よぉ、俺はエミーリオ。
今、俺は困惑している。
それは目の前でマシュマロ君が号泣してるからだ。
未来では世界征服を企んだマシュマロ君であろうとも、一応知り合いだし久々の再会を喜ぼうとした瞬間に泣かれた。
何故に。
まあ色々聞いていると俺を探していたらしい。
なるほど、でもお前なら直ぐ探せるはずなんだけどなー。
泣き止んだマシュマロ君とお喋りして、マシュマロクッキーを一緒に作ってたら機嫌はすっかり良くなったらしい。
最後はすごい笑顔で帰っていったし。
翌日に、マシュマロ君から何やらゲームの勧誘が来た。
代理戦争……なんだかすごく怪しい、というか物騒な名前のゲームだ。
代理ってなんの代理だよ。
とにかくルールはマシュマロ君の嵌めてるような時計を壊されないようにだとのこと。
これ壊すために色々過激的な攻撃が来るのでは…
危ないくないか聞いてみたところ安全ではないってキッパリ言われた。
一般人の俺をそんな危ないゲームに誘うなよ!
それにお前関連って多分マフィアだろ!?
それ命に関わるパターンじゃん、絶対危ないじゃん。
え?守る?俺を?いやそこは時計守れや。
俺だって弾丸をほいほい喰らうほど弱くはないけど、昔頭に弾丸喰らったの未だにトラウマなんだぞおい。
どうやら橙色のおしゃぶりの少女の代理でマシュマロ君はゲームに参加するらしい。
あの子もやってるんかい。
いやでも危ないのやだし、怖いのも嫌だ。
きっぱり断れば、あっさりと引き下がってくれた。
引き下がる替わりに、ゲーム中の間マシュマロ君達の食事を作ってくれとお願いされた。
結構食い下がってくんなコイツ。
すごい必死の様子にこれ以上断るのもなぁ、て思って仕方なく引き受けた。
ゲーム期間は一週間もないとのことで。
マシュマロ君に着いて行って数分すれば、まあまあでかい別荘に辿り着いた。
どうやら日本滞在中はここで寝泊まりするらしい。
玄関に人影が二つ見える。
あ、あいつら未来で不動産屋に押しかけてきたやつらだ。
緑の方が俺の方を見て何だか見定めるように見てきたんだけど。
あ、水色の女の子があからさまに警戒してるわー。
修羅場定番の私とこいつどっちが大切なの、を間近で聞ける日が来るなんて。
ただの子供の嫉妬だからそこまでギスギスしてな、うおーいマシュマロ君!
そんなバッサリと言わなくても。
そこは空気読んで女の子選ぶとこだろうが。
お前それでもイタリア人かよ。
あとお前何でそこまで俺のこと大事なの?
俺そこまで好かれる覚え全くないんだけど。
…料理かなぁ。
俺は気まずいまま案内役の緑の人の後ろに着いて行く。
厨房と俺の部屋を案内してもらった。
部屋っつっても、俺食事時にここ来て作るだけで、それ以外は帰ろうかと思ってんだけど。
後でマシュマロ君に言っておこう。
緑の人が話しかけてきた。
いつマシュマロ君に会っただとか色々聞いてきて、別にそれとなく答えたけど。
さっきから気になってたんだけど、こいつなんでハハンハハンばっか言ってんだ。
どっかのクフフとかヌフフ野郎を思い出すなぁ。
一通りの案内も終わって、リビングにいるマシュマロ君の所へ向かう。
水色の女の子と抱き合ってた。
まさかそういう関係だったの?
え、お前まさかロリコンだったの?
すっげー焦ってる。
これはロリコンですわ。
いや別にロリコンが悪いってわけじゃないが…あのなぁ……ちゃんと健全なお付き合いなら俺も文句はないぜ。
マシュマロ君の肩をポンポンと軽く叩いて、そう言えばすっげー否定された。
別にロリコンを恥ずかしがることじゃないぜ。
え?違う?
でも少女の方はまんざらでもなさそうだけど。
マシュマロ君が緑の人呼んできた。
緑の人の話によれば、元々少女の方はスキンシップがすごいとか。
いやそれを甘んじて受け入れるお前もお前だけど。
これ人前じゃ職質案件にもなるぞ。
夕方ごろにおしゃぶりの少女が日本に到着したという知らせがあった。
そういえば彼女とは未来に行ったとき、死に際に会えなかったからなぁ。
主に俺の爆睡のせいで。
おしゃぶりの少女が別荘の方に到着すると、俺に驚いてた。
おいマシュマロ君、お前言ってなかったのかよ。
あとおしゃぶりの少女の隣にいる金髪の青年が俺のこと睨んできてる。
何でだ。
つーかそろそろ夕食作らないと間に合わねー。
厨房に行って、調理し出した。
ひーふーみー……結構な数いるなぁ。
ほぼ皆イタリア出身だし、イタリア料理でいいかな。
作り終えた料理を夕食に出した。
皆の反応は悪くなく、俺を睨んでた金髪の青年は悔しそうに食べてたな。
んじゃ帰ろうかなと思ってたんだけど女の子達から必死の説得に会って宿泊を承諾してしまった。
何だろう、嵌められた感が…
やっほー、俺はエミーリオ。
翌日もずっと別荘の方でのんびりだらだらと料理をしてた。
ぶっちゃけゲームはどうした、と言えば開催者から合図があるまで待機らしい。
なるほど、自由にドンパチではないのか。
水色の少女がマシュマロ君にご飯作ってあげたいと夕方に厨房まで来ていた。
快く承諾して、一緒に作っているとマシュマロ君が出かけてくると言ってどっかに言ってしまった。
多分ゲームが始まったのかな。
怪我がなきゃいいんだがなぁ。
俺はフライパンの火を止めて、冷蔵庫から解凍済みの牛肉を取り出した。
水色の少女には野菜を切ったり、スープを混ぜるだけの簡単な作業を手伝ってもらった。
途中でおしゃぶりの少女も厨房に入ってきては、料理を手伝いたいと言ってきた。
人手は多い方が早く終わるもんな、うん。
二人とも身長が足りないので、足元にダンボールや置物を置いてその上に登ってやってもらった。
危ないから出来るだけ油の飛ばないやつを任せる。
数十分後、大体は出来上がったな。
ふむ、味見をしたけれど申し分ない。
これならあとは盛り付けるだけだ。
あ、マシュマロ君達が帰ってきた。
うぉ、数人血だらけじゃん。
おしゃぶりの少女が心配そうに駆けつけてた。
治療して休ませるらしい。
予想以上に物騒すぎた。
流血沙汰が当たり前じゃね?コレ。
マシュマロ君は無傷でニコニコ笑っていやがったけど。
お前服に血がついてるけど、って言えばコレ返り血だからってめっちゃ笑顔で言われた。
こわっ。
そういえば何でこいつらこんな危険なゲームしてんだ?
皆が寝付く頃に、一人になったマシュマロ君に聞いてみた。
どうやらおしゃぶりの少女は短命らしい。
その理由の手がかりが今回のゲームで見つかるかもしれない、と。
なるほどねぇ、にしてもお前よく危ないゲームに参加したなぁ。
どうやらおしゃぶりの少女の母親は最近亡くなったらしい。
昔会ったことある…よな…?あの髪の長い…同じ目の下にタトゥーしてる女性。
当たってた。
まだ幼いのに母親亡くしちゃったのか…可哀そうに。
短命かぁ…俺とは真逆だな。
仕方ねぇ、危なくなったら助けてやるか。
敗退されちゃ後味悪い。
それにまだ幼い女の子が自分の寿命を悟るのって見てて辛いし。
マシュマロ君からお礼言われたけど、本当に危ない限り絶対に手は出さないからな。
ちゃお、俺はエミーリオ。
翌日も同様に料理していると、マシュマロ君から夕方にマグロ君達が来ると聞かされた。
これは彼らの分も作った方がいいのかな。
マグロ君達が来て、俺みて驚いていた。
うんうん分かる、俺すっげー無関係者だもんな。
少し後に眼鏡君まで来てた。
何やら代理戦争について作戦会議するらしいので俺は関係ないなと思って厨房に戻る。
そのあと夕飯食い終わって一息ついていたら、皆の付けていた時計が一斉に鳴り出した。
戦闘開始1分前……なるほど、こうして始まってたのか。
取りあえず俺はおしゃぶりの少女の隣で待っておこうかな。
皆外に出て行った。
皆無事だといいなーって言った直後に、外で爆発音聞こえた。
無事は無理かなぁ…血なまぐさい戦場と化してるだろうに。
中にいたいかにも理系…非戦闘組は窓の方を見て落ち着きのない様子だ。
これ屋根壊れないといいけど。
言わんこっちゃない。
少し離れた場所で屋根が壊れる音がした。
中も危ないということで、外に出て距離の離れた場所に行こうということになった。
異論もないしそうしようと、外に出た時にめっちゃ大きな爆音が聞こえた。
戦争時の地雷踏んだ時みたいな音だな。
あれくっそ痛かったな、片足ぶっ飛んだし。
じゃない、それよりもこんな爆発が色んなとこで起きてるけど大丈夫なのか?
屋根の方を見たら金髪の青年がめっちゃ血だらだら流してる。
んー、でも時計壊れてないっぽいな。
マシュマロ君の方を見ればマグロ君庇って血塗れになっている。
このままじゃ負けそうだ。
ふむ、これ助けた方がいいな。
昨日の夜にマシュマロ君にもそう言っちゃったし…なによりもおしゃぶりの少女が短命のままで死ぬのは可哀そうだ。
ってなわけで行ってきます。
まずは時計持ってないから、時計拝借しに行かねば。
おしゃぶりの少女が避難したのを確認してから、屋根の上に登る。
あ、いたいた。
ごめんね金髪のあんちゃん、ちょっと時計借りるぜ。
どのみち君足撃たれて動けないでしょ。
よし、時計は拝借したしマシュマロ君は、っと…いた。
屋根の端っこにいたマシュマロ君が狙撃されそうだったからとりま助けてあげる。
マシュマロ君を脇に抱えて銃弾避けた後屋根から下りた。
大丈夫かな、聞いてみれば無言。
もしかして大丈夫じゃない感じ?
いやまぁいろんなところから血出てるし、これ気絶してもおかしくない怪我だよなぁ。
つーかいくらなんでもやり過ぎじゃね?
マシュマロ君ってまだ未成年だっけ。
あと他の奴らもそうだけど、過激すぎるだろ。
一応ここ日本なんだけど、後処理とかどうしてんだろう。
見た感じ命に別状なさそうだし、応急処置は一旦戦場が落ち着いてからでいいか。
何でここにいるの的なこと言われた。
いやまぁ助けるって約束したし、仕方なく戦ってやるよ。
俺これでも数十年前までは一応、一応紛争地帯でも生きていけるほど鍛えてたんだからな。
銃弾は不意打ち喰らわない限りいける。
………多分。
ん?待てよ、もしここで頭っつーかどっかに銃弾喰らって直ぐに怪我治ったりしたところ見られたら俺研究所コース?
マシュマロ君って世界征服しちゃった系男子じゃん。
不老不死とかめっちゃ興味持ちそうじゃん。
……あれ俺今ヤバい状況?
ヤバいヤバい、一発でも食らえばアウトだコレ。
わばばばば、攻撃きた。
焦って思わず右手出したら、掌に直撃した。
いったぁ!いった、なにこれ痛い!
めっちゃ痺れる…あれだグローブ付けずにキャッチボールした時と同じくらいビリビリする。
あ、でも皮膚は破れてない、良かった。
あああああ、まだ来るのかよ!
後ろにマシュマロ君、前に弾丸…チクショーこれ逃げられないじゃんか。
内心涙目になりながらも銃弾凌いでいたら、後ろの方で緑の人がマシュマロ君を避難させようとしてた。
ストップ、待って、ストップ、今ここで離れられると困る。
今あれだろ、周り見るからに三つ巴みたいな感じだろ。
どこから攻撃くるか分かんないから護衛対象は近くにいてほしい。
爆発音とかでうるさいから大声でそう言ったら、いろんな人がこっち見た。
何故に。
ちょっとしたら、攻撃が止まった。
弾切れかな?今のうちに場所移動するか。
マシュマロ君を肩に担いで、周り確認して森の中に突っ込んだ。
ちょっと離れた場所で余裕そうにこっちを攻撃しやがるチームを少しどついてやろうと思っているのと、森の中が一番狙撃から守れるの一石二鳥で、森の中を走り出す。
マシュマロ君が驚いているけど無視。
次の狙撃来る前に相手側ぶっ潰してやる。
俺の右手は今最高に痺れてるぜ、物理的に。
正直イラついた。
子供相手に銃をぶっ放せる考えが意味分からん。
あと右手がジンジンする。
多分ここら辺から撃ってると思うんだが……あれか。
あれ?マグロ君……?と隣にいるゴツイ男は誰だ。
あと多分あいつが相手チームだな。
取りあえず銃ぶっ放してたのどいつか聞いてみた。
俺だという返事が聞こえた方向を振り向くと迷彩柄の服を来た青のおしゃぶりを付けた赤ちゃんがいた。
……あかちゃん………赤ちゃん……
え、この赤ちゃんが撃ってたの?
親の教育どうなってんの?
待ってこれじゃ殴れねーよ、殴ったら逆に俺が虐待で捕まるわ。
えー……このイラつきはどこに向ければ…。
殴れねーわと思っていると、青いおしゃぶりの赤ちゃんがイタリアの軍人だったんだぞ!って自慢し始めた。
イタリアの軍人とな……ん?待てよ、風から聞いた話じゃおしゃぶり持ってる奴って確か本当は大人なんだっけか。
じゃあこいつも本当は大人なのか。
いやでも見た目赤ちゃんだし、どのみち殴れねーわ。
赤ちゃんを容赦なく殴った男のレッテルを貼られるのは勘弁だ。
…えーとこの赤ちゃんのボスウォッチは…っと、ああ、あのマグロ君の近くにいる男か。
赤ちゃんがまた銃を構えてきたので、その前に失格になってもらおう。
よいしょっとぉぉぉお!
ゴツい男性の右手に嵌められてる時計を蹴り上げて割ってやった。
たーまやーって言いたくなったけど、我慢した。
流石にショック受ける場面で追い打ちかけるのは大人のすることではないな。
蹴りあげられた時計が地面に落ちた瞬間に、終了の合図が鳴った。
え、このゲーム時間制限とかあんの?
開始したら相手を潰すまでだと思ってた。
まぁどのみち倒せたしいいか。
マシュマロ君が起き上がってお礼言ってきたけど、その前にお前は応急処置しに戻ろうか。
戻ろうとしたらマシュマロ君が手で静止させる。
はぁ?歩くから担ぐのやめて、恥ずかしい?
馬鹿なこと言ってんじゃねぇよ、んな怪我しておきながら動いたらもっと傷口悪化するに決まってんだろ。
んな要望却下だ、却下。
担ぎあげるとマシュマロ君が両手で顔を隠してるけどそんなこと知ったこっちゃねぇ。
マグロ君が慌てて近寄ってきた。
思ったんだけど、君さっき頭から炎出してたけど大丈夫なの?焦げてない?
そういえば死ぬ気の炎だっけ?あれ髪の毛は燃えないの?そこんとこどうなってんの。
結構気になってたんだよね。
じゃなくて、そんなの聞くのは取りあえず戻ってからにしよう。
マグロ君も脇に抱えて崖から飛び降りた。
マグロ君の肩に黄色のおしゃぶりの赤ちゃんがしがみ付いてるのを確認して、別荘の方に走る。
……マグロ君の悲鳴がうるせぇ。
反対にマシュマロ君が静かなんだけど、大丈夫?生きてる?
あ、生きてるね。
別荘に戻って初めて分かったんだけど、俺が時計壊してやった相手ってマグロ君のお父さんだったとか。
親子喧嘩してた途中で俺が乱入しちゃった感じか。
それはすまないことを…した?
いやでも、こっちも被害あったしお互い様だな。
マシュマロ君大丈夫かなー…結構出血してたし。
今回の二戦目?でこっちのチームの戦力が大幅に削られたらしい。
おしゃぶりの少女が金髪の青年を心配してるけど、見た感じ結構重症っぽい。
さっきから俺は戦えるとか言ってるけど、無理でしょ絶対。
あーあー、痛そう。
こればっかりは自分の回復力を感謝する。
いやバレたら実験コースまっしぐらだけど。
マグロ君達は疲れて、今日はもう帰ると言って帰っていった。
こっちも皆疲労してるし休むことになった。
俺は全然疲れてないけど。
厨房に入って後片付けしていたら、おしゃぶりの少女が焦った様子で車に乗ってどこかに行ってしまった。
ん?知り合いが重症で病院に搬送された?
あらら…今回のゲームってどれだけ物騒なんだよ。
やっぱり関わるのは早計だったか。
また厨房に入って皿洗いしていたら窓が割れる音がした。
ビックリして、音の鳴る方に行けば皆が倒れてる。
緑の人も、赤い人も…あとぬいぐるみ抱きしめてたヤンデレっぽい子も、仮面被ってる奴も、水色の少女も…全滅かよ。
真っ黒いなりで包帯ぐるぐる巻いてる人たちいるんですけど。
あれ?こいつら包帯君の仲間っぽい。
げぇ、もしかして包帯君も参加してんの?
会うの気まずいわぁ。
あれ?でも時計は鳴ってないし、黒い集団も時計してない。
つーかマシュマロ君が狙われてる。
思わず庇ったら俺の胸に直撃した。
痛い、マジで。
肺潰されてて呼吸がし辛い。
でもこれくらいなら多分直ぐ治ると思う。
なんとしてでもマシュマロ君の時計守ろうとしたら、黒い集団消えてった。
あるぇ?
ちょっとマシュマロ君から離れようとしたら、マシュマロ君が背中に手を回して傷口押さえつけてきた。
ぐえ。
ちょ、痛い、ストップ、傷口触らんといて。
あだだだだだ。
止めようとしてもパニクってるマシュマロ君に聞こえていないみたいで、めっちゃぎゅうぎゅう押さえ付けてくる。
そいや!
あまりの痛さにマシュマロ君の腹思いっきり殴って気絶させた。
気絶したマシュマロ君から離れて、一息つく。
ふぅ、痛かった…よいしょっと
立ち上がって周り見れば、悲惨な光景が見えた。
取りあえず皆の生存確認だけして、自分の着ている服を捲る。
もう少し時間かかるかな。
若干空洞のせいで穴の向こう側が見える。
口に溜まった血を吐き出してると、遠くからバタバタと足音がしてきた。
うお、誰か来た。
やっば、まだ傷口塞がってない…!
おろおろして、即座に判断した結果、マシュマロ君ごと別荘の外に逃走した。
だって、マシュマロ君だけ俺の怪我見ちゃってるし、起きたら口止めしなきゃ。
あ"-いてぇ。
森の中に入って数分、視界に入った大きな木にマシュマロ君の背中を預けて、俺も隣に座って一息。
えらい目にあったなこりゃ。
にしてもすげー空が綺麗。
並盛にもこんな綺麗な空が見えるのか。
ん…傷口が完全に閉じたな。
あとはマシュマロ君が起きるのを待っとくか。
……あ、流れ星だ。
これ以上何事もなくゲームが終りますように。
流れ星:アカン、こいつの願いは叶えられんへん。
マシュマロ君:どう頑張ってもSAN値直葬。
エミーリオ:久々に体動かしてコロネロに対して無双した。安定の絶対SAN値直葬マン。
コロネロ:攻撃は効かないは、直ぐに脱落されるはでプライドバッキバキに折られた。
エミーリオの、代理戦争ユニチームルート。
元々書こうとしてたIFですが、内容を4回ほど書いては消してで、なんかしっくりくるオチが見当たらず中途半端で終了。続きは書かないと思う。
もう白蘭はどのルートでもSAN値直葬しかないのかなぁとすら思ってきたこの頃。
白蘭sideも書いたので次出します。