビンで。肌と同じく黒い。

しかし物申したいことが1つだけ。

「ポークビッツじゃないですか!?」

おもいきり足を振りかぶり。魔族の股間へとフルスイング。

最低値を叩き出した、私の貧弱ステータスは。的確に、嫌な感触を残しながらも。魔族のミートボールを破壊することに成功するのだった。

これはBIGフランクフルトと言っておきながら、オッキしてもポークビッツほどの大きさしかなかったこの男が悪い。私は悪くない。悪いのは、息子を押さえてもがくこの男だ。

「……なんだか、本当に破壊神が似合う気がしてきたのは気のせいだろうか?」

私の呟きは、誰にも聞かれることはないだろう。強いて言えば、目の前の魔族には聞かれるかもしれないが。今の彼にはそんな余裕はないだろう。

今もなお襲いくる激痛に抗い、滝のように脂汗を流し。悲鳴を上げる、この男には。

「は、破壊神……!?」

と思いきや、魔族が辛うじて絞り出すようにして呟いた言葉は。私が先ほど、そうかな?と思ったワードだった。

……そういえば、こいつ読心魔法を持ってるって言ってたような。そんな気がする。

「この最強、最悪の魔王たるスシーロ・カインテを討ち取るか……」

ワット?マホモ?マオウ?魔王?

……魔王!?

衝撃の事実。まさかの現在玉無しの魔族、魔王でした。

「ば、バケモノめ」

「バケモノ?違う。私は、悪魔だ」

なんとか絞り出すようにしてその言葉を口にしたのは魔王。そしてそれに返すのは、私。

とりあえず。

「デ◯・ビーム!」

聖女専用、初期スキルでトドメをさしておこうか。



久しぶりの投稿。
初めての感想を頂き、突如書く気になった今回の話。
短く、読み辛いかもしれませんが。これからも応援を頂ければ嬉しいです。






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