血塗られた戦車道   作:多治見国繁

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途中で止まっていた登場人物のご紹介です。
今回は知波単学園とアンツィオの一部を紹介をします。
これからも順次行う予定です。


登場人物紹介 第3弾

知波単学園

 

氏名 :東田信子

所属 知波単学園

学年 1年生

略歴

第二知波単艦上戦闘機航空隊所属。階級は二等飛行兵曹。零戦五十二型甲を愛機にし、アンツィオ高校学園艦への全ての空襲作戦に参加し人や建物などに対する機銃掃射を行なった。一番最後の空襲作戦においてエンジン故障でアンツィオ高校学園艦に不時着、しばらく逃走したが風紀委員に当初は不法侵入の疑いで逮捕される。後に大量殺人の容疑でも逮捕、取り調べではまるで軍隊のような知波単学園の実態と、命令は絶対であり、命令拒否は死刑にあたるので本当はこの作戦は実行したくなかったが仕方なく実行したと供述した。しかし、彼女は自らの行ったことは決して許されることではないとして罪を認める。当初落合は、命令で仕方なく実行したという東田に対して不起訴処分にするという寛大な措置を取ろうとする考えもあったようだが、東田の存在が学内新聞に掲載され、暴動が発生、治安悪化を危険視した落合によって起訴が決定、戦時法特別会議により絞首刑の判決が確定した。処刑は判決当日の深夜0時0分に行われた。享年15歳。

 

第8課関係者

 

氏名:川島 恵子

所属:知波単学園

学年:3年生

略歴

知波単学園の諜報機関である第2部第8課所属の諜報員で第8課の中では唯一の現役3年生。彼女が1年生の時に第8課の試験を受け、その年の1年生の中で唯一合格した。西住みほたち反乱軍と西絹代の間を取り持った人物でもある。曽祖母の川島芳子を敬愛しているため、出で立ちや言葉遣いまで芳子そっくりであり、知波単では現代の男装の麗人と言われている。知波単生と大洗の幹部や後述の特殊情報部所属諜報員以外には諜報員としての正体は隠し、知波単軍の司令官として大洗女子学園反乱軍に加わっている。大洗女子学園では特殊情報部の部長を務め反乱軍の諜報員に教育を行いながら大洗女子学園で諜報を行なっており、大洗女子学園反乱軍とは利用し利用されの関係である。基本的には知波単学園に利するということが活動の方針であるため、大洗女子学園反乱軍に特別思い入れはない。そのため、戦況が不利になれば裏切ることも視野に入れている。また、性格は優しいが任務となれば冷酷な判断や手を汚すことも厭わない。後述の田中吉乃は川島の指導教官。

 

氏名:小松喜巳子

所属:知波単学園

略歴

知波単学園の諜報機関である第2部第8課所属の諜報員で第8課の課長。成人しており、普段は学校事務職員として働きながら第8課の諜報員たちを取り仕切っている。もともとは彼女も知波単学園出身であり、第8課の諜報員として活動していたが、課長になって以来、第8課の作戦立案や事務処理に徹しており、実際に活動することは滅多にない。

モデル

小松己三雄(チチハル支部長?)

 

氏名:秋草俊子

所属:知波単学園

略歴

知波単学園の諜報機関である第2部第8課所属の諜報員で第8課秘密戦学科の教官で学科長でもある。第8課の教育課程の構築を引き受けている。対プラウダ諜報の専門家で秘密戦学科でも対プラウダ諜報を教えている。成人しており、普段は学校事務職員として働いていて渉外関係の事務を担当しており、その立場を利用して出張を名目に教官となっても現役でプラウダを中心に諜報活動を行なっている。

モデル

秋草俊(陸軍中野学校初代校長、関東軍情報部長)

 

氏名:田中吉乃

所属:知波単学園

略歴

知波単学園の諜報機関である第2部第8課所属の諜報員で第8課秘密戦学科の教官、3年前に教官になったばかりの比較的若い教官。教官になる前はプラウダを始め、聖グロ、サンダース、マジノ女学院などを飛び回った経験を持つ諜報のスペシャリスト。川島の指導教官でもあり、川島が1年生の頃、第8課の受験を勧め、スパイの道に引き入れ諜報のイロハを叩き込んだ。

モデル

田中隆吉(徳化特務機関長など)

 

氏名:猪俣弥生

所属:知波単学園

略歴

知波単学園の諜報機関である第2部第8課所属の諜報員で秘密戦学科の研究生で卒業後も学園に残っている。在学中からしばらくの間、対黒森峰対ボンプル対聖グロ諜報を行ない、卒業の試験では対プラウダ諜報を、その後卒業後の研究として要人暗殺についての研究を行っている。また、教官ではない為、積極的に活動を行っており、最新の学校状況を掴み、第8課の活動を大きく助ける。

モデル

猪俣甚弥(陸軍中野学校一期生、ハルピン特務機関員など)

 

 

アンツィオ高校

 

氏名:安斎千代美

通称:アンチョビ

所属:アンツィオ高校

学年:3年生

略歴

アンツィオ高校戦車隊の隊長。愛知県出身ながらスカウトされて入学し、衰退していた戦車道部を立て直すために尽力する。自分以外は全て下級生で仁義に厚く血の気の多いが浅慮で個性的でノリと勢いだけの面々をまとめて信頼を獲得している。

アンチョビ誘拐作戦で秋山優花里たちの手によって催眠薬入りの酒を騙されて飲まされて大洗女子学園に誘拐され反乱軍に捕らえられる。西住みほから協力することを迫られ当初は断固拒否していたが、隊員を始め一般生徒たちが犠牲になる総攻撃を仕掛けると脅されて、彼女たちを守るために止むを得ず屈服し西住みほに協力することを約束した。(しかし、みほは約束を守らずアンツィオに空襲による攻撃を仕掛けた。)捕らえられた後、人体実験やみほから身体を弄ばれ性的虐待を受けるなど散々な扱いを受けている。

 

氏名:落合陽菜美

通称:カルパッチョ

所属:アンツィオ高校

学年:2年生

略歴

もう一人の副隊長ペパロニと共にチームの副隊長を務めるアンチョビの片腕で、セモヴェンテ部隊を率いる2年生。セモヴェンテM41では車長兼装填手を務めている。

茨城県つくば市の出身で、幼いころより戦車道を始めており、当時からの親友であるカエサルには「ひなちゃん」と呼ばれている。

しとやかで優しく冷静な性格。

アンチョビが行方不明になり、秋山優花里により誘拐されたのではないかと疑う。大洗女子学園反乱軍及び知波単との開戦にともなう空襲で機銃掃射を受けるも奇跡的に生還した。空襲後に人命救助のために行ったトリアージで多くの命を救ったことで生徒会から災害対策本部の本部長就任を依頼された。最初は躊躇するも就任を承諾、徹底した情報収集と被災者保護、避難所開設、防疫、遺体安置所開設など災害時における政策を指揮した。しかし、被害状況が徐々に明らかになり、想定以上に事態が悪化していたことから本人としては、市民生活を大きく縛ることになるとして反対したが、渋々災害対策本部をさらに権限が強い特別災害対策本部に格上げし、本部長に就任した。前述した東田信子機の墜落事件とそれに伴った暴動事件が発生した際は自ら法務官として裁きを下し、更に処刑を執行及び立ち会いを行うなど厳しい側面を見せることもあるが、基本的には権力を傘に着ることもなく、生徒思いの政策を行った。しかし度重なる空襲と、大洗女子学園反乱軍のプロパガンダによってアンチョビが大洗女子学園反乱軍に捕らえられている可能性が浮上すると、反乱軍側と和平を模索し、継続高校へ使者を派遣し、交渉を行うも反乱軍側の使者から降伏を迫られこれ以上の犠牲は望まないとして降伏を決意した。降伏後に西住みほ率いる占領軍に捕らえられた。その際にみほに裸にされて弄ばれ、全裸で連行されるといった辱めを受けるだけでなく、罪のない生徒の処刑を強制的に執行させられた。


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