Emilio   作:つな*

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エミーリオは巻き込まれる。


Emilioの側杖

ちゃお、俺はエミーリオ。

さて、あれから漸く平穏が訪れて来そうなこの頃。

トンファー君が壁に穴開けたり、不良少年がダイナマイトで壁を吹き飛ばしたりそんなの見てない、見てない。

…………取り合えず一発殴るか。

ヘタレ君とマグロ君は仲直りしたらしく、一緒に店に来るのをよく見かける。

未だにヘタレ君はオムライスばかり食べているが栄養が偏らないか心配である。

そういえばこの前包帯君が珍しく愚痴が多かったな。

亡霊如きに牢獄ぶっ壊されたってぷんすこ怒ってたけど、刑務所って幽霊出るのか。

カクテル飲みまくって潰れてたから相当怒ってらっしゃるな、アレ。

久々に新しい包帯をあげたら酔っていたせいもあり、凄く舞い上がってた。

最近、俺の店に来る奴等を整理してみたら、あらビックリ3割がたマフィア関係者だった。泣きたい。

一般人が来い。

と、そんなこと考えてると店の玄関が開いた音が聞こえたので席案内してくる。

…………風だった。

それも赤ちゃんの姿の。

開店直後とあって、客は誰もいなかったから直ぐに閉めて、風を尋問しようと思う。

さて、その姿はどういうことなのだろうか。

ふむふむ、ほう……ん?んー……なるほど?

曰く、呪いとか何とかで、とある人物にこんな姿にされてしまった。

呪いの解く手がかりすら見つからない。

おしゃぶりを持ってる者は皆風みたいに呪いの掛かってる人である。

本当は成人であるが、呪いに掛かった時から年を取らなくなってしまった。

なるほどねぇ、薄々気づいてはいたけど包帯君ってやっぱり大人だったんだ。

まぁ別にいいけどさ。

善良なお客さんの一人だし、多分これまでで一番付き合い長いし、知ったところで何がどうなるわけでもないし。

それよりも目の前の風を抱っこしてみると、オムツ替えてた頃を思い出した。

本人に言うと恥ずかしがって拗ねるので言わないけれど、ふむ、呪いねぇ。

こればっかりは気長に待つしかないんじゃないかなー。

と思ってたら風に俺のこと聞かれた。

ですよね、若作りの域超えちゃってますもんね。

正直に不老不死の体質なんだと言えばあっさり納得してくれた。

アッサリしすぎではないだろうか…

ん?でも待て、おしゃぶり持ってる赤ちゃんって一体何人いるんだ?

俺の知ってる限りじゃ両手で数えられないくらいにはいんぞ、おしゃぶり持った赤ちゃんって。

風に聞けば自分を合わせて7人って言ってるがどういうことだ?

えーと…黄、橙、青、赤、紫、藍、緑の7人らしいんだけど、透明は?

包帯君ハブられてるのかな。

じゃなくて、その前に俺同じ色の赤ちゃん沢山見てんぞ、おい。

風にそう言えば凄く驚かれた。

風と同じ赤色のおしゃぶりなんて確か100年くらい前に見かけた気がするし。

透明はいないのかと聞くと、これまた驚かれて逆に問い詰められた。

透明のおしゃぶりを持った赤ん坊を知ってるのかって焦ったように聞いてきたけど、包帯君何したのやら。

この店の常連さんにいるよ、と言えばあんぐりと口開けてて可愛かったのでほっぺをツンツンした。

どうやら透明のおしゃぶり持った赤ちゃんがいることは知っていたけど、ほんの数日前に得た情報だったらしい。

まぁそれを俺が昔から知ってたらそりゃ驚くか。

連絡?あー…とれるとは思うけどあいついつも忙しそうだからなぁ…

一応アドレス帳にある包帯君の携帯番号に掛けてみたけど、案の定出なかったし。

風はちょっと落ち込んでたけど、またいつか店に来るさと言ってあげた。

 

 

 

 

 

やっほー、俺はエミーリオ。

あれから数日経ったけど、今日は定休日なのでベランダでまったりと新メニューの考案をしてる。

平穏っていいね。

これが俺の求めてたザ・平穏だよ。

あ、誰か来た。

玄関開けると、マシュマロ君だった。

さらばだつかの間の平穏。

未来であったことは過去にも反映されてるのは眼鏡君やマグロ君で分かってるし、それはマシュマロ君もそうであって、こりゃピュアなマシュマロ君じゃなくてラスボスに上り詰めた方のマシュマロ君だな。

だって手首や首にトゲトゲ嵌めてるし、全体的にグレてるし。

でも何だろう、ちょっと涙ぐみ始めてるんだけど。

え、待って、ちょっと待って!

涙腺崩壊3秒前のマシュマロ君に困惑するも、ここはもう経験だよね。

直ぐに中に入れて、椅子に座らせて、タオルとココア持ってきて。

なんて早業だ。

自分でも驚くぐらい泣いたやつへの対処を体が覚えてやがる。

でも何でマシュマロ君が泣くんだ?

久々の再会だったけど泣く要素なかったろ。

あー、マシュマロ君がマシュマロ君たる所以であるマシュマロを忘れてた。

マシュマロがゲシュタルト崩壊しそうなこと考えながら棚の方からミニマシュマロ持ってきて、ホットココアの中に入れてあげる。

お前マシュマロ好きだったろ、うん。

ナイスチョイス俺。

結果、めっちゃ泣き出した。なにゆえ。

んん?うん、うん……えー……え?

ちょっと泣いてるせいで聞き取りづらいけど、要するに俺を探してたのにどこにもいなかった、どこに行ってたの?ってことか。

日本にずっといたんだけどなー。

逆に並行世界手に入れちゃったマシュマロ君が何で俺を見つけられなかったのか。

このまま泣かれるのもあれだし、ごめんなーって謝ったけど中々許してくれそうにない。

あれ?何で俺こんなに謝ってんだろう。

そろそろ泣き止んで欲しいので、ココア持たせたらそのまま飲み始めた。

飲み終えてやっと落ち着いたマシュマロ君、何やらぐちぐち俺に不満ぶつけてきた。

やれ見つからなかっただの、やれ目の届く範囲にいろだの、やれ寂しかっただの。

なんたる理不尽。

でも世界征服は案外楽しかったって言ってるんだけど、こいつ殺されても全く反省してねぇ。

はい?並行世界を統治した後の世界を見せたかった?

なにそれ世紀末じゃん、見たくねーわ。

それ言ったら絶対こいつまた泣き出しそうだから、心の中に仕舞っておくけど。

鳥の設定集めたらなんとかかんとか言ってるけど、鳥の設定って何だ。

ラーメン君もそれ言ってたなーと思いながらマシュマロ君を慰めてたら漸く上機嫌になり始めて、マシュマロクッキー作りたいと言って来た。

ふむ、俺も久々に作ろうかなーと思ったので一緒に厨房に籠り始める。

ただのマシュマロじゃあ面白みないし、チョコいれたりジャムいれたりしてアレンジしてやった。

私的にチョコが一番好きだな。

マシュマロ君はスタンダードな味が一番らしく、普通のマシュマロクッキーが既に食べつくされてた。

んー…にしてもこれ結構保存効くから商品にしちゃっても問題なさそうだな。

原価も安いし、アレンジの幅も広いし、うん、ちょっと試作でレジの方に出してみよう。

試作用に作っていくと、端からマシュマロ君に食べられていた。

つらい。

でもこの子マシュマロ食べる時すごくおいしそうに食べるからついついあげてしまうが、これで糖尿病になったら申し訳ないので、そろそろストップを掛ける。

てか今頃なんだけど、何で日本いるの君。

ゲーム?チーム戦のゲームが日本であるから来たらしい。

チーム戦だから大人数で別荘に泊まってるらしいので、余ったマシュマロクッキーを皆で食べてくれと言って袋に詰めてマシュマロ君に渡した。

マシュマロ君がすごく喜んで帰っていったけど、ありゃ一人で全部食べるな絶対。

にしてもゲーム……ゲームねぇ…マシュマロ君が参加してるってことは普通のゲームではなさそうだけど、果てしなく関わりたくない。

あれだ、触らぬ神に祟りなしってやつだな。

翌日に、橙色おしゃぶりの少女と一緒にマシュマロ君が店に来た。

おいお前ら未来で、鬼ごっこやってた面子だよな、何でそんなに仲良さげなのだろうか。

危機感持てよ。

そういえば未来ではこの子の死に目に会えなかったなぁ。

何か爆睡しちゃってすまんかった…

そういえばこの子もゲーム参加者らしい。

やっぱりマフィア関連な気がするぜ。

取り合えず普通にお客として来たみたいだし、席に案内してあげる。

ポロネーゼとラザニア頼んできたので厨房へ。

待っている間の二人を少しだけ盗み見したけど、普通に談笑してる。

仲直り…?した感じなのかな。

また新しい客が来たと思ったらマグロ君達だった。

野球少年と不良少年、マグロ君のトリオがマシュマロ君みて驚いてたけど、普通に会話してた。

あれ?お前らこの間まで殺し合いしてたよな?

この間は殺そうとしてゴメンネーで済まないレベルでやり合ってたけど、何があったのさ。

注文品持って行くついでに仲直りでもしたの?って聞いてみた。

どうやらそろそろ始まるゲームの同盟チームらしい。

なるほどー、そう来たかー。

これはもうマフィア案件だな。

聞かなかったことにしよう。

彼らと入れ違いで二代目ナッポーと連れの四人と緑のおしゃぶりの赤ちゃんが入って来た。

いかにも科学者です!って恰好の赤ちゃんに気を取られていると二代目ナッポーが声を掛けてきた。

久々感がないのは、多分数日前に孤島の方で会ったからだろうけど。

一瞬ナッポーと言おうとして寸での所で飲み込んだ。

席に案内しようとしたら腰に何かがダイレクトアタック。いったい!

何だこのリンゴの被り物……どこかで見たことあるような。

あ!フランスの少年か。

あっちも俺を覚えてるらしく、リンゴの被り物はお気に入りになっているだとか。

一回抱き上げると、結構重くなってた。

子供の成長って早いなー…。

それからナッポー達を席に案内して注文決まったら声掛けてくれと言ってカウンターのお客さんの皿を下げに行く。

そういえば眼帯少女はどうしたんだろうと思って、お勘定の時にナッポーに聞いてみた。

どうやら喧嘩中らしい、ふむ、青春してるなぁ。

あの子あんなにお前のこと大好きだったんだからちゃんと戻ってくるだろ、うん。

背中軽く叩いて応援してやった。

その夕方に、ヘタレ君がヘルメット被った紫色のおしゃぶりの赤ちゃんと一緒に店に来た。

これまた初めて見るタイプの赤ちゃんだな。

すごく態度でかいけどこういう奴に限ってチキンだよな。

お子様メニュー出したらテンション上がってて、マジで赤ちゃんかと思った。

いやよく考えろ、赤ちゃんはあんな流暢に喋らんし、歩けん。

あとヘタレ君、さっきからお子様メニューがん見してるけど、頼んだりしないよね…。

赤ちゃんの方が子分にしてやるとか言ってるけど、何だろうね、イラつくよりむしろ微笑ましい。

隣近所の小学生見てる気分だ。

そろそろ暗くなってきたので帰り道は気を付けるよう忠告して見送る。

さて、そろそろ居酒屋にしますか。

外に置いてあるメニュー板を居酒屋のものと交換して、厨房で皿洗いをする。

お客さんもちらほら来て、ちょっと賑やかになっていた頃、新しいお客が来た。

金髪のごつそうな男性を筆頭に、これまた未来でチラっと見たヘアバンドしてる青色のおしゃぶりを持った赤ちゃんと、濁ったおしゃぶりの赤ちゃん、とその他数名。

また赤ちゃんかよ!多いなぁ!

少し大人数だったが、同時に帰る客がいたので座ることが出来た。

ていうか赤ちゃんってことはこいつらマフィアかー。

にしても最近おしゃぶり持った赤ちゃん多いな…風もそうだし、これからあるゲームでも関係してんのかな。

さっきの集団に酒出して厨房の方に戻ろうとしたら、青いおしゃぶりの赤ちゃんに呼び止められた。

ん?俺が風の師匠?風から聞いた?

待って、あの子俺が師匠って言いふらしてんの?なにそれ恥ずかしい。

あんな初心者の、それも拳法入門編みたいなこと教えただけなのに師匠にされてる。

もう苦笑いしか出来ねーよな。

そういえば風って強いのかなと思って聞いてみると、なんと中国一の武道家として名を馳せているらしい。

これ絶対俺が師匠なんて言いふらしちゃダメなやつでしょ!

恥ずかしい。

取り合えず風には後日きっちりと言っておこう。

集団がほろ酔いで帰っていった後、包帯君が来た。

何だか今日は知り合いがよく来るなぁ。

朝方電話があったけど何かあったのかと聞かれたので、正直に答えてみた。

包帯君がすげー焦ってる。

大丈夫、携帯番号は教えてないから。

そうじゃなくて、包帯君と繋がりがあると知られた俺が狙われちゃうかもしれない、と。

そんなことする奴には見えねーけどな、あいつら。

まぁ大丈夫大丈夫、俺一応護身術は齧ってるし。

取り合えずこれからは、誰にもそれ言っちゃダメだよ!って念押されたけど、もうバレてるから無意味なのでは。

今気づいたけど、包帯君の顔に巻いてる包帯が新しくなってる。

俺のあげた奴使ってくれてるのかー。

何だか説教をくどくど言ってる包帯君を他所にそんなことを考えていると、酒頼んできた。

ピニャ・コラーダを飲んでる包帯君は先ほどと違ってなんだか上機嫌になってるけど、もう酔ったのかな。

何か良いことあったの?って聞けば、念願の機会が訪れた!って言ってた。

念願……包帯君の念願って何だろう。

結構昔に酔いつぶれてた包帯君が、自分に呪いを与えたとある人を殺したいだとか、呪いを解きたいだとか、ぶつぶつ言ってるのを思い出したわ。

あれって赤ちゃんの呪いだったのか、あの頃はさっぱりだったけど、なるほど。

まぁいいや、とにかくその呪いとやらが解けたら祝ってあげるか。

さっきから目の前で包帯君があいつをぶっ殺してやるって息巻いてるけど、大丈夫なのかな。

あいつって誰。

いやその前に君、刑務所の看守でしょ。

色々と包帯君が道外れそうで不安しかないんだが。

待って、君まで非常識な人になったら俺が困るんだけど。

店壊したり、マフィアの抗争したりでほんと騒がしい子しかいないから、君みたいな静かな客層が減るのは辛い。

さっきからぶつぶつ復讐がなんたらって呟いてるけど、冗談に聞こえなくて顔が引き攣りそう。

ああ、かつての友人が創ったような自警団を誰かまた創ってくれないかな。

いやそれをナッポーが変えちゃったんだけど。

マフィアに変えちゃったんだけど。

もうほんとあの子何したらあんな過激思想になったのやら…

包帯君が帰るらしい。

何やらテンションが落ち気味だけど、飲み過ぎて気分悪くなったのかな。

最後に少しだけ水飲ませて帰らせた。

 

 

 

 

 

 

よう、俺はエミーリオ。

今日はちょっと店閉めて隣町の調味料専門店に行ってきた。

二か月に一度しか品物を入荷しないこの店の調味料はマイナーなものばかりで、マニアには喉から手が出るほどのものを時々出してくるので、入荷日に品を調べるのが癖になっている。

丁度欲しかった調味料が売ってたので、すごく満足だ。

チーズを発酵した後でいくつかの加工を経て出来たもので、キューブ状の固形のそれは1キューブ1000円と言えばどれほどそれがレアなのかが分かる。

それともう一つ結構高額なやつも買ってみたから、早く店に帰って使ってみたい。

意気揚々と帰り道歩いてたらいきなり目の前の壁がぶっ壊れた。

驚きを越して何だか既視感に見舞われるんだけど。

取り合えず煙を散らしてみると、銃声が聞こえた。

あ、これヤバイと思ったら脇腹が痛くなった。

首を傾げて視線を下げると、あらビックリお腹が真っ赤になってた。

じゃない、これ撃たれたわ、くっそ痛ぇ。

でもまぁ動けるぐらいの痛さでよかった、どうせ数時間後には塞がってるだろうし、もうこの場から逃げよう。

これ絶対マフィア絡みにしか思えない。

帰ろうと思って振り返ると持ってた袋から買ったばかりの調味料がバラバラと。

あ、被弾して袋に穴が開いたのかな。

おいこれ高額なうえにとてもレアなものばかりなんだよ

お腹押さえながら落ちて行った調味料に手を伸ばして、あと少しで届くという時にいきなり襟元引っ張られた。

え、と思って振り返ったらヘ黒いスーツ着た男性に担ぎ上げられて拉致られた。

えええええええ、待って、何この状況。

ちょ、調味料っ!

それうん十万したやつだからあああああ

涙目で調味料を見送り、がっくりと項垂れた。

もうやだ、こいつらほんと…一般人巻き込んで楽しいか、この野郎。

ちょっと落ち着いてきたら、撃たれた腹思い出した。

あー、じくじくする、痛ぇ。

つーか今更なんだけど、このイカついおっさんは一体どこまで俺を連れて行く気だ…

え、これマジで拉致られてんの?

拉致られた先は無人の倉庫みたいな場所で、俺の他にも怪我人が数名いる様子だった。

眼鏡かけてる亜麻色の髪の女性が傷の手当をしようと近寄ってきたが、他の怪我人優先してやってよ。

おれよりも重症が何人かいるよね、うん。

一応服めくって傷確認したら、貫通しててぽっかり穴が開いてた。

んー…まぁ押さえてたら直ぐ治るだろ。

ちょっと休んでたら十分動けるまで回復したので、その場の人達の意識が俺から逸れてる時に抜け出した。

店に戻る頃には傷塞がってた。

調味料がパーになっちまったけど、明日また出向いてみよう。

ふむ…少し物騒な並盛から離れたいし、そのまま隣町の方でぶらぶらして明日買いに行くか。

ってなわけで少しの荷造りを終えて並盛を出る。

あ、携帯忘れた。

まぁ滅多に掛かってこないから大丈夫か。

 

 

 

 




さてさて、誰のSAN値がピンチになっているのかなぁ!?(歓喜)


エミーリオ:今回は物理的な被害者、無防備な脇腹を小突かれた時並みにダメージを喰らう。
平穏:平穏なんてなかったんだ…
風:「エミーリオだから」で全てを悟る武道家。一部とはいえ唯一エミーリオの強さを知っている人。
タオル・温かい飲み物(または酒):エミーリオの最大の技であり、武器であり、この世全てのありとあらゆる人々を無力化できるであろう力を内包している(と思う。)
調味料:買われるだけ買われて使われずに道端にぶちまけられた可哀そうな有機物。


次回予告

SAN値「別に、ゼロにしてしまっても構わんのだろう?」


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