BanG Dream! 5人の幼なじみと1人の先輩   作:ELS@花園メルン

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期間が空いて申し訳ありませんでした。

結構、書くことに悩んでたのと他の作品に手をつけてたことなど色々あり、ここまで遅くなってしまいました。


クリスマスに向けて

SIDE 真

 

季節は冬。

あと数日で年を越すという時期まで近づいてきていた。

 

羽丘学園も冬休み前の終業式を行って、今年最後のホームルームを行っていた。

 

 

「冬休みだからと言って、気を抜くなよ?

まあ、そもそも高校生というのは社会に出るために必要な―――」

 

 

と、担任の長くてとってもありがたい(嘘)お話を聞き流しながら、俺は外に降る雪を眺めていた。

 

先生の話が終わり、帰るかという時、颯が話しかけてきた。

 

 

「真は今年のクリスマスはどうすんだ?

去年みたいにまた一晩中遊んだりするか?」

 

 

そう。

去年のクリスマスは俺と颯ともう一人、二人で簡易クリスマスパーティをして、一晩中騒ぎまくっていた。

 

 

「いや、今年はいいや」

 

「何!?まさか女か!!」

 

「何ィ!?一体どいつがリア充になったんだぁぁぁ!!」

 

 

颯の話を聞き、また別の奴が反応し話に入ってきた。

 

 

「誰がリア充だよ!

…単に後輩だよ後輩!じゃあ俺バイトあるから!」

 

 

と、さっさと教室を出ていった。

なんか後ろでワーワー言ってるが気にしないでおこう。

 

 

「おーい、ヤシロシンー。

これからCiRCLE行かない?あたし等、今日練習あるからよかったら見てかない?」

 

 

と、今井さんが声を掛けてきた。

隣にはもう一人女子生徒がいた。

隣のクラスの【氷川日菜】さん。以前会った【氷川紗夜】さんの双子の妹らしい。

彼女はアイドルバンドっていう奴のオーディションを受けて今はそこでギターを弾いてるらしい。

 

 

「ごめん、今日はバイト入ってるんだよ。

氷川さんは行くのか?」

 

「う~ん、私自身は行きたいんだけどな~。

でも、行ったらお姉ちゃん怒っちゃいそうだし私も行かないかな?」

 

「て、事だし俺はもう行くけど。

ま、良いお年をー」

 

「そっか、じゃあしょうがないか。

じゃね、どうせ年内にどっかで会いそうだけど良いお年をー」

 

「るん♪て冬休みをね~やしろん~」

 

 

はぁ、なぜ俺は同学年の人からはちゃんと名前を呼ばれないんだ…。

俺は学校を出るとさっさと家に帰宅し、バイトの準備をして羽沢珈琲店へ向かった。

 

 

 

「こんにちは、羽沢さん」

 

「やあ、八城君。

それじゃあ早速入ってもらうけどいいかい?

今から昼時だし人も多くなるだろうしね」

 

「分かりました。

にしても、今日は一段と冷え込んでますね」

 

「そうだね。

それじゃあ、後で暖まるように暖かいコーヒーをご馳走しようか」

 

「あ、ごちそうになります」

 

 

俺は奥で店のエプロンを身に着け、手の消毒なんかを行ってからテーブルを拭きにフロアへ向かった。

 

羽沢さんの言う通り、少ししたら人が増えてきて忙しくなった。

 

 

「一番テーブル、ブレンドホットコーヒー2つとホットサンド2つ!

それから――」

 

 

昼のピークを捌くこと一時間が経過し、学校からつぐみ達Afterglowのメンバーが帰ってきてつぐみ以外の4人はテーブルへ、つぐみはエプロンに着替えて店の手伝いを始めた。

つぐみも手伝ってくれたおかげで負担が減って楽になった。

 

 

「注文お願いしま~す」

 

 

と、言われ俺はモカたちが座っている席に向かった。

 

 

「えっと~、ミニクリスマスケーキと珈琲のセットを~、真先輩の奢りで~」

 

「って、俺が払うのかよ…。

まあ、モカは置いておいて、他にご注文はございませんか?」

 

「あ!じゃあ、私パンケーキとカフェオレのセットで!」

 

「私はコーヒーを」

 

「…私はココアで」

 

「ん~、じゃあモカちゃんもパンケーキとコーヒーのセット~

を、真先輩――じゃなくて、自分で払います~」

 

 

モカの冗談を軽くあしらって注文を受けて、羽沢さんの方へ向かって注文を伝えた。

 

 

「了解したよ。

じゃあ、パンケーキを作るから、八城君は飲み物の方をお願いするよ」

 

「分かりました」

 

 

俺はコーヒー豆をバリスタで挽き、粉末にし二人分のコーヒー、カフェオレ、ココアを作りトレイに置き、パンケーキが出来る前に持って行った。

 

 

「お待たせしました。

コーヒー二つとカフェオレ、ココアです。

パンケーキは間もなくお持ち致します、ごゆっくりどうぞ」

 

「お〜!真先輩、ウェイターっぽい〜!」

 

「バイトだけどな」

 

 

で、その後パンケーキも出来たのでモカとひまりの分を届けると休憩を貰うことが出来たので、コーヒーを入れてもらい、蘭たちの近くの席に座った。

 

 

「それで、週末の予定はどうするんだ?

言われた通りにイヴとその次の日は空けてるぞ?」

 

「ありがとうございます!

じゃあ早速!クリスマスパーティーの計画を建てようと思います!」

 

 

と、ひまりが元気に言うが、誰も反応しなかった。

 

 

「な、何で皆反応しないの!?

先輩も前は反応してくれたのに!?」

 

「...いや、こういう流れなんだってうのを理解したからさ」

 

「...こほん、ま、まぁ、それは良いとして!

先輩の家でパーティーしたいんですけどお邪魔しても良いですか?」

 

「まあ構わないが」

 

「具体的に何をするんだ?」

 

 

俺の後に巴が質問した。

 

 

「う〜ん、今年も去年みたいにケーキやご飯作ってワイワイやるので良い?」

 

「モカちゃんは良いよ〜」

 

「...私も」

 

「私も問題無いな。

あこの方もその日はゲームのイベントクエストがどうとか言ってたし」

 

「私も大丈夫だよ!」

 

 

あ、でも一つ聞きたいことがあったんだった。

 

 

「あ、お前らパーティーやるのは構わないけどさ、受験勉強ちゃんとやってるか?

内部進学だとしても一応試験はあるんだし勉強しとかないと上がれるものも上がれないぞ?」

 

 

俺がそう言うとギクッと反応した者が約2名。

ひまり、蘭の2人だった。

 

 

「モカちゃんはよゆ〜」

 

「モカのその余裕はどこから来るんだか...。

私も一応、勉強は進めてるぜ」

 

「はい、私もしてます!

数学が少し苦戦してますけど...」

 

 

と、上からモカ、巴、つぐみの順で反応した。

 

 

「蘭とひまりは?」

 

「ま、まぁボチボチ...」

 

「ふ、冬休みの後半はちゃんとやります...」

 

 

あ、これどっちもヤバい奴かもしれない。

まあ、入試までまだ時間はあるから大丈夫......なのか?




そういえば一昨日までイヴちゃんのイベントありましたね。

皆さんはどうだったでしょうか?
そしてまたRoseliaイベントが始まろうとしてて、大変ですね(笑)

それとガルパにフレンド機能が追加されたんでもし良かったら誰か登録してくださいね(笑)

あと、クリスマスに向けて活動報告にアンケートを実施したいと思います。

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