優花里は、しばらく何も言うことができなかった。しばらく時間稼ぎをして、ゆっくりと説得して断る心づもりをしていた。しかし、西住みほにはそれは通用しなかった。
みほはペンを取り出した。
「秋山さん。これ、なんだかわかる?これね、毒針が中に入ってるんだ。すごいんだよ。発射30秒後には苦しくなって死ねるよ。早く答えないと手が滑って秋山さんに毒針を発射しちゃうかも」
みほは楽しそうに笑う。
殺される。
優花里はそう感じた。優花里は、早くこの恐怖から解放されたいあまり、言ってはならないことを言ってしまった。
「ヒッ!!わ、わかりました…やります。やりますから殺さないでください。」
優花里が怯えながら言うと、みほはまるで共犯者を得た極悪人のように笑った。
「そう。ありがとう!なら、今日はもう遅いし、ここに泊まっていくといいよ。色々、教えてあげること、やりたいことたくさんあるし。」
優花里は、青ざめた。こんなところで、こんな恐ろしい人と泊まるなんて冗談じゃない。早くここから立ち去りたい。そう思った。
「いえ、親には何も言ってないですし、今日は帰らせて…」
そう言おうとした瞬間、みほは先ほどのペンを取り出した。
「わ、わかりました、わかりました。泊まっていきます。泊まっていきますから、殺さないでください。」
「そう、よかった!」
「でも、とりあえず、親とは連絡は取らせてください。泊まっていくことを伝えないと心配されてしまいますから。」
「うん、わかった。いいよ。」
優花里は少しホッとした。
「ところで、西住殿。手と足はいつ解いていただけるのですか。」
すると、みほは楽しそうに
「今日はずっとそのままだよ。」
と言った。そして、みほは優花里の服を胸までたくし上げた。
そして、優花里のお腹をそっと撫でながら呟く。
「秋山さん、本当に白くてきめ細かくて綺麗な肌だね。えへへ。しかも、なかなかいい身体してる。ああ、触り心地もすごくなめらかでいいよ。可愛いね。」
「に、西住殿…な、何を」
みほはまだ止まらない。優花里の胸をそっと触るとみほは嬉しそうに言った。
「胸も柔らかくて可愛い。それに、秋山さんの身体とても甘くていい匂いだね。あぁ、秋山さん本当に可愛いよ。もっと秋山さんのこといっぱい知りたい。もっと触りたい。あのときはじめて秋山さんの顔を見たときから秋山さんを裸にしてみたかったの。ふふふ……秋山さんいい身体してるね。きっとたくさんトレーニングしているんだろうなあ……ふふふ。すっごく健康的で、でも柔らかくて……」
みほの手はするすると優花里の身体を蹂躙する。優花里はくすぐったくて身をよじった。
「あ、西住殿それ以上はそれ以上は……うぅ……ダメです……」
すると、またも例のペンを取り出した。
「いや…殺さないで…」
優花里はまたも恐怖で震えた。
するとみほは、優花里の体を、あちこち弄りながら
「そうそう。秋山さんのその怖がってる可愛い顔。その顔が見たかった。ああ、秋山さんなんて可愛いの。あ、秋山さん下半身も触らせてね。秋山さんの身体は余すとこなく食べちゃいたいな。美味しそう。」
みほの手がするすると下半身に侵入してくる。
「いや.…そこは…そこだけはやめてください…」
みほは優花里のその泣きそうな、セリフを聞いて。嬉しそうに笑う。
優花里は、みほに抱きしめられた。服を脱がされ裸にされて身体中を舐められた。優花里の身体を味わい尽くした。そして、
「秋山さんの身体、甘くて美味しいよ。もっと舐めたいな。」
と呟く。
そして、最後の仕上げに優花里の恥ずかしい姿を念入りにあらゆる角度から写真に収めた。
「いい?秋山さん。もし、このことを誰かに一言でも言ったら、秋山さんの命はないよ。さらにこの恥ずかしい写真を街中にばら撒いて、その手の業者に名前付きで売ってあげる。秋山さんの身体綺麗だからきっと高く売れるよね。それが嫌なら…わかってるよね…?」
「う…うぅ…わかりました…」
みほは、優花里のすすり泣く顔を見ながら満足そうに笑う。
優花里は完全に屈服した。
優花里の心も身体も、この日からみほのものとなった。
そう、これこそみほのやり方だった。みほは、優秀で忠実な諜報員を手に入れた。
この日の夜は優花里にとって忘れられぬ夜となった。
つづく
作者が言うのも変ですが、みほの性癖がやばいってつくづく思います。