血塗られた戦車道   作:多治見国繁

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リクエストにお答えして登場人物の紹介です。今日の登場人物紹介は第一弾として、西住みほ以下3名の反乱軍幹部と、反乱軍と関わりある市民、生徒たちのご紹介です。
出てきた登場人物は全員、紹介をやる予定ですので、残りはお待ちください。


登場人物紹介 第一弾

反乱軍幹部(大洗女子の生徒)

 

氏名:西住 みほ

所属校:黒森峰女学園→県立大洗女子学園

学年:2年生(普通一科A組)

所属チーム:Aチーム(あんこうチーム)

担当:副隊長(黒森峰)→装填手(校内模擬戦)→隊長・チームリーダー・戦車長→反乱軍隊長

身長:158cm

スリーサイズ:B:82/W:56/H:84

出身:熊本県熊本市

現住所:大洗女子学園女子寮→(戦争勃発後は学園艦西地区の拠点)

家族:父・母(しほ)・姉(まほ)

誕生日:10月23日(てんびん座)

年齢:16歳

血液型:A型

好きな食べ物:食べ物なら全て

嫌いな食べ物:なし

好きな教科:地理

嫌いな教科:美術

趣味:人間狩り・殺戮・戦争・リアルボコづくり・人の苦痛に歪む顔を見ること・人があさましく憎しみあい殺しあう姿を見ること・捕虜虐待

日課:ジョギング・新しい処刑方法の考案・気に入った捕虜への虐待(身体的・性的)・軍事学と政治学の研究

好きな花:桜

好きな戦車:II号戦車E/F型

座右の銘:平和は剣によってのみ守られる(アドルフ・ヒトラー)

30年後の職業:不明

 

概要

 

反乱軍の隊長として君臨し、戦車戦略はもちろんのこと、戦争論、古今東西の戦史、人心掌握術、演説術、諜報活動、帝王学、毒物学、政治学にも精通している。また、暗殺の手法などにも詳しい。

性格は非常に残虐で嗜虐的なサイコパスであり、人が苦しむ姿そして家族や友人など縁が深い者同士が憎しみ合い、殺しあう姿を見ることに愉悦を感じる。

「狩り」という名で自身が目をつけた生徒を誘拐し、屈辱を与えたのちに屈服させ、忠実な諜報員と生物化学兵器研究の研究員を作り上げる。逆らう者は殺害も厭わない。処刑した人物の遺骨を収集する趣味があり、自身の執務室に隣接した部屋に骨の部屋というコレクションルームを構えている。

 

略歴

 

黒森峰時代〜追放

 

元々は優しい性格だったが、中等部に入学後、1年生で副隊長に抜擢されたことが周囲から妬まれ、いじめられてしまう。自分の身を守る為、みほは副隊長という立場を使い、自身の味方を増やそうとするが、逆に反感を買い失敗。そこで、みほは戦車戦略をはじめとする戦車道関連の研究はもちろんのこと、人々を惹きつける人心掌握術を身につけるためヒトラーの演説を研究し、自分を守るために恐怖政治を行う。しかし、戦車道の決勝戦で川に落ちた選手を救出するために戦車を放置してしまい、優勝を逃す。そこを姉のまほに追及され、恐怖政治を行なっていたことも露呈し西住家に召喚。そのまま追放され大洗女子学園に転校させられる。しかし、みほは真っ直ぐに大洗に向かうことなく、各地を転々とすることになる。その際手に入れた毒物に関する研究ノートはみほの計画を支えるものとなる。

 

戦争勃発前

 

大洗女子学園に転校後、しばらくは普通の転校生として過ごしていたが、戦車道が復活したことを機に黒森峰と西住流に復讐するための計画の第1段階である大洗女子学園完全支配計画を実行し、秋山優花里、冷泉麻子、澤梓を誘拐して性的・肉体的暴行を加えた上、脅迫し無理やり協力を迫る。その後、嘘の情報を流して生徒会の信用を失墜させ、生徒会を除く戦車隊全員と、風紀委員を含める全校生徒の3分の2を味方に引き入れ、反乱軍を組織した。また、各学園艦へ根回しを行い知波単・聖グロリアーナ・マジノの各校を味方にすることに成功している。戦争の口実としてみほは10名程度の先遣部隊で学校を襲撃させ、兵士が捕らえられたことを口実に生徒会側に受け入れ難い最後通牒を突きつける。生徒会側は対話を試みたがみほはそれを拒否。生徒会側の使者を暴行し廃人にした結果、生徒会側に戦争を決意させ開戦に至る。また、開戦までの間に化学兵器の人体実験のために誘拐を繰り返し何人かを殺害している。

 

最後通牒

 

1.反乱軍兵士10名の即日解放

2.学園艦西地区の割譲

3.生徒会権限の全権委任及び生徒会三役の生徒会室からの退去

 

開戦〜現在

 

開戦後、西住みほ率いる反乱軍は快進撃を続け次々と重要地を押さえる。その戦い方は苛烈を極め、ゲリラ対策として市街地への無差別攻撃が行われ市民も多数犠牲になった。また、支配地域で恐怖政治を行い、少しでも反逆の兆しがあった場合は容赦なく処刑した。やがて、捕虜収容所が設置されると人間狩りと称する大規模の虐殺、強制連行が行われた。その犠牲者も含めると現在のところで数千人規模と言われている。また、現在反乱軍の支配地は学園艦の3分の1程度である。

 

捕虜の扱い

 

捕虜は非常に劣悪な環境に置かれ、処刑された者も多い。その筆頭として生徒会軍の司令官河嶋桃がいる。処刑後は見せしめとして遺体を晒された。

 

30年後

 

卒業後すぐに行方不明になっていたが、2年前に、ドイツで秋山優花里の前に現れる。ドイツとポーランドの強制収容所を巡っているらしい。今でも何かを企んでいる謎多き人物。

 

氏名:秋山 優花里

所属校:県立大洗女子学園

学年:2年生(普通二科C組)

所属チーム:Aチーム(あんこうチーム)

担当:装填手・諜報活動局長

身長:157cm

出身:茨城県土浦市

現住所:大洗女子学園艦内の自宅→(戦争勃発後は学園艦西地区の拠点)→東京都内某所

家族:父(淳五郎)・母(好子)

誕生日:6月6日(ふたご座)

年齢:16歳

血液型:O型

好きな食べ物:母が作ってくれるカレーライス・たくあんの缶詰・バウムクーヘン

嫌いな食べ物:酢の物

好きな教科:戦車道

嫌いな教科:国語

趣味:戦車グッズ収集

日課:筋トレ

好きな花:たんぽぽ

好きな戦車:7TP双砲塔型

30年後の職業:東京帝国大学全学共通科戦車道審判課程准教授(専門:戦略学・地政学)

学位:博士(戦略学・地政学)

略歴

 

戦車への愛情とともに造詣が深い、筋金入りの戦車マニアであり、自宅の部屋には戦車関連の品々で飾られている。戦車道の復活を誰よりも胸を高鳴らせて待ち望んでいた。西住みほが黒森峰にいた頃から強い憧れを抱いており、川に落下した味方車を救出したことを英雄視している。西住みほたちとは戦車道の授業初日に知り合った。そこから彼女の運命は大きく狂い出す。彼女はみほに有能な人物であると目をつけられたことにより、みほの手で誘拐され辱めを受けた。西住みほが行なった所謂「狩り」の大洗女子学園における初めての犠牲者。その結果、みほの魔の手で屈服させられて協力を余儀なくされる。秋山優花里はみほの支配下のもと、特に諜報活動局長として諜報活動に従事し、その他にも暗殺や誘拐任務も担っているが、みほのやり方に疑問を感じており、みほに反発している人物とのパイプもあるなど、交友幅広い。また、みほの命令に抵抗した罰、反逆の罪としてみほに自らの手で両親の処刑を行うように強制されており、命令とはいえ自分が犯した罪の重さに30年間苛まれ続けることになる。

 

30年後

 

フリージャーナリスト山田舞に一番始めに協力した人物。東京都内のアパートに一人暮らしをしている。戦車好きが高じて国内の私立大学を卒業後、アメリカへ留学し大学院へ進学、戦略学の修士課程、博士課程をストレートで卒業するが、地政学の博士号を取るためにさらにイギリスに留学し、帰国後防衛研究所の准教授となる。その後、戦車道審判規定改正され、国内の一般的な大学に戦車道審判課程の設置に伴い、冷泉麻子からの要請で現在、東京帝国大学全学共通科目戦車道審判課程准教授。専門は戦略学と地政学。

 

氏名:冷泉 麻子

所属校:県立大洗女子学園

学年:2年生(普通一科C組)

所属チーム:Aチーム(あんこうチーム)

担当:操縦手・特殊研究室主任

身長:145cm

出身:茨城県大洗町

現住所:大洗女子学園艦内寮→(戦争勃発後は学園艦西地区の拠点)→東京都内某所

家族:祖母(久子)

誕生日:9月1日(おとめ座)

年齢:16歳

血液型:AB型

好きな食べ物:ケーキ全般

嫌いな食べ物:特になし

好きな教科:特になし

嫌いな教科:特になし

趣味:読書

日課:特になし

好きな花:オリーブ

好きな戦車:パンターG型

30年後の職業:東京帝国大学薬学部薬学研究科毒物学分野教授(毒物学)

学位:博士(薬学・理学)

 

略歴

 

最初は戦車道は履修していなかったが、遅刻が多すぎて単位が不足し留年の危機だったため、戦車道の履修特典である「遅刻見逃し200日」と「通常授業の3倍の単位」の獲得を迫られ、武部沙織から脅される形で参加することになる。正式に履修する前段階に砲撃により気絶した五十鈴華の代理で操縦手を務めた際、マニュアルを一目見ただけで操縦方法を習得するなどかなりの博識である。計画の成功のために是が非でもその頭脳を手に入れたがった西住みほの指令を受けた秋山優花里により誘拐され、辱めを受けて屈服させられる。みほが行なった「狩り」の2番目の犠牲者。冷泉麻子は、みほの支配下のもと生物化学兵器の研究に従事し、戦闘を忌避する特権が与えられているが、それと引き換えに毎日みほに身体を弄ばれるという辱めを受け続けている。最初こそは人道に反する研究に心底嫌気がさしていたが、研究成果が出るに従って科学の発展には犠牲がつきものであるという考えるようになり、積極的に非人道的人体実験を開催し、被験者たちをモルモットと呼称するようになるなど、マッドサイエンティストとして知られるようになる。また、数多くの捕虜や強制連行した市民を、人身売買の責任者として闇市場で売り払った。

 

30年後

 

フリージャーナリスト山田舞の取材を最初は断っていたが、この悲劇を正しく伝えなくてはいけないと、取材に応じる。現在は亡くなった祖母の家に暮らしている。高校時代にみほの命令で行なった生物化学兵器の研究をもとに現役入学した東京帝国大学と同大学院でも研究を続けて、アメリカ、ドイツなどの大学や各研究機関を点々としたのち、母校の薬学部薬学研究科毒物学分野の教授になる。専門は毒物学だが最近、専門外のことで世紀の大発見をし、ノーベル化学賞を受賞。日本を代表する科学者。

 

 

氏名:澤 梓

所属校:県立大洗女子学園

学年:1年生

所属チーム:Dチーム(ウサギさんチーム)

担当:車長・秘密警察隊隊長・思想課長・捕虜・反逆者収容所所長

身長:151cm

出身:茨城県ひたちなか市

現住所:大洗女子学園艦内寮→(戦争勃発後は学園艦西地区の拠点)→東京都内某所か大洗町の自宅

家族:祖父・祖母・父・母・弟

誕生日:6月22日(かに座)

年齢:16歳

血液型:AB型

好きな食べ物:甘い卵焼き

嫌いな食べ物:不明

好きな教科:国語

嫌いな教科:不明

趣味:読書

日課:特になし

好きな花:白いかすみ草

好きな戦車:コメット巡航戦車

30年後の職業:刑務官

略歴

 

ウサギさんチームの車長で面倒見のいいまとめ役。聖グロリアーナとの練習試合の際、恐怖のあまり戦車を放棄して逃げ出してしまい、反逆罪の容疑で西住みほの命令を受けた秋山優花里に逮捕される。その後、辱めと肉体的暴行を受け、危うく毒ガスの効果を試すための人体実験用モルモットとして処刑されそうになるが、秋山優花里と冷泉麻子の提案で諜報員として働くことと引き換えに命だけは助けられる。みほの命令で同級生を人体実験のモルモットとして提供したことがある。また、捕虜・反逆者収容所の創設を提案した人物であり、みほが行なった処刑方法などを考案した人物でもある。また、親友を自らの手で処刑したこともあり、幾度となく罪の意識に苛まれている。捕虜・反逆者収容所の収容者からは鬼看守として知られ、反乱軍幹部の中でもみほの次に恐ろしい人物であるとされ、恐れられており、4悪の中に含まれている。また、みほの足を舐めるなど忠誠心も非常に高く、みほにもっとも信頼されている人物である。

 

30年後

 

フリージャーナリスト山田舞の取材を2番目に受けた人物。東京にある刑務所の刑務官。夫と二人の子どもがいるが、現在は自身は自宅からだと時間がかかるため、単身東京のアパートに住んでいる。西住みほの闇から未だに抜け出せない様子であり、時たま残虐的なことを口にすることがある。

 

反乱軍と関わりの強い一般生徒及び市民

 

氏名 高橋 萌

年齢 16歳

澤梓のクラスメイト。梓により、連れ去られる。その後、糜爛性の毒ガス実験により死亡。遺体はドラム缶に入れられ海に遺棄された。

 

氏名 不明

年齢 不明

性別 男性

展望台の麓の市街地の住民。自宅を守るために家に残っていたところ、みほに作戦の支障になるという理由で退去を命じられたがそれを拒否した。そこでみほは彼をゲリラの関係者と断定し処刑した。

氏名 川谷賢治

年齢 48歳

川谷家の家長。少し気弱で慎重な面がある。優しい父親

氏名 川谷雅子

年齢 48歳

賢治の夫。賢治と似ており気弱である。優しい母親。

氏名 川谷真央

年齢 18歳

川谷家の長女。生き残るためならどんな手段でも使う非情な性格?指を切断された次女の空の様子を見て嘲笑うなど少しみほと似ている一面を持つ?強運の持ち主でみほが開催したゲームを有利に進める。

氏名 川谷空

年齢 16歳

川谷家の次女みほが開催したゲームにおいて真央にはめられて窮地に陥り、資金が0になってしまうが利き手の指を全て捥がれ、その苦痛をみほに供物として捧げることと引き換えに追加資金を得るが、逃げ出してしまいファラリスの雄牛で処刑される。遺体は麻子に引き取られ、解剖された。

氏名 川谷美幸

年齢 15歳

川谷家の三女。みほが開催したゲームでみほに操られそうになるが指をもがれ苦痛を味わう空の様子を見て自分を取り戻す。そして、みほの本来の性格を見破り、これ以上の罪を重ねないように諭した。姉の空が処刑されると、みほを侮辱した罪、殺害予告を行なった罪で自身も処刑されることになる。

氏名 大野彩(大野あやとは別人)

年齢 15歳

澤梓の友人。戦争が始まった時、家族で学校に避難していたが、一時帰宅の時、反乱軍に街を突然襲われ人間狩りに合う。父親と母親とは離れ離れになった。後に、父親と母親はみほに身体を引き裂かれて処刑されたことが判明し、自身もみほに命令された梓の手で処刑される。

氏名 上村杏奈

年齢 15歳

澤梓の友人。食料施設の攻防戦で噂を流し、生徒会軍の多くを寝返らせ攻防戦における反乱軍の勝利に貢献する。

氏名 大川奈那

年齢 16歳

元生徒会軍。食料施設を守備していたが、寝返りを促されそれに応じ、攻防戦における反乱軍の勝利に貢献した。その後、秋山優花里の預かりで再教育を受け、諜報活動局事務長になる。初任務はアンツィオ高校でのアンチョビ誘拐作戦。


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