血塗られた戦車道   作:多治見国繁

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今日は登場人物紹介の回です。
紹介する人物はとりあえず23名です。
反乱軍のメンバーを中心に物語の中で詳しく出てきた人物を紹介しています。
残りもまた後日行います。


登場人物紹介 第2弾

あんこうチーム

氏名:武部 沙織

学年:2年生(普通一科A組)

所属チーム:Aチーム(あんこうチーム)

担当:車長→装填手・特殊研究室研究員

身長:157cm

出身:茨城県大洗町

現住所:大洗女子学園女子寮→(戦争勃発後は戦車の車内)→不明

家族:父・母・妹

誕生日:6月22日(かに座)

年齢:16歳

血液型:O型

好きな食べ物:ドーナツ

嫌いな食べ物:辛い物

好きな教科:家庭科

嫌いな教科:数学

趣味:結婚情報誌を隅々まで読むこと

日課:5分で綺麗になれるヨガ

好きな花:ピンクの薔薇

好きな戦車:M26パーシング

30年後の職業:不明

略歴

フランクな人柄のムードメーカーで、あんこうチームの通信手。西住みほが転校して以来初めてできた友人の一人。恋に恋をする少女で日頃から結婚情報誌を隅々まで読み漁り、戦車道の履修も異性に好かれる要素と考えたためである。冷泉麻子とは幼馴染。

開戦前に西住みほの演説を聞いたことをきっかけにみほの虚言を信じ生徒会に失望して、生徒会を追放に追い込むため反乱軍の兵士として従軍を決意し戦車乗りとして戦いに参加する。罪のない市民や生徒を容赦なく無差別に殺害するみほのやり方に疑問を感じていたがやむを得ない犠牲だと割り切って戦っていた。しかし、麻子から自らが犯した非人道的人体実験と解剖という罪の告白と、みほが行った数々の蛮行を打ち明けられて絶望する。しかし、沙織は麻子を突き放すことなく、みほを止めたいという麻子の協力要請に快諾して麻子の極秘研究に協力する。現在は麻子の研究を手伝う名目で正式な研究員として麻子の研究室に所属しているが、麻子は沙織にそこまで期待しておらず、沙織の役割は相談役程度で良いと考えている。

 

氏名:五十鈴 華

学年:2年生(普通一科A組)

所属チーム:Aチーム(あんこうチーム)

担当:操縦手→砲手・特殊研究室研究員

身長:163cm

出身:茨城県大洗町

現住所:大洗女子学園女子寮→(戦争勃発後は戦車の車内)→不明

家族:父・母

誕生日:12月16日(いて座)

年齢:16歳

血液型:B型

好きな食べ物:柏餅

嫌いな食べ物:なまこ

好きな教科:国語(古文)

嫌いな教科:体育

趣味:生け花

日課:生け花

好きな花:藤

好きな戦車:L3カルロベローチェ

30年後の職業:不明

略歴

「五十鈴流」という華道の家元の娘で1日1回花を生けることを日課にしている。清楚で古風な雰囲気を醸し出す両家の娘らしい外見や立ち居振る舞いをする。華道よりもアクティブなことをしたいという理由で戦車道を選択した。戦場でも日課の生け花を忘れず行い道端に生えた小さな花を摘んできては嗜んでいる。

開戦直前に沙織と同じくみほの演説で虚言に騙され生徒会を嫌悪し追放を目指して反乱軍の一員に加わる。開戦後は沙織とともに戦争によってもたらされた惨劇に困惑していた。麻子から自らの罪とみほの蛮行を打ち明けられ、研究室の中にある数々の臓器の標本を見せつけられても動じない肝が座った一面もある。麻子の罪に対しては強い言葉で問いただした。しかし、最後はみほの残虐行為を止めたいという麻子の思いを聞き、麻子に協力することを承諾した。

 

大洗女子学園生徒

 

氏名:園 みどり子

学年:3年生

年齢:18歳

略歴

風紀委員長。澤梓が話した根拠のない情報に乗せられ、騙されるような形で反乱軍に協力する。風紀委員が持っている警察権と逮捕権を梓に全権委任してしまい、風紀委員は形骸化した組織になってしまった。その後、風紀委員は解体され、澤梓をトップとする思想警察、強制収容所の看守にそれぞれ振り分けられ、職務を遂行する。みどり子は傀儡であるものの風紀委員長として風紀委員の統率を任される。

 

氏名:丸山 紗希

学年:1年生

年齢:15歳

略歴

戦車道のうさぎさんチームの装填手で澤梓の友人。寡黙でありほとんど話さない。

開戦後、サンダース大学附属高校航空部隊所属のP51による機銃掃射で銃弾を浴び死亡した。丸山紗希の死をきっかけにうさぎさんチームは悪魔になった。

 

氏名:安井 恵

学年:1年生

年齢:15歳

略歴

元は生徒会軍の兵士。小学4年生の妹がいる。ある理由から角谷杏へ恩を返すために従軍し食糧施設を守備していたが、みほの心理戦に嵌り反乱軍に寝返った。その後、秋山優花里に引き取られ諜報活動局に採用される。スパイのスキルを徹底的に叩き込まれ、アンチョビ誘拐作戦で初陣を飾った。しかし、優花里がアンチョビを脱出させようとしたとして逮捕され、自身もみほに反逆したという身に覚えのない罪で数人の局員とともに逮捕されてしまう。彼女は否認したが聞き届けられず、優花里に妹の美咲のことを託し人身売買で30億円で売られていった。

みほは彼女に罪がないことはわかっていたが優花里を最も苦しませる方法として実行した。

 

他校の生徒(反乱軍派、もしくは誘拐の被害者)

 

氏名:不明

所属:サンダース大学附属高等学校

学年:不明

略歴

秋山優花里に誘拐された他校における最初の被害者4人でそれぞれ隊長車M4シャーマンの操縦手、装填手、砲手とM4A1の操縦手、シャーマンファイアフライの操縦手だった。第2回目の毒ガス実験でサリンによって死亡。

 

氏名:田尻 凛

通称:ダージリン

所属:聖グロリアーナ女学院

学年:3年生

聖グロリアーナ女学院の戦車道隊長。格言をよく披露し、紅茶を嗜む。OGたちの権限が強く満足に戦力強化できないので苦々しく思っており、それを取り除くための方法を探していたところ大洗においてみほ率いる反乱軍がクーデターを行うという情報を得て興味を持ち参加するが、後述の出来事により精神を病む。卒業式の日にピストルで頭を撃ち抜き、意味深な手記を残して自殺した。

 

氏名:新井 美柑

通称:オレンジペコ

所属:聖グロリアーナ女学院

学年:1年生

常にダージリンのそばに付き添い、認められた者のみが名乗ることができる紅茶由来のソウルネームを1年生にして名乗っており、聡明でダージリンからの信頼も厚い。ダージリンとともに反乱軍の一員として戦闘に参加していたが度重なるみほの残虐行為に嫌気がさし、ダージリンの目を覚まさせるために反乱軍からの離脱、生徒会軍への合流を企てたが、計画が露呈し失敗。澤梓率いる思想警察に逮捕された。その後の取り調べでみほに拷問を受けても決して口を割らない精神的強さと、自身を逮捕し過酷な目にあわされる原因を作った梓とも笑顔で接しようとする優しさを持ち合わせ、梓からは天使と評され、秋山優花里からも殺すにはもったいない人物だと評されるが、形骸化された軍法裁判で死刑を言い渡され、みほに処刑執行人の役目を強制されたダージリンの手で刑場のつゆと消えた。最期の時までダージリンに目を覚ますように訴えていた。

 

氏名:平原 芳凛

通称:アッサム

所属:聖グロリアーナ

学年:3年生

略歴

秋山優花里と同じく、潜入活動や諜報活動を得意としている。データ主義者。ディンブラをみほの命令で処刑したことでみほへの不信感と無辜の市民たちへの蛮行を疑問視し、議論するための会議を行った。その結果みほに反逆行為とみなされ、塹壕掘りを命じられ、塹壕を掘っているところを榴弾で砲撃するというやり方で生き埋めにされ、その上を戦車に踏み潰されるという方法で会議の参加者とともに処刑された。

 

氏名:渋谷 美香

通称:ディンブラ

所属:聖グロリアーナ

学年:1年生

オレンジペコと同調し、みほの残虐さに嫌気がさして反乱軍から離脱しようと考えて、オレンジペコの親書を生徒会軍に届ける密使に役割を果たしていたが、オレンジペコとともに澤梓に反逆罪で逮捕された。拷問を受けても決して口を割らなかった。オレンジペコとともに軍法会議で死刑を言い渡され、即日みほに処刑執行人の役目を強制させられたアッサムの手で処刑された。最期にアッサムとダージリンに感謝の意を伝えた。

 

氏名:西 絹代

所属:知波単学園

学年:2年生

30年後の職業:教員

略歴

知波単学園の戦車隊長。非常に礼儀が正しく誰に対しても基本的に敬語を使う。清楚な大和撫子であり、隊員達からの信望も厚い。

戦争直前に知波単学園を訪れた秋山優花里と面会した。秋山優花里に、反乱軍が大洗女子学園を完全に占領した後に樹立する新体制への承認を、西住みほの戦車戦略の伝授と引き換えに求められたためそれを快諾。書類にサインした。その後も、事あるごとに反乱軍を支援し、2000名の兵士を大洗に派遣した。

30年後

30年後は母校の知波単学園で戦車道の教員をしている。

 

 

 

氏名:遠藤 幸子

所属:知波単学園

学年:3年生

略歴

知波単学園第十輸送航空隊隊長。愛機の零式輸送機で何処でも物資や人員を運ぶ。知波単学園では珍しく英語が堪能な人物で、管制官との交信もお手の物である。アンチョビ誘拐作戦など重大任務の際に機長を任されることが多い。輸送航空隊のエースパイロット。

 

氏名:茅野 アイ

所属:知波単学園

学年:2年生

略歴

知波単学園第十輸送航空隊所属の副操縦士。アンチョビ誘拐作戦など重大任務の副操縦士を任される。機長の遠藤とは名コンビだと言われている。

 

氏名:蒲池 富子

所属:知波単学園

学年:2年生

略歴

特殊情報部の事務局次長。アンチョビ誘拐作戦で表向きは優花里たちのサポートを任務としていたが、本当の目的はみほの命令による優花里の監視任務だった。しかし、優花里からはその正体を見破られており、諜報活動の技術は少々劣る。

 

氏名:岩本 徹子

所属:知波単学園

学年:3年生

略歴

知波単艦上戦闘機航空隊隊長。同航空隊内でエースパイロットである。航空道の試合では一人で20機中14機を撃墜判定にする実力者。愛機の零式艦上戦闘機二一型で大空を飛び回る。

アンツィオ焦土作戦において零式艦上戦闘機二一型と五二型甲10機を率いて参加し爆撃機の護衛と市街地や生徒たちなどの任意目標へ機銃掃射を行った。海軍派に属し、後述する陸軍派の大西とは確執があったがみほのアメとムチの使い分けによる交渉により共同で作戦を行うことに同意する。(詳細は第90話を参照)

 

氏名:大西 豊子

所属:知波単学園

学年:3年生

略歴

知波単飛行第7戦隊隊長。同航空隊内でエースパイロットである。愛機は四式重爆撃機。

アンツィオ焦土作戦において富嶽20機と四式重爆撃機20機を率いて参加、四式重爆撃機で250キロ爆弾を用いた通常爆撃を行い、アンツィオ高校の市街地やインフラ設備などに甚大な被害をもたらして戦果を挙げた。陸軍派に属しており、戦車道の隊員たちとも仲がいい。彼女もまた、海軍派とともに共同で戦うことに嫌悪感を抱いていたがみほに脅され同意した。

 

裏社会の人々

 

氏名:志村 康史

年齢:不明

人身売買など闇市場を渡り歩くブローカー。性格は非常に残虐で少女を甚振るのが大好きで、少女の涙を見ると気持ちが昂るという嗜虐的性格でロリコン。特に少女を裸にして首輪をつけて辱めるという行為を好む。みほの取引相手の一人。

 

氏名:五十嵐 毅

年齢 不明

みほの友人。日本で一番大きくて有名な暴力団の一派山岡組の組長。黒森峰追放後のみほが放浪の旅をしていた時に大阪で出会う。最初は強姦目的でみほに声をかけ、組の事務所に誘ったがみほの身の上話と計画を聞きみほに魅了された。みほとは彼女が大阪滞在中に毎日面会、何度も盃を交わして協力を誓った。みほに武器の調達先について相談を受けた。

梓が幼少の頃、両親が借金をしていた闇金の取り立て役でもあり梓に恐れられている。

 

氏名:中本 浩二

年齢:不明

みほの取引相手。紳士的で裏市場では珍しい性格の人物。武器の裏取引に精通しており、紛争地を渡り歩いている。みほは彼からカラシニコフ銃AK-47とロケットランチャーRPG-26を購入した。




次回は通常の本編を進めます。
更新日は2/18の21:00です。

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